2022年9月27日火曜日

洪水の話 その5

台風第16号(ノルー)が、これからベトナムに上陸し、その後、タイ方面に向かうと予想されています。

タイに到達するのは29日早朝と予想されていますが、その前から、タイ全土では、激しい雨風による災害に関する注意報も出ています。

48時間後 (29日09時) には熱帯低気圧になっている可能性が高く、中心気圧は1000hPaになっているようですが、この台風自体による影響よりも、それまでに降る雨がどの程度かが問題です。

すでにタイ全土では雨季の終わりで雨が降り続いていて、いたるところで洪水の被害も出ています。

ですから、これから洪水被害がますますひどくなっていく可能性が高いと思われます。

さてバンコクですが、大雨による冠水と大潮の時の満潮によるチャオプラヤ河や水路からのあふれ出す水なんですが、2011年の時と同じように、上流から南下してくる水が問題になりそうです。

北部に降った雨はチャオプラヤ河を南下してくるだけでなく、乾季の時の灌漑用として、いくつかの巨大ダムに貯められています。

こちらでチャオプラヤ河流域の降雨状況や放流状況やダムの運転状況を見ることができますが、タイ語なので、Googleなどで日本語に翻訳してください。

タイ語ですが、詳しい河川放流状況はこちらで。

ダムも貯水の限度を超えれば、崩壊の危険を避けるために、大量の放流をせざるを得ません。

そうなるとチャオプラヤ河が、ナコーンサワン、アントーン、アユタヤから徐々にあふれてしまいます。

現在もすでに、冠水している地区も出ているので、それがもっと増水してしまう可能性もあるわけです。

一応、政府や地方自治体も対策できるところから対策もしているはずですが、最終的には、自分の身は自分で守るしかないと思います。

一戸建てやタウンハウスの場合には、水にぬれては困るものはなるべく家の高いところに移動しておくこと。

飲料水や食料や生活必需品や必要な薬は、パニック買いが起きる前に、少し多めに蓄えておく。

2011年の時を思い出してみると、10月いっぱいは、油断しない方がいいのではないかと思います。


2022年9月26日月曜日

情報の集め方の話

私の青春時代、マクルーハン教授のメディア論が話題になったことがありました。といっても、一般的ではなくて、一部のモノ好きな人にという感じでしたけどね。

私は、「人間拡張の原理――メディアの理解」「グーテンベルクの銀河系――活字人間の形成」「機械の花嫁」を買って、読んでみましたが、はっきり言って、あんまり理解できませんでした。

彼の考えでは、メディアには、熱い(hot)メディアと冷たい(cool)メディアがあるという考え方で、当時は、面白いと思いました。

熱い(hot)メディアとしては、ラジオ、写真、映画、演劇、書き言葉、書物などをあげていて、冷たい(cool)メディアには、電話、テレビ、漫画、話し言葉、対談などをあげていました。

なんかちょっと違うかもと思ったけど、でも、そういった分類をすることは面白かったです。

当時、「想像力が世界を変える」とか、「書き言葉から話し言葉へ」とか、そういった考え方もありました。

確か、ラジオがホットなメディアという話で、アメリカのラジオ局がH・G・ウェルズの小説「宇宙戦争」を脚色したラジオドラマを、オーソン・ウェルズの朗読で放送し、それを聞いた人たちが、パニックを起こしたという話がありました。

でも最近では、この話は否定されていて、実際にはほとんどパニックなど起きていなかったとのことです。

でも、ホットなメディアであるラジオは、聴く者の想像力を高め、時には大きな行動力を生むということもあるという話でした。

映画も、作り手側の狙い通りに、映画館という特殊な空間での演出効果もあり、臨場感も高くて、フィクションと知りながらも興奮してしまうというわけです。

電話なんかは、冷静にいられず、騙されてしまう人も多いから、ホットメディアではないかと思います。

テレビなどですと、与えられる情報も多く、もっと冷静に見るので、話がおかしいとか、事実ではないとか、冷静な判断ができるというわけです。

でも、そんなはっきりと白黒つけられないような気がします。

どちらにも、熱くならせる要素も冷静にならせる要素もあるように思いますね。

そこで、ネットの話ですが、ネットの情報も玉石混淆で、有益な情報もあれば、フェイクでくだらない情報もあります。

天気図なんかを見るときに、ある程度の基礎知識があれば、例えば、台風の進路予想とかもある程度は理解できたりもします。

自分の持っている知識で、テレビでもラジオでも新聞でもネットでも、おかしいと感じるものはあるものです。

一つだけ言えるのは、与えられる情報か、自分から探しに行く情報かの違いはありますね。

与えられる情報だと、例えネットでもつい疑うことを忘れてしまって、流れてくる情報が正しいと思い込んでしまします。

ツイッターなどでも、検索ワードと同じように自分のよく見る人たちの情報が多くなってきます。

実際には、テレビから流れてくる情報は、その情報を流そうとする人がカメラマンやMCなどを使って、見るものに語り掛けてくるわけですが、見るものは、その情報のことしかとらえていません。

自分から探しに行く情報だと、いろいろなところに探しに行くわけで、いろいろな情報の中から、自分が正しいだろうと思う情報を探し当てます。

もちろん、ネットに転がっている情報が正しいという保証はありません。

あと、タイムラグの問題もありますね。フットワークのいいメディアかどうかは重要で、時間がたってしまった情報は賞味期限切れです。

ネットでもツイッターなどの情報には、新鮮な情報も流れてきます。

テレビニュースやラジオニュースよりも早いこともしばしばですし、新聞などは、災害時には保温と火種以外にはあんまり役に立たないです。

ですから、自分たちが、どんなメディアによって情報を得ているのかは、緊急時には、大きな違いを生んでしまいます。

例えば、被災地での給水や生活物資がどこで配られているかなどの情報は、ネット以外ですと、どうしても遅れてしまいがちです。

ネットを使っていない世代や、世帯には、ネットの新鮮な情報を伝える手段が必要ですよね。

昭和30年ごろにあった有線放送電話の復活も考えたほうがいいかもね。

被災者の人たちに必要な水や食べ物や物資が一刻も早く届けられますように!

2022年9月23日金曜日

ウィンドウズ11のアップデートの話

昨年の12月にそれまで10年間使ってきたパソコンを買い替えました。

10年間使ってきても、大きなトラブルもなく、多少起動に時間がかかるようになったものの、HDDをSSDに換えてみたら、起動も早くなって快適に使い続けることができました。

買った時点では、私のようなインターネットくらいしか使わないものには高機能すぎる感じのスペックでしたが、そのおかげで10年間使い続けることができたと思っています。

そして、新しいパソコンを買って、それまでのウィンドウズ7からひとっ飛びにウィンドウズ11を入れました。

マザーボードとの相性で、最初青ざめましたが、何とかインストールでき、タイで買ったオフィスも日本語が問題なく使えたし、最初は慣れないから、使いづらかったけど、徐々に慣れてきています。

ただ、ウィンドウズ7に比べると、ウィンドウズ11の基本フォントがはっきりしなくて、何とかならないものかと、いろいろと調べ、設定からディスプレイを開き、拡大・縮小とか解像度の設定をいじり、アクセシビリティを開いて、テキストのサイズを調整したり、コントロールパネルからclear Typeテキストの調整をしてみたり、いろいろとやってみました。

ウィンドウズ7をウィンドウ11に換えただけでなく、それまで使っていた27インチのモニターから32インチのモニターに換えたこともあって、モニターの解像度の問題も関係しているのかもとか、いろいろと悩みました。

そして、最終的に「Meiryo UIも大っきらい」というプロぎラムを見つけ、ダウンロードし、ウィンドウズからは警告が出ましたが、無視して開いて、フォントサイズとフォントを指定しました。

私は、リスクがあっても好奇心が勝ってしまうときがある人間で、今までに、何度も失敗をしてきているけど、そのおかげで、なんとなくヤマカンも鍛えられて、本当に危険なものを感じることが多く、それに引っかからないものなら、トラブっても解決方法はあると信じてやってしまいますが、普通の人はしない方がいいかも。

それで、何とか、理想ではないけど、まあまあな状態になりました。

ところが、今月21日にウィンドウズ11の大きなアップデートのお知らせがあって、これまた好奇心からダウンロードして入れてみました。









こんな感じで、時間は思ったよりもかかったけど、無事アップデート完了しました。

そしたら、表示が、自分でカスタマイズした前の状態に戻った感じで、また初めから設定をやり直しでした。

ただ、面倒なアカウント名とパスワードとかは、消えていなかったので助かりました。

時間がかかったので待っている間に食べちゃった。

2022年9月22日木曜日

みんなファミリーじゃんの話

エリザベス2世の国葬も無事に終わり、ヨーロッパの王室に関する話も時々耳にする今日この頃です。

アジアですとカンボジア、タイ、ブータン、ブルネイ、マレーシアに王様がいます。マレーシアには、複数の王様がいて、交代で代表が決まります。

日本だけが王様ではなく天皇陛下です。格上です。

中東やアフリカにも王様はいます。

オマーン、サウジアラビア、バーレーン、ヨルダン、カタール、クウェート、UAE。

アフリカにはエスワティニ、モロッコ、レソト。

南太平洋にはトンガ、サモア。

そして、ヨーロッパには、イギリス、オランダ、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、ルクセンブルク、モナコ、リヒテンシュタインに国王がいます。

エリザベス2世がお亡くなりになり、現在のところ世界でたった一人の女王が、デンマークのマルグレーテ2世女王です。在位期間も一番だそうです。

彼女の家系を見ればわかるように、ノルウェーとデンマークは同じ家系ですし、デンマークとスウェーデンもいとこ同士。帝政ロシアとかプロイセンとかイギリスとかギリシャとも親戚同士。

イギリスとオランダも親戚関係だし、オランダとベルギーとルクセンブルグも親戚ですね。

大英帝国の繁栄といえばヴィクトリア女王の時代でしょうね。世界中に植民地をもって、やりたい放題、戦争ばかりしていた印象です。

このヴィクトリア女王は、エリザベス2世の高祖母にあたるんですが、その旦那さんは、アルバート (ザクセン=コーブルク=ゴータ公子)で、イギリスのウィンザー家(旧名ハノーヴァー・サクス・コバーグ・ゴータ家)はもともとドイツ系で、ヴィクトリア女王が、またドイツ系の人と結婚をすることをイギリス国民はあまり歓迎しなかったようです。

ザクセン=コーブルク=ゴータ家はヴェッティン家(エルンスト系)の分家であり、一族からはブルガリア国王フェルディナント、ポルトガル国王フェルナンド2世、イギリス王配アルバートなどを輩出しています。

この二人の間には、9人の子供がいて、長男の第1王子 アルバート・エドワード サクス=コバーグ=ゴータ朝初代国王で、のちの英国国王エドワード7世で、アルバート・エドワード(後のエドワード7世)とアレクサンドラ王太子妃の第二王男子として生まれたのが、ジョージ5世です。

ジョージ5世は、エドワード8世とエリザベス2世の父ジョージ6世の父親にあたります。

王配アルバートといえば、ビートル巣など有名ミュージシャンが演奏している歴史あるロイヤルアルバートホールがあります。

ヨーロッパの王族は、ハプスブルク家ブルボン家かといわれるくらい、ほとんどがどちらかの系統です。

いいわけですが、あまりにも登場人物も多いし、関係も複雑なので、わかりにくいし、中途半端です。

とにかく、ヨーロッパの王族やアメリカの上流階級などは、どこかでつながっているし、これにユダヤ系のロスチャイルドとかロックフェラーとかがからんでいるから、陰謀論なども生まれてくるのでしょうね。

まだ風邪が完全に治りきっていないので、体調不十分です。

タイの乗り物の話

タイの乗り物といえば、地方都市やシンガポールまでの鉄道もありますし、地方都市へは長距離バスもありますが、長距離バスは西武不漁による事故もたまに起きますし、隣に座った人から外国人旅行者が睡眠薬を盛られる事件もあったりもしています。

バンコクに限っていえば、地下鉄やBTSや公営バスなどがあり、公営バスにはエアコン付きとエアコンなしがあります。

バンコクを走るバスには個人経営のバスもあって、交通渋滞の中で稼がなければならないでしょうし、かなりの暴走でも有名だったりもします。

それ以外に、タクシーも多く走っているし、昔ながらのサムローも日本人には有名ですし、ソイの中などを走る ソンテウといわれる中型トラックの荷台に座席を付けた車が走っています。

サムローは、日本でも戦後走っていたダイハツミゼットを中古で輸入した三輪のタクシーで、親しみを込めての名前トゥクトゥクの由来は「トゥクトゥク」と音を立てて走っていることによるとする説が有力です。

今はタイで製造販売して、海外にも輸出しているそうです。

バンコクの近代化とともにサムローを利用する人が減っていますが、人が乗るよりも、荷物を運ぶのに利用されることも多いです。

昔から自転車の横や後ろに座席を設けたトライショーという乗り物は東南アジアでは今でも観光用などで普及していて、それをバイクに改造したものも、地方に行くと走っています。


シクローとも呼ばれているところもあります。

日本人がたくさん住んでいるスクンビット通りにある大通りから奥に通じる小道(ソイ)には、日本の軽トラックを改造した4輪のシーローといわれるタクシーもあります。

トゥクトゥクといわれるサムローに対して、シーローは、昔からポクポクと呼ばれています。

普通のタクシーは原則メーター制ですが、サムローやシーローは、料金交渉性も多いです。

最近、バンコクでは、乗車拒否をするタクシーも多く問題になっているし、夜間に女性が一人でタクシーを利用しての事件などもたまにニュースになります。

有名な話ですが、メーターを改造して、ターボメーターといわれるとんでもなく料金が上がっていくタクシーもあるそうです。

バンコクでは、地下鉄やBTSを使う人が多く、駅まで、駅からはバイクタクシーを使います。

渋滞でも車の間をスイスイと走りますから、ちょっとした膝の打撲から、大きな事故まで多いです。

バイクタクシーも一応決められた料金はあるものの、渋滞や冠水の状況とかにより、交渉することも多いです。

バイクタクシーの運転手は、警察から許可されたオレンジ色のベストを着用する義務があります。

地方都市では、タクシーのないところも多く、そうしたところでは、ソンテウが活躍しています。

基本定額制ですが、交渉してチャーターすることも可能です。

「北のバラ」ともいわれる古都チェンマイには、赤いソンテウといわれる有名な赤く塗られたソンテウが走っています。

基本市内は30バーツだそうです。

海外では、日本と違って、交通マナーもいろいろですし、万が一の事故の時の補償なども、お話にならないレベルですから、とにかく事故に遭わないように、自分でできる範囲で気を付けるしかないですし、日本とは違うという自覚も必要です。

2022年9月20日火曜日

ロック・フェスの話

悪夢のようなコロナの期間を除けば、日本の夏には、サマーソニックなど、有名な音楽フェスが若者には大人気ですよね。

日本には昔から夏祭りがありますが、やはり数万人以上が集まる音楽フェスは規模が違います。

ロックフェスティバルの原型はといえば、有名なところではやはりウッドストックのロックフェスティバルでしょうね。

1969年の8月15日から18日までニューヨークの北65キロにあるウッドストックで行われ、40万人以上が集まったといわれ、タイトルソングも有名な記録映画も世界で大ヒットでした。

主なすごい出場者たち

ラヴィ・シャンカール 雨により途中で中止

メラニー 「Beautiful People」「ミスター・タンブリン・マン」

アーロ・ガスリー 「Coming Into Los Angeles」「Walking Down The Line」「アメイジング・グレイス」

ジョーン・バエズ 「勝利を我等に」「Joe Hill」「Swing Low, Sweet Chariot」

サンタナ 「Persuasion」「Soul Sacrifice」

グレイトフル・デッド 「St Stephen」「Mama Tried」「Dark Star」「High Time」「ターン・オン・ユア・ラヴ・ライト」

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル 「ボーン・オン・ザ・バイヨー」「バッド・ムーン・ライジング」「プラウド・メアリー」

ジャニス・ジョプリン 「Piece of My Heart」「ラヴ・サムバディ」「アイ・キャント・ターン・ユー・ルース」など

ザ・フー 「ピンボールの魔術師」「マイ・ジェネレーション」「See Me, Feel Me」「サマータイム・ブルース」など

ジェファーソン・エアプレイン 「White Rabbit」など

ジミ・ヘンドリックス 「パープル・ヘイズ」「ヴードゥー・チャイルド (スライト・リターン)」など


でもジャズフェスティバルの方が、ずっと古くからあるようです。

Newport Jazz-Festival 1958 in Rhode Island, USA


日本だって全日本フォークジャンボリーで頑張っていました。第3回全日本フォークジャンボリーはいろいろな意味で話題になりました。目次の表示・非表示を切り替え

日本フォークジャンボリーで検索すれば、いろいろな音源や映像も出てくると思います。

個人的には、イギリスのロンドンから南南西の200キロほどのところにあるワイト島で行われたThe Isle of Wight Festivalに行きたかったなあ。

それは、この歌を聞いたからでした。

1969年

Isle of Wight Festival 1969

開催日:1969年8月30日 - 31日 観客数:15万人

ラインナップ

ボブ・ディラン、ザ・バンド、ナイス、プリティ・シングス、マーシャ・ハント、ザ・フー、サード・イアー・バンド、ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンド、ファット・マットレス、ジョー・コッカー(観客席にはジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ジョージ・ハリスン、パティ・ボイド、リンゴ・スター、キース・リチャーズ、ジェーン・フォンダらの有名人がいた)

1970年前後には、世界中に元気で行動的な若者たちが大勢いました。どんな人生を送ってきたかは、人それぞれですが、みんないい人生だったなあと終わりを迎えてほしいです。

若者たちには、旅に出て、いろいろな経験を積んでほしいし、いっぱい本や映画を見て、音楽を聴いてほしいな。

2022年9月19日月曜日

ヘンリー8世の話

エリザベス2世の国葬が行われた今日ですが、イギリスといえば、イギリス国教会という、ローマンカトリックから独立した宗教を持つ国です。

もともとイギリスには、アイルランドのケルト系カトリックと、イングランドのローマンカトリックの系列があったそうですが、16世紀のイングランド国王ヘンリー8世から女王エリザベス1世の時代にかけてローマ教皇庁から離別し、1534年に独立したイギリス国教会です。

エリザベス1世は、ヘンリー8世の次女ですが、ヘンリー8世は、とにかく何度(6度)も再婚をしていた国王で、1527年までヘンリー8世は敬虔なカトリック信者であったのですが、王妃キャサリンとの婚姻の無効を教皇に願うも、これを果たさず、ついには教皇権からの独立に向かったと考えられているようです。

1.キャサリン・オブ・アラゴン(Catherine of Aragon, 1487年 - 1536年):1509年結婚、1533年離婚はじめアーサー王太子妃。死別後、その弟ヘンリーと再婚。メアリー1世の母。結婚から20年余りを経た後に離婚。

2.アン・ブーリン(Anne Boleyn, 1507年? - 1536年):1533年結婚、1536年離婚エリザベス1世の母。元はキャサリン・オブ・アラゴンの侍女。離婚後に姦通罪と近親相姦の罪で ロンドン塔で刑死。

3.ジェーン・シーモア(Jane Seymour, 1509年? - 1537年):1536年結婚、1537年死去エドワード6世の母。元はアン・ブーリンの侍女。ヘンリーの後継者となるエドワードを出産したが、産褥熱により死亡。

4.アン・オブ・クレーヴズ(Anne of Cleves, 1515年 - 1557年):1540年結婚、同年離婚。ユーリヒ=クレーフェ=ベルク公ヨハン3世の娘。結婚後6ヶ月で離婚。肖像画があまりにも美化されていたため、初対面時にヘンリーが激怒したというエピソードが残されている。

5.キャサリン・ハワード(Katherine Howard, 1521年? - 1542年):1540年結婚、1542年離婚。アン・ブーリンの従妹。結婚1年半後に反逆罪で刑死。

6.キャサリン・パー(Catherine Parr, 1512年? - 1548年):1543年結婚、1547年夫と死別。学識高く、メアリー、エドワード、エリザベスの教育係も務めた。結婚3年半目にヘンリーと死別。

他にも事情はあったのかもしれませんが、イギリスが、ローマンカトリックから破門されて独自の国教会を作るようになったのは、ヘンリー8世が離婚をしたかったからで、かなりのド助平だといわれたりしています。

フランス人とかアイルランド人は、どこかでイギリス人をバカにしているところもあって、その原因がこのヘンリー8世の好色だとも言われているようです。

当時の上流階級では普通だったのでしょうし、別に律義に離婚を認めてもらう必要もなかった時代かもしれませんが、まあ、歴史というのは、いろいろな見方があるわけですね。

こうした人物ですから、シェイクスピアの戯曲から、オペラや小説や映画などにも何度も扱われてきています。

私は、ビートルズやローリングストーンズと同じころに知ったハーマンズ・ハーミッツの"Henry The VIII, I Am" で初めて知りました。

日本語タイトルは「ヘンリー8世くん」でした。

歌詞は、

私はヘンリー8世です (I'm Henry the eighth I am)

私は隣家の未亡人と結婚した(I got married to the widow next door)

彼女はこれまで7回結婚しているんだ (She's been married seven times before)

みたいな感じで、イギリス人は、王族をけっこうからかったりした歌が好きなようです。

ビートルズのポールが歌ったアビーロードの最後の曲もかなり話題になっていますよね。

Her Majesty’s a pretty nice girl                                 

But she doesn’t have a lot to say

Her Majesty’s a pretty nice girl

But she changes from day to day


I want to tell her that I love her a lot

But I gotta get a bellyful of wine

Her Majesty’s a pretty nice girl

Someday I’m going to make her mine, oh yeah

Someday I’m going to make her mine

私は個人的には、英国の歴史について、いろいろと考えているところもあるわけで、植民地に対する扱いなどもひどいものだったと思いますが、エリザベス2世は好きでした。

安らかにお休みください。

ついにオミクロンに感染か?

金曜日の夜から少し咳が出て、土曜日には咳に加え喉に違和感が。このくらいは、以前からたまにあることで、そんなに気にもしませんでした。熱も普段通り37度以下。

でも、昨日、日曜日には、咳と喉の痛みで、これはただの風邪なのか、それとも、オミクロンかと心配だったので早めに寝ました。

咳が、普段よりも気管支炎かという感じで、喉の痛みが増した感じ。熱は、何度か計ったけど、1回だけ37.0でした。

今朝は、気分は悪くないし、咳もほどんで出ないのですが、咳をすると、痰がからむときもあります。

水曜日にも自分でATKチェックをしていて、陰性でしたが、もう一度、別のメーカーのものでATKテストをしてみました。


このメーカーのATKは鼻の粘膜でも唾液でも検査可能なタイプですが、ネットの情報では、唾液だと陰性になりやすいとか。一応鼻の粘膜の方で検査してみました。

セットの中身で、左側が試液の入った容器。上の銀紙の中には検査用のプレート。その下が左の試液を立てるスタンド。一番下が、鼻の奥をぬぐう綿棒。

鼻の奥の粘膜のぬぐい方説明書。

こちらは、唾液で検査するときの説明書。

こちらは、検査結果の判定説明書。

鼻の奥をぬぐってから試液に混ぜてしばらく置きます。

そして試液を検査プレートの指定されたところに2~3滴たらします。
そして、15分から30分くらい放置してから、検査結果を確認します。

私の場合には、陰性の検査結果が出ました。l

そして、体温は36.8度でした。血中酸素濃度は97で、こちらも今のところ大丈夫のようです。

なんといっても、私はコロナワクチンを一切接種していないですし、2種糖尿病ですし、高齢でもあるので、ハイリスクグループですから、できるだけ、感染リスクのある行動は避けてきています。

とにかくこのまま重症化して肺炎にならないようにと祈るだけです。


2022年9月17日土曜日

桃太郎の話

日本の数あるおとぎ話の中でも「桃太郎」の話は、老若男女を問わず、知らない人はほとんどいないでしょうね。

桃の実から生まれた男の子「桃太郎」が、お爺さんお婆さんからきび団子をもらって、イヌ、サル、キジを従え、鬼ヶ島まで鬼を退治しに行く物語ですが、日本国内には、いろいろな説もあるのだそうです。

川を桃が流れてくる話だけでなく、赤い箱と白い箱、黒い手箱の場合や、箱の中に桃が入っている場合もあるそうで、桃の割れる経緯についても「たんす」や「戸棚」や「臼」に入れておいた桃が自然に割れて男児が誕生するなどがあるそうです。

お爺さんとお婆さんの期待通り、大きくなって働き者に育ったとする場合もあるけど、三年寝太郎のように力持ちで大きな体に育つが怠け者で寝てばかりいるとする話が主に四国・中国地方にみられるそうです。

桃太郎の話といえば、岡山県が有名ですが、ほかにも、香川県、岩手県、越後、佐渡、福島県、広島県、愛媛県、東京北多摩、山梨県などにもあるそうです。

桃太郎の起源についても諸説ありますが、個人的には、インドのラーマヤナ物語が、仏教などと同じように中国を経由して日本に伝わったのではないかと思います。

タイにもラーマキエンという物語がありますが、オリジナルはインドのラーマヤナです。

ラーマヤナ物語は、ラーマ王子が、弟のラクシュマナや鳥族の王ジャターユスとサル族の戦士ハヌマーンと誘拐された妻のシータを取り戻すために、魔王ラーヴァナの王国ランカ島に討伐に行き妻を奪回する物語で、桃太郎との類似点もいろいろと指摘されています。

妻のシータが、妊娠しているのは、悪魔との不貞ではないかとの疑惑から、不貞を晴らす話が出てきますがが、日本には広がらなかったようです。

ハヌマーンに関しては、中国に伝わり、西遊記孫悟空になったとの説もあります。

仏教が代表ですが、インドの文化は、インド(ネパール)で誕生し、インド全土に広がり、それが南下するルートではスリランカに届き、そこから、ジャワ島やタイやクメールに伝わりました。

北上するルートは、チベットから中国に伝わり、日本にまで伝わりました。

インドは広大な国ですし、多くの民間信仰もあったので、民話も宗教も、混ざりに混ざって、実に興味深いです。

神様の色には、人種としての肌の色とか、悪魔の代表の神様とか、いろいろです。

ラーマヤナ物語では、悪魔は奥さんを奪い去ったのですから、悪者に違いないのですが、桃太郎の話では、どうして鬼が退治されなければならないのかの理由は不明です。

悪い奴と決めつけて退治しちゃうのは、現代では、許されないことですよね。

というのにも赤鬼とか青鬼とか緑鬼とか黄鬼とか黒鬼とかいるそうで、もしかすると、海外からの漂流者とか、海外から伝わったおとぎ話や怪談に出てくる怪物や妖怪なのかもしれません。

他にも、戦で負けた逃亡者たちとか、差別を受けている被差別民とか、いろいろな可能性もありそうです。

家族の話

このところタイで話題になっているのは、学校のコンピュータールームのキーボードが爆発して、生徒が死亡したとされた事件で、捜査の結果、近くにいた生徒の持っていた拳銃が暴発したことが原因だと発表されています。

でも、なぜ拳銃を学校に持ってきたのかとか、事故の後、暴発したといっている生徒が先輩を呼んで、拳銃を近くの運河に捨てたとか、まだまだ事実関係ははっきりしていないようです。

タイでは、拳銃は登録制で、持ち家があるなど一定の条件を満たせば、合法的に買えるし、所持できるのですが、違法な拳銃もかなりあふれているから、いろいろな事件で拳銃が使われています。

最近では、ネットで簡単に買える状況を問題視する人たちも増えています。

タイでは、学生や生徒たちが対立するグループとの抗争が以前から続いていて、刃物やけん銃や爆発物なども登場し、死傷者が出ているばかりではなく、巻き添えになる人もいます。

今回の件が、生徒間のトラブルなのか、それとも本当に暴発による事故なのかが話題になっているわけです。

こういった若者同士のケンカ問題は、どこの国にもあるわけですが、タイの場合には、家族制度が独特というか、複雑で、結婚をしていても籍を入れていない人も多いですし、子供が生まれても、母親や祖母や伯母に預けて、自分は独身のように仕事をしたり、新しいパートナーを見つけたりする人も少なくありません。

複雑な家庭環境の子供のすべてが、ぐれるわけではないですが、保護者の目が届かなかったり、まわりからの愛情不足などで、反抗期に悪い仲間たちとつるんで、悪いことをする可能性もあるわけです。

今回の拳銃を暴発させた少年は、両親が離婚後、母親が新しい男性と暮らすようになり、知り合いの僧侶に子供を預けて、育ててもらっていたようです。

日本でもどんどん離婚する夫婦が増えているそうですが、経済的なこととかDVとか不倫とか親には親の都合もあるでしょうし、離婚して幸せな人生を歩んでいる人も多いとは思うけど、子供にとって、親の離婚は重い問題でしょうね。

いろいろな考え方はあるでしょうけど、私の個人的な考えでは、男は、女性が妊娠をしてから、出産、そして子育ての間、性欲の発散が思い通りにできない人もいて、ついふらふらと不倫したり、風俗の女性と親しくなったりして、トラブルになることもあるような気がします。

結婚経験のある男性は、女性の扱いにも慣れているし、童貞の男性よりも女性には魅力的だったりして、つい不倫のお相手をしたりすることもあるでしょうし、離婚をして、時には人肌が恋しい女性もいるかもしれません。

昔は、結婚相手しか知らない女性が多かったのですが、今は、複数の男性を知っている女性も多いですから、どこかで比べていたりもするわけです。収入とか性格とか夜の相性とか。

建前では、本当のことはわからないですが、実際の話、女性の性欲も最近は、表に出て語られることも増えています。

男性も同じで、結婚して、いろいろと口うるさくなった奥さんよりも、魅力を感じてしまう女性はたくさんいるわけです。

人生長いですから、思い通りにはならないこともあるだろうし、悩むこともあるでしょうけど、社会としては、できるだけ、トラブルを起こさないシステムが大切だと思いますね。

最近の日本人は、自分勝手すぎて、自分のことばかり考えているような気がします。

子供のこと、社会のこと、国のことなども重要で、そうしたすべてのことが、まわりまわって、自分に降りかかってくるのが人生だと考えています。

公営ギャンブルと同じように国が管理する公娼制度は必要悪だと思っています。

2022年9月16日金曜日

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」話

誰にも好き嫌いはあるわけで、ネットの世界では、昔から、政治の話、宗教の話、スポーツの贔屓の話は避けたほうがいいといわれてきていますよね。

自民党が好きな人もいれば嫌いな人もいるし、創価学会が好きな人もいれば嫌いな人もいます。

野球だと巨人が好きな人、阪神が好きな人、広島が好きな人など、贔屓のチームは違います。

大相撲なんかですと、一人の贔屓の力士と一人の嫌いな力士の直接対戦は15日間で1回ですが、野球ですと、好きなチームと嫌いなチームとの直接対決がたくさんあります。

私のような日本人は、宗教なんか、他人が信心している宗教なんか、気にする必要もないと思うのですが、世界には自分の信じている神様や信心が唯一のもので、それ以外は悪魔だとか敵だとか思っている人もいるからややこしいです。

だから、余計ないざこざに巻き込まれないように、余計な話をネット上ではしない方がいいというアドバイスですよね。

政治も支持する政党とか支持する政治家がいる人も多く、対立する政党や政治家を嫌う傾向もあります。

暗殺された安倍元首相には、支持者だけでなく、嫌いな人たちもいるので、不幸な暗殺事件の後でも、いろいろと批判する人たちがいます。

一般的に、日本人は、亡くなられた人を悪く言ったりしないものですが、世界には、墓を掘り返して復讐するという歴史を持つ国も少なくないそうです。

弱っている人を攻撃するのは良くないと考える国もあれば、弱っている時こそが攻撃のチャンスだと考える国もあるので、知っておいた方がいいでしょうね。

今日のタイのニュースに、地方にオリジナルのクッキーを作ってオンラインで売っているお店があるそうなのですが、大量の予約があったのに、間際になってキャンセルされて困っていたんだそうです。

どうしてキャンセルされたのかと質問したら、クッキーはおいしそうで興味があるんだけど、店の名前が気に入らないとのことだったそうです。

店の名前は、「9番地の家」というそうです。

多くのタイ人は、ラマ9世を敬愛していたこともあり、9という数字が好きです。中国系のタイ人は8が好きな人が多いそうです。

タクシン派の人たちは、ラマ9世を嫌っている人も多く、9という数字を避けるのだそうです。

亡くなられたエリザベス2世もクリスマスにテレビを通して国民に語り掛けていましたが、ラマ9世も誕生日に政府関係者などの前でスピーチをして、その模様がテレビで放送されました。

その中で、いろいろな話題をユーモアを交えて話されるのですが、当時のタクシン元首相に対しては、かなり痛烈に批判をしていたのを覚えています。批判されるようなことばかりしていたからです。

そうしたラマ9世を敬愛する人たちが、反タクシン集会をし、軍がタクシンをタイから追い出したと考えている人たちがいるそうです。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と日本では言いますが、英語では、「love me, love my dog」というそうで、考え方が逆で、興味深いです。

「わたしを愛してくれるのなら、私の飼っている犬も愛してね」みたいな意味で、家族や国なども理解してねということなんでしょうね。

でも、キリスト教など一神教は、宗教戦争ばかりしてきているから、理想と現実とは、皮肉なものです。

「9番地の家」のクッキーですが、数字の9が好きな人たちからの注文で、忙しくなっているそうです。

2022年9月15日木曜日

タイの政治の話

タイの政治を見ていると、いろいろと興味深いことがたくさんあります。

まず、プラユット首相の首相任期は8年を超えないという決まりが、クーデター後の臨時政権の首相の座に就いた時なのか、それとも、その後、総選挙で選ばれた議員による多数決で決められ、国王の承認を受けた時なのかが争われていて、憲法裁判所の決定が出るまでは、首相の権限が停止となっています。

今は、プラユット防衛大臣の肩書で内閣にとどまっていて、首相代理は副首相が務めています。

憲法裁判所の決定は今月30日に出されるとのことです。

あと、今週、議会で大きな議題となっているのは、今年医療大麻が解禁になり、大麻が指定の禁止麻薬から除外されましたが、法律が、まだ整備されていないから、誤解をしている人も多く、娯楽用に大麻を用いても構わないと誤解している人もいるそうで、青少年にいい影響を与えないから、元に戻すべきだという意見があるそうです。

すでに、大麻解禁を受けて、多くの人たちが大麻の栽培を始めているし、大麻で捕まった人たちも自由の身になっているから、いまさら元に戻せば、栽培されている大麻が闇市場に流れたり、一度自由になった麻薬犯を再び刑務所に戻すのかとか、反対意見もあるようです。

このような対立は、来年予定されている総選挙を睨んでの駆け引きだといわれています。

タクシン派が一時に勢いを失している現在、何とか、支持者を増やそうとして、いろいろとやっているとの見方もあるようです。

洪水対策でも、政府与党を批判する人、バンコク都知事を批判する人といろいろです。

今は、まだコロナも収束しているわけではないですし、雨季の終わりで冠水や交通渋滞もあるので、反政府集会もむつかしいわけで、雨季が明けてから、またいろいろな集会も起きてくるのではないかと思います。

今の政権にもいろいろな問題はあるでしょうけど、一つだけ言えるのは、プラユット政権下では少なくとも大きな騒乱事件は起きていません。

以前の反政府集会が混乱したときなどは、普段のタイ人からは信じられないような過激な行動が見られましたし、銃撃とか爆発とか放火とか、それはそれは恐ろしかったです。


投資詐欺の話

タイに限ったことではないわけで、日本でも時々ニュースになる投資詐欺の話です。

以前にも何度も書いてきていますが、楽して儲かる話には詐欺が多いです。例えば

ポンジ・スキーム(ねずみ講)の話題

仮想通貨について

先月タイの有名女優が逮捕されたことで話題になった詐欺もありました。

タイ人女優ピンキーが詐欺、ポンジスキームのスキャンダルで拘留中

この数日、このForex-3Dと呼ばれる外国為替先物投資詐欺事件が、再び大きなニュースになってきています。

なんでもタイの人気テレビ局のドラマに出ている有名な俳優たちが、この詐欺事件に関係しているのではないかとの疑惑に対して、テレビ局が、頭ごなしに否定し、被害者たちが怒っているんだとか。

今回の詐欺事件は、どうもFX投資話とねずみ講をミックスした詐欺のようで、外国為替先物投資とか言われると、私のように、あまり詳しい知識のない人もいるわけで、外国為替証拠金取引(FX取引)、CFD取引、オプション取引とか言われると、なんとなく、知らないと言ったらバカにされそうといった気持ちを持つ人もいるのだと思います。

外国為替証拠金取引とは外国為替の取引全般や為替の交換そのもので「Foreign Exchange」の略がForexで、もっと短縮するとFXだそうです。

外国為替は、日々レートが上下しているわけで、それに投資すれば儲かることもあるし、損をすることもあり、株式投資と同じようなものですが、横文字やIT関係の言葉が入ってくると、なんとなく、新しくて、儲かりそうな雰囲気を感じる人もいるわけでしょうね。

儲かっているとアピールして、SNSに高級タワーマンションとか高級車とかの写真をアップしたり、美女と一緒に高級レストランで食事をしたり、海外旅行をしたり、うらやましがられる演出もするようです。

自分も仲間に入れてほしいと思うのは仕方がないことで、どうしたら、そんなことができるのかと好奇心を持ったら、もう棺桶に片足のようです。

おいしい話は、普通に人のところにまで来たりしませんし、来るとしたら、それは、ねずみ講とかマルチの始まりです。

最初に手を出せば儲かることもありますが、そのうち逮捕者が出て破綻します。

広告塔として、有名人、特に芸能人が利用されるようです。

今回のタイの投資詐欺事件がまさにそれで、疑われているのは、美男美女ばかりです。

ねずみ講の親にあたるオーストラリアとタイのハーフの男性とその恋人はすでにオーストラリアに逃げているそうです。

宝くじなら当たる人がいるわけですから、詐欺ではないですが、ねずみ講は、必ず破綻するから違法です。

SNSなどにも仮想通貨とかFXへの投資を勧誘する人たちが多いです。余計なおせっかいですが、よく調べてよく考えてから始めたほうがいいと思います。

投資に詳しい人の話として、年利4%を超える利益を強調するような投資は、リスクが高いそうです。

そして、私の妄想ですが、こうした詐欺事件で、名前が出てくるような人たちは、利用されている欲深い人たちで、ホンモノの悪党は、表に出てこないし、捕まったりもしないと思います。

妄想ですが、金融関係のプロたちで、ものすごい知識を持ったプロ集団でないと、こういった詐欺を考えることは無理だと思います。