2018年7月31日火曜日

3Dプリンター

プリンターが普及して、年賀状や文章や写真の印刷を手軽に家でできるようになった時は、驚きました。

プリンターの値段も安くなりましたが、器械本体は安いけど、印刷用のインクが高いし、純正でないと使えないとか、多くの人が、メーカーのやり方に腹が立ったのではないでしょうか。

パソコンとインターネットとプリンターがあれば、離れたところにいても、印刷するものを届けることが出来ます。

世の中は、すでに3Dプリンターの時代になってきています。立体的なモノを3Dプリンターで作ることが出来るわけで、素晴らしいことです。

すでに、どこまで実用的になっているのかはわかりませんが、フィギュアなどは、簡単に作れるようです。

ただし、印刷でもそうですが、データが無いと印刷は出来ないし、3Dの造形物も作れません。

これからは、3Dプリンターのための設計図というか、データが、価値を持つ時代になるでしょうね。

今日のCNNで話題になっていたのは、3Dプリンターで、拳銃が作れるという話題でした。

拳銃のデータさえあれば、誰でも、簡単に銃が作れるし、その銃は、追跡不能で、どこの誰のものかわからないわけです。薬莢も作れるのかもしれません。

もしも、テロリストとか、悪意を持った人が作って使用したら・・・・という話でした。

インクにあたる3Dの造形物を作る素材は、プラスティックや金属ですが、それが、ips細胞だったり、タンパク質だったり、いろいろと考えられ、血管や内臓を作ったり、肉や野菜を作ったり、まあ、可能性は無限でしょうね。

3Dプリンター用のデータと、3Dプリンター用の素材がそろったら、かなりのビジネスになるでしょうね。

以前、Poserというパソコンソフトで遊んだことがありましたが、3Dの人体モデルを描くソフトで、身体の部分を動かしたり変化させたり、髪の毛や洋服なども、データがあれば、身につけることも出来ました。

そうしたいろいろなデータを売っている人や会社もありましたし、無料で使わせてくれる人もいました。

ああいったソフトがあれば、人体モデルを3Dプリンターで作ることも可能なんでしょうね。

アダルト用のドールなんかは、かなり可能性がありそうです。

すでに、かわいがっていたペットのフィギュアなどは、ビジネスとして成り立っているようです。

アイディア次第で、おもしろいビジネスモデルも生まれるかもね。


2018年7月30日月曜日

アインシュタインの脳

アインシュタインは、ドイツ生まれのアシュケナージ系ユダヤ人ですね。

髪の毛がボサボサで、舌を出してお茶目な顔をしているおじいさんとして有名ですが、実際は、天才物理学者で、特殊相対性理論を発表したことなどで有名です。

特に有名なのが、E = mc2で、エネルギーは、質量に光速の2乗をかけたものに等しいということらしいです。

原子力エネルギーの基本の考え方だとか。

NHKスペシャルで、アインシュタインが亡くなったあと、スイス人の医師が、家族の許可を得て、アインシュタインの脳を取り出して、研究のために、分割して保存したという話をやっていました。

天才の脳を研究すれば、いろいろなことがわかるはずだということですが、医師も歳をとり、いろいろな専門家に脳のサンプルを托したんだそうです。

脳のブロックは、全部で240に分割されて番号が振られ、特殊な樹脂で固められて保存されているようでした。

アインシュタインが亡くなるまで暮らしていたアメリカの都市にいる匿名の医師が、127ブロックの脳のサンプルを保存しているのですが、残り113のブロックが、いろいろなところにあるようで、それを追跡する番組でした。

アメリカ以外に、カナダやヨーロッパや南米、日本にもあるようでした。

ハワイの医師は、手元にあったサンプルのひとつをDNA抽出のために、破壊してしまって後悔している話もありました。

今回のNHKの取材で確認できたのが、134サンプル、所在情報がわかったのが、14サンプルで、いぜん行方不明のサンプルが、92サンプルだそうです。

番組の中でも南米に住む医師が告白していましたが、どうしても、自分の手元に宝物として置いておきたくなる気持ちは理解できるとのことでした。

いろいろと新しい分析技術も生まれてきて、過去には出来なかった分析がこれから出来る可能性もあり、アインシュタインのような天才の脳は、どこが一般の人と違うのかなど、わかるはずで、そのためには、すべてのサンプルが必要だとのことでした。

時間もお金もかけた、NHKらしい、なかなかすごい番組で、追跡調査をした人たちに頭が下がります。

アインシュタインといえば、ドイツ語でひとつの石という意味ですが、石頭の持ち主には得てして天才といわれる人もいるのかもね。

個人的には、アインシュタインを知ったのは中学の時で、当時、学年で一番頭のいいといわれていた山岡くんから教えてもらいました。

光も重力の影響で曲がるんだとか、その時は、何を言っているのかよくわかりませんでしたが、山岡くんが物知りであることだけはわかりました。

山岡くん、懐かしいなあ。

左が山岡くん

カンボジア総選挙

カンボジアから思い浮かべるのは、クメール帝国とかアンコールワット、そしてクメールルージュ、ポルポトなどでしょうか。

ベトナム戦争は、共産主義と資本主義の戦争ということで、当時流行ったドミノという言葉のように、ベトナムからお隣のラオスやカンボジアにも戦争が広がっていきました。

映画「キリング・フィールド」に描かれたような恐ろしい大量虐殺もカンボジアでは起こりました。

共産主義者たちがお金持ち階級を憎むのは理解できますが、教育者とか医者とか、高度な教育を受けた知識人たちまでも憎み殺してしまうというのは狂気ですね。

中国でも文化大革命とか、一握りの権力者たちが、国民だけでなく国の文化や財産を破壊してしまった愚かな行為だったと思います。

カンボジアは、豊かな農業国であったのに、国が乱れて、貧しい国になってしまいました。

国王だったシアヌークが、共産主義に染まったということもあり、カンボジアは、中国や北朝鮮とは、仲のいいお友達です。

アンコールワットの近くには、北朝鮮のレストランがあったり、一時日本の赤軍派の残党たちも潜んでいるといわれていたこともあったし、北朝鮮で印刷された偽ドル紙幣がカンボジアから近隣諸国にばらまかれたといわれたこともありました。

ベトナムもラオスもカンボジアも、フランスの植民地でしたが、独立したのは、党に東南アジアに進駐していた日本軍がフランスを追い払ったからということもいえます。

混乱が続いたカンボジアでしたが、1992年3月に、国際連合による国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC 明石康事務総長)が平和維持活動を始め、1993年、国連の監視下で総選挙が行なわれ、その後は、立憲君主国として発展を続けています。

国連の平和維持活動では、日本の自衛隊もカンボジアで活動しているし、日本とカンボジアとの関係は、良好ですが、最近は、中国が影響力を増してきています。

中国は、とにかく海が少ない国で、海に出るルートの確保を必死で確保しているわけです。

中国からラオス、カンボジアへのメコン河ルートは、非常に重要です。同じ共産国でも、ベトナムは、昔から中国と仲がよくないので、ラオスとカンボジアは、ミャンマーやタイとともに、最近、いろいろなプロジェクトが進んでいるようです。

今回の総選挙では、日本は、いろいろと批判されているフン・セン氏を支持し、選挙のための投票箱を寄付していました。

フン・セン氏を批判する人たちは、日本政府の姿勢をも批判しているようです。

33年間首相の座にあるフン・セン率いるCambodian People’s Partyが圧勝し、投票率は、なんと82%だったそうで、いかさまではないかという批判も出ています。

有力野党を無理矢理解党させるなど、あいかわらず、露骨な独裁志向のようです。125議席のうちの100議席をフンセン氏が、確保したもようです。

フン・セン氏も中国系と言われていて、東南アジアには、中国系の政治家たちも多く、特に客家人脈は、結びつきが強いようです。

フン・セン氏とタイの元首相だったタクシン氏も、とても仲良しですし、フン・セン氏の側近政治家の子息とタクシン氏の姪が結婚をしています。

タクシン氏もシンガポールのリー王朝も客家です。

これでフン・セン氏の独裁ともいわれる政権は、あと5年間続くわけで、アメリカは、どんな動きをしていくのか、興味深いです。

猫ひろしは選挙に行ったのかな?

日本は、土台作りだけで、おいしいところは、ほとんど中国に持って行かれるようなことがないようにがんばって欲しいです。


2018年7月28日土曜日

パチンコの話 その2

パチンコといえば、三店方式で成り立っているともいえるわけですが、どう考えてもおかしいですよね。

パチンコ屋である景品に出玉から交換し、それを持って交換所に行けば、その景品を買い取ってくれ、現金が入るというシステムで、遠回りですが、パチンコで現金を手にすることが出来るのは事実です。

ミソは、買い取って現金化してくれるところは、パチンコ屋とは無関係の中古買い取り業者であるという抜け道だそうです。

パチンコの初期には、景品のたばこを買い取っていた業者がいたそうで、その業者が、暴力団の資金源になっていたことから、知恵モノが、この三店方式というシステムを考え出し、合法としたようです。

パチンコをする人のほとんどがそのシステムを知っているからパチンコをやっています。

じゃあ、他の業界でも三店方式を使えば、博打ができるじゃないかと考える人もいるでしょうし、わたしも、そう思ったのですが、それが出来ない決まりになっているようです。

パチンコとスロット以外では、景品に交換することは認められていないようです。ですから、ゲームセンターなどでは、いくらゲームに勝っても、景品はもらえないそうです。

UFOキャッチャーは、人形などを持ち帰ることが出来ますが、例えそれを古物商などに売って現金化しても、儲かるほど大量に人形などをとることは出来ないのでしょうから、問題にならないのかも。

テレビでやっていたけど、何か、詐欺みたいなUFOキャッチャーがあって、1回の遊び代がかなり高額だけど、人形に高価な商品がついているとか。それにつられて、大金を使って泣く人もいるとやっていました。

いろいろと悪知恵の働く人はいるモノですが、儲かるほどやれば、すぐに捕まるようです。

カジノを模した遊技場は、風俗営業適正化法では5号営業、すなわちゲームセンターとしており、風俗営業適正化法第13条は、その5号営業では遊技の結果に応じて賞品を提供することが禁じている。

そのため、そのようなカジノを模した遊技場が三店方式を模倣した場合、遊技の結果による賞品の提供がこれに抵触するので、違法行為となり、実際に警察に検挙されているそうです。

パチンコ店は風俗営業としてとらえられており、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の第二条第一項第四号(いわゆる「第4号」)に基づいて運営されていて、景品を提供できることになっているそうです。

パチンコ屋だけが特別なんですね。

世の中には、本音と建て前があり、いろいろな法律や条令で、一部の業界を守るために、それ以外の業界を細かく規制をしているようです。

レモンを食べてタネを植えたら、芽が出ました。

パチンコの話 その1

高校を卒業して、はじめてパチンコをしたときには、メチャ、心臓が高鳴りました。

当時のパチンコ店には、手打ち式のパチンコ台しかなくて、右手でレバーをはじきながら、左手で持っているパチンコ玉を穴に一個ずつ入れていくのですが、そのタイミングがうまくいかないから、なかなか思い通りには打てませんでした。

それから、当時は、椅子席ではなく、みんな立ってパチンコをしていました。

そのうち自動式が出て、椅子に座って、のんびりとパチンコが出来るようになりました。

もう20年以上パチンコはしていませんが、理由は、出玉が、ICチップでコントロールされているということと、自分の負けたお金が北朝鮮に送金されて、ミサイルなどに化けているという話を聞いたからです。

まあ、当たり前ですが、パチンコ店が、出玉がよく出すぎて倒産とか聞いたことがありません。一定数以上は出させないという打ち止めのシステムもあるし、パチンコ屋が儲かるようにプログラムされているわけです。

実力が無いから、たまに儲かるときがあっても、平均すれば大きく負け越しです。

最初1つ2円で、100円で50個だったパチンコ玉が、徐々に値上げされ、1つ3円、1つ4円となっていきました。

10代の頃は、お金もないですし、ただ経験としてやっていたわけですから、お金に換えることはなく、チョコレートとか景品をもらうのが精一杯でした。

友達から教えてもらって、特殊な景品と交換して、外にある景品交換所に持っていくと現金がもらえるということは知っていましたが、実際に、それを経験したのは、だいぶ後になってからだったと記憶します。

成人してからは、たばこに交換することが多かったですが、母親がチョコレート好きだったので、チョコレートにもよく交換しました。

海外で暮らすようになってからは、たまの帰国時に、毎日のようにパチンコをしていた時期もありましたので、親からよく注意されました。

今から考えると、本当に無駄遣いでした。

パチンコの問題点として、依存症とか自動の車内放置などがありますが、依存症を防ぐには、あの椅子をなくせばいいと思いますね。

昔に戻って、みんな立ってパチンコをすれば、体力のない老人や持病を抱えている人は、長時間出来ないと思います。

理由なんか、椅子があると、火災や地震などの災害時に表に逃げにくいとか、何とでも理由はつけられるはずです。

警察との癒着疑惑もアヤシイわけですし、そろそろ、パチンコ業界の闇をはっきりさせる時に来ているような気がします。


ワールドカップが終わって

サッカーワールドカップも終わっていますが、サッカー賭博などで、損をした人、儲かった人など、いろいろな物語もあったことでしょう。

今、タイで話題になっているのは、テレビで有名なスポーツコメンテーターの発言から、彼が、テレビ局から追放されています。

タイ人はサッカーが大好きで、国内のタイリーグも応援していますが、でも、プレミアリーグなどヨーロッパのサッカーチームを応援している人が多く、ワールドカップでは、イングランドやドイツやスペインやポルトガルを応援している人たちが多いです。

テレビのスポーツニュースなどでは、コメンテーターが、自分の応援する国のユニフォームを着ていたりもします。特にイングランドとドイツが多かったように思います。

でも、ドイツが、グループリーグ敗退と、全世界が驚くと同時にガッカリしたわけです。

タイ人の中にも、悔しがった人が少なくないと思います。

ドイツが、なぜ勝ち上がれなかったのかという話も語られていて、チームワークがとか、エジルがとか、いろいろといわれています。

ドイツ代表チームにはポーランド(クローゼ、ポドルスキ)、ガーナ(イェロメ・ボアテンク)、チュニジア(ケディラ)、アルバニア(ムスタフィ)などもいるし、フランスでもスイスでもベルギーでも、他の国にルーツを持つ選手はいるわけです。

でも、まさかの敗退で、戦犯捜しが行われるわけです。

ドイツが負けた原因のひとつが、トルコの大統領だという人もいて、トルコの大統領選挙前の5月にエジルとギュンドアンがエルドアン大統領と写真を撮っていたことが、ドイツ国内で問題となり、なぜか、エジルだけがチーム内で浮いていたというのです。

ワールドカップの時にも、エジルは期待を裏切る動きだったこともあるようです。

この辺は、世界中で話題になっているわけですが、タイのコメンテーターが、よほどドイツが負けたことにガッカリしたのか、裏で賭けていて負けたのか知りませんが、発言がエスカレートして、エルドアン大統領は14年間も独裁者で、自分のために法律を作り言論の自由を認めないとか、国民を抑圧しているとか言ってしまったのだそうです。

その発言を聞いていたイスラム教徒のグループが、テレビ局に抗議して、テレビ局は、タイにあるトルコ大使館に謝罪をして、コメンテーターを局から追放しました。

一般の個人の発言と違って、影響力を持つ人がテレビで発言したことは、いろいろな責任も生じますね。


台風12号

普通の台風は、南太平洋上で発生したあと、徐々に北上し、日本列島に接近するわけで、九州から四国に上陸することが多く、時に紀伊半島から東海地方に上陸し、その後弱まって日本海に抜けるというのが常識でした。

でも、最近では、平成28年の台風10号のように東北地方に上陸したり、昨年の台風18号は、北海道に再上陸しています。

大陸からの高気圧に阻まれて、日本海に抜けられず、日本列島を南から北へと縦断するタイプも増えているようです。

今回の台風12号は、今までの台風のコースとは全く違って、日本列島に接近するのは南から北上ですが、日本列島付近で徐々に西にコースを変えて、日本列島を東から右へと進むのではないかといわれています。

こんな事は観測史上なかったことで、どんな被害がでるかなど、予測が難しいようです。気象庁などは、喜んではいないまでも研究者の立場からすれば、興味深く観測しているのではないかと思います。

台風の接近と風

今回の台風12号では、やはり、中国地方や四国などで、すでに被災しているところが心配です。

常に最悪の事態も考えて、早めの行動が必要でしょうね。大きな被害がでないことを祈るばかりです。


2018年7月26日木曜日

外国人に狙われる日本の医療制度

外国人の中には、悪知恵の働く人たちもいて、日本の制度の抜け穴を探し、本来受けられないはずの外国人が、日本の健康保険証を所持して、日本で安く治療を受けているとNHKの番組でやっていました。

民主党政権時代の2012年にそれまで滞在が1年以上の外国人が取得できた国民健康保険でしたが、なんと3ヶ月の滞在で取得可能になったのです。

十分な審査が行われていないケースもあるわけで、外国人が滞在資格を偽って、日本で安く日本の医療を受けるケースが増えているそうです。

中国人などの得意ワザは、まず、1人が日本人と結婚をすることで滞在資格を取得し、その家族とか養子などの資格で日本に来て、滞在資格を得て、治療を受けて、その後帰国するといった方法です。

もちろん、留学生とか研修生の名目で日本に来て、実際には、仕事をしたり、病院で治療を受けたりする人もいます。

すでに、外国人の不正を手助けする組織もあるそうで、ビジネスとして成り立っているようです。

そもそも、日本の社会保障は、日本人のためにあるわけで、財源が有り余っているのなら別ですが、現在のような財源不足の時には、外国人の扱いは、日本人と同じである必要はないと思います。

過去にも外国人が年金を不正に受給していたとか、生活保護を不正に受給していたとか、本当に許されないと思います。

中国人、今度は日本で「爆ワクチン接種」!?

こうした日本国民をバカにするような行為は、どんどん告発していくべきだと思います。

外国人がどんどん増えているわけですし、日本の常識が海外では通じないことも多いのですから、日本は、もう一度、いろいろな法律や制度を見直さないと、とんでもないことが起きてしまうでしょう。

最近話題になっている日本のおいしいイチゴが海外でも栽培されているとか、日本のマスカットを中国で栽培して安く売り始めているとか、商標や特許なども、しっかり全世界で登録しておかないと、あとで気が付くなんとやらでしょう。

次に狙われそうなのは、桃? サクランボ?

外国には、公私共々、自分勝手な人びとが多く、自分の権利ばかり主張して義務は守らないわけですから、日本がお人好しの性善説では、いいカモです。


その後のサッカー少年たち

北部チェンライの洞窟に閉じ込められていたサッカー少年たちですが、無事に救出され、健康を回復し、約束通り出家をしています。9日間の予定だそうです。

13人のうち、Adul Sam-onくん14歳はキリスト教徒なので、彼を除く12名が出家しました。

出家といっても、実際に僧侶になれるのは、成人しているコーチのEkkapol Chantawongさんだけで、他の11名は、ネーンという見習い僧侶になっています。

僧侶は227の戒律を守りますが、ネーンが守るのは、10の戒律だそうです。

タイの仏教では、女性は僧になれません。白衣をまとって修行するメー・チーとして8つの戒律を守るのだそうです。

あと、お寺や僧侶の下働きをするデック・ワットという人たちもいます。

タイの人たちは、日本にいる尼僧にびっくりするそうですが、もっとびっくりするのは、僧侶でも結婚をして子供がいることだそうです。中には、お酒を飲んだり、風俗に行く僧侶もいますから、驚くでしょうね。

タイの僧侶は、建前上は、結婚どころか、女性に触れることもできませんし、お酒も禁止です。

今回の救出劇では、ハリウッドをはじめ、国内外から映画化などの話が来ているそうです。

そして、洞窟も観光地として注目されているのですが、現在は、後片付けなどのため6ヶ月間の立ち入り禁止だそうです。でも、チェンライには、すでに、観光客も増え始めているそうです。

プーケットの方は、船の沈没の影響もあって、中国人が激減だそうです。

サッカー少年たちの暮らすメーサイの40年前

DA PUMPのU. S. A.がヒットしていますね。

ユーロビートのテンポのいい曲にダンスを振り付け、ISSAのボーカルも素晴らしいですね。

この曲は、カバーなんだそうで、1997年にリリースされたJoe Yellowの曲がオリジナルのようです。

ジョー・イエローは、1958年生まれで、もう60歳だそうです。

カーモン・ベイビーの繰り返しと、それに続くアメリカが、耳にこびりつきますよね。

DA PUMPは、結成当時のメンバーは、沖縄出身者たちでしたが、今は、ISSA以外は、沖縄出身者ではないようです。

沖縄は、終戦から1972年までは、アメリカの統治下にあったわけで、沖縄の人たちにとってのアメリカは、沖縄以外の日本人のアメリカとは少し違っているのかもね。

日本は、米国に占領されてから、アメリカの影響を強く受けてきましたが、アメリカのおかげで豊かになれたという面はあると思います。

防衛にかかる軍事費が節約できましたし、アメリカからの援助も大きかったです。

もしも、中国とかソ連に占領されていたとしたらと想像すると、恐ろしくもあります。

もちろん、いいことばかりではなくて、沖縄に代表されるように、米軍基地問題もあるし、経済分野でも、常にアメリカからの圧力があります。

賛否はあると思いますが、アメリカの若者文化などが日本の文化を破壊しているという面もあります。

日本人に肥満が増えたのは、間違いなく、アメリカの食生活の影響でしょうね。

いっそのことアメリカの自治州のひとつになった方が日本にとっては有利かもとか考えたときもあります。

アメリカには、自由もあるし、お金持ちになれるかもしれないという夢もありますね。

日本には、米国よりも中国やロシアや北朝鮮が好きな人たちもいるようですが、アメリカ人たちよりも、一般の中国人やロシア人や北朝鮮人が、豊かで自由な暮らしをしているとは思えません。

彼らは、何を考えているのか理解できません。日本にカジノが出来ると、アメリカ資本が入ってくるとか言っていますが、例え、アメリカにお金が流れ出したとしても、パチンコマネーが北朝鮮に流れるよりは、日本のためだと思いますね。

パチンコに反対せず、カジノに反対では説得力がありません。

わたしは、世界の20カ国ほどに行ったことがありますが、実は、アメリカには行ったことがないです。別に理由はないのですが、特に行きたいとも思いません。


2018年7月24日火曜日

ニセモノ・ニュース

最近話題になっているのは、コメディー映画Mr.beanのローワン・セバスチャン・アトキンソン氏が、死んだという偽ニュースです。

このニュースを伝えるFaceBookを見ると、ウィルスに感染して、自分の情報を盗まれる可能性があるとのことです。

これだけの情報時代で、SNSでものすごい量の情報が流れているわけですが、ホンモノもあればニセモノもあります。

昨日インスタの方からメールが来て、誰かがログインしようとした形跡があるからパスワードを変えた方がいいとのことでした。

フェースブックなどを乗っ取って、そこから何らかの詐欺などをして、架空の口座に送金させる手口もあるとか。

無名でアクセスの少ないインスタなんか乗っ取る意味はないと思うのですが、何かメリットがあるのかもね。

ニュースは、インパクトがあった方が、みんなアクセスするでしょうから、有名人が死んだとか、不倫したとか、そんなフェイクニュースも多くなりそうです。

ニュースではないですが、地球温暖化とか寒冷化とか、何か裏がありそうで信用できませんね。

暑い夏に間違いはないですが、ものすごく寒い冬もあるわけですし、温暖化か寒冷化かの2択といった単純なモノでもないような気がします。

温暖化の延長上に、電気自動車がありますが、ガソリンエンジンから電気を使ったモーターでというのも、電気を作るのに火力発電なら化石燃料を燃やすわけです。単純に二酸化炭素が減るとは信じられませんね。

原発は反対となると、太陽光や風力では電力不足になりそうですし、電気自動車にも裏がありそうです。

ガソリンエンジンを使う車は、新規参入者にはほとんど無理で、モーターの方が、新規参入者には簡単でしょう。

テレビやスマホなんかでも、一から開発ではなくて、すでにある部品を世界中から調達し、使って自分の名前で組み立てる方式が多いです。

でも、実際には、車はエンジンだけではなくて、自動車メーカーが蓄積してきたノウハウが、他にもいっぱいあるはずだと思いますけどね。

電気自動車の時代になっても、新規参入のモノではなく、ホンダとかトヨタの電気自動車を買うと思います。

IR推進法なんかも、カジノがどうのこうのという前に、パチンコ問題があります。パチンコがギャンブルではないというのは、パチンコ業者やその取り巻きくらいで、普通の人は、博打だって知っています。

三店方式とか、子供だましですよね。

パチンコは、公営化した方がいいと思うし、カジノ反対なら、パチンコ反対、競馬・競輪・オートレース反対でないと矛盾しますね。

宝くじもスポーツくじもギャンブルですよね。

パチンコ業界が得ている利益が、公営化で国に入るのなら、老朽化しているインフラ整備や、財源不足の社会保障なども、持ち直すのではないでしょうか。

嘘か本当か知らないですが、もし本当に、北朝鮮にパチンコの利益が闇送金されているとしたら、恐ろしいし、日本人が、とんでもないおバカさんってことですよね。

テレビや新聞が、急にもてはやしたり、反対しはじめたりすることには、どうも裏がありそうです。

日本人は、まじめで騙されやすいから、気をつけたいモノです。


2018年7月23日月曜日

ニセモノ文化

タイで暮らしていると、いたるところで、ニセモノと出会います。

昔は、高級腕時計とかブランドモノのバッグとかが有名でしたが、今では、何でもありという感じです。

偽札もかなりあるようですが、幸いにも出会ったことはありません。

スポーツシューズとかTシャツとか、中華街とかマーケットでは、本当にいろいろなニセモノを売っています。

化粧品にも薬にもニセモノがあるそうで、健康に関するモノは、恐ろしいですね。

ジェネリック薬品は、ニセモノではありません。タイで売っている薬には、ジェネリックではなく、何が入っているかわからないような、本物の偽物です。

今年話題になったのは、ニセモノの狂犬病ワクチンです。すでにワクチンを接種した犬や猫でも、そのワクチンがニセモノで効果なしだったら、狂犬病に感染してしまうわけで、恐ろしい話です。

ニセモノのバイアグラなんかもいっぱいあるそうです。

化粧品でも、危険な薬品が使われていると、問題になった製品がたくさんあります。その化粧品などをネットで宣伝していた芸能人が、逮捕されたりして大騒ぎでした。

食品にもニセモノがあるそうです。

バスにベンツのマークなんかもありますし、ボディーはベンツでも中身は日本のエンジンだったりもしましたが、最近は、ニセモノバイクなんかも多いそうです。

昔の話ですが、車を一般の修理工場に持っていくと、交換するパーツは純正にしますか?それともバチモノにしますか?と聞かれたものです。

車のパーツにもニセモノがあって、品質は?でも、とにかく安いですが、これも命にかかわる問題ですね。

ゲームとかソフトなんかは、有名でした。本物を探す方が難しいくらいで、音楽関係でも、昔はカセット、そしてCDと、海賊版が多かったです。

ニセモノと知って使うのは、まだいいですが、ホンモノだと思っていたのに、ニセモノだとわかるのは、ショックです。

ニューハーフなんかも、ニューハーフと知って恋愛ならいいのですが、女性だと思っていたら、実は男性だったというのは、かなりショックでしょうね。

今年に入ってから、今まで買っていたところよりも安く売っているところがあると、猫用のエサ・ロイヤルカナンのペルシャ猫用を別の所から買うようにしました。

そしたら、何か食べたあと吐くことが増えたような気がするんですよね。

それまでも、毛玉を吐くことはよくあったので、最初は、さほど気にしてもいなかったのですが、どうも、毛玉だけでなく、食べた餌そのままを吐くことが目立っていました。

個体差があって、4匹の中ではネネが一番頻繁に吐いていて、何か、痩せているような気がして、医者にも診てもらいましたが、異常なしでした。

おかしいなあ、どうしてだろうと思っていたんですが、ある時、ふと、もしかしたら、ニセモノのエサ?と不安がよぎり、元の店から購入することにしました。

そしたら、毛玉以外は吐かなくなったんですよね。そして、ネネも、元の体重に戻ってきました。

本当にニセモノだったのかは、わからないですが、でも、タイで暮らす以上は、常に、ホンモノなんだろうかと疑う必要はあります。

ちなみに、ニセモノのことをタイ語ではของปลอม(コーンプローム)とかของเทียม(コーンティエム)といいます。


2018年7月20日金曜日

タイのニュースから

サッカー少年たちが、無事全員救出されて、元気に退院し、家に戻って、報道も落ち着いてきていましたが、今日になって、タイの報道機関の間では、しばらくは、少年たちを取材しないようにとの暗黙の了解があるのに、米国のabcニューズが、11歳と13歳の2人の少年と家族にインタビューをしたことが問題になっています。

欧米人だからといって、タイのメディアが、自制しているのにやりすぎじゃないかと問題になっています。

このインタビュアーは、イギリス人で、タイのメディアからは、一番のイケメンだと話題になっていました。

法的に問題があるかを調べて、これから対処するようです。

もう一つの話題は、日本に関係するのですが、タイの火力発電所建設にからんだ、贈賄疑惑です。

タイでの発電所建設を巡って日本企業の社員が現地公務員に賄賂を渡したとされる疑惑が浮かび、東京地検特捜部と大手発電機器メーカー「三菱日立パワーシステムズ」(MHPS、横浜市)との間で、日本版「司法取引」の合意が成立したことが関係者への取材で明らかになった。

この問題を受け、タイ政府も調査を始めているそうですが、タイの公務員側は、そうした事実はないと否定しているようです。

東南アジアでは、現地の役人との良好な関係が無いと、商売が出来ないことも多く、叩けばホコリの出る会社やオフグレイの会社も多いような気がします。

競争相手もいるし、競争相手からのリークなどもありそうで、商売も大変ですね。



2018年7月19日木曜日

売国土

土石流などの土砂災害で、多くの人びとが大きな被害を受けるわけですが、土というのも、国の大きな財産です。

山に木が生えて、落ち葉が堆積し、いろいろな生き物たちのおかげで豊かな土が出来上がります。その土が、雨で流されて、川を下ってデルタを作ったり、海の生物に栄養を与えたりしています。

山の木を切ったままにしておくことで、山の保水力が無くなって、土砂災害の原因にもなっているわけです。

韓国企業、メガソーラー建設のため静岡県伊東市で東京ドーム約9個分を伐採予定 → 土砂災害を恐れ住民が猛反発

川を下るのは、土だけでなく、石も流されていき、細かくなれば砂となります。

砂というと砂丘などがイメージされて、海の砂ですが、川にも砂はあります。

近代都市には、高層ビルが建ち並びますが、ビルを建てるには、鉄骨とコンクリートですね。

コンクリートには、セメントと砂と小石と水ですが、川の砂や山の砂が使われますが、最近では、海の砂から塩分や石灰分を除去したものも使われているそうです。

あと、海などの埋め立てにも、大量の土砂が使われます。山を切り崩して埋め立てをすれば、国土は広がりますが、土砂災害の原因にもなりそうです。

農地や山林を外国企業が買って、農業や林業をするという話はよく聞きますが、そんなもの買っても、土地までも持っていくわけにはいかないという人も多いです。

ところがどっこい、土砂というのは、海外に持ち運べるわけです。

カンボジアのNGO、シンガポールの砂輸入を非難

シンガポールはなんにもない国ですから、飲料水も食糧も海外から輸入しているわけですが、あの有名なマリーナベイなんかも、コンクリートがなければ建設できないわけで、海外から砂を輸入してきたわけですが、どうも、闇があるようです。

建設業者は、世界中から砂を集めているわけですが、国土をそう簡単には売らない国も多いわけです。

例えば、日本の山を切り崩して得た土砂を中国が南の島の埋め立てに使ったとしたら、日本人は、納得しないでしょう。

日本には、そういったことを規制する法律があるのかな?

日本も、世界中から木材を輸入したり、農産物を輸入したりしてきていますが、海外から土砂を買っている可能性もありますね。

ネットで調べてみたら、カンボジアやベトナムから買っている企業はあるようです。

土砂の中には、細菌とか微生物とか含まれていそうですが、大丈夫かな。

お金が欲しいとか、自分のルーツのためとかで、売国奴と呼ばれる人たちもいますが、自分の国の土地や土砂を売ったら、ホンモノの売国土ですね。


2018年7月18日水曜日

バカの大食い

「バカの大足、間抜けの小足、ちょうどいいのがアンポンタン。」なんて昔の人はいいましたが、アンポンタンではなくてろくでなしという人もいます。

まあ、身体の大きさなどは、たいした違いは無いという意味でしょうか。

足の大きさと顔の長さとか、背の高さは、比例するようですし、ヒジから手首の長さは足の大きさとほぼ同じらしいです。

子供の時に足が大きいと、大きくなってから背が高くなるとは言われますね。

犬などは、足が太い子犬は、丈夫だといわれます。

ただ、イメージとしては、大きな人は動きが鈍かったり、話し方がのんびりしている感じはしますし、小さな人は、動きが速いですね。

サッカーなどでも、フォワードに、足の速い人たちが多く、意外と小柄だったりします。最近は、背が高くても、足の速い選手もいますけどね。

柔道とか相撲の太った人が、意外と短距離走などでは早かったりします。長距離はさすがに苦手のようですが。

「バカの大食い」という言葉もあります。

これは、大食いは身体にもよくないし、経済的にもよくないからでしょうね。いつも満腹では、血流がお腹に行ってしまって、脳に血液が回らず、すぐに眠くなったり、集中力を欠くようです。

今の世の中は、好きなものを好きなときに食べられる人がほとんどで、別に、まとめ食いをする必要もないですし、健康のためには腹八分がいいに決まっていると思うのに、テレビなどでは、大食い番組も多いですね。

お笑い芸人に太った人が多く、それで笑いをとったりしていますが、太っていることや食生活の乱れから、若くして、大病になる人もいますね。

だから、やっぱりデブはイケナイとダイエットする人もいます。

地球上には、恐竜やマンモスなどの、身体の大きな生物がいましたが、すでに滅んでいます。

水の中にはクジラなどの大きな生き物もいますが、氷河期の間も、水の中は、食糧が豊富だったのかもしれません。

我々ホモサピエンスが生き残った理由は「頭が良かったから」ではなく、小食だったからという説もあります。

ホモ・サピエンスがネアンデルタール人を殺したわけではなく、しかも頭が良かったわけでもなかっただろうに、ネアンデルタール人が滅亡してホモ・サピエンスが生き残ったのは、氷河期のような厳しい環境下では、小食で、動きも敏捷な方が有利だったと考えられるようです。

別の考えとして、NHKの番組では、ホモ・サピエンスが、縫い針を発明したことを取り上げていました。

動物の骨などから作った縫い針のおかげで、毛皮を縫い合わせて、防寒服や防寒靴を作り、氷河時代を生き抜くことが出来たという説です。

小食であることは、厳しい環境では生命力が強いということだそうです。

もう一つ、わたしの持論ですが、「あんまり辛いものを食べるとバカになる。」があります。

辛いものは、胃の粘膜によくないですし、やっぱり、お腹に血液が集中したり、血圧が上がったりして、脳の働きによくないような気がします。

テレビなどで、盛んに辛いものを食べさせようとしているし、辛い食べ物も多いですが、辛いものを好んで食べている国から、ノーベル賞受賞者は、あんまり出ませんよね。

辛いものを好む人たちは、カッとしやすいですし、あんまり知的なイメージがないです。

辛いものを好むようになってから、逆ギレする人が増えた可能性や、凶悪犯罪が増えた可能性なども調査して欲しいです。

大食いでもそうですが、辛さも、マヒして、エスカレートするようです。後戻りが難しくなって、どんどん量が増えるようです。

そのことだけでも、人間としては、理性が弱いイメージですね。

今の世の中では、自然破壊をしないとか、環境破壊をしないとか、食糧を無駄にしないとか、医療費削減とかいわれているのに、大食いするとか、激辛を食べるとか、犯罪に等しいような気もします。

刺激物は控え目にして、腹八分がいいですね。特に子供たち。


2018年7月17日火曜日

アンシャン・レジーム

サッカーのワールドカップでフランスが優勝して、いろいろとフランスが話題に上りますが、誰もが知っているフランス語のひとつは、アンシャン・レジーム(古い体制)ではないかと思います。

世界史で必ず習います。フランスの国歌ラ・マルセイエーズには、かなり過激な言葉が歌われていることも有名ですが、それは、それまでの古い体制を市民がぶちこわした革命の歌だからだそうです。

「暴君の血まみれの旗」とか「戦場の残忍な敵兵の咆哮」とか「喉を搔き切る」とか「汚れた血」とかすごいですが、聖職者や貴族たちに比べ、市民たちの権利が、あまりにも不公平だという不満が爆発して、フランス革命が起きたということだそうです。

どこの国にも、抑圧された市民階級や最下層の奴隷もいるわけですが、裕福層がやりたい放題をすると、革命が起きます。

会社や団体や家族でもパワハラが行きすぎると、犯罪が起きたり、内乱が起きますよね。

家畜とかペットなどは、改良に改良を重ねて、人間にとって有益になるように変わってきています。食肉になる家畜は、早く成長しておいしい肉になるように改良され、ペットなども、人間がかわいいと思う姿に改良されてきています。

その結果、ペットなんか、ある意味虐待で、食事がうまくとれなかったり、早死にしたり、よく考えると残虐ですね。

野菜などの植物も品種改良がすごいです。フルーツなんか、本当においしくなっています。

でも、品種改良が原因なのかはわからないけど、アレルギー問題も多くなっています。

そうなっているから、人工的に作られたものに対して、もしかしたら間違っていたかもといった意見も出てきています。

トランス脂肪酸に対しての風当たりもかなり激しくなっています。抗生物質の乱用も問題になっています。

そこで、ある意味アンシャン・レジームというか、古代種というのが、注目されてきています。

昔のままの方が、おいしくないかもしれないけど、健康にいいかもしれないとか、古代種の小麦粉なんかも注目されてきています。

スペルトフラワー(Spelt Flour)という奴ですが、最近、時々目にします。

小麦粉にアレルギーの人もいますし、卵にアレルギーの人もいます。

卵なんかは、最近ケージではなく、放し飼いにしているニワトリの卵とかも売られているし、牛肉なんかも、飼料ではなく牧草で育てられた牛肉が売られています。

お砂糖も、漂白されていない方がいいとか、古代塩なんかもありますよね。

よかれと思って改良してきたモノが、便利を追求してで来た飼料や薬が、結果として、よくなかったということかもね。

やっぱり昔がよかったというのも、少し危険な感じがしますが、食べ物に関しては、古代種が、これから、ますます注目されていきそうです。

粒黒胡椒を石臼で細かくする。

2018年7月12日木曜日

少数民族と無国籍

今回のサッカー少年たちの救出では、いろいろな話題が出てきていますが、ニューヨークタイムズは、さすがですね。少数民族の少年にスポットを当てています。

マイノリティーやヒューマンライツは、読者を増やすようです。

コーチのエーク、Ekkapol Chantawongさんが、シャン族で無国籍であることは、メディアでも取り上げていましたが、12人の少年たちの中にも、無国籍の少年がいるようです。

Adul Sam-onくん14歳は、ミャンマーのワー族で6歳の時からタイで暮らしているそうです。両親は、メーサイにあるバプティストのキリスト教会に彼を預け、彼は、そこで暮らしてきているようです。

彼の通うBan Wiang Phan Schoolには、在校生の20%が、無国籍で、その半数が、少数民族だそうです。

タイ全土には、現在およそ44万人の無国籍者がいるんだそうです。

Adul Sam-onくん以外に2名のサッカー少年が無国籍で、コーチを入れると無国籍は4名になるようです。

ニューヨークタイムズは、ビルマ語・ワー語・中国語や英語を話すAdul Sam-onくんがみんなの通訳係のような扱いをしたいようですが、マルチリンガルの学校に通う生徒も6名いるわけですから、キリスト教や少数民族への思い入れが強すぎかな。

山岳民族の多くは、中国の少数民族で、普通に北京語を話します。カレン族などキリスト教徒も多いです。

中国系ですから、色白ですし、女性には美人も多いです。

国境など、権力者たちがあとから引いた線で、実際には、国境を越えて、人びとは移動しながら狩りをしたり貿易をしたりして生きてきているわけです。

北部の山の中で出会った猟師は、どう猛そうな犬を連れて、銃を背中に背負っていました。

彼らの村で聞いた話では、怪我をしたときとか痛みがひどいときには、ケシから作ったアヘンを薬として使っているとのことでした。

別のもっと開けた観光客用の村では、いろいろなものを売る屋台もありましたが、そこには、ネパールやチベットの民芸品も売られていました。

彼らにとっては、ネパールもチベットも生活範囲内なのかもしれませんね。

象牙に描かれたインド風の春画が何枚もあったのですが、お値段が高すぎて、とても手が出ませんでした。今から思うと、とても残念でした。

今は、もう近代化しているだろうから、村があっても、あくまでも観光客向けになっているんでしょう。

カレン族は、メーホンソンで暮らす首長族の村が有名ですね。

日本のジャーナリストも、あの辺は、話題がいっぱいですから、おもしろい視点で取材したら、おもしろい記事が書けるのではないかと思います。


救助後のこぼれ話 その2

NHKの「クローズアップ現代+」でタイの救助されたサッカー少年たちを特集していました。

洞窟に閉じ込められて9日目に、イギリス人ダイバーが彼らを発見したときに、英語での問いかけに対して、英語で受け答えしていたので、地方都市の少年たちにしては、英語が上手だなあと感心した人が多かったようです。

NHKの番組の中で、少年たちのうち6名が、マルチリンガルの学校に通っていることをやっていました。だから、英語も上手だったわけですね。その学校には、日本語学科もあるそうで、日本の女性が教師をしている紹介もありました。

世界中の学校などで、日本の若者たちが、日本語教師のボランティアをしていることは有名です。青年海外協力隊の人たちもそうなんですが、苦労しながら、日本の評判を高めるために、素晴らしい活動だと思います。

国連関係の組織などでは、日本を貶めるような動きもあるわけですが、地道な活動で、日本の評判を高めて欲しいですね。

自衛隊に、すでにあるのでしょうけど、国内だけでなく、海外の災害時に対しての救援部隊を設置して、ヘルメットには、旭日旗のデザインを用いて、旭日旗は平和と国際貢献のシンボルだと広めて欲しいですね。

装備もすべて日の丸をつけた日本製で、日本製品の宣伝部隊でもあって欲しいですね。

それから、NHKは、ボランティアの人たちにも目を向けていて、食事のボランティアをしている人たちにもインタビューをしていましたが、イスラム教徒のボランティアのために、イスラムの食事を作っていました。

タイ人の95%くらいが、仏教徒で、それも上座部仏教と言われている、日本などの大乗仏教よりは、厳しい戒律を守る仏教です。

イスラム教徒は、タイ南部に約400万人といわれていて、北部には、ほとんどいないと思っていましたので、イスラム教徒もタイ海軍などにいるんだろうなとしか思いませんでしたが、実は、ボランティア活動をした人たちの中には、南タイから来ている人たちがいたんだとタイのテレビでやっていました。

南タイは、高級中華料理に出てくる「燕の巣」でも有名なんですが、その「燕の巣」をとる職人さんたちは、洞窟のプロたちで、普段から、洞窟内で「燕の巣」をとっているので、洞窟の構造などの知識を持っているらしいです。

今回の救助は、洞窟内を潜水したり歩いたりして行われましたが、もう一つの計画は、山の上から縦穴を探して、そこから救助するモノでしたが、もしかすると、そういった関係で活動していたのかもしれません。

「クローズアップ現代+」でキャスターをしている鎌倉千秋さんが、チェンライから中継していましたが、彼女は魅力的ですね。

知らなかったのですが、台湾とのハーフだそうです。チェンライには、昔の国民党の子孫がいるそうなので、そちらも取材したいのではないかな。

戦争当時の援蒋ルート(蒋介石の国民党を援助するためにイギリスの物資を運ぶルート)が、ミャンマーから中国雲南省まで通じていて、ミャンマーやタイ北部や雲南省には、国民党の残党もいるんだそうです。

彼らは、一時麻薬を栽培し、それを資金としていたという話もあります。

日本がミャンマーからイギリスを追い出したあとは、援蒋ルートは、バングラデシュからミャンマーを北上するルートに変わり、それが、今のロヒンギャ民族問題に通じています。

昔の援蒋ルートは、中国の1帯1路政策として、石油などのパイプラインや陸上輸送路に変わっているそうです。

その計画に邪魔なロヒンギャを中国とミャンマーが、バングラデシュに追い出そうとし、イギリスとバングラデシュは、ミャンマーに留めておきたいという構図のようです。

ミャンマー北部には、宝石だけでなくレアアースもあるといわれていて、実は、米国もイギリスも中国も、非常に興味を持っているようです。

だから、イギリスなんかは、あの洞窟の構造に関してのデータをすでに持っていた可能性はあるかもね。

40年ほど前の「黄金の三角地帯」ゲート


2018年7月11日水曜日

救助後のこぼれ話

北部タイチェンライの洞窟に閉じ込められていた少年たち13名全員が無事救出されました。

今日は、病室にいる8名の映像も公開され、昨日救出された5名も、元気で家族と面会したとの報道でした。2名に少し軽い肺炎の疑いがあるそうですが、治療しているから問題ないそうです。

最初に日に救出された4名は、すでに普通の食事をして、トイレに歩いて行けるそうです。

今回の救出劇は、世界中で注目され、ノンフィクション小説や映画になるといわれています。

サッカー少年たちですから、日本代表ユニフォームだけでなく、世界の有名なサッカー選手などからも、ユニフォームのプレゼントがあるようです。

元気になったら、タイのテレビ局から引っ張りだこでしょう。

今のところ、コーチだけでなく、少年たちも、元気になったら、短期間出家するのではないかといわれています。

今回の救出作業中、1人のボランティアが、亡くなっているし、多くの人たちが、協力してくれたのも出家の理由ではないかと思います。

コーチは、タイの国籍を持っていないのではないかといった話もあり、もしかしたら、政府が、12名の少年たちをよくまとめて生還させたと、特別にタイ国籍を与えるのではないかといった話もあるとか。

それから、タイらしい話としては、コーチが首からさげているタイのお守りに、すごい値段がつくのではないかといった話もあるし、救助チームがつけていたお守りも注目されているそうです。

タイ人は宝くじが大好きなので、今度の16日に発表される宝くじでは、13とか、少年たちが収容されている病室の番号とか、救急車のナンバープレートとか、まあ、いろいろな数字が話題になると思います。

タイ国内では、情報が出てきませんが、海外では、すでに救助の映像なども出てきています。

少年たちの救助の順番も、外国人ダイバーが海外のメディアに話して、タイにも伝わりましたし、今の話題は、救助の時に、少年たちに、トランキライザーなどを処方し、パニックを起こさせないようにして運び出したのではないかといわれています。

専門家が、それが最善と考え、無事に救出されたのですから、問題ではないと思うのですが、一言文句を言ってみたい人もいるわけです。

これから後片付けも大変でしょうし、細かな情報も出てくるでしょう。置き引きとかでないことを祈ります。

今回の件では、タイは、世界に向け、13名の団結や勇気、多くの国民のボランティアなど、お金では買えない、いい宣伝が出来たと思います。


2018年7月10日火曜日

洞窟に閉じ込められている少年たちの救助

一昨日4名、昨日が4名、計8名のサッカー少年たちが、病院で検査を受け、必要な治療を受けていると公式発表がありました。

血液検査の結果が出るまでに、1~2日かかり、少年たちが帰宅できるのは、1週間後になるだろうとのこと。

すでに、集中治療室のガラス越しに、家族は少年たちの元気な姿を見ているそうで、一両日中には、少年たちから2メートルくらいまでは、近付かせてもらえるようです。

少年たちは、ガパオライスを食べたいと言っているようですが、まだ、刺激物はとらせないとのこと。

洞窟内に残っている少年4名とコーチ1名、それから、少年たちに付き添っている医師1名、潜水などの訓練をしているタイ海軍の兵士たち3名が、今日中に洞窟から出るべく、すでに活動をはじめているそうです。

救助活動に参加している外国人が、救助する順番は、衰弱の激しい少年たちからだと、海外メディアに話しているそうです。

ですから、まだ残っている5名は、かなりの体力はあるのではないかと思われます。

1日目には11時間かかった救出作業が、昨日は9時間だったそうです。

今日、全員が無事に洞窟から救出されることを祈ります。

洞窟のあるチェンライですが、タイで一番北にある県で、西側はミャンマーと東側は、メコン河を隔ててラオスと接しています。

ミャンマーとの国境の町が、メーサイです。黄金の三角地帯があるのが、チェンセーンで、船で対岸のラオスにも渡れますし、中国からの船もメコン川を下ってきます。

最近は、中国が上流に複数のダムを造っているので、水量が減って、船の運行に支障をきたしたり、逆に洪水の危険があったりと、いろいろな問題も起きています。

この一帯には、中華民国の残党も残っていた時代もあり、昔から、多くの山岳民族が暮らしてきている一帯です。

山岳民族は、国境という概念がないので、時にはミャンマー、時には中国、時にはタイと、移動して暮らしていました。

この辺りは、昔から芥子の花の栽培地として有名で、麻薬取引でも有名でした。ラマ9世が、麻薬よりもコーヒーなどの作物を栽培するプロジェクトを立ち上げ、山岳民族たちの教育にも力を入れて、今では、麻薬の栽培はありません。

あの洞窟のあたりも、かっての麻薬の秘密ルートではないかといった話もあるそうです。

山岳民族の国籍問題もあって、タイは、タイで暮らしてきている人たちには国籍を与えていますが、まだ、無国籍に人たちもいます。

今回の洞窟に閉じ込められている少年たちを率いているコーチですが、(Ekapol Chanthawong25歳)、10歳の時に両親を亡くした身寄りのない子で、お寺の下働きをしながら成長したそうで、僧侶としての経験も長くしているそうです。

まだ未確認ですが、国籍問題を抱えているという話もあって、彼は、自分が子供たちに対して、今回のようなことになってしまった責任を感じていることもあって、かなり悩んでいるそうです。

食糧や水も自分が一番最後にしているようで、衰弱も激しかったようです。

全員無事に救出されて、コーチの彼も、安心して眠れる日が来ることを祈ります。

今回、彼らのサッカーチームの名前(ムー・パー・アカデミー)が、有名になっていて、意味が、イノシシなので、英語でboarとかwild boarとか呼ばれています。

米国の電気自動車テスラのCEO であるイーロン・マスクが、今回の救助活動に協力すると開発した子供1人が入れるmini潜水艦の名前をWild Boarとして、プロトタイプをすでにタイに運び込んでいるそうですが、今回の救助活動には使われないようです。

今回の救助活動では、子供用のフルフェースマスクが注目されています。

フルフェースですと、酸素ボンベからの空気を口にくわえて呼吸しなくても、鼻から普通に呼吸が出来るので、初心者でもパニックになることが少ないのだそうです。

最新のモノには、無線による通信装置もついているし、万が一、水がマスクの中に入っても、マスクを正面から押せば、水が抜ける構造だそうです。

このマスクがあるから、泳げない子供でも、ダイバーの援助で、なんとか、3時間も水中を移動できているようです。

こちらも、日本は、これから、フルフェースマスクなどの道具の開発や、救助訓練など、国際的に活躍できるよう、がんばって欲しいですね。

自衛隊も、海外では、軍事活動ではなく、救助活動をメインにしたらいいのにね。こういった世界中のメディアが注目しているときには、いい広報活動が出来ます。



40年前に訪れた山岳の村で見た少年たち

そこで飼われていたイノシシ

2018年7月9日月曜日

オオカミ少年と避難勧告

広島や岡山などでは、たいへんな被害が出て、犠牲者の方々も想像を超えています。

最近の大雨や台風は、大きな災害につながることが多く、本当に自然の力の大きさを痛感させられますね。地震も、怖いです。

大雨注意報とか、洪水警報とか、避難指示、避難勧告など、いろいろとありますが、一般的には、避難しても、しなくても、たいした違いが無いことが多く、別に避難するほどではないと思っているときに、大きな災害が起きたり、大きな被害がでたりするものですよね。

個人的な印象としては、警報や注意報の類が、出すぎではないかと思いますね。あんまり簡単に出すと、どうしても、まだいいだろうといった油断が生じます。

まあ、出す側としては、出さないで被害が出た場合よりも、出して、𠮟られた方が責任が軽いという感じかもね。もう少し、プロの実力を見せて、予想して欲しいですね。

結果論なら、なんとでも言えますが、本当に必要な時に、必要な指示や勧告を出すことは、そんなに簡単でもないです。

避難命令は、罰則が伴う以上、万が一、過剰だということになったら、命令を出した者や役所の責任も問われかねません。

今回は、非常事態宣言が出されてもよかったかもしれませんが、そんなことを予想する人は少なかったのではないかと思います。

山があれば、土砂災害の可能性はあるし、川があれば、氾濫する可能性があります。海があれば津波です。

土砂災害や洪水が予想されるところに住まないのがいいのですが、先祖代々の土地をそんなに簡単には離れられないでしょう。

今まで大丈夫でも、今回は大丈夫ではないという可能性もあり、やはり、最悪のケースも想定し、避難計画を立てておくべきでしょうね。

特に高齢者の多い自治体では、早めに行動しないと、手遅れになります。

今回の堤防の決壊では、ジェットスキーによる救助がかなりの活躍をしたそうです。自治体でジェットスキーを準備するよりも、ボランティアでジェットスキーを所有する人たちのネットワーク作りをしておくのがいいかも。

一家に一台ゴムボート運動もいいかも。

昔から、日本の政治は、治水が基本だといわれてきました。堤防など、かなり整備されていると思いますが、それでも、決壊することはあります。

上流の環境破壊などもしっかり見ていないと、今までにはなかったような水量がやってくることもあります。

もう一度、大雨が降ったときに危険が予想される地区を調査し、住民には知らせるべきだと思います。

人口が減れば、自治体の収入も減り、老朽化したインフラ整備も遅れてしまいます。

温暖化に進むとか、寒冷化に進むとかよりも、大雨が降ることが多くなり、地震も多くなっているようですから、自然災害が起きたときにどうするのかが、大きな問題です。

オオカミ少年のように、警報・注意報の出し過ぎは、やめた方がいいと思いますが、いかがでしょうか。


2018年7月8日日曜日

洞窟に閉じ込められた少年たちを救出中

ツイッターで洞窟に閉じ込められた少年たちの救出情報を発信中


プーケットの海難事故

南タイにある国際的なリゾート地プーケットで観光船が沈没した事故ですが、タイ政府としては、あまりありがたくないニュースなのか、死者の数の割りに大きな話題にはなっていません。

ニュースバリューとしては、やはり北部の洞窟に閉じ込められた13名なんでしょうね。

タイは、観光立国で、観光は農業と同じように重要な産業ですから、観光客が逃げるような報道はしたくないんだと思います。

今回の海難事故では、大きく分けて二つのことが言われています。

一つは、なぜ、嵐が来ることが予想され、警報がでていたのに、船が出港したのか。もう一つは、船の安全性と、管理会社の問題です。

タイには、ものすごい数の中国人観光客が来るのですが、それに伴って、中国系旅行社や、お土産屋などの問題も時々ニュースになっています。

中国人は、不法滞在や不法就労など、なんとも思っていないようで、時には、タイ人の国籍を買ったりして、タイでビジネスをしているようです。

プーケットの大きな旅行社は、以前にも、実際の経営者が、中国人だと手入れをされています。旅行社が、船会社やレストラン、お土産屋などを経営し、中国人観光客の落とすお金を吸い上げていて、タイには少しもお金が入ってこないというクレームもあります。

ガイドは、タイの法律で、タイの国籍を持つ者でガイドライセンスを所持する者だけが出来る職業ですが、実際には、中国人がガイドをして、タイ人をアシスタントとして雇っているケースが多いそうです。

以前は、日本人観光客でも問題になったように、観光客を案内するお土産物店などは、ボッタクリも多いそうで、中国人観光客の方からの苦情も多いそうです。

こうしたシステムは、もはや国際的ですから、日本でも同じようなことが起きているはずです。

日本で最近問題になっている中国人による白タクや無許可のバスなども、同じような、中国マフィアたちによるビジネスでしょうね。

あと、中国人観光客のクレーム体質もありそうです。予定されているツアーを中止すれば、すぐに苦情がでるようです。それも、出発時の天候はよかったようですから、天気がいいのになぜ中止なんだというクレームは想像できます。

そして、目的地について、天気が怪しいから、シュノーケリングなどをやめて、すぐに出発と言っても、中国人なら、まだまだと、なかなか船に帰ってこないのではないかと思います。たぶん。

そんなことで、帰る時間が遅れた可能性もありそうです。

海難事故の方は、6日夕の時点で33人の遺体が発見され、23人が行方不明になっているそうです。

転覆したのは、乗員12名と乗客93名を乗せたボートと42名を乗せたヨット2艘で、これまでに91人が救助されているそうです。

救命胴衣を着けているのに、どうして死者が多いのかという問いが多いそうですが、客室の出入り口が一つで、逃げ遅れた人が、客室内で救命胴衣をつけていたために、余計に脱出が難しかったのではないかといわれています。

浸水してしまうと、救命胴衣のために身体が浮いてしまい、潜水が出来ませんから、室外にでられません。

飛行機などでも、非常時の案内で、救命胴衣は、機内では膨らませないようにとの案内がありますよね。

飛行機には墜落の可能性があり、船には沈没の可能性があります。最悪のケースも覚悟しておく必要はあります。



2018年7月7日土曜日

God Save the Queen

ワールドカップですが、イングランドがスウェーデンに勝ちました。

イングランドは、やはり強かったです。ここまでのこっているチームは、どこも強いですが、イングランドも素晴らしいスピードとスタミナでした。

以前は、後半の終わりになると、どこのチームにもバテバテになる選手が多かったのに、最近は、90分とアディッショナルをフルで走っても、まだ元気いっぱいの選手が多く、驚きます。

日本も、長友選手のようなスピードとスタミナを基本に人材育成でしょうね。

それと、イングランドも、GKが、ファインセーブを連発していましたが、まだまだ若いです。あと2回はワールドカップにでられそうです。

日本も、将来性を持つ、素晴らしいGKが、必要ですね。

ところで、イギリスの国歌ですが、王様や女王を称える歌なんですよね。

神よ我らが優美な女王をお守りください
我らが高貴な女王が長寿でありますように
神よ女王をお守りください
女王に勝利を 幸福を 栄光を
長く我々の女王でありますように
神よ女王をお守りください

2番の中には、敵を蹴散らし、打ち砕くとか、なかなか勇猛です。

フランスの国歌もすごいです。

暴君の血まみれの旗が 掲げられた
聞こえるか 戦場の残忍な敵兵の咆哮を?
奴らは汝らの元に来て汝らの子と妻の 喉を搔き切る!

フランス語はわからないけど、こんな感じだそうです。フランス革命で、王制を倒した市民たちの歌だそうですから、こんな感じになったのはわかりますが、21世紀になっても、同じ歌詞というのが、フランス人なのかも。

日本の国歌にこんな歌詞があったら、人道主義者たちは、黙っていないでしょうね。まあ、子供には歌わせないでしょうね。

イギリスで語学学校に通っていたとき、授業で、国歌のお勉強の時間がありました。外国人にも、国歌の意味を教えるようでした。

イギリスの左翼の人たちは、イギリス国歌に反対なのでしょうかね。

イギリスのサッカーファンたちは、試合中、この国歌をみんなで歌っていました。

今やひとつの国の選手であっても、選手たちも、いろいろな民族の血を引いている人たちがいるわけで、中には、国歌を歌いたくない人もいるようです。


2018年7月6日金曜日

山のあとは海

北部タイの洞窟に閉じ込められているサッカー少年たちは、まだ、救助されていない状況ですが、今度は、南タイにある世界的なビーチリゾートのプーケットで海難事故発生です。

海軍は、北の洞窟でもプーケットの海でも大活躍です。

4日から、モンスーンの影響で、海が荒れていたそうですが、「女心と秋の空」とか昔から言われますが、海が荒れるときは、そんな甘いものではなく、まあ、火病の人のように突然です。

さっきまで快晴で、海面も鏡のように波ひとつ無かったのに、突然、冷たい風が吹いてきて、空に真っ黒な雲が現れ、波が荒くなります。

嵐が来たら、もう、小舟など、谷川に落ちた枯れ葉の如く、ひとたまりも無いわけですが、大型船でも、危険です。

バンコクポストに沈没したフェニックス号の写真がありますが、なかなかりっぱです。定員は120名だそうです。

この船に乗っていたのは、観光客93名とクルー12名の95人だったそうです。

48名が救助されているそうですが、まだ、行方不明の人もかなりいるそうです。お昼過ぎのテレビニュースでは、まだ40名が、見付かっていないそうです。

今、タイに来る観光客の多くが、中国からで、プーケットも中国人が溢れているそうで、今回の海難事故でも、乗客のほとんどが中国人観光客だそうです。

船は、海面から40メートルくらい下に沈んでいるそうで、キャビンの出入り口が後ろ側だけなので、中に閉じ込められている人たちがいると言われています。

プーケットは、「インド洋の真珠」というキャッチフレーズのように、インド洋側にあるので、シャム湾側とは違って、完全に外洋で、海が荒れたら大変です。

注意の警報は出ていたそうですが、観光客にとっても、業者にとっても、出来れば舟を出したいわけで、無事に戻った人たちもいるわけですし、目的の島(Koh Racha)にとどまったままの船もあるそうです。

わたしは、魚釣りが好きなので、シャム湾でもインド洋でも、荒れた海を経験したことがありますが、まあ、歌の文句じゃないけれど、(海は怖いな、大きいな)です。

沈没するだけでなくて、漂流しちゃうことだってあります。

行方不明の人たちが、無事に救出されますように。

このところ、タイでは、不幸な話が多いので、国を挙げて、お祓いを受けた方がいいかもね。



2018年7月5日木曜日

タイ人のワールドカップ

タイ人はサッカー好きですし、タイにもタイリーグというプロのリーグがあります。

今回、世界中から注目されている、洞窟に閉じ込められているサッカーチームの少年たちに対して、海外の有名なチームや選手たちからも激励のメッセージも届いているそうです。

日本代表も応援メッセージを送っているそうです。

タイ人は、賭け事も好きなので、サッカー賭博にはまっている人もかなりいるそうで、毎回ワールドカップでは、自殺する人が出たり、破産する人も出ています。

警察は、サッカー賭博の胴元を摘発していますが、イタチごっこでなくならないようです。

今回のワールドカップは、ドイツに代表されるように、まさかの敗北が多く、負けないまでも引き分けたりして、決勝Tに進めない前評判のよかった国も多く、賭けで大負けしている人がかなりいるそうです。

その影響で、バンコクの飲食や風俗に悪影響が出ているとか。

昨日は、バンコクで戦前から営業してきている老舗・花屋さんにいったのですが、やっぱり、お客さんの数は少なかったです。


いろいろな人たちが、商売あがったりとか、ワールドカップで損をしたといった話をしているそうです。

帰りに見たバンコク中央駅前も、車の量がかなり少なかったです。


ワールドカップは、これからが準々決勝です。わたしの予想では、フランスとベルギーとスウェーデンとクロアチアが、準決勝に進み、フランスとクロアチアが決勝で戦い、フランスの優勝ではないかと希望的ではありますが思っています。

どうしても賭け事がやめられない人びとが、自殺したり、家庭崩壊が起きたり、風俗界に入ったりしないことを祈ります。


2018年7月4日水曜日

日本のワールドカップ

ベスト16でベルギーと戦い、惜しくも敗れた日本でしたが、今回の日本代表は、よくやったと思います。

大会寸前の監督交代もあり、前評判では、3連敗という人も多かったわけです。

でも、コロンビアとは2-1で勝利、セネガルとは2-2のドロー,ポーランドとは0-1で負けました。

3試合で4ゴール、ベルギーとの試合でも2ゴールでしたから、トータルは、6ゴールでした。失点がトータルで7。

セネガルとの試合では、先取されても同点に持ち込み、その後、またひっくり返されても、なんとかドローにと、おもしろい試合でしたし、今までの日本代表と違い、得点し逆転できる可能性を持つチームでした。

ポーランドとの試合の終わり方は、いろいろといわれましたが、なんといわれようがベスト16に勝ち上がって、ベルギーとは、素晴らしい試合でした。

あのポーランドとの試合の終わり方があったので、ベルギー戦では、パスを回して延長戦と考えなかった可能性もあります。

もちろん延長になっても勝てるとは限りませんが、でも、延長戦を見たかったです。

守備もよく頑張りましたね。体格では勝てない日本人が、本当によく守ってくれました。GK以外は。

日本のカウンターも、得点しそうな予感をいつも抱かせてくれました。

もう日本の進む道もはっきりしてきたから、これからは、どんどん若手を代表に呼んで、可能性を見いだして欲しいですね。

監督は、西野さんのチームでいいと思いますが、クリンスマンも見てみたい気もします。


2018年7月3日火曜日

タイ北部の洞窟に閉じ込められていた13名の生存が確認されました

少年サッカーチーム「イノシシ」の12名とコーチが、練習後、洞窟探検に入ったのですが、通路が浸水し、後戻りが出来なくなって、閉じ込められたのが6月23日でした。

それを知ってから、いろいろな方法で救助活動が始まりましたが、大自然を相手に苦戦を強いられて、作業がなかなか進みませんでした。

入り口から、正攻法で攻めたのが、タイ海軍の特殊部隊「シールズ」で、潜水夫たちが、徐々に進んでいきましたが、洞窟は数キロの深さがあり、時間がかかりました。

もう一つの作戦は、とにかく、洞窟内にたまっている水を排出することで、多くのポンプ車が投入されました。

3つ目が、洞窟の上の方にある縦穴を探し、そこから入っていく方法と、少年たちがいるだろうと思われるところに、ドリルで縦穴を掘る作戦でした。

機材を運ぶために、ヘリコプターが降りられる空き地を山の中腹に確保するために、木の伐採などをする作業も行われました。

この洞窟は、地元の人たちには有名でしたが、詳しい内部の情報が無くて、イギリス人が以前に入って、地図を書いていることが役に立ちました。

今回の件では、この2人のイギリス人や、潜水の専門家がイタリアから来ていたし、アメリカ軍も、協力していました。オーストラリアと中国も救助隊を送ってきました。

日本は、JICA から、治水の専門家2名が来たそうです。

イギリス人の書いた地図に、きれいな水がたまっていて、砂浜のような場所があり、そこをビーチリゾートで有名なパタヤビーチと名付けていたので、それが、テレビなどで報道され、13名は、パタヤビーチ付近にいる可能性が高いといわれてきました。

実際に13人が見付かったのは、パタヤビーチのあたりが水没し、その奥約400メートルの所だったそうです。

中に入ってもう9日が過ぎています。水は、雨水などあったでしょうけど、食べ物もなく、よく我慢したものです。11歳から16歳くらいの少年たちで、サッカー少年ですから、体脂肪も少ないと思われます。

13人の家族に送られてきたという写真が、テレビやネットに溢れていますが、どう見ても、洞窟に入ってすぐの写真に見えます。どうも昨年洞窟に入ったときの写真のようです。

とにかく、無事発見されてよかったですが、まだ、洞窟の外にでるまでには、いろいろと乗り越えなければならないことがあるようです。

まず、水を排出して、安全な通路を確保しなければなりません。

医療チームも13人の健康チェックと必要な治療をしないといけないし、雨が降らないとしても、2~3日かかりそうです。

でも、とにかくよかったよかった。


2018年7月1日日曜日

地図の話

北部タイの洞窟に閉じ込められている少年サッカーチームの13名ですが、すでに1週間以上経っても、いまだ、消息はわかっていません。

とにかく、長い洞窟で、数キロあって、一説では、隣国ミャンマーまで続いているとか。そんな洞窟の通路の低い部分に雨水がたまって行き来できなくなっているわけです。

救助隊は、まず、たまっている水を外に出す作戦と、たまっている部分に潜水特殊部隊を派遣して、なんとか向こう側に行く作戦、それから、山の上を捜索して縦穴を見つけ、そこから物資や人を洞窟に送る作戦をやっているようです。

テレビでは、説明のための洞窟やその付近の見取り図や3Dの地図なども登場していますが、ちょっと気が付いたことがあります。

それは、その地図の方位が統一されていないことです。

洞窟の入り口が手前に来ている図だったり、洞窟の入り口が右側だったり、左側だったり、ちょっと見ても、位置関係がよくわからないときがあります。

タイ人は、地図を書くのも見るのも苦手で、タイ人に道を聞くと余計に迷うという話もあるくらいです。

日本人なら、誰もが、北を上にして地図は書かれているし、自分で地図を書くときも北を上にして書きます。

ですから、頭の中も、そのようになっていて、地図を見れば目的地にも行けるし、位置関係もはっきりします。

タイの人たちは、自分が中心で位置関係を考えるので、人によって、基準が違うこともあります。電話などで、場所の確認をすると、そこを右に曲がってのそこが、最初から食い違うこともあるし、曲がり角は、いつも直角ではないですから、ちょっとしたずれが、大きなずれになっていくこともあります。

日本では、地図を読むといいますし、地図に書かれている情報から、いろいろなことを読み取ります。

タイの人が、相手の人の立場になって、地図を書き、地図を読むことが出来るようになれば、タイは、もっともっと発展すると思います。

一刻も早く、全員が生きて救助されることを祈っていますが、どんな結果であったとしても、今回のことを教訓に、将来に生かして欲しいです。