2022年9月30日金曜日

大使館からのメール タイ入国規制について

タイ政府は、10月1日(土)からタイ入国規制等を以下のとおり緩和する旨発表しました。

 

1.タイ入国時の規制緩和

(1)タイ入国時のワクチン接種証明書又は陰性証明書の提示は不要。

(2)日本を含むビザ免除国/地域からの渡航者の滞在可能期間を30日から45日に延長(2022年3月末までの措置)。

 

2.タイ国内における感染対策緩和

(1)マスク着用は混雑した場所や換気の悪い場所において推奨されるが、義務ではなくなる。(注:大使館から公共交通機関(電車・バス)運行会社に確認したところ、乗車時のマスク着用は義務ではなくなるものの、マスク着用の協力をお願いするとのことです。)

(2)新型コロナ感染者のうち、軽症又は無症状の人は自己隔離不要で外出可能。ただし、5日間はDMHT対策(Distancing:距離の確保、Mask Wearing:マスク着用、Hand Washing:手洗い、Testing:検査(症状が表れた場合))が推奨される。

(3)高齢者や特定の疾患を有する高リスクの感染者は、10日間、自身による健康観察(5日目と10日目にATKによる検査)が推奨される。

(4)企業・団体は、定期的に従業員を観察することが推奨される(感染者数が大きく増加する場合は、直ちに関係当局に報告)。

(5)引き続きワクチン接種は推奨される。

 

3.全国を対象に2020年3月以降適用してきた非常事態宣言は2022年9月30日を以て解除する。また、新型コロナ対策本部(CCSA)を解散し、10月1日(土)からは、保健省が感染症法に基づき必要な対策を講じる。

 

(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2207-8500696-3000

FAX:(66-2207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

2022年9月29日木曜日

大使館からのメール 反政府集会

 ・インターネット上の情報によれば、9月30日(金)に首相任期に関する憲法裁判所決定が予定されていることを受けて、以下の場所において、反政府グループ等による抗議集会が行われる見込みです。

・以下の場所以外でも抗議集会が行われる可能性もありますので、ご注意ください。

・不測の事態に備え、抗議集会が行われている現場周辺には近づかないようにするなど、ご自身の身の安全を確保してください。

・集会場所周辺では、交通渋滞や交通規制等も予想され、また政治集会予定は、急遽変更や追加等の可能性がありますので御注意ください。


【バンコクにおける抗議集会】

1 日時:9月30日(金)14時頃から

場所: パトゥムワン交差点(MBK前)


2 日時:9月30日(金)17時頃から

場所: ラチャプラソン交差点(エラワン廟のある交差点)


○情勢次第では、周辺地区にまで影響が出る可能性もあります。最新の関連情報の入手に努めるとともに、周辺への興味本位での立ち寄りは絶対に避け、また付近にお住まいの方は外出を控えるなど、安全確保には十分注意を払って下さい。


(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年9月28日水曜日

大使館からのメール 日本の水際措置の緩和と在タイ日本国大使館の領事窓口時間の変更

 

10月11日(火)から日本の水際措置が緩和されます。また、同日から在タイ日本国大使館の領事窓口時間を変更します。

 

1.日本の水際措置の緩和

10月11日(火)午前0時(日本時間)以降適用される水際措置の概要は以下のとおりです。詳細は、外務省ホームページをご参照ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C083.html

 

(1)検査等の見直し

 新型コロナウイルスへの感染が疑われる症状がある帰国者・入国者を除き、入国時検査を実施せず、入国後の自宅又は宿泊施設での待機、待機期間中のフォローアップ、公共交通機関不使用等を求めないこととします。ただし、全ての帰国者・入国者について、世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに掲載されているワクチンの接種証明書(3回)又は出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出を求めることとします。

 

(2)入国者総数の管理の見直し

 現在1日50,000人目途としている入国者総数の上限は設けないこととします。

 

(3)外国人の新規入国制限の見直し

外国人の新規入国について、日本国内に所在する受入責任者による入国者健康確認システム(ERFS)における申請を求めないこととします。併せて、外国人観光客の入国について、パッケージツアーに限定する措置を解除します。

 

(4)査証免除措置の適用再開

 査証免除措置の適用を再開します。

 

2.在タイ日本国大使館領事窓口時間の変更

これまで新型コロナ対策のため当館の領事窓口時間を短縮していましたが、10月11日(火)から以下の通り従来の窓口時間に戻します。ご来館時には、引き続き新型コロナ感染防止対策にご協力お願いします。

【10月11日(火)以降】08:30~12:00、13:30~16:00

(現行は、08:30~11:00、13:30~15:00)

 

(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

 電話:(66-2207-8500696-3000

 FAX :(66-2207-8511

所在地: 177 Witthayu Road Lumphini Pathum Wan Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

2022年9月27日火曜日

洪水の話 その5

台風第16号(ノルー)が、これからベトナムに上陸し、その後、タイ方面に向かうと予想されています。

タイに到達するのは29日早朝と予想されていますが、その前から、タイ全土では、激しい雨風による災害に関する注意報も出ています。

48時間後 (29日09時) には熱帯低気圧になっている可能性が高く、中心気圧は1000hPaになっているようですが、この台風自体による影響よりも、それまでに降る雨がどの程度かが問題です。

すでにタイ全土では雨季の終わりで雨が降り続いていて、いたるところで洪水の被害も出ています。

ですから、これから洪水被害がますますひどくなっていく可能性が高いと思われます。

さてバンコクですが、大雨による冠水と大潮の時の満潮によるチャオプラヤ河や水路からのあふれ出す水なんですが、2011年の時と同じように、上流から南下してくる水が問題になりそうです。

北部に降った雨はチャオプラヤ河を南下してくるだけでなく、乾季の時の灌漑用として、いくつかの巨大ダムに貯められています。

こちらでチャオプラヤ河流域の降雨状況や放流状況やダムの運転状況を見ることができますが、タイ語なので、Googleなどで日本語に翻訳してください。

タイ語ですが、詳しい河川放流状況はこちらで。

ダムも貯水の限度を超えれば、崩壊の危険を避けるために、大量の放流をせざるを得ません。

そうなるとチャオプラヤ河が、ナコーンサワン、アントーン、アユタヤから徐々にあふれてしまいます。

現在もすでに、冠水している地区も出ているので、それがもっと増水してしまう可能性もあるわけです。

一応、政府や地方自治体も対策できるところから対策もしているはずですが、最終的には、自分の身は自分で守るしかないと思います。

一戸建てやタウンハウスの場合には、水にぬれては困るものはなるべく家の高いところに移動しておくこと。

飲料水や食料や生活必需品や必要な薬は、パニック買いが起きる前に、少し多めに蓄えておく。

2011年の時を思い出してみると、10月いっぱいは、油断しない方がいいのではないかと思います。


2022年9月26日月曜日

情報の集め方の話

私の青春時代、マクルーハン教授のメディア論が話題になったことがありました。といっても、一般的ではなくて、一部のモノ好きな人にという感じでしたけどね。

私は、「人間拡張の原理――メディアの理解」「グーテンベルクの銀河系――活字人間の形成」「機械の花嫁」を買って、読んでみましたが、はっきり言って、あんまり理解できませんでした。

彼の考えでは、メディアには、熱い(hot)メディアと冷たい(cool)メディアがあるという考え方で、当時は、面白いと思いました。

熱い(hot)メディアとしては、ラジオ、写真、映画、演劇、書き言葉、書物などをあげていて、冷たい(cool)メディアには、電話、テレビ、漫画、話し言葉、対談などをあげていました。

なんかちょっと違うかもと思ったけど、でも、そういった分類をすることは面白かったです。

当時、「想像力が世界を変える」とか、「書き言葉から話し言葉へ」とか、そういった考え方もありました。

確か、ラジオがホットなメディアという話で、アメリカのラジオ局がH・G・ウェルズの小説「宇宙戦争」を脚色したラジオドラマを、オーソン・ウェルズの朗読で放送し、それを聞いた人たちが、パニックを起こしたという話がありました。

でも最近では、この話は否定されていて、実際にはほとんどパニックなど起きていなかったとのことです。

でも、ホットなメディアであるラジオは、聴く者の想像力を高め、時には大きな行動力を生むということもあるという話でした。

映画も、作り手側の狙い通りに、映画館という特殊な空間での演出効果もあり、臨場感も高くて、フィクションと知りながらも興奮してしまうというわけです。

電話なんかは、冷静にいられず、騙されてしまう人も多いから、ホットメディアではないかと思います。

テレビなどですと、与えられる情報も多く、もっと冷静に見るので、話がおかしいとか、事実ではないとか、冷静な判断ができるというわけです。

でも、そんなはっきりと白黒つけられないような気がします。

どちらにも、熱くならせる要素も冷静にならせる要素もあるように思いますね。

そこで、ネットの話ですが、ネットの情報も玉石混淆で、有益な情報もあれば、フェイクでくだらない情報もあります。

天気図なんかを見るときに、ある程度の基礎知識があれば、例えば、台風の進路予想とかもある程度は理解できたりもします。

自分の持っている知識で、テレビでもラジオでも新聞でもネットでも、おかしいと感じるものはあるものです。

一つだけ言えるのは、与えられる情報か、自分から探しに行く情報かの違いはありますね。

与えられる情報だと、例えネットでもつい疑うことを忘れてしまって、流れてくる情報が正しいと思い込んでしまします。

ツイッターなどでも、検索ワードと同じように自分のよく見る人たちの情報が多くなってきます。

実際には、テレビから流れてくる情報は、その情報を流そうとする人がカメラマンやMCなどを使って、見るものに語り掛けてくるわけですが、見るものは、その情報のことしかとらえていません。

自分から探しに行く情報だと、いろいろなところに探しに行くわけで、いろいろな情報の中から、自分が正しいだろうと思う情報を探し当てます。

もちろん、ネットに転がっている情報が正しいという保証はありません。

あと、タイムラグの問題もありますね。フットワークのいいメディアかどうかは重要で、時間がたってしまった情報は賞味期限切れです。

ネットでもツイッターなどの情報には、新鮮な情報も流れてきます。

テレビニュースやラジオニュースよりも早いこともしばしばですし、新聞などは、災害時には保温と火種以外にはあんまり役に立たないです。

ですから、自分たちが、どんなメディアによって情報を得ているのかは、緊急時には、大きな違いを生んでしまいます。

例えば、被災地での給水や生活物資がどこで配られているかなどの情報は、ネット以外ですと、どうしても遅れてしまいがちです。

ネットを使っていない世代や、世帯には、ネットの新鮮な情報を伝える手段が必要ですよね。

昭和30年ごろにあった有線放送電話の復活も考えたほうがいいかもね。

被災者の人たちに必要な水や食べ物や物資が一刻も早く届けられますように!

大使館からのメール 大雨注意

 タイ気象庁は、強い台風(台風第16号(ノルー))が9月29日(木)にもタイに到達する可能性があり、この影響により9月28日(水)から10月1日(土)にかけてタイのほぼ全域で大雨になる可能性があるとして注意を呼び掛けています。


1.特に河川沿いの地域では洪水や鉄砲水が発生するおそれがありますので、ご注意ください。バンコク等の都市部においても市中の排水が追い付かず、道路などが冠水する可能性があります。

2.最新の気象情報の入手に努め、適切な安全対策を講じてください。


(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

 電話:(66-2)207-8500、696-3000

 FAX :(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road、 Lumphini、 Pathum Wan、 Bangkok 10330

              (ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年9月23日金曜日

ウィンドウズ11のアップデートの話

昨年の12月にそれまで10年間使ってきたパソコンを買い替えました。

10年間使ってきても、大きなトラブルもなく、多少起動に時間がかかるようになったものの、HDDをSSDに換えてみたら、起動も早くなって快適に使い続けることができました。

買った時点では、私のようなインターネットくらいしか使わないものには高機能すぎる感じのスペックでしたが、そのおかげで10年間使い続けることができたと思っています。

そして、新しいパソコンを買って、それまでのウィンドウズ7からひとっ飛びにウィンドウズ11を入れました。

マザーボードとの相性で、最初青ざめましたが、何とかインストールでき、タイで買ったオフィスも日本語が問題なく使えたし、最初は慣れないから、使いづらかったけど、徐々に慣れてきています。

ただ、ウィンドウズ7に比べると、ウィンドウズ11の基本フォントがはっきりしなくて、何とかならないものかと、いろいろと調べ、設定からディスプレイを開き、拡大・縮小とか解像度の設定をいじり、アクセシビリティを開いて、テキストのサイズを調整したり、コントロールパネルからclear Typeテキストの調整をしてみたり、いろいろとやってみました。

ウィンドウズ7をウィンドウ11に換えただけでなく、それまで使っていた27インチのモニターから32インチのモニターに換えたこともあって、モニターの解像度の問題も関係しているのかもとか、いろいろと悩みました。

そして、最終的に「Meiryo UIも大っきらい」というプロぎラムを見つけ、ダウンロードし、ウィンドウズからは警告が出ましたが、無視して開いて、フォントサイズとフォントを指定しました。

私は、リスクがあっても好奇心が勝ってしまうときがある人間で、今までに、何度も失敗をしてきているけど、そのおかげで、なんとなくヤマカンも鍛えられて、本当に危険なものを感じることが多く、それに引っかからないものなら、トラブっても解決方法はあると信じてやってしまいますが、普通の人はしない方がいいかも。

それで、何とか、理想ではないけど、まあまあな状態になりました。

ところが、今月21日にウィンドウズ11の大きなアップデートのお知らせがあって、これまた好奇心からダウンロードして入れてみました。









こんな感じで、時間は思ったよりもかかったけど、無事アップデート完了しました。

そしたら、表示が、自分でカスタマイズした前の状態に戻った感じで、また初めから設定をやり直しでした。

ただ、面倒なアカウント名とパスワードとかは、消えていなかったので助かりました。

時間がかかったので待っている間に食べちゃった。

2022年9月22日木曜日

みんなファミリーじゃんの話

エリザベス2世の国葬も無事に終わり、ヨーロッパの王室に関する話も時々耳にする今日この頃です。

アジアですとカンボジア、タイ、ブータン、ブルネイ、マレーシアに王様がいます。マレーシアには、複数の王様がいて、交代で代表が決まります。

日本だけが王様ではなく天皇陛下です。格上です。

中東やアフリカにも王様はいます。

オマーン、サウジアラビア、バーレーン、ヨルダン、カタール、クウェート、UAE。

アフリカにはエスワティニ、モロッコ、レソト。

南太平洋にはトンガ、サモア。

そして、ヨーロッパには、イギリス、オランダ、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、ルクセンブルク、モナコ、リヒテンシュタインに国王がいます。

エリザベス2世がお亡くなりになり、現在のところ世界でたった一人の女王が、デンマークのマルグレーテ2世女王です。在位期間も一番だそうです。

彼女の家系を見ればわかるように、ノルウェーとデンマークは同じ家系ですし、デンマークとスウェーデンもいとこ同士。帝政ロシアとかプロイセンとかイギリスとかギリシャとも親戚同士。

イギリスとオランダも親戚関係だし、オランダとベルギーとルクセンブルグも親戚ですね。

大英帝国の繁栄といえばヴィクトリア女王の時代でしょうね。世界中に植民地をもって、やりたい放題、戦争ばかりしていた印象です。

このヴィクトリア女王は、エリザベス2世の高祖母にあたるんですが、その旦那さんは、アルバート (ザクセン=コーブルク=ゴータ公子)で、イギリスのウィンザー家(旧名ハノーヴァー・サクス・コバーグ・ゴータ家)はもともとドイツ系で、ヴィクトリア女王が、またドイツ系の人と結婚をすることをイギリス国民はあまり歓迎しなかったようです。

ザクセン=コーブルク=ゴータ家はヴェッティン家(エルンスト系)の分家であり、一族からはブルガリア国王フェルディナント、ポルトガル国王フェルナンド2世、イギリス王配アルバートなどを輩出しています。

この二人の間には、9人の子供がいて、長男の第1王子 アルバート・エドワード サクス=コバーグ=ゴータ朝初代国王で、のちの英国国王エドワード7世で、アルバート・エドワード(後のエドワード7世)とアレクサンドラ王太子妃の第二王男子として生まれたのが、ジョージ5世です。

ジョージ5世は、エドワード8世とエリザベス2世の父ジョージ6世の父親にあたります。

王配アルバートといえば、ビートル巣など有名ミュージシャンが演奏している歴史あるロイヤルアルバートホールがあります。

ヨーロッパの王族は、ハプスブルク家ブルボン家かといわれるくらい、ほとんどがどちらかの系統です。

いいわけですが、あまりにも登場人物も多いし、関係も複雑なので、わかりにくいし、中途半端です。

とにかく、ヨーロッパの王族やアメリカの上流階級などは、どこかでつながっているし、これにユダヤ系のロスチャイルドとかロックフェラーとかがからんでいるから、陰謀論なども生まれてくるのでしょうね。

まだ風邪が完全に治りきっていないので、体調不十分です。

タイの乗り物の話

タイの乗り物といえば、地方都市やシンガポールまでの鉄道もありますし、地方都市へは長距離バスもありますが、長距離バスは西武不漁による事故もたまに起きますし、隣に座った人から外国人旅行者が睡眠薬を盛られる事件もあったりもしています。

バンコクに限っていえば、地下鉄やBTSや公営バスなどがあり、公営バスにはエアコン付きとエアコンなしがあります。

バンコクを走るバスには個人経営のバスもあって、交通渋滞の中で稼がなければならないでしょうし、かなりの暴走でも有名だったりもします。

それ以外に、タクシーも多く走っているし、昔ながらのサムローも日本人には有名ですし、ソイの中などを走る ソンテウといわれる中型トラックの荷台に座席を付けた車が走っています。

サムローは、日本でも戦後走っていたダイハツミゼットを中古で輸入した三輪のタクシーで、親しみを込めての名前トゥクトゥクの由来は「トゥクトゥク」と音を立てて走っていることによるとする説が有力です。

今はタイで製造販売して、海外にも輸出しているそうです。

バンコクの近代化とともにサムローを利用する人が減っていますが、人が乗るよりも、荷物を運ぶのに利用されることも多いです。

昔から自転車の横や後ろに座席を設けたトライショーという乗り物は東南アジアでは今でも観光用などで普及していて、それをバイクに改造したものも、地方に行くと走っています。


シクローとも呼ばれているところもあります。

日本人がたくさん住んでいるスクンビット通りにある大通りから奥に通じる小道(ソイ)には、日本の軽トラックを改造した4輪のシーローといわれるタクシーもあります。

トゥクトゥクといわれるサムローに対して、シーローは、昔からポクポクと呼ばれています。

普通のタクシーは原則メーター制ですが、サムローやシーローは、料金交渉性も多いです。

最近、バンコクでは、乗車拒否をするタクシーも多く問題になっているし、夜間に女性が一人でタクシーを利用しての事件などもたまにニュースになります。

有名な話ですが、メーターを改造して、ターボメーターといわれるとんでもなく料金が上がっていくタクシーもあるそうです。

バンコクでは、地下鉄やBTSを使う人が多く、駅まで、駅からはバイクタクシーを使います。

渋滞でも車の間をスイスイと走りますから、ちょっとした膝の打撲から、大きな事故まで多いです。

バイクタクシーも一応決められた料金はあるものの、渋滞や冠水の状況とかにより、交渉することも多いです。

バイクタクシーの運転手は、警察から許可されたオレンジ色のベストを着用する義務があります。

地方都市では、タクシーのないところも多く、そうしたところでは、ソンテウが活躍しています。

基本定額制ですが、交渉してチャーターすることも可能です。

「北のバラ」ともいわれる古都チェンマイには、赤いソンテウといわれる有名な赤く塗られたソンテウが走っています。

基本市内は30バーツだそうです。

海外では、日本と違って、交通マナーもいろいろですし、万が一の事故の時の補償なども、お話にならないレベルですから、とにかく事故に遭わないように、自分でできる範囲で気を付けるしかないですし、日本とは違うという自覚も必要です。

2022年9月20日火曜日

ロック・フェスの話

悪夢のようなコロナの期間を除けば、日本の夏には、サマーソニックなど、有名な音楽フェスが若者には大人気ですよね。

日本には昔から夏祭りがありますが、やはり数万人以上が集まる音楽フェスは規模が違います。

ロックフェスティバルの原型はといえば、有名なところではやはりウッドストックのロックフェスティバルでしょうね。

1969年の8月15日から18日までニューヨークの北65キロにあるウッドストックで行われ、40万人以上が集まったといわれ、タイトルソングも有名な記録映画も世界で大ヒットでした。

主なすごい出場者たち

ラヴィ・シャンカール 雨により途中で中止

メラニー 「Beautiful People」「ミスター・タンブリン・マン」

アーロ・ガスリー 「Coming Into Los Angeles」「Walking Down The Line」「アメイジング・グレイス」

ジョーン・バエズ 「勝利を我等に」「Joe Hill」「Swing Low, Sweet Chariot」

サンタナ 「Persuasion」「Soul Sacrifice」

グレイトフル・デッド 「St Stephen」「Mama Tried」「Dark Star」「High Time」「ターン・オン・ユア・ラヴ・ライト」

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル 「ボーン・オン・ザ・バイヨー」「バッド・ムーン・ライジング」「プラウド・メアリー」

ジャニス・ジョプリン 「Piece of My Heart」「ラヴ・サムバディ」「アイ・キャント・ターン・ユー・ルース」など

ザ・フー 「ピンボールの魔術師」「マイ・ジェネレーション」「See Me, Feel Me」「サマータイム・ブルース」など

ジェファーソン・エアプレイン 「White Rabbit」など

ジミ・ヘンドリックス 「パープル・ヘイズ」「ヴードゥー・チャイルド (スライト・リターン)」など


でもジャズフェスティバルの方が、ずっと古くからあるようです。

Newport Jazz-Festival 1958 in Rhode Island, USA


日本だって全日本フォークジャンボリーで頑張っていました。第3回全日本フォークジャンボリーはいろいろな意味で話題になりました。目次の表示・非表示を切り替え

日本フォークジャンボリーで検索すれば、いろいろな音源や映像も出てくると思います。

個人的には、イギリスのロンドンから南南西の200キロほどのところにあるワイト島で行われたThe Isle of Wight Festivalに行きたかったなあ。

それは、この歌を聞いたからでした。

1969年

Isle of Wight Festival 1969

開催日:1969年8月30日 - 31日 観客数:15万人

ラインナップ

ボブ・ディラン、ザ・バンド、ナイス、プリティ・シングス、マーシャ・ハント、ザ・フー、サード・イアー・バンド、ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンド、ファット・マットレス、ジョー・コッカー(観客席にはジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ジョージ・ハリスン、パティ・ボイド、リンゴ・スター、キース・リチャーズ、ジェーン・フォンダらの有名人がいた)

1970年前後には、世界中に元気で行動的な若者たちが大勢いました。どんな人生を送ってきたかは、人それぞれですが、みんないい人生だったなあと終わりを迎えてほしいです。

若者たちには、旅に出て、いろいろな経験を積んでほしいし、いっぱい本や映画を見て、音楽を聴いてほしいな。

2022年9月19日月曜日

ヘンリー8世の話

エリザベス2世の国葬が行われた今日ですが、イギリスといえば、イギリス国教会という、ローマンカトリックから独立した宗教を持つ国です。

もともとイギリスには、アイルランドのケルト系カトリックと、イングランドのローマンカトリックの系列があったそうですが、16世紀のイングランド国王ヘンリー8世から女王エリザベス1世の時代にかけてローマ教皇庁から離別し、1534年に独立したイギリス国教会です。

エリザベス1世は、ヘンリー8世の次女ですが、ヘンリー8世は、とにかく何度(6度)も再婚をしていた国王で、1527年までヘンリー8世は敬虔なカトリック信者であったのですが、王妃キャサリンとの婚姻の無効を教皇に願うも、これを果たさず、ついには教皇権からの独立に向かったと考えられているようです。

1.キャサリン・オブ・アラゴン(Catherine of Aragon, 1487年 - 1536年):1509年結婚、1533年離婚はじめアーサー王太子妃。死別後、その弟ヘンリーと再婚。メアリー1世の母。結婚から20年余りを経た後に離婚。

2.アン・ブーリン(Anne Boleyn, 1507年? - 1536年):1533年結婚、1536年離婚エリザベス1世の母。元はキャサリン・オブ・アラゴンの侍女。離婚後に姦通罪と近親相姦の罪で ロンドン塔で刑死。

3.ジェーン・シーモア(Jane Seymour, 1509年? - 1537年):1536年結婚、1537年死去エドワード6世の母。元はアン・ブーリンの侍女。ヘンリーの後継者となるエドワードを出産したが、産褥熱により死亡。

4.アン・オブ・クレーヴズ(Anne of Cleves, 1515年 - 1557年):1540年結婚、同年離婚。ユーリヒ=クレーフェ=ベルク公ヨハン3世の娘。結婚後6ヶ月で離婚。肖像画があまりにも美化されていたため、初対面時にヘンリーが激怒したというエピソードが残されている。

5.キャサリン・ハワード(Katherine Howard, 1521年? - 1542年):1540年結婚、1542年離婚。アン・ブーリンの従妹。結婚1年半後に反逆罪で刑死。

6.キャサリン・パー(Catherine Parr, 1512年? - 1548年):1543年結婚、1547年夫と死別。学識高く、メアリー、エドワード、エリザベスの教育係も務めた。結婚3年半目にヘンリーと死別。

他にも事情はあったのかもしれませんが、イギリスが、ローマンカトリックから破門されて独自の国教会を作るようになったのは、ヘンリー8世が離婚をしたかったからで、かなりのド助平だといわれたりしています。

フランス人とかアイルランド人は、どこかでイギリス人をバカにしているところもあって、その原因がこのヘンリー8世の好色だとも言われているようです。

当時の上流階級では普通だったのでしょうし、別に律義に離婚を認めてもらう必要もなかった時代かもしれませんが、まあ、歴史というのは、いろいろな見方があるわけですね。

こうした人物ですから、シェイクスピアの戯曲から、オペラや小説や映画などにも何度も扱われてきています。

私は、ビートルズやローリングストーンズと同じころに知ったハーマンズ・ハーミッツの"Henry The VIII, I Am" で初めて知りました。

日本語タイトルは「ヘンリー8世くん」でした。

歌詞は、

私はヘンリー8世です (I'm Henry the eighth I am)

私は隣家の未亡人と結婚した(I got married to the widow next door)

彼女はこれまで7回結婚しているんだ (She's been married seven times before)

みたいな感じで、イギリス人は、王族をけっこうからかったりした歌が好きなようです。

ビートルズのポールが歌ったアビーロードの最後の曲もかなり話題になっていますよね。

Her Majesty’s a pretty nice girl                                 

But she doesn’t have a lot to say

Her Majesty’s a pretty nice girl

But she changes from day to day


I want to tell her that I love her a lot

But I gotta get a bellyful of wine

Her Majesty’s a pretty nice girl

Someday I’m going to make her mine, oh yeah

Someday I’m going to make her mine

私は個人的には、英国の歴史について、いろいろと考えているところもあるわけで、植民地に対する扱いなどもひどいものだったと思いますが、エリザベス2世は好きでした。

安らかにお休みください。

ついにオミクロンに感染か?

金曜日の夜から少し咳が出て、土曜日には咳に加え喉に違和感が。このくらいは、以前からたまにあることで、そんなに気にもしませんでした。熱も普段通り37度以下。

でも、昨日、日曜日には、咳と喉の痛みで、これはただの風邪なのか、それとも、オミクロンかと心配だったので早めに寝ました。

咳が、普段よりも気管支炎かという感じで、喉の痛みが増した感じ。熱は、何度か計ったけど、1回だけ37.0でした。

今朝は、気分は悪くないし、咳もほどんで出ないのですが、咳をすると、痰がからむときもあります。

水曜日にも自分でATKチェックをしていて、陰性でしたが、もう一度、別のメーカーのものでATKテストをしてみました。


このメーカーのATKは鼻の粘膜でも唾液でも検査可能なタイプですが、ネットの情報では、唾液だと陰性になりやすいとか。一応鼻の粘膜の方で検査してみました。

セットの中身で、左側が試液の入った容器。上の銀紙の中には検査用のプレート。その下が左の試液を立てるスタンド。一番下が、鼻の奥をぬぐう綿棒。

鼻の奥の粘膜のぬぐい方説明書。

こちらは、唾液で検査するときの説明書。

こちらは、検査結果の判定説明書。

鼻の奥をぬぐってから試液に混ぜてしばらく置きます。

そして試液を検査プレートの指定されたところに2~3滴たらします。
そして、15分から30分くらい放置してから、検査結果を確認します。

私の場合には、陰性の検査結果が出ました。l

そして、体温は36.8度でした。血中酸素濃度は97で、こちらも今のところ大丈夫のようです。

なんといっても、私はコロナワクチンを一切接種していないですし、2種糖尿病ですし、高齢でもあるので、ハイリスクグループですから、できるだけ、感染リスクのある行動は避けてきています。

とにかくこのまま重症化して肺炎にならないようにと祈るだけです。


2022年9月17日土曜日

桃太郎の話

日本の数あるおとぎ話の中でも「桃太郎」の話は、老若男女を問わず、知らない人はほとんどいないでしょうね。

桃の実から生まれた男の子「桃太郎」が、お爺さんお婆さんからきび団子をもらって、イヌ、サル、キジを従え、鬼ヶ島まで鬼を退治しに行く物語ですが、日本国内には、いろいろな説もあるのだそうです。

川を桃が流れてくる話だけでなく、赤い箱と白い箱、黒い手箱の場合や、箱の中に桃が入っている場合もあるそうで、桃の割れる経緯についても「たんす」や「戸棚」や「臼」に入れておいた桃が自然に割れて男児が誕生するなどがあるそうです。

お爺さんとお婆さんの期待通り、大きくなって働き者に育ったとする場合もあるけど、三年寝太郎のように力持ちで大きな体に育つが怠け者で寝てばかりいるとする話が主に四国・中国地方にみられるそうです。

桃太郎の話といえば、岡山県が有名ですが、ほかにも、香川県、岩手県、越後、佐渡、福島県、広島県、愛媛県、東京北多摩、山梨県などにもあるそうです。

桃太郎の起源についても諸説ありますが、個人的には、インドのラーマヤナ物語が、仏教などと同じように中国を経由して日本に伝わったのではないかと思います。

タイにもラーマキエンという物語がありますが、オリジナルはインドのラーマヤナです。

ラーマヤナ物語は、ラーマ王子が、弟のラクシュマナや鳥族の王ジャターユスとサル族の戦士ハヌマーンと誘拐された妻のシータを取り戻すために、魔王ラーヴァナの王国ランカ島に討伐に行き妻を奪回する物語で、桃太郎との類似点もいろいろと指摘されています。

妻のシータが、妊娠しているのは、悪魔との不貞ではないかとの疑惑から、不貞を晴らす話が出てきますがが、日本には広がらなかったようです。

ハヌマーンに関しては、中国に伝わり、西遊記孫悟空になったとの説もあります。

仏教が代表ですが、インドの文化は、インド(ネパール)で誕生し、インド全土に広がり、それが南下するルートではスリランカに届き、そこから、ジャワ島やタイやクメールに伝わりました。

北上するルートは、チベットから中国に伝わり、日本にまで伝わりました。

インドは広大な国ですし、多くの民間信仰もあったので、民話も宗教も、混ざりに混ざって、実に興味深いです。

神様の色には、人種としての肌の色とか、悪魔の代表の神様とか、いろいろです。

ラーマヤナ物語では、悪魔は奥さんを奪い去ったのですから、悪者に違いないのですが、桃太郎の話では、どうして鬼が退治されなければならないのかの理由は不明です。

悪い奴と決めつけて退治しちゃうのは、現代では、許されないことですよね。

というのにも赤鬼とか青鬼とか緑鬼とか黄鬼とか黒鬼とかいるそうで、もしかすると、海外からの漂流者とか、海外から伝わったおとぎ話や怪談に出てくる怪物や妖怪なのかもしれません。

他にも、戦で負けた逃亡者たちとか、差別を受けている被差別民とか、いろいろな可能性もありそうです。

家族の話

このところタイで話題になっているのは、学校のコンピュータールームのキーボードが爆発して、生徒が死亡したとされた事件で、捜査の結果、近くにいた生徒の持っていた拳銃が暴発したことが原因だと発表されています。

でも、なぜ拳銃を学校に持ってきたのかとか、事故の後、暴発したといっている生徒が先輩を呼んで、拳銃を近くの運河に捨てたとか、まだまだ事実関係ははっきりしていないようです。

タイでは、拳銃は登録制で、持ち家があるなど一定の条件を満たせば、合法的に買えるし、所持できるのですが、違法な拳銃もかなりあふれているから、いろいろな事件で拳銃が使われています。

最近では、ネットで簡単に買える状況を問題視する人たちも増えています。

タイでは、学生や生徒たちが対立するグループとの抗争が以前から続いていて、刃物やけん銃や爆発物なども登場し、死傷者が出ているばかりではなく、巻き添えになる人もいます。

今回の件が、生徒間のトラブルなのか、それとも本当に暴発による事故なのかが話題になっているわけです。

こういった若者同士のケンカ問題は、どこの国にもあるわけですが、タイの場合には、家族制度が独特というか、複雑で、結婚をしていても籍を入れていない人も多いですし、子供が生まれても、母親や祖母や伯母に預けて、自分は独身のように仕事をしたり、新しいパートナーを見つけたりする人も少なくありません。

複雑な家庭環境の子供のすべてが、ぐれるわけではないですが、保護者の目が届かなかったり、まわりからの愛情不足などで、反抗期に悪い仲間たちとつるんで、悪いことをする可能性もあるわけです。

今回の拳銃を暴発させた少年は、両親が離婚後、母親が新しい男性と暮らすようになり、知り合いの僧侶に子供を預けて、育ててもらっていたようです。

日本でもどんどん離婚する夫婦が増えているそうですが、経済的なこととかDVとか不倫とか親には親の都合もあるでしょうし、離婚して幸せな人生を歩んでいる人も多いとは思うけど、子供にとって、親の離婚は重い問題でしょうね。

いろいろな考え方はあるでしょうけど、私の個人的な考えでは、男は、女性が妊娠をしてから、出産、そして子育ての間、性欲の発散が思い通りにできない人もいて、ついふらふらと不倫したり、風俗の女性と親しくなったりして、トラブルになることもあるような気がします。

結婚経験のある男性は、女性の扱いにも慣れているし、童貞の男性よりも女性には魅力的だったりして、つい不倫のお相手をしたりすることもあるでしょうし、離婚をして、時には人肌が恋しい女性もいるかもしれません。

昔は、結婚相手しか知らない女性が多かったのですが、今は、複数の男性を知っている女性も多いですから、どこかで比べていたりもするわけです。収入とか性格とか夜の相性とか。

建前では、本当のことはわからないですが、実際の話、女性の性欲も最近は、表に出て語られることも増えています。

男性も同じで、結婚して、いろいろと口うるさくなった奥さんよりも、魅力を感じてしまう女性はたくさんいるわけです。

人生長いですから、思い通りにはならないこともあるだろうし、悩むこともあるでしょうけど、社会としては、できるだけ、トラブルを起こさないシステムが大切だと思いますね。

最近の日本人は、自分勝手すぎて、自分のことばかり考えているような気がします。

子供のこと、社会のこと、国のことなども重要で、そうしたすべてのことが、まわりまわって、自分に降りかかってくるのが人生だと考えています。

公営ギャンブルと同じように国が管理する公娼制度は必要悪だと思っています。

2022年9月16日金曜日

大使館からのメール SNSやインターネット掲示板を介した保証金詐欺事案の発生

 最近、タイにおいて、以下のようなSNSやインターネット掲示板を介した融資保証金詐欺等の事案が発生し、在留邦人が金銭をだまし取られる事例が報告されています。心当たりのないメッセージや電話、手紙等を受け取った場合には、これを鵜呑みにせず、安易に個人情報を教えたり、メール等を送ったりしないなど、詐欺の可能性を疑って対応されるよう、十分ご留意ください。


1 SNSを介した融資保証金詐欺の特徴

(1)タイ国内に実在する日系の金融機関を名乗る者から、フェイスブックやライン等のSNS(ソーシャルネットワークサービス)を介して接触。

(2)好条件を提示するなどして個人向け融資を勧誘。

(3)融資を行う前に、融資保証金として数千バーツの支払いを要求。

(4)支払いを拒否した場合は契約不履行として訴えるとの脅迫めいた内容のメッセージを送信。


2 在留邦人向けインターネット掲示板を介した詐欺の特徴

(1)タイの在留邦人向けの情報掲示板にて、ゴルフ会員権及びタイランドエリート会員権の譲渡やコンドミニアムの賃貸などについて、好条件で提示。

(2)契約の前段階で、保証金として費用の一部を事前に振り込ませる。

(3)信用させるため、特定の個人の旅券の写真ページを送信するのが特徴。



○外務省「海外安全 虎の巻2022~海外旅行のトラブル回避マニュアル~」

https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf 


(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」話

誰にも好き嫌いはあるわけで、ネットの世界では、昔から、政治の話、宗教の話、スポーツの贔屓の話は避けたほうがいいといわれてきていますよね。

自民党が好きな人もいれば嫌いな人もいるし、創価学会が好きな人もいれば嫌いな人もいます。

野球だと巨人が好きな人、阪神が好きな人、広島が好きな人など、贔屓のチームは違います。

大相撲なんかですと、一人の贔屓の力士と一人の嫌いな力士の直接対戦は15日間で1回ですが、野球ですと、好きなチームと嫌いなチームとの直接対決がたくさんあります。

私のような日本人は、宗教なんか、他人が信心している宗教なんか、気にする必要もないと思うのですが、世界には自分の信じている神様や信心が唯一のもので、それ以外は悪魔だとか敵だとか思っている人もいるからややこしいです。

だから、余計ないざこざに巻き込まれないように、余計な話をネット上ではしない方がいいというアドバイスですよね。

政治も支持する政党とか支持する政治家がいる人も多く、対立する政党や政治家を嫌う傾向もあります。

暗殺された安倍元首相には、支持者だけでなく、嫌いな人たちもいるので、不幸な暗殺事件の後でも、いろいろと批判する人たちがいます。

一般的に、日本人は、亡くなられた人を悪く言ったりしないものですが、世界には、墓を掘り返して復讐するという歴史を持つ国も少なくないそうです。

弱っている人を攻撃するのは良くないと考える国もあれば、弱っている時こそが攻撃のチャンスだと考える国もあるので、知っておいた方がいいでしょうね。

今日のタイのニュースに、地方にオリジナルのクッキーを作ってオンラインで売っているお店があるそうなのですが、大量の予約があったのに、間際になってキャンセルされて困っていたんだそうです。

どうしてキャンセルされたのかと質問したら、クッキーはおいしそうで興味があるんだけど、店の名前が気に入らないとのことだったそうです。

店の名前は、「9番地の家」というそうです。

多くのタイ人は、ラマ9世を敬愛していたこともあり、9という数字が好きです。中国系のタイ人は8が好きな人が多いそうです。

タクシン派の人たちは、ラマ9世を嫌っている人も多く、9という数字を避けるのだそうです。

亡くなられたエリザベス2世もクリスマスにテレビを通して国民に語り掛けていましたが、ラマ9世も誕生日に政府関係者などの前でスピーチをして、その模様がテレビで放送されました。

その中で、いろいろな話題をユーモアを交えて話されるのですが、当時のタクシン元首相に対しては、かなり痛烈に批判をしていたのを覚えています。批判されるようなことばかりしていたからです。

そうしたラマ9世を敬愛する人たちが、反タクシン集会をし、軍がタクシンをタイから追い出したと考えている人たちがいるそうです。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と日本では言いますが、英語では、「love me, love my dog」というそうで、考え方が逆で、興味深いです。

「わたしを愛してくれるのなら、私の飼っている犬も愛してね」みたいな意味で、家族や国なども理解してねということなんでしょうね。

でも、キリスト教など一神教は、宗教戦争ばかりしてきているから、理想と現実とは、皮肉なものです。

「9番地の家」のクッキーですが、数字の9が好きな人たちからの注文で、忙しくなっているそうです。

2022年9月15日木曜日

タイの政治の話

タイの政治を見ていると、いろいろと興味深いことがたくさんあります。

まず、プラユット首相の首相任期は8年を超えないという決まりが、クーデター後の臨時政権の首相の座に就いた時なのか、それとも、その後、総選挙で選ばれた議員による多数決で決められ、国王の承認を受けた時なのかが争われていて、憲法裁判所の決定が出るまでは、首相の権限が停止となっています。

今は、プラユット防衛大臣の肩書で内閣にとどまっていて、首相代理は副首相が務めています。

憲法裁判所の決定は今月30日に出されるとのことです。

あと、今週、議会で大きな議題となっているのは、今年医療大麻が解禁になり、大麻が指定の禁止麻薬から除外されましたが、法律が、まだ整備されていないから、誤解をしている人も多く、娯楽用に大麻を用いても構わないと誤解している人もいるそうで、青少年にいい影響を与えないから、元に戻すべきだという意見があるそうです。

すでに、大麻解禁を受けて、多くの人たちが大麻の栽培を始めているし、大麻で捕まった人たちも自由の身になっているから、いまさら元に戻せば、栽培されている大麻が闇市場に流れたり、一度自由になった麻薬犯を再び刑務所に戻すのかとか、反対意見もあるようです。

このような対立は、来年予定されている総選挙を睨んでの駆け引きだといわれています。

タクシン派が一時に勢いを失している現在、何とか、支持者を増やそうとして、いろいろとやっているとの見方もあるようです。

洪水対策でも、政府与党を批判する人、バンコク都知事を批判する人といろいろです。

今は、まだコロナも収束しているわけではないですし、雨季の終わりで冠水や交通渋滞もあるので、反政府集会もむつかしいわけで、雨季が明けてから、またいろいろな集会も起きてくるのではないかと思います。

今の政権にもいろいろな問題はあるでしょうけど、一つだけ言えるのは、プラユット政権下では少なくとも大きな騒乱事件は起きていません。

以前の反政府集会が混乱したときなどは、普段のタイ人からは信じられないような過激な行動が見られましたし、銃撃とか爆発とか放火とか、それはそれは恐ろしかったです。


投資詐欺の話

タイに限ったことではないわけで、日本でも時々ニュースになる投資詐欺の話です。

以前にも何度も書いてきていますが、楽して儲かる話には詐欺が多いです。例えば

ポンジ・スキーム(ねずみ講)の話題

仮想通貨について

先月タイの有名女優が逮捕されたことで話題になった詐欺もありました。

タイ人女優ピンキーが詐欺、ポンジスキームのスキャンダルで拘留中

この数日、このForex-3Dと呼ばれる外国為替先物投資詐欺事件が、再び大きなニュースになってきています。

なんでもタイの人気テレビ局のドラマに出ている有名な俳優たちが、この詐欺事件に関係しているのではないかとの疑惑に対して、テレビ局が、頭ごなしに否定し、被害者たちが怒っているんだとか。

今回の詐欺事件は、どうもFX投資話とねずみ講をミックスした詐欺のようで、外国為替先物投資とか言われると、私のように、あまり詳しい知識のない人もいるわけで、外国為替証拠金取引(FX取引)、CFD取引、オプション取引とか言われると、なんとなく、知らないと言ったらバカにされそうといった気持ちを持つ人もいるのだと思います。

外国為替証拠金取引とは外国為替の取引全般や為替の交換そのもので「Foreign Exchange」の略がForexで、もっと短縮するとFXだそうです。

外国為替は、日々レートが上下しているわけで、それに投資すれば儲かることもあるし、損をすることもあり、株式投資と同じようなものですが、横文字やIT関係の言葉が入ってくると、なんとなく、新しくて、儲かりそうな雰囲気を感じる人もいるわけでしょうね。

儲かっているとアピールして、SNSに高級タワーマンションとか高級車とかの写真をアップしたり、美女と一緒に高級レストランで食事をしたり、海外旅行をしたり、うらやましがられる演出もするようです。

自分も仲間に入れてほしいと思うのは仕方がないことで、どうしたら、そんなことができるのかと好奇心を持ったら、もう棺桶に片足のようです。

おいしい話は、普通に人のところにまで来たりしませんし、来るとしたら、それは、ねずみ講とかマルチの始まりです。

最初に手を出せば儲かることもありますが、そのうち逮捕者が出て破綻します。

広告塔として、有名人、特に芸能人が利用されるようです。

今回のタイの投資詐欺事件がまさにそれで、疑われているのは、美男美女ばかりです。

ねずみ講の親にあたるオーストラリアとタイのハーフの男性とその恋人はすでにオーストラリアに逃げているそうです。

宝くじなら当たる人がいるわけですから、詐欺ではないですが、ねずみ講は、必ず破綻するから違法です。

SNSなどにも仮想通貨とかFXへの投資を勧誘する人たちが多いです。余計なおせっかいですが、よく調べてよく考えてから始めたほうがいいと思います。

投資に詳しい人の話として、年利4%を超える利益を強調するような投資は、リスクが高いそうです。

そして、私の妄想ですが、こうした詐欺事件で、名前が出てくるような人たちは、利用されている欲深い人たちで、ホンモノの悪党は、表に出てこないし、捕まったりもしないと思います。

妄想ですが、金融関係のプロたちで、ものすごい知識を持ったプロ集団でないと、こういった詐欺を考えることは無理だと思います。

2022年9月14日水曜日

批判することの容易さの話

今日のニュースでは、バンコク都知事のチャッチャート(Chadchart Sitthipunt)氏に対する話題をやっていました。

インラック・シナワトラ内閣では運輸大臣を歴任していたし、バンコク都知事になる前には、バンコクの諸問題に関するいろいろな解決案を自分のFacebookに書いていたそうで、それがネット民の手で掘り起こされて、話が違うのではないかと批判されています。

もちろん、都知事になってまだ日が浅く、できないことも多いと思われますが、できただろうこともあったとの批判です。

バンコクの北部と東部の洪水が問題になっているわけですが、徐々に水が引き始めている北部に比べ、東部のラートクラバンの状況が心配されています。

チャッチャート氏は、昨年、このラートクラバン地区を訪れて、わたしなら、この地区を洪水から守るためにはこうしたことを行うとFacebookに書いていたそうです。

短期の対策と長期の対策を事細かく書いているのに、バンコク都知事に選ばれてから、何もしていないのではないかとの批判です。

日本でも、旧民主党が野党のころは、政府をいろいろと批判して、自分たちが政権をとったら、もっといい日本にとか言っていましたが、実際に政権に就いたら、まあひどいことひどいこと。

やったのは、日本を中国や韓国に売り渡すことといっても過言ではないような愚策が多かったです。

その後は、分裂したり、どんどん議席を減らしています。

要するに、批判は簡単でも、実際に自分でやってみると、そんなに簡単ではなくて、理想通りには物事は運ばないということでしょうね。

チャッチャート氏は、知事就任後は、毎朝のようにジョギングをしながら、自分の支持者たちの多い地区を回っていました。

最近は、自分の支持者の多いところへ、特別予算を出して、研修という名の招待旅行なども計画していると批判されています。

世の中、白か黒かではなくて、政治家とか政党は、どちらかといえば、黒か黒かで、どちらにも金に汚い人や権力の座に胡坐をかく人はいるものです。

テレビに出ている自称専門家とかお笑い芸人とかでも、批判することは簡単です。

我々一般人でも、SNSを利用して、批判はいっぱいできます。

話変わって、バンコクから南南東に200キロほどのところにあるラヨーンも洪水被害が出ているそうで、このところよくニュースになるワニが田んぼの中で見つかったそうです。

今回のワニは体長が3メートルを超える大型ワニで、捕獲するには専門家が出て、かなり苦労したようです。

専門家が出てくると、ワニでも大ヘビでも国立公園に放たれたり、養殖場に引き取られたりして、食べたりはしないようです。

他にも何匹かの目撃談もあるので、近隣の人たちは戦々恐々のようです。

2022年9月13日火曜日

洪水の話 その4

相変わらずタイのテレビニュースでは洪水の話題が多く、バンコクのみではなく、北部タイや東北タイでの洪水の話もいろいろと出てきます。

今日の話題の中では、バンコクではなく地方なんですが、ワニの養殖場から増水により、ワニが逃げ出した話で、こういった話は、たまに出てきます。

洪水でワニとか大きなヘビが流れてきたら、恐怖ですが、今日のニュースでは、逃げ出したワニが1メートルちょっとの小型だったこともあって、見つけた人が捕まえて食べてしまったという話でした。

最近は、ワニの肉も以前よりは有名で、専門店などもあるそうですが、タイの田舎の方では、いろいろなゲテモノを食べる人もいるようです。

一人の人は、洪水の時に田舎でよくみられる魚を捕まえる網にかかっていたそうで、捕まえてさばいて肉を4キロ料理したそうです。

肉を削いだ皮と頭部は塩漬けにしてはく製にするのだそうです。

もう一人の人は、そこから少し離れたところの人で、見つけたので銃で撃って捕まえたそうです。

タイの人たちは、田舎の人もバンコクの人もかなり拳銃を持っている人が多いですから気を付ける案件です。中には自動小銃とか散弾銃も持っている人もいますからね。

あと、道路が冠水すると、歩くのも大変で、水も不潔だし、危険なものが水中にあるかもしれないから、慣れないところでは、冒険しない方がいいと思います。

といっても長靴を持ち歩くわけにもいかないですし、覚悟を決めて最短距離を歩くとか、高くてもバイクタクシーを利用するしかないわけですが。

でも、バイクタクシーもタクシーもなかなかつかまらないですし、つかまえても彼らにとっての稼ぎ時ですから、メーター料金でいってくれる人も少ないわけです。

昨日、アソークからラマ4世通りまで行くのにタクシー24台に断られて人がTikTokに投稿していたとニュースでやっていました。

人も車も冠水しているところでは、穴凹とか蓋の開いた排水口があることもあり、大きな事故につながることもあります。

冠水していない時でもタイの排水口の鉄の蓋が突然外れて人が落下する事故は起きています。

昨日は、大きなショッピングセンターの駐車場のB2階で浸水があったそうで、これもニュースになっていましたが、水は踝くらいで、すぐに排水されたそうですが、自分の車に行くまでに靴がずぶぬれです。

この件で、コンドミニアムなどの地下駐車場で、冠水によって車が水没した場合の責任は、コンドミニアムか車の所有者かという話も出ていて、もちろん契約にもよりますが、コンドミニアムのマネージング会社が責任を取るべきだとの判例があるそうです。

ショッピングセンターの場合ですが、よく駐車場での事故や盗難の責任は免責ですとの注意書きをしているのを見たことがありますから、冠水事故も責任を取ってくれないかも。

一般道路などでの水没の場合についても、普段から契約している保険の契約内容を確認しておくべきでしょうね。

いくら保険でカバーできても、新車の金額が戻ってくるわけもなく、保険でカバーされている金額の8割程度だとの話を聞いたこともあります。

何事も防げるものなら防ぐように最大の努力が必要ですね。

我が家の家訓は、「備えあれば患いなし」


2022年9月12日月曜日

洪水の話 その3

タイの洪水は、まだいたるところで起きていますが、私の暮らしているバンコクやその周りのニュースを見て、過去の洪水を思い出しながら、これからの備えについて考えています。

バンコクのまわりでは、バンコクから南南東に150キロほど行ったところにあるパタヤビーチでもかなりの洪水被害が出ているようです。

バンコクからパタヤへの途中でも、バンプリーとかチョンブリなどでも洪水の被害は出ているようです。

地図を見て、シャム湾のまわりとかチャオプラヤ河のまわりは、水が出やすいです。

バンコクの南のサムットプラカーンもチャオプラヤ河の河口ですし、シャム湾に面しているから、毎年のように洪水被害が出ます。

チャオプラヤ河の西も洪水の被害が出ますが、一番被害が出ているのは、やはり、バンコクの北でしょうね。

これは、2011年の大洪水でも同じでした。

大潮で海の潮位が高いところに、北部に降った雨水が南下してチャオプラヤ河の水位も高くなっているところに、大雨が降ることで、ひどい洪水が起きます。

チャオプラヤ河への排水が、ゴミや浮草によって機能しにくくなっていたり、チャオプラヤ河の水位が高いから水門を開けてしまうと水が河から逆流するので水門は開けられず自然には排水できないわけです。

そこで、排水ポンプが活躍するわけですが、常設の排水ポンプだけでは、能力不足なので、移動式の排水ポンプも必要なところに設置しています。

それでも場所によっては焼け石に水状態です。

そして、過去の洪水時に学習したことは、とにかく、情報を集めて、危険を事前に察知することが大切です。

自分が暮らしているところや働いているところなどが過去に洪水の被害に遭っているかどうかも調べておいた方がいいです。

いつも使っている道路の過去の冠水歴も調べておいた方がいいです。車が安全に走行できるのは、メーカーの説明ですとタイヤの半径の水位までなんだそうです。

水は、エンジンルームに入ってくるだけでなく、乗っている人の座席空間にも浸水することがあるし、意外と知られていないのは、排気マフラーからも水が入ってきてエンジンが壊れることもあります。

一軒家とかタウンハウスという長屋のようなところで暮らしていると、車の駐車スペースが冠水しないかも心配ですが、コンドミニアムの場合には、部屋が浸水することはほぼない代わりに、駐車場が地下にあるところもあって、時々、地下駐車場が水没したとのニュースがあります。

安全に駐車ができないときには、前もってどこか高いところを探しておくこともお勧めです。

2011年にはショッピングモールの駐車場とか、高架橋とか高速道路とかに駐車する人が出ていました。

あと、交通渋滞がひどくなるので、車に乗る前には、必ずトイレを済ませておくこと、車の中には飲み水やスナック類、そして携帯トイレやビニール袋も常備しておいた方がいいと思います。

あとは、万が一の時に駐車できてトイレを使えるホテルとかシッピングモールとかも事前に調べておくと便利だと思います。

運転手がいれば、降りてしまえばいいわけですが、自分で運転をしていると、地獄を見ます。

冠水しそうなところにある家具や電化製品を高いところに避難させることも大切ですし、常備薬や救急箱や飲料水や食料の確保も災害時の常識です。

携帯用のガスコンロとか緊急時のトイレとかゴムボートなどは、よほど長期に水が出たままでない限りは、焦る必要はないと思います。

今日のニュースでは、家に水が入ってきて、家の中を泳ぐナマズの映像をアップしている人がいると紹介していました。

いろいろな野生動物、とくにヘビなども流れてくることがあるので、要注意です。すべて毒を持っていると考えたほうが安全でしょう。

ヘビは、入り口とか空いている窓からとか天井裏から侵入するだけでなく、排水溝とか、時には便器の中から登場することもあるそうです。

天気や洪水の情報で参考になりそうなところ





2022年9月11日日曜日

聴力の話

多くの人が、子供のころから視力検査はよくしますが、聴力の検査は、よほどの自覚がない限り、自分から病院で検査を頼む以外、あんまりないと思います。

モノが見えにくいというのは、子供でも本人の自覚もあるし、モノを見るときの表情などからもうかがい知ることができることもあります。

視力にも近視とか遠視とか乱視とかもありますし、色盲(色覚特性)といわれる色を判断する能力が他の人とは違う人もいるし、まさに見る力が弱い弱視などもあります。

私は、中学生のころから近視の矯正で眼鏡をかけてきているのですが、眼鏡を作るのは結構好きなので、眼鏡を作るたびに視力検査を受けます。

50歳を過ぎるころから、近視だけでなく老眼も始まり、眼鏡も、一つの眼鏡で、近視用の部分と老眼用の部分とがあるようなレンズを使うようになっています。

そして、いくらレンズで近視を矯正しても、以前のようには見えなくなっているので、それを指摘したら、歳ですから仕方がないといわれます。

還暦を過ぎるころから、白内障になって、水晶体にレンズを入れる人も多いです。

それに比べると、聴力は困っている人が少ないのか、検査を受ける機会も少ないですが、視力と同じように、子供のころから聴く力が弱い人もいるわけです。

全く聞こえないのであれば、本人もまわりもわかりますが、ちょっと聞き取りにくい時があるとかだと、検査を受けようと思う人はほとんどいないような気がします。

音がかなり聴こえ辛いことを難聴といいますが、難聴にもいろいろな種類があるそうです。

音の大きさが一般的で、誰でも小さな音や声は聞こえない時もあります。だからひそひそ話も成り立ちます。

聞きたくない授業や嫌いな人の話が聞こえづらくなるのはまた別の話です。

もう一つは、音の周波数ですよね。若い人には聞こえても歳をとった人には聞こえない周波数があるし、一部の動物には聞こえている音でも人間には聞こえないこともあるわけです。

非常に大きな騒音の中で暮らしていると、徐々に難聴になることが多いそうで、大きな音がする工場とか、パチンコ屋とか、ヘッドフォンで大音響で音楽を聴いたり、ゲームを長時間したりしても、気が付かないうちに難聴になっていることがあるようです。

若い時には気にならなくても、歳をとって、自覚してびっくりする人もいます。

いつの間にか、テレビの音声が大きくなっていると指摘されたり、本人の話声も大きくなっていたりすることで、まわりから指摘され自覚することが多いようです。

居酒屋など大勢の人が話をしている中で、同じ席で話している人の話が、時々聞こえない時があったり、女性の声が男性の声に比べて聴こえ辛くなったり、いろいろなことも起きてきたりするようです。

一般的には、加齢による難聴は、周波数の高い音から聞こえなくなっていくそうなので、例えば、家のチャイムの音とか、スマホのお知らせ音とかが聞こえないことも出てくるそうです。

周波数による聴力テストができるサイトもありますが、あくまでも参考程度がいいと思います。

あと母音に比べて子音が聞こえにくくなる傾向になることもあるそうで、語音聴力検査といって、言葉が聞き取れるかどうかを調べる検査もあるそうです。

こちらのサイトで、簡単なテストも受けられますが、あくまでも参考程度で、おかしいといった自覚があったら病院での検査が一番でしょうね。

視力の矯正には眼鏡ですが、聴力の補強には、補聴器ですね。

一口に補聴器といっても、本人の聞こえない音の種類などによって、いろいろなモノがあるので、専門医や専門家にしっかり検査してもらってから購入すべきだといわれています。

眼鏡でも歯の矯正用のリテーラーでも補聴器でも、検査もしないで適当なものを買って使うと、危険だそうです。

しっかり検査し、問題を矯正するための補聴器であれば、自分の目的に合った、まわりの余計な音をカットして、近くの人の声だけがよく聞こえるとか、最近の補聴器はかなりの優れものだそうです。

最近は、イヤフォンなどにもありますが、骨伝導といって、空気の振動で伝わる音ではなくて、頭蓋骨など骨を通して伝わる音の伝導を利用したものもあるそうです。

そういえば、テレビドラマの話声などが聞こえづらくなった高齢者用のスピーカーも出ているそうですね。

私は、まわりの人には聞こえない音でも聞こえるときがしばしばで、地獄耳と揶揄されています。


2022年9月10日土曜日

Slingboxの話

 海外に長期で滞在している日本人もかなり多くなっているわけですが、海外で暮らしていると、日本がとても恋しくなります。

昔は、日本の新聞や週刊誌を海外で読むことさえも特別なことで、私がヨーロッパにいた70年代のころには、日本の新聞を読むために、日本大使館とか日本人会とか日本航空の事務所とかに行って最新の新聞を読んでいる人たちもいました。

都市によっては、新聞や書籍などを現地で販売する業者もいました。需要があれば供給もあります。

今はインターネット時代ですから、ネット環境さえあれば、地球上どこにいても日本のニュースを読むことが可能ですし、VPNを使えば、日本のテレビを見ることも不可能ではない時代です。

今日、Slingboxからメールが来ました。

Slingboxユーザーは、2020年11月9日にすべてのSlingbox製品が中止され、サーバーがオフラインになることを以前に通知されています。

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以前は、海外で日本のテレビ番組を見るには、現地のテレビ会社のやっているサービスでNHKワールドを見ることが基本でした。

でもNHKワールドは、ニュース中心で娯楽番組、特にスポーツ中継やドラマを見ることができないので、NHKや民放のドラマを見たいという欲望をかなえるために、それをVHSのビデオテープに録画し、貸し出すサービスを考えた業者もいました。

そのうちに、ソニーがロケーションフリーという製品を開発し、自宅に置いた機器を介して、自宅外でもテレビを見ることができるという画期的な時代に突入しました。

しかし、こうした機器を利用して海外などで視聴することに関しては、著作権の問題が出てきて、裁判に訴えられた人たちもいたわけです。

ロケーションフリー(LocationFree)通称「ロケフリ」は、あくまで日本にいる本人が、自宅外にいるときに、ノートパソコンなどで自宅で見ているテレビを視聴できるというサービスなので、海外出張中とか長期滞在者は、灰色ということが以前から言われていました。

まして、日本に自宅がない人用に業者がそのサービスをするのは、違法であるという判断も出ているわけです。

ソニーなどは、あくまで国内用としてのロケフリを今でも発売しています。90日後の再認証なしでは見れないとか地上波以外はほどんどダメとか、問題もあるようです。

そんな中でSlingboxだけが再認証のペアリングが不要で、著作権映像:対応、スマホ視聴:対応、PC視聴:対応と無敵でした。

日本にSlingboxを設置しておけば、インターネットを介して海外でもリアルタイムで、日本のテレビ番組を見ることができました。

ただ、設置している場所で見ることができる地上波チャンネルの制約はありました。

スポーツ中継とかドラマとか、とても助かりました。

でも、急にPCでは見ることができなくなったり、2020年11月9日にすべてのサービスが中止になるとの発表がありました。

海外の日本人は、現在Tverで見ている人が多いのではないかな?

海外で母国のテレビ番組を見たいのは日本人だけではないわけで、著作権とか法律に関しては日本人のように真面目ではない人たちもいっぱいいるわけで、特に中国とか韓国などには、いけない違法サイトなどもあるし、違法な機器を販売しているところもあるわけです。

日本にいる外国人も、合法・非合法の手段で、祖国のテレビとかエロビデオをいっぱい見ていると思いますよ。

2022年9月9日金曜日

安倍元首相の話

あれだけ長い間日本の首相を務められた人ですから、好きな人だけでなく嫌いな人もいることはわかります。

いろいろな問題もあったし、疑惑もあったわけですから、批判する人がいるのも当然だと思います。

でも、暗殺された元首相なわけです。

民主主義の国日本で、選挙演説中の元首相が暗殺されたわけで、それは、絶対に許されてはいけないことです。

批判するのであれば、選挙で選ばれた議員の多数決とか、裁判に訴えて判断すればいいことのはずです。

まず、政治家もメディアも、あの容疑者を徹底的に批判すべきです。テロリストを擁護してはいけないはずです。

もちろん、容疑者にも容疑者なりの犯行理由もあったかもしれませんが、それは裁判で主張すればいいことです。

国葬に関しては、賛成反対があるのは当然だと思います。安倍さんが嫌いな人、自民党が嫌いな人たちは、国葬に反対してもおかしくないです。

でも、安倍元首相は、日本の歴代の首相経験者たちの中では、群を抜いて海外での知名度が高かった人で、いろいろな国の首脳たちとも親しかったわけです。

ですから、海外からの要人たちが国葬に参列するだろうことは、よく考えたほうがいいと思います。

日本は、いろいろな意味で、これから大変な時代を進んでいくわけで、国内の分裂は避けなければならないですし、海外との関係も重要なわけですから、とにかく、日本のためには、国葬賛成がいいのか反対がいいのかをよく考えて判断したほうがいいと思います。

そして、最終的に決まったことには、いつまでも批判して、事を荒立てるべきではないと考えます。

私は、最初から、国葬には賛成の立場です。

エリザベス女王の話

1973年から74年にかけ、ロンドンの語学学校に通いました。

ロンドンの冬は寒く、雨も多かったし、夜には皿洗いのアルバイトもしていて、楽しい思い出は少なかったです。

少しでもアリングのためになればと、中古の白黒テレビを買いましたが、おんぼろで、しばらく見ていると画面が小さくなってしまうようなテレビでした。

最後には画面が線になって、点になってしまい、しばらくしてスイッチを入れなおすとまたしばらく見ることができるという感じ。

ロンドンのシェパードブッシュの下宿は、電気もガスもコインを入れなければならないシステムで、コインがなくなると、ヒーターも消えるし、お風呂も水風呂になりました。

そんな寒いロンドンのクリスマスの夜に、テレビで、国民に語り掛けるエリザベス女王を初めて見ました。

すべて聞き取れたわけではなかったけれど、さすがの女王の英語ですから、わかった部分もたくさんありました。

あの瞬間から、エリザベス女王のファンになりました。

そのエリザベス女王が、96歳でお亡くなりになったそうです。悲しいニュースです。

私は、欧米の植民地主義には大いに疑問を持っていますが、エリザベス女王は大好きでした。

いつもイギリスとイギリス連邦の国民たちのことを考え、即位してから、最期まで、公務に励んでいらっしゃいました。

タイのラマ9世も同じでした。批判する人たちはもちろんいますが、国の代表は、こうあるべきだということを見せてくださいました。

お疲れさまでした。安らかにお眠りください。


2022年9月8日木曜日

スマホの話

昔は、安アパートに電話がないから、公衆電話を利用したののでした。長距離電話などは、10円玉をいっぱい持っていく必要がありました。

先払いのテレフォンカードは便利で、10円玉とか100円玉を持っている必要がなくなりました。 

電話も留守番電話が登場したり、親子電話とかファックスとか、いろいろな便利なものも生まれましたが、携帯電話が普及してから社会が変わりましたよね。

海外へ手紙を書くのも、昔は当たり前ですが、手書きでした。それが、ワープロの登場で、個人でも手軽に印字できるようになりました。

昔はワープロ専用機があって、それで印字したものをファックスで相手に送るシステムも便利でした。

その前はビジネス関係ではテレックスといって、専用のテープに穴をあけて、それを読み込みながら相手に送り、相手はその穴の信号を文字に変換するようなシステムでした。

そういったもろもろのものが、パソコンやスマホの登場で、過去のものとなってしまいました。

パソコンも最初はワープロとか表計算とかデータベースでしたが、インターネットに接続できるようになって、便利な通信機器となりました。

前置きが長くなりましたが、スマホは本当に便利で、もうパソコンも仕事以外ではいらない時代といってもいい感じです。

スマホは電話するだけでなく、メールも送ることができるし、音楽も聴けるし、ビデオも見られるし、テレビも見ることができます。

昔は、プライベートでもビジネスでも、必要な電話番号は最低でも数十は記憶できました。でも、携帯電話やスマホの電話帳機能が登場してからは、電話番号を覚えられなくなってしまい、自分の番号さえも覚えていないことに驚きます。

ワープロの登場でもそうでしたが、パソコンやスマホを使うと漢字を忘れます。漢字を書けません。

わたしなんか、もう先が短いからいいですが、若い世代で、漢字も書けないし、記憶力も悪いのでは、将来が心配になってしまいます。

それと教育や運動でも、なんでも個人の自由意思とかで強制しないから、おかしな人間も増えてきているし、屁理屈ばかりが得意な人も多い感じです。

洪水の話 その2

9月1日にも書きましたが、タイは洪水の季節に入っており、今週は、バンコクの北100キロほどのところにあるアユタヤに続き、バンコク近郊でも被害が出始めています。

2011年の大洪水の時にも、同じように、アユタヤやバンパインなどが水に浸かり、そこから徐々に南下してバンコクに迫ってきました。

テレビでは、2011年の大洪水のようなひどい被害が出るのだろうかと話し始めていますが、もしも、同じようなことになったとしたら、クーデターで倒したインラック前政権と、現政権と同じようなものだと証明することになっちゃいますね。

いくらなんでもそれはないと思っていますが、すでにフューチャーパークランシットショッピングセンターのあたりは、徐々に水に浸かり始めているようです。

場所によっては普通車の通行ができないところもあるし、ひどい交通渋滞だそうです。

ランシットからパトゥムタニーのあたりは、チャオプラヤ河に通じる大きな運河がいくつもあるので、チャオプラヤ河の水位が高い時期には、運河に水が逆流して溢れ、そこに大雨が降り続くと排水もできないから冠水状態となります。

2011年の時には、ドンムアン国際空港から、チェンワタナー通りにかけても水に浸かりました。

アユタヤの北東部には、カオヤイ国立公園があって、コーラート台地とともに、タイ中央部では比較的海抜が高いので、そこに降った雨も、徐々に南下してきます。

カオヤイの南側にある、プラチンブリナコーンナヨックも洪水になることで有名です。

チャオプラヤ河の両岸は、ランシット・パトゥムタニーあたりから南もかなり危険地帯です。

チャオプラヤ河の西岸も、2011年の時には、かなりの被害が出ています。

東側もスワナプーム国際空港のまわりもひどい状態でした。新しい巨大商業施設や新興住宅地で有名になってきたバンナートラート通り沿いも冠水することで有名でした。

他には、ドンムアン国際空港の東側のサイマイからラムイントラ、そしてフアマークからラムカムヘン大学の一帯、シーロムやサートンやラマ4なども河が近いから冠水しやすいです。

当時を知っている人なら、だいたいの予想もできるでしょうけど、当時を知らない人の参考になればと書いています。

2011年には、10月には収まると思われていましたが、政府の無策で、ダラダラと11月の初めまで大変な騒ぎでした。

結局、政府は、バンコク中心部と近郊の重要な空港などの施設を守るためにその周りをある意味犠牲にしました。

ですから、バンコクは、地区によってはかなりの冠水もしましたが、郊外のように2階まで水に浸かるような事態にはほとんどならなかったと記憶します。

最終的に、11月になり、雨も降らなくなったこともあり、バンコクは、ラートプラオからスティサーンのあたりで、大水の南下が止まりました。

今年も、降雨量が大きなポイントですし、海の大潮の時期と満潮時間も重要です。

バンコク北部やチャオプラヤ河の両岸、そしてシャム湾に面しているところにお住いの方々は、早めに情報を集め、大切な家具や電化製品などを高いところに避難させ、必要なモノの買い置きなども、考えておいた方がいいかもしれません。

タイ語ですが、こちらも参考に。

ゾウさんの話

動物園といえばゾウさんで、子供のころゾウさんを見て、その大きさとか臭いにびっくりした記憶があるのではないでしょうか。

ゾウさんにもアフリカ象アジア象があるそうで、体も大きく、耳の巨大なのがアフリカ象ですよね。

タイにいる野生のゾウはアジア象ですが、大人はさすがに大きいです。

タイとゾウといえば、「象の花子」の物語ですよね。

日本とタイとの友好の歴史は長く、一説では日本の江戸時代から400年以上続いてきているといわれています。

戦前戦後を通して、日本の皇室とタイの王室との関係も深く、第2次世界大変の時には、タイは日本の同盟国でした。

ただし、一部には反日運動もあり、自由タイ運動もアメリカやイギリスでは起こっています。

一時ネット掲示板などで盛んに書き込まれていた一文があります。

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タイの元首相ククリット・プラモード氏が、タイの新聞『サイヤム・ラット』紙に発表した『十二月八日』と題するものである。

 「日本のおかげで、アジアの諸国はすべて独立した。日本というお母さんは、難産して母体をそこなったが、生まれた子供はすくすくと育っている。今日、東南アジアの諸国民が、アメリカやイギリスと対等に話ができるのは、一体だれのおかげであるのか。それは『身を殺して仁をなした』日本というお母さんがあったためである。十二月八日は、われわれにこの重大な思想を示してくれたお母さんが、一身を賭して重大決意をされた日である。さらに八月十五日は、われわれの大切なお母さんが、病の床に伏した日である(強調筆者)。われわれはこの二つの日を忘れてはならない」

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このタイのククリット元首相は、自由タイ運動のリーダーだったセーニー・プラーモート元首相の弟です。

「象の花子」は2頭いたんですよね。

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日本との友好・親善のために、過去にタイ王国から日本へアジアゾウが何度が贈呈されているが、今日最も有名なゾウとしては、1935年に贈られた「花子」が真っ先に挙げられるだろう。

太平洋戦争中の1943年、空襲により動物園のオリが破壊され猛獣が逃走する危険性があったため、東京都は猛獣の殺処分命令を出した。

職員たちの反対の中、上野動物園でも同命令が実行に移された。ライオンや熊、そしてゾウの花子にも毒の入ったエサが与えられたが、象たち(実際には3頭いた)はエサを吐き出してしまった。

近隣の住民に不安を与えるため銃は避けられ、ゾウの皮膚は固く注射針も通らないため、やむなく餓死させる手段が選ばれた。ゾウの花子たちはエサをもらうために必死に芸をしたりするが、ジョン、ワンリー(花子)、そしてトンキーの順に餓死していった。

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戦後の1949年、元タイ国軍事顧問で実業家のソムアン・サラサスが、「戦争で傷ついた子どもたちの心をいやそう」と私財を投じて発起人となり、日本に贈られることとなった二代目「はな子」が上野動物園に寄贈された。

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こちらにソムアン・サラサス氏に関するコラムがあって、興味深い

日タイの歴史を動かした親日家 象のはな子の育て親、逝く


話変わって、今日のニュースで、トウモロコシ畑やサトウキビ畑を野生の象に荒らされて困っている農家の話をやっていました。

タイでも、自然破壊が広がっていて、いろいろな野生動物たちが数を減らし、食べ物を求めて里に出てくることも多くなっています。

実際に象を見たことがある人ならわかると思いますが、象はとにかく体がでかくて力持ち。

飼いならされている象でも時々暴れますが、野生の象は一頭でも、ものすごい破壊力で、田舎の家屋など、簡単に壊されてしまいます。

今回ドローンを飛ばして確認されたのは、全部で100頭ほどの象の集団が、24000坪の農地を荒らしているそうです。

農家からすればたまったものではありませんよね。

タイにも野生動物保護法はありますから、むやみに殺したりできませんし、高電圧を通した電線で囲うこともできないのだそうです。(お金もかかる。)

どんな生き物にも大切な命なわけですが、時には、人間の命や財産を脅かすこともありますので、その辺を無視しない方がいいですよね。

一番いいのは、自然保護団体とか野生動物保護団体が、野生動物のために、エサ用の農地を自然の中に作ることだと思いますね。

イルカの被害を受けている漁師の人たちにも保護団体から補償金を出した方がいいと思います。

ゴキブリの話

ゴキブリが出現したのは、今から約3億年前の古生代石炭紀で、「生きている化石」とも言われてきましたが、最近の研究では石炭紀の地層から発見されたゴキブリ類とされてきた化石昆虫は、より原始的な別の昆虫であるとされ、現生ゴキブリ目はペルム紀に出現したということが判明したそうです。

日本における最古の昆虫化石は、中生代三畳紀の地層から発見されたゴキブリの前翅だそうです。

いずれにしても2億年も前から生きてきたわけで、すごい生命力を持っていることには間違いないでしょうね。

地球が誕生して46億年、最初の生命体が地球上に確認されたのが35億年前といわれていますから、500万年前にやっと誕生したとされる人類に比べると、2億年はすごいですよね。

全世界に約4,000種、うち日本には南日本を中心に50種余りが知られているそうです。

世界に生息するゴキブリの総数はなんと、1兆4853億匹ともいわれており、日本には236億匹(世界の 1.58%)が生息するものと推定されているそうです。

形を見れば想像できるように、ゴキブリも昆虫の一種ですが、カブトムシとかクワガタとかセミとかバッタなどに比べると、人間から嫌われています。

ゴキブリは、暖かい気候を好むそうですから、私の暮らすバンコクでも、かなり見ることができますが、それでも、以前に比べるとかなり減ってきているし、大きさも小さくなっているような気がします。

私がバンコクで暮らし始めた当初に私が借りたアパートにいたゴキブリは、体長が10センチほどもあり、黒光りしていました。

そのサイズのゴキブリが、台所のガスコンロ台の上の戸棚の扉を開けた途端、集団で飛び出してきたので、さすがに田舎暮で生まれ育った私でも、背筋がゾワゾワして後ずさりをしてしまいました。

100匹以上いたと思います。殺虫スプレーを買って何度も何度も駆除しても、全くいなくなることはありませんでした。

ほかの部屋から移動してくるのか、天井裏や配水管の中にいるのか、まあ、すごい生命力には違いないです。

日本人でもゴキブリを怖がる人は少なくないし、女性の場合には、ほとんどの人が苦手ではないかと思います。

タイ人もゴキブリはダメみたいで、男性でも女の子みたいに飛び跳ねて怖がる人がいて、笑っちゃいます。

私は、昆虫類は、素手でつかめるし、ゴキブリもティッシュどを持ってつかみます。

私はヘビが大嫌いですが、トカゲとかヤモリは、好きではないけど、怖くはないです。ただし、大トカゲとか、大きいのはダメです。

毎年、雨季になると、普段はほとんど見なくなっているゴキブリが、排水口などから出てきます。

2~3センチの中型や1センチくらいの小型が多いです。多い時でも10匹くらいかな。

我が家には、4匹の飼いネコがいるので、ゴキブリは見つけ次第、ティッシュでつかんで、トイレに流しています。

ネコは動くものに反応するので、ゴキブリも大好きで、前足でじゃれて、時々咥えて、戦利品として飼い主にみてもらいに来ます。

一度など、寝ていると近くで鳴き声がしたので目を開けたら、枕にネコが持ってきたゴキブリがいてびっくりしたこともありました。

ものすごい集団がいた最初のアパートでは、夜中に、飛んできたゴキブリに耳を噛まれたこともありました。病原菌の塊でしょうから、かなり危険だったと思うけど、大丈夫でした。

うちのネコは、ゴキブリと遊んでよくお腹をこわして、下痢便の粗相をするので、掃除が大変になりますから、とにかく、見つけたら駆除です。

どんな生き物にも同じ命とか言っている人たちは、ゴキブリとか蚊を殺したことないのかな?

2022年9月6日火曜日

森田療法の話

私は、タイのバンコクに滞在し始めてしばらくしてから不安神経症に悩み苦しんだ時期がありました。

バンコクでもいろいろな病院に行きましたが、最終的には、日本人だから日本人の専門家に診てもらう方がいいとタイ人のお医者様からのアドバイスを受け、帰国して日本の精神科に通いました。

その精神科の専門医から紹介されたのが、森田療法でした。とにかく森田療法に関する本を読んでみなさいとのことでした。

いろいろな悩みを抱え、不安な毎日を送っている人もいると思いますが、とりあえず、この森田療法について、wikiに書かれていることだけでも読んでみることをお勧めします。

私が読んだ本には、いろいろな経験談とか、実践方法とかも載っていましたが、私にとって、ためになったのは、いろいろな人たちの神経症に関する体験談でした。

潔癖症だったり、赤面症だったりなどなど。

私は、森田療法の規則正しい生活とか、なんか理屈っぽい説明が苦手で、斜め読みした程度でしたので、自分で読んで、いろいろと考えてみることがいいと思います。

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森田療法では、治療の要点を表すものとして、「あるがまま」という言葉をしばしば用いる。しかし、森田療法における病態把握・アプローチを理解しないまま、「あるがまま」「外装が整えば 内装自ずから熟す」などの言葉やイメージが表面的な形で一人歩きすると、森田療法の誤解や誤ったメッセージにつながりかねないため注意が必要である。

また、このような森田療法の病像把握や治療法・治療過程は、自らの内にある負の感情や欲望などをあるがまま受け止めようとする親鸞や道元・禅宗など大乗仏教の思想と親和的であるとも指摘される。

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世の中には、民間療法とか宗教とか、いろいろな方法もあるわけで、中には、お金儲けとか、おかしなお薬や宗教とかもあるわけで、常に注意も必要だと思います。

そして、個人差が大きいわけで、自分に合う・合わないもあります。自分に合ったと思っても、ほかの人には合わないことも多々あります。

正解は一つではないわけです。

森田療法での入院の場合

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第一期 - 絶対臥褥期:約1週間。患者を個室に隔離し、食事・洗面・排泄など基本的な生活行動以外の活動をさせずにベッドに横たわる。

第二期 - 軽作業期:外界に触れさせ軽作業をさせたりする。臥褥期に起こった「生の欲望」をそのまま日常生活における作業に移し替えようとするもので、エネルギーを全部出しきらずに抑制させながらやや欲求不満の状態にしておくのが特徴。この時期から主治医との「個人面談」と「日記指導」も行う。

第三期 - 作業期:睡眠時間以外はほとんど何かの活動をしているという生活にする。台所仕事、配膳、拭き掃除などを行う。現代では適時休憩をとるように指導するところもある。

第四期 - 社会生活準備期:日常生活に戻れるよう社会生活の準備に当てられる。具体的には、病院から学校や会社へ通うなどする。

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なんか、修行僧みたいな生活で、私の場合には、これを読んだだけで、ますます気が重くなり実践は無理だと思いました。

森田正馬さんは薬を使わなかったそうですが、現代ではうつ症状の改善などを図るため薬を併用することも多く、私も医者から、精神安定剤と抗不安剤、そして入眠剤を処方されました。

薬には副作用もあるし、中毒とまではいかないまでも、精神的な依存もあるので、専門医の指示に従わないと危険だと思います。

私の場合には、不安はどんどん消えていきましたが、入眠剤はすぐにやめられましたのに、抗不安剤と精神安定剤を完全にやめることができるまでには1年くらいかかりました。

どうしても不安に感じた時だけ飲むということで、間隔をあけていきました。

私が精神科に通った時代は、今のように情報もなく、精神科といえば、精神病院、すなわちキチガイが行くところというイメージでしたので、日本に帰って、父に精神科に連れて行って欲しいと頼んだ時の父の気持ちを考えると、すまないことをしてしまったものだと、今でも心が痛みます。

でも、自分一人で考え込まないで、信頼できる人に相談してみるのも、大きな第一歩だと思います。

自分は悩んでいるんだと口外しちゃうわけです。隠したらダメ。

精神科の待合室で考えたことは、通っている患者さんを診断する医師は、大変な職業だなあということでした。

わたしにしても、ああでもないこうでもないと、自分勝手な説明ばかりしているわけで、私だったら、もういい加減にしろと怒鳴りつけたくなるかもしれませんが、さすが専門医で、しっかり話を聞いてくださるわけです。

話を聞いてもらうだけで、かなり楽になることもあるわけです。

自分を不安にさせている原因は何なんだろうかと一緒に考えて、 一緒にその不安を取り除く方法を考えてくださるわけで、それができれば、不安は消えてゆきます。

今の時代、いろいろと不安もあるし、いろいろな人もいるし、まじめな人、感性の豊かな人、想像力のある人ほど、心の悩みを抱えてしまうわけです。

そんな時に、「あるがまま」という言葉がよく登場するわけですが、「いい加減」の意味はいい意味での「良い加減」と悪い意味での「出鱈目」のような「いい加減」もあるわけで、バランスの取れた状態でないと、怠惰な方に進んでしまいがちではないかと思います。

一つのことに固執する性格も、いい方向に進めばいい結果が出ますが、悪いほうに行けば、薬とか賭け事とか異性とかにはまってしまうかもしれません。

自分が、迷路に入り込んで苦しんだ経験があるだけに、同じような悩みを抱えて苦しんでいる人たちには、何とか迷路から抜け出てほしいです。

そのためにも、同じような人たちの体験談、どうやって治したかよりも、どうして迷路に入り込んでしまったのかとか、どういった不安や悩みに苦しんでいたのかを知る方が、自分のためになるような気がします。

みんな悩んで大きくなったんだなあと。

死ぬことが不安で不安で死にたくなるような思考だけはしないで欲しいです。

それじゃあ本末転倒ですし、人間、いくら死にたくなくても、いつかは必ず死んじゃいますから。