2020年6月30日火曜日

大使館からのメール 領事窓口の運用

6月30日,タイ政府は,新型コロナウイルス感染症対策の非常事態宣言を7月末まで延長することを,同日の閣議で決定した旨発表しました。

しかしながら,タイ国内での新型コロナウイルス新規感染者数が非常に低い水準を引き続き保っていること,また,制限緩和措置により日常生活が戻りつつあること等をはじめとした新型コロナウイルスを取り巻くタイ国内の諸状況をもとに検討した結果,当館では,7月1日から,当館領事窓口の運用を通常時間(8時30分~12時,13時30分~16時)に戻すことといたしました。

ただし,領事待合室内の混雑を避けるため,申請・交付の取扱いについては,以下のとおりといたします。

なお,今後,新型コロナウイルス感染症に関し,タイ政府による対応方針見直し等があった場合は,当館の領事窓口時間等を見直す可能性があります。

【旅券】
●申請受付日を1日目として,4開館日目以降に交付します。(短縮)
(変更前:6開館日目以降に交付)

【証明(警察証明を除く)】
●申請受付日を1日目として,3開館日以降に交付します。(変更なし)

【戸籍・国籍関係(相談を含む),警察証明】
●事前予約制を継続します。(変更なし)

各手続きには通常よりも長い時間がかかる場合がありますので,あらかじめご了承ください。

なお,タイ政府の方針に従い,当館領事窓口における感染防止策として,領事・広報文化部棟入口のセキュリティチェックポイントに,サーモスキャナーを新たに設置しましたので,ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。また,窓口の混雑が予想されますので,来館される皆様におかれましては,引き続き,以下の諸点にご協力くださるようお願いいたします。

【ご協力いただきたいこと】
●発熱のある方,体調がすぐれない方は,体調回復後にご来館ください。

●領事待合室の入退出時には,手指のアルコール消毒を行ってください。領事待合室入口にアルコール消毒液を設置しています。

●領事待合室の長いすには,座席を1つ空けてお座りください。

●領事待合室は毎日定期的に清掃・消毒を行っていますが,室内では手指で口,鼻,眼などを触らないようにしてください。

●マスクをご自身でご用意の上,領事待合室内では常時着用されるようお願いします。マスクを入手できない方は,咳エチケット(咳が出そうな場合は,ハンカチ,ティッシュ,袖を使って口や鼻をおさえる)へのご協力をお願いいたします。

●可能な限り,ご自身専用の筆記用具をお持ちになってください。

●サーモスキャナーによる温度計測の結果,37.5度以上の発熱がある場合は,関係部局への通報等,入構までに時間を要する場合がございますので,ご了承ください。

当館全職員は,出勤時に手指消毒,検温,健康状況の確認を行っております。また,窓口に立つ職員につきましては,引き続き,業務中にマスク,グローブの着用を指導しておりますところ,皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

大使館からのメール

・6月29日,タイ民間航空局は航空機及び乗客のタイ乗り入れに関する新たな告示を発出しました。
・現時点ではこれ以上の詳細は明らかではなく,タイ人帰還便以外の国際旅客便の有無,PCR検査の要否等も定かではありません。引き続き最新の情報収集に努めてください。
【タイ民間航空局ホームページ(タイ語・英語)】
https://www.caat.or.th/th/archives/51815

当館において,作成した上記告示の「主要部分の日本語仮訳」については,以下のリンク先からご確認ください。
https://www.th.emb-japan.go.jp/files/100069267.pdf

2020年6月28日日曜日

Sean Buranahiranってだあれ?

このところ時々耳にするSean Buranahiranって、誰なのかなあと、ちょっと調べてみました。

米国生まれのタイ系アメリカ人で、Facebookのフォロワーが、400万人近くいるんだそうです。

YouTubeのチャンネル登録者も150万人近くいるようです。

インスタグラムは、フォロワーが50万人強。

1991年カリフォルニア州ウエストコビナで生まれ育った29歳だそうです。なかなかのイケメンで、なんと言っても低音の声が魅力的です。

アメリカ合衆国の大学で心理学を学んだそうです。

本人曰く、アジア人であることからイジメにも遭い、ムエタイを身につけたそうです。

若気の至りで、16歳の時に少年院に入った経験もあるそうです。

その後、社会貢献などをして、社会のために生きることがいかに大切かを知り、人権問題や環境保護について関心を持ったようです。

肉体の力ではなく、心の力や知の力で、対立する相手と戦うことが重要だと理解したそうです。

23歳でタイに来て、タイの芸能界で端役をもらったこともあったそうですが、若者のために本を書いたり、ユーチューバーとして、活躍をはじめたそうです。

2019年にはランシット大学から優れたジャーナリストに贈られる"4th Estate of the Gold"を受賞し、名声を得ています。

最近は、タイ北部のチェンマイに居を構え、環境問題に力を注いでいるようです。

順風満帆のSean Buranahiranくんですが、ここに来て、急に批判する人たちが現れているようです。

事の起こりは、今年、5月21日に行われたhe 「Climate Festival @ North "Supernatural Power" 」植樹祭に関するビデオクリップを25日夜にフェースブックにアップしたところ、なんと120万以上の視聴があり、9000のシェアー、そして、2万以上のコメントが付いたんだそうです。

理由は、ビデオの中で、この植樹祭のゲストとして招かれていた、プラウィット副首相について、彼が、「よく知らなかった頃は怖そうな人だと思っていたけど、近くで見たら魅力的で可愛い老人だった。」とコメントしたことが炎上の原因だったようです。

プラウィット副首相は、今のプラユット政権を裏で動かす陰の実力者と言われている人物で、過去には、いろいろな疑惑やスキャンダルもあるわけで、反政府の人たちや若い世代からは、あまり好かれていません。

てか、かなり嫌われているので、環境問題や人権問題に興味を持つようなリベラルからすれば、敵のような人物なわけで、Sean Buranahiranくんは、あちら側の人だったのかと炎上しているわけです。

で、Sean Buranahiranくんのあら探しもネット上でははじまっているそうです。

彼の生まれ育ったところは、アジア人の多いところで、彼のいっているようなアジア人への差別があったとは思えないとか、彼の通っていた私立学校は、かなり裕福でないと通えないとか、彼の家は、かなり広い敷地とプールがあるとか、現地からの情報も出てきているそうです。

見た感じも色白で、肌の色で差別されたというのも説得力が無いですし、ハーフでないにしても、背も高いし、体格もいいので、純粋のタイ人には見えないかもしれません。

そして、前からの夢だったというBMW i8を買ったりしているところもプラウィット副首相の高級腕時計疑惑を連想させるのかも。

それから、彼が取り組んでいる北部タイで昔から行われてきている焼き畑農業というか、野焼きが山火事の原因となり、大きな環境破壊となっていることから、野焼きをやめるような啓蒙運動もしているそうです。

PM2.5の問題や化学肥料の問題などにも取り組み、その活動のための募金を集めていたのですが、実際に山火事をなくすために活動している人が、彼からの金は誰ももらってはいないと告発しています。

彼のやっている "Life Coach" は、90万バーツ近い金を集めたけど、宣伝広告費などですでに25万バーツほど使っているといっているとか。

有名になると揚げ足を取りに来る人も出るだろうし、タイの場合には、軍政に加担すればタクシン派から攻撃されるし、反政府に加担すれば政府に睨まれるしで、世渡り上手でないと、なかなか大変のようです。


2020年6月24日水曜日

大使館からのメール 犯罪注意

・首都バンコクの治安当局より「コロナウイルス禍による困窮者の増加や先般からの規制緩和による人出の増加を受けて,窃盗グループが活動を活発化させているので,今後スリ,置き引き及びひったくり等の盗難被害が増える可能性がある。」との情報提供が当館にありました。
・海外生活においては,常日頃から安全対策を積極的に心がけていただくことが大切です。

【防犯上の注意点】
・外出時には,カバン類は前に持ち,ファスナーは必ず閉める。
※後ろ向きにカバンを背負っていたり,斜め掛けをしていると気付かないうちに,カバンを開けられ貴重品を盗まれます。また,バイクでのひったくり被害に遭遇する可能性もあります。
・財布,スマートフォンや旅券等貴重品は,カバンの外ポケット等の容易に取り出せる箇所に入れない。
※かばんの外ポケットなど,取り出しやすい箇所に入れている貴重品は,窃盗犯にとっても容易に手が届きます。また紛失する恐れも高くなります。
・高価な物は身に付けない。
※犯人は,相手にけがをさせてでも,目に付けたものを奪おうとします。
・見知らぬ人に話しかけられたり,抱きつかれたりしても所持品は肌身離さず携行し,絶対に注意をそらさない。
※注意をそらされているうちに,大事な所持品を盗まれます。いわゆる「日本円見せて」詐欺にも注意が必要です。相手は手品師のように現金を奪って逃げます。
・「歩きスマホ」や「歩き音楽プレーヤー」をしない。
※注意散漫となり,交通事故の恐れもあります。
・夜間,人通りのない暗い道を単独で歩かない。
※ひったくり,強盗,性犯罪や交通事故等の被害に遭う可能性があります。

【防犯の基本的心構え】
・近づかない 
「危険な場所」には不用意に近づかない,夜間の外出や無用な一人歩きを避けるという心がけが大切です。タイ,特にバンコクにおいては,歓楽街や繁華街やスラム街が混在します。それらに近づかなければ,犯罪被害に遭う確率は格段に下がります。 
・慌てない
不幸にも犯罪被害に遭った場合の対処です。先ずは,生命と身体の安全を第一に考え,場合によっては,犯人の要求に抵抗しない態度を示すことが必要です。なお,その際,後に警察に被害届を出すときのために,犯行の状況や犯人の特徴などをできるだけ記憶し,鮮明化しておくことが大切です。
・楽観視しない
一般的に他の外国と比較して,「タイは安全,治安が良い」と言われていますが,それでも日本国内と比較すれば,市街地におけるスリ・詐欺事件などの犯罪から,時には,発砲事件,爆発事件等に至るまで,様々な事案が多く発生しています。「タイなら大丈夫,安全」と自分の中に勝手な安全基準を持って,タイの犯罪情勢を楽観視してはいけません。

【タイでの安全のしおり 令和2(2020)年版】
https://www.th.emb-japan.go.jp/files/000207735.pdf
【ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル】
https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

Google恐るべし

Googleからのメールで「プライバシー診断を実施しましょう」とあったので、ちょっと見てみました。

「データとカスタマイズ」の中にある「アクティビティとタイムライン」でタイムラインをクリックしてみたら、「あっと驚くタメゴロウ!」で、びっくりしました。

そこにはなんと日本で行った場所が、かなり詳細にでてきました。回転寿司のお店とか、ホームセンターとか、店名まででていました。

ロケーション履歴がONになっていると、過去の移動がしっかり記録されているようです。

もちろん、日本だけでなくタイでも行ったところが記録されているわけで、私は、いけないところには行っていないからいいようなものの、夜遊びなどが好きな人とか、自宅以外に別宅を持っていてよく訪れている場所がある人などは、その履歴をみられたら、青ざめるかもね。

こうした機能を使うことで、アプリを使って新型コロナの感染者を追跡することが出来るのでしょうね。


2020年6月23日火曜日

話題のFaceApp

スマホのアプリFaceAppが話題だそうです。

機能に制限はあるものの無料でも十分に遊べると人気だそうです。

 iOSでもAndroidでも提供されているようです。

スマホのカメラで撮った写真やすでにアルバムに保存している写真から性別を変えたり年齢を変えたり髪型を変えたりして加工が楽しめます。

似たようなアプリはいろいろとあるし、スマホの無料アプリは、スマホ内の情報を抜かれることは常識です。

このソフトはロシア製だそうですが、ロシアでも中国でも韓国でも米国でも、どこでも同じです。

同じ情報を抜かれるのなら、日本か米国がいいけど、日本製のアプリは、なぜか普及しないようです。

いろいろと遊んでいますが、私の場合には、自分の写真の性別を女性に変えたら、従姉の若いときの写真がでてきてびっくりしました。



大使館からのメール 政治集会

・6月24日(水),首都バンコクの民主記念塔前,国会議事堂前及びバンコク芸術文化センター前スカイウォークにおいて,民主活動家グループ等による政治集会が実施される予定です。
・政治集会が行われている現場周辺には不測の事態に備え,できる限り近づかないようにするなど,ご自身の身の安全を確保してください。

インターネット上の情報によれば,6月24日の「立憲革命記念日」を捉え,以下の日時・場所において,民主活動家グループ等が政治集会を行う見込みです。                         
(1)日時:6月24日(水)5時頃から
場所:バンコクのラチャダムヌン通り(Ratchadamnoen Avenue)にある民主記念塔前
(2)日時:6月24日(水)10時30分頃から11時45分頃まで
場所:首都バンコクのサムセン通り(Samsen Road)にある国会議事堂前
(3)日時:6月24日(水)18時頃から
場所:バンコク芸術文化センター(Bangkok Art and Culture Centre)前スカイウォーク

つきましては,在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めるとともに,可能な限り現場周辺には近づかず,お出かけの際につきましても安全確保には十分注意を払って下さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

2020年6月22日月曜日

タイの新しい常識

タイは、新型コロナウィルスをうまく制御している国の一つです。

いろいろな規制もドンドン解かれて、国内に関しては、一部の業種を除いて、かなり以前と同じ生活様式に戻ってきています。

これからは、経済を重点に海外からの観光客の受け入れなど、次のステップを目指します。

まずは、ビジネスマンやタイ人の家族、長期滞在者などからはじめていくようです。

そして、もう一つが、新型コロナ後の「新しい常識」なんだそうです。

プラユット首相によれば、「Thais Together Build Thailand」タイ人が一つになってタイを作っていこうといった意味でしょうか。

タイはこの20年間ほど、赤と黄色に国が分かれて、いろいろな混乱と悲劇が繰り返されてきています。

タクシン元首相や妹のインラック元首相を支持する赤シャツの人たち、それに反対する黄色のシャツの人たちですが、多くの混乱で、多くの訴訟が起こされて、一部の人たちは刑に服しています。

そして、まだまだ裁判を抱えている人たちも多く、これからも、刑に服する人たちがでると思います。

そんな中、新型コロナの影響か、タクシンとインラック兄妹が動き始めているようです。

Dubaiも、感染者が少なくないですし、飛行機も飛ばないから移動の自由もないですし、我々の知らない事情もあるのでしょう。

国民国家の力党(パランプラチャーラット党)の内部で大臣の椅子をめぐる争いが起きているそうで、新しい党首に、プラユット首相の陸軍時代の上官であったプラウィット・ウォンスワン副首相(元陸軍司令官、74)が就任するとみられています。

このプラウィット副首相には、いろいろな噂もあって、国民の間では、あんまり評判はよくないのですが、とにかく、軍や政権内部では、かなりの力を持っているようです。

高級時計のコレクターとしても有名ですが、そういったものを公務員の給料でどうやって買うことが出来たのだろうかという疑惑で、一時騒がしかったです。

それ以外にも、実はタクシン元首相ともお友達だといった話も時々出てきて、今回も、タクシン元首相の息子さんの裁判が上告されなかった件で、なんか、裏があるのではなどとけしからぬことを言う人もいるそうです。

そして、ここに来て、急に、パランプラチャーラット党に野党でタクシン派の政党プアタイ党が連立するのではないかといった話が流れているのだそうです。

パランプラチャーラット党内には、昔のタクシン政権時代に大臣を務めた人もいるし、そういった人たちが、トロイの木馬のように、政権内部から、タクシン派にいろいろな情報や指示を出しているのだといった漫画も登場しています。

政治家は、利害関係で結びついたりはなれたりしているわけで、今回の噂話が現実になる可能性はありそうですが、問題は、国民の方です。

赤シャツと黄色シャツの対立の根は深いわけで、じゃあ、裏ワザで、政治犯に特別恩赦だと、国を挙げての新しい政権を作り上げても、国民が納得するかどうかは疑問です。

あれだけ煽って対立させて、多くの犠牲者も出ているわけで、リーダーたちの都合でコロコロと変わってもらったら納得できないのではないかと思います。

そして、このところ、もっと大きな動きもあるとかないとか、タイは、曲がり角に来ているようなことを言う人もいます。

海外の動きもあるわけですし、これから先、どんな「新しい常識」が生まれてくるのでしょうね。

タイで暮らす身としては、平和が一番です。


新型コロナと日本人

今日の「虎ノ門ニュース」は須田慎一郎さんと石平さんの話を聞くことが出来ました。

中国の話題が多かったけど、中国と日本の裏社会の話題も興味深かった。

でも、一番おもしろかったのは、新型コロナの話題で、石平さんが、日本人の感染者や死亡者が少ない理由の一つとして、日本の神道について話したことでした。

日本人にとっての神道は、生まれたときから、身の回りにあるもので、自分では意識をしていなくても、お正月とかお祭りとか、時々お宮に行ったりするわけです。

石平さんの指摘では、神道の「穢れを清める」という考え方が、日本人には身に染みこんでいるので、疫病に関しても、カラダを清潔に保ち、手洗いや口をすすぎ、みんなで穢れを祓う努力をするという話でした。

水が豊富だから、お風呂も入れるし、手洗いも出来るわけです。

感染してしまったら、自分の穢れを清めることが出来るまでは、まわりに迷惑をかけないように家にこもるわけです。

まだまだわからないことの多い新型コロナですが、今までの所わかってきたことは、徐々に収束に向かっているということで、感染源としては、唾液とか便がアヤシいようです。

唾液はマスクをすることで、まわりの人を守れますし、便は、トイレのフタをしてから流すことで、ウィルスを拡散させることを防げるようです。

どんなウィルスでも、感染するのに必要なウィルスの量があるので、その量以下に保てば、多少のウィルスが身体に入ってきても、感染しないそうです。

そして、感染しないような少量のウィルスでも抗体が出来る可能性もあり、多少のウィルスが、繰り返し身体に入ってくることで、感染を防ぐことが出来る可能性もあるようです。

大声を出さない。人との距離を保つ。手洗いを何度もする。

第2波とか第3波が、今までよりも強力になる可能性は低いそうです。

そして、インフルエンザとか、ウィルス性の風邪とか、喉の粘膜に感染する病気に感染していると、新型コロナに感染する可能性は低いようです。

とはいっても、まだまだわからないこともあるわけで、気をつけることにこしたことはないようです。


2020年6月20日土曜日

6月24日ってなんの日

世界中で自称リベラルたちが騒いでいます。

あのアメリカの黒人の死から、黒人差別に反対と、多くの人たちが叫び、Black Lives Matter運動が広がっていますが、多くは便乗して暴れたい人たちに見えます。

真剣に問題と取り組んでいる人たちは、暴れないと思う。

アメリカでも、混乱の裏には、大統領選がらみで、民主党が暗躍しているとか、民主党に勝たせたいソロスや中国が資金を出しているとか、まあ、いろいろな話はあるわけです。

日本でもやっていますが、ピンぼけで、安倍批判に利用したい人たちがほとんどに見えます。

Black Lives Matterもやり過ぎたら、他の民族に対する差別になるわけで、All Lives Matterにしないとダメですよね。

新型コロナウィルスで、デモや集会が出来なかったので、反政府陣営としてはストレスがたまっているのでしょうけど、デモや集会をしたことで、また集団感染が増えているとのことです。

タイでも、反政府側の人たちは、集会が出来なかったので、ネットで、いろいろとやっていましたが、ついに今日から、集会が解禁のようです。

大使館からのメールによれば

インターネット上の情報によれば,6月20日,以下の日時・場所において,今月4日にカンボジアのプノンペンにおいて発生した,不敬罪容疑で亡命中であったタイ人のワンチャルム氏の拉致容疑事案への抗議を意図した,反政府系グループによる政治集会が呼びかけられています。
                          
日時:6月20日(土)17時頃から
場所:バンコク芸術文化センター(Bangkok Art and Culture Centre)前スカイウォーク

*****

このワンチャルム氏が消息不明になっている件では、ネット上で、タイ政府による拉致ではないかとの疑惑も流れていて、すでに殺されているのではないかともいわれています。

この件に関して10日ほど前に書いていますので、興味があれば読んでください。

元新未来党のRangsiman Rome下院議員が、この件に関して国会で質問したそうです。

タナトーンやピヤブットが、公民権停止中の現在、残っている中では、Rangsiman Romeが、生え抜きの反政府活動家です。

タイの政治に関しては、元ロイターの記者のアンドリューが、いろいろと書いていますが、彼によれば、活動家のParit “Penguin” ChiwarakとかPiyarat “Toto” Chongthepとか、弁護士のAnon Namphaが政府から目をつけられているそうです。

ラマ9世の時代から、タイでは不敬罪で逮捕されるタイ人や日本人を含む外国人がいたわけですが、直接国王を誹謗中傷するような人は、だいたいタクシン派の過激派でした。

過激なことを言って、不敬罪で逮捕されそうになると、すぐに国外に逃げ出すのも特徴のようです。

タイの反体制派であり不敬罪から逃げて日本に滞在しているPavin Chachavalpongpun氏は、「1932年に絶対君主制が廃止されて以来、軍は君主制との関係によって政治的支配を強化してきた。2つの機関は相互に依存関係にあり、両者はタイの政治情勢、選挙で選ばれた政府が弱く脆弱なままでいる政治システムを作り出している。」と言っているそうです。

日本なんかでもそうですが、皇室や王室を批判するのは、だいたい左翼ですね。

ラマ10世になってからは、国王に対する批判も過激になっているそうで、国王の滞在するドイツのホテルに行って抗議する人まで出ているそうです。

タイは、1932年の6月24日に、それまでの絶対王制から、立憲君主制に変わっています。

世は、ラマ7世の時代でした。

6月24日の記念日は来週で、その記念日に大きな集会を予定している人たちがいるとの噂もあるそうです。

世界的な反政府運動が起きているから、チャンスだと思うのは理解できますが、まだまだ新型コロナの感染の可能性があるのに、せっかく、ここまで抑えてきているのに、とても心配です。

もしも、集団感染が発生したら、また振り出しに戻り、国を封鎖して、不自由な生活に戻ります。

政治家は、国民のことよりも自分たちの利益でしょうから、怖いですね。

健康と平和が一番です。


2020年6月19日金曜日

タイの医療ツーリズム

タイには、近代的な病院がたくさんあります。特にバンコクにある私立病院は、ホテルではないかと思うくらいの設備ですし、通訳もいるし、いろいろなレストランやコンビニもあります。

そして、海外で学んだ医師も多く、日本で学んだ医師も大勢います。

タイ政府は、医療ツーリズムということで、海外の富裕層をターゲットにタイで安くて素晴らしい医療をと紹介しています。

タイ人は、接客に適した性格の人が多く、患者に優しくて、患者の要求にこたえてくれます。

人間ドックの検査などで病院に行くと、意外と多いのが中東の人たちです。

タイにはイスラム教徒もいるし、イスラム教徒に合わせた医療もやっているのではないかと思います。

先日テレビで、中国人のために代理母のビジネスをやっている人たちが、捕まったニュースをやっていました。

タイでは、2014年に日本人の男が、なんと13人の子供を代理母に産ませたと大きなニュースになりました。

その前から、タイでは、代理母がビジネスとして、時々手入れがありました。

中国人は、以前から、男の子が欲しいと、健康なタイの女性に人工的に受精させて、男の子を産ませるビジネスがかなり有名なんだそうです。

うまく妊娠をすると、毎月生活費として3万バーツが支払われ、無事出産すれば、それ以外に成功報酬として10万バーツ以上が支払われるそうです。

出産は、中国かカンボジアで行うのだそうです。ラオスという話も聞いたような気がします。

タイには、こうした非合法な医療行為をする人たちもいて、中絶手術や美容整形などを無免許でやっている人も多いそうです。

そんなことを考えていたら、ふと恐ろしいことに気が付いてしまったんです。

それは、臓器移植で、タイでも臓器移植をやっているそうです。

一番一般的なのが腎臓の移植だそうで、予約しておけば、連絡が来て、手術できるとか。

臓器を必要としている人は世界中にいるわけですが、供給は、うまくタイミングが合わないと、ずっと待たされそうです。

思いついたのは、中国の臓器ビジネスで、前から、死刑囚の臓器以外に、法輪功信者の臓器とか、チベットやウィグル族の人たちの臓器が、本人の意思を無視して取り出されているといった恐ろしい話もあります。

ウィグル族はイスラム教徒ですから、イスラム教徒の臓器を欲しがっているイスラム教徒はいるはずです。

一種のハラール臓器です。

中東とタイと中国とを結ぶ、ハラール臓器ビジネスがあるのかどうかはわからないですが、あってもおかしくないような気はします。

もちろん、日本のお金持ちもタイやフィリピンで臓器移植をしているという話もあります。

子供の心臓移植だとアメリカへ行っているようですね。

募金ですごい金額を集めて、その会計が不明瞭だとかいった話も聞いたことがあります。

韓国の慰安婦でもバレてきましたが、ああいった団体の中には、お金目当てのアヤシイところもあるわけです。

世の中には、我々の知らない闇の世界というか、恐ろしい世界もあるわけで、知らないで一生を過ごしていきたいです。


これからのタイ旅行業

現在の所、原則として、タイへは、どこの国からも飛行機は飛んできていません。

例外として、カーゴとチャーター機は飛んでいるようです。

日本でも問題になっていますが、中国からの旅客機は日本に飛んでいなくても、ネパールを経由してのチャーター機は、飛んでいるようで、中国から日本に1000人以上の人が入国しているとか。

とんでもない話ですよね。

日本の感染者の中には、数多くの外国人や国籍不明者がいて、それを公表しないようです。

日本でもタイでも、自分の国民が海外から帰国したいと言っているのを無視できないので、そういった人をチャーター便や特別機で帰国させているそうです。

そして、国内では感染者がでていないのに、外国から来た人たちの中に感染者がでているようです。

だから、海外からの観光客を入れる時期に関して、どこの国も慎重になっています。

タイでは、とりあえず、労働許可証を持っている外国人とタイ人の家族に関しては、ケースバイケースで、タイへの入国を許可していく方針のようです。

住んでいる国の大使館や領事館にパスポートとパスポートのコピー、労働許可証とそのコピー、または婚姻証明書とそのコピー、新型コロナに感染していない証明書、10万ドル以上をカバーできる旅行保険、予約の入っている航空券(Eチケット)、タイ到着後の隔離施設の予約バウチャーなどが必要になるようです。

事前に電話でチェックした方がいいでしょうね。

あと、特別な事情や人道的な事情のある人も大使館や領事館に連絡してみてくださいとのことです。

まず、ビジネスでの入国や医療ツーリズムで、タイの病院で治療を受ける外国人から、スタートしていくようです。

一般の観光客に関しては、そうした人たちの様子を見ながら、遅くても9月までには受け入れたいようです。

ただ、今日のバンコクポストによると、タイの観光省は、今までのような数を重視したやり方から、質を重視するやり方に変えていきたいとのことです。

要するに短期間安い料金で来て去って行く中国人のような観光客ではなく、タイに一定期間滞在してくれる欧米の観光客を期待しているようです。

例えば、プーケットやサムイ島やピッピ島などのように、ホテルに長期滞在する旅行ですと、隔離期間の14日間をそこで過ごせば、その後は、タイのどこにでも移動して自由に好きなところに滞在できるとのことです。

観光省は、ヨーロッパの冬のピークシーズンに向け、いろいろと計画を練っているようです。

まあ、理想はそうですが、現実は、徐々に中国からの安売りで数を稼ぐ方向に行くのではないかと思ったりもします。

ただし、ネックは、安いツアーでは、14日間の隔離が無理になります。

だから、感染者の少ない国から、個人客で、長期滞在が出来る人、高齢者ビザとか退職者ビザとかを持っている人とか、エリートカードを持っている人とか、そういった所からのスタートになるかもね。

いずれにしても、昨年までのようなことは、当分無理ではないかと思います。



大使館からのメール 政治集会

・6月20日(土),首都バンコクのバンコク芸術文化センター前スカイウォークにおいて,反政府系グループによる政治集会が実施される予定です。
・政治集会が行われている現場周辺には,できる限り近づかないようにするなど,ご自身の身の安全を確保してください。

インターネット上の情報によれば,6月20日,以下の日時・場所において,今月4日にカンボジアのプノンペンにおいて発生した,不敬罪容疑で亡命中であったタイ人のワンチャルム氏の拉致容疑事案への抗議を意図した,反政府系グループによる政治集会が呼びかけられています。
                          
日時:6月20日(土)17時頃から
場所:バンコク芸術文化センター(Bangkok Art and Culture Centre)前スカイウォーク
 
つきましては,在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めるとともに,不要不急の現場周辺への立ち寄りを避けるなど,お出かけの際につきましても安全確保には十分注意を払って下さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

大使館からのメール 国際的な人の往来再開(日本)

・6月18日,日本政府・新型コロナウイルス感染症対策本部が,国際的な人の往来に向けた段階的な措置について,当面,ベトナム,タイ,豪州,ニュージーランドを想定としして協議・調整を行い,準備が整い次第,部分的・段階的な往来を試行的に行っていくことが決定されました。詳細は,以下のとおりです。
○新型コロナウイルス感染症対策本部 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r020618.pdf

○国際的な人の往来再開に向けた段階的措置
・一般の国際的な往来とは別に,ビジネス上必要な人材等の出入国について例外的な枠を設置。現行の水際措置を維持した上で,追加的な防疫措置を条件とする仕組みを試行。各国・地域と協議・調整の上,準備が整い次第,順次実施。

1.対象国・地域,対象者
(1)感染状況が落ち着いている入国拒否対象地域を対象国として協議・調整を開始(当面,ベトナム,タイ,豪州,ニュージー ランドを想定。)。我が国内外の感染状況等を総合的に勘案し,順次,協議が整い次第,対象国・地域を拡大。
(2)ビジネス上必要な人材等(経営・管理,技術者,技能実習・ 特定技能など)を対象者とし,対象国毎に調整。

2.追加的な防疫措置
現行の水際措置(PCR検査,公共交通機関不使用,14日間の自宅等待機)に加え,
(1)入国前の PCR 検査証明や入国後14日間の位置情報の保存等の 追加的な防疫措置を条件に,外国人の入国拒否対象地域から例外的な入国を認める。
(2)日本人を含めた入国者が14日間の自宅等待機期間中のビジネス活動を望む場合には,更なる条件(「本邦活動計画書」(注)の提出等)の下で,行動制限を緩和。
(注)「本邦活動計画書」には,滞在場所,移動先,接触予定者等を記載

3.日本人の出国
相手国の要請次第で,出国前の PCR検査証明等により,相手国への入国や行動範囲を限定したビジネス活動の許容を協議。

4.検査能力の拡充
今後,唾液 PCR 検査などの代替的な検査方法の導入等を始め,検査能力・体制を拡充。

5.感染再拡大防止との両立
上記の例外的措置については,新型コロナウイルス感染症再拡大の防止と両立する範囲内において試行していくこととし,国内外の感染状況等を十分に注視した上で,実施の継続を判断していくこととする。

今後も引き続き日本政府及びタイ当局等関係機関からの情報収集にも努めてください。

○外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
○在タイ日本国大使館ホームページ
https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○新型コロナウイルス感染症対策本部ホームペ-ジ
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/taisaku_honbu.html
○タイ保健省 疾病管理局(Department of Disease Control)
https://ddc.moph.go.th/viralpneumonia/eng/news.php
○厚生労働省ホームページ 
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○厚生労働省新型コロナウイルスに関するQ&A 
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html 
○厚生労働省感染症対策の基本 
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

2020年6月18日木曜日

The Animalsの話

The Animalsはイギリスのバンドで、1964年6月にシングルとしてリリースした「The House of the Rising Sun」が大ヒットして、日本でも「朝日の当たる家」の名前でヒットしました。

この歌は、アメリカの作者不詳の伝統的なフォークでいろいろな人たちが歌ってきていますが、ジョーン・バエズとかボブ・ディランが歌ったことで有名になりました。

娼婦に身を落とした女性が半生を懺悔する歌で、悲しげなメロディーが多くの人の心に響きました。

アニマルズは、それまでのフォークではなく、フォークロックとして歌いました

アニマルズバージョンの歌詞は、女性から男性に主人公が変わっています。

歌詞の中に wear that ball and chainというのがありますが、 「ball and chain」というのはアメリカなどの囚人が足につけられる鎖につながれた鉄の玉ですね。

この 「ball and chain」といえば、あのジャニスの歌が有名ですが、こちらの映像は、世界をびっくりさせた、ジャニスのMontereyでのパフォーマンスで、いつ見ても鳥肌です。

恵まれない女性が、風俗の世界にという悲しい物語は世界にあるわけで、日本でも、いろいろな歌手がカバーしています。

浅川マキバージョン

ちあきなおみバージョン

アニマルズは、その後、ベトナム戦争とか、社会を歌っていきました。

We Gotta Get Out Of This Place (Live, 1965)

時の流れは速く、あっという間に歳をとってしまう

こんな所からさっさと出ていこうみたいな歌詞です。

私が、一番好きなのは、1968年の曲「Sky Pilot」です。

歌詞を見ればわかるように、当時のベトナム戦争を意識した反戦歌です。

世の中ドンドンきな臭くなっている今日この頃、喧嘩も時にはしかたがないと思うけど、殺し合ってはいけませんね。

昔は、戦争をするのは右翼といわれていましたが、最近は、左翼が暴力的で、戦争をしそうな気がします。


2020年6月16日火曜日

新型コロナで困っていそうな人たち

カルロス・ゴーン被告は、裏技を使って、日本から不法に出国してレバノンに逃げ、そこでのんびりと暮らしていると思いますが、レバノンの経済が火の車で暴動も多いそうです。

レバノンの人口は、700万人に満たないそうで、新型コロナの感染者は、1,464人で、死者は32人だそうです。

ゴーン被告は、レバノンの国籍以外にも、ブラジルとフランスの国籍を持っているそうですが、ブラジルの新型コロナ感染者数は、米国に次いでの2位ですし、フランスも、世界13位の感染者数ですから、ゴーン被告も、当分レバノンに滞在なのかな?

ゴーン被告は、プライベートジェットに貨物として乗り込んで密出国したわけですが、いろいろな裏技はあるんですね。

今、世界中の航空会社が、乗客を乗せての運航をかなり減らしています。外国からの飛行機の到着を認めない国もあるそうです。

許可を得たチャーター便でなら、外国からでも、到着できるようです。

人道的なこともありますから、海外で働いているとか留学している人が祖国に帰りたいといえば、出来る限りのことをしてもらえるのでしょうね。

そうなると、それを悪用する人もいるかもね。

世の中には、ホンモノの悪党もいっぱいいます。

パスポートだって、ゴーン容疑者のように、数冊持っている人もけっこういるそうです。

今まで、自由に世界中を飛び回っていた人たちは、飛行機が飛ばなくなって、困っているのか、それともプライベートジェットは関係ないのかな?

観光客やビジネスマンなどを乗せる航空機は、到着できなくても、カーゴなら、問題ないようです。

物流が途絶えたら、みんな困っちゃうわけで、荷物や郵便物は、消毒も出来るし、問題なく行き来しているのでしょうね。

航空機には、機長、副操縦士、航空機関士、航空通信士、航空士が登場していた時代もあったんですが、今は、ほとんどが、機長と副操縦士の2人だったりするようです。

乗務員では、キャビンアテンダントが有名ですが、操縦士などを含めて、緊急時などに乗客として搭乗して目的地に向かうことがあるそうで、デッドヘッドといわれているそうです。

日本では、「便乗」とごく当たり前の呼び方だそうです。

貨物機にデッドヘッドが乗ることもあるそうですが、これを悪用?する人たちもいるんだそうです。

一般の航空機では移動できなくても、貨物機に身分を偽って乗れば、目的地にも行けるようです。

一般の我々にはわからないことでも、脱税の裏ワザとか合法的に儲ける悪事とか、いろいろな裏技はあるのでしょうね。

タイには、数多くの国外逃亡者がいるわけで、有名なタクシン元首相など、普段はDubaiで悠々自適な暮らしをしながら、時には香港、時には東京、時にはロンドン、時にはニューヨークと、世界を飛び回っているそうです。

こんな新しい時代になったら、自由に移動できないはずで、相当ストレスもたまっているのではないかと思いますね。

もしも移動できても、もう高齢で、感染したら、命にかかわるかもしれません。

そんなことも関係しているのか、このところ、タクシン派の政治家たちが、いろいろと騒がしく動き回っているようです。


2020年6月15日月曜日

古い中国風の家







マスクの話など

バンコクの地下鉄に乗るときには手荷物の検査があり、体温測定もあります。

乗客にはマスク着用が義務づけられています。

うっかりつけるのを忘れていて、注意されちゃいました。


車両の中は、座席はひとつおきに空けるように椅子にX印が貼られています。

マスクをしていない人はいません。よく見ると若い世代で男女ともに黒マスクが多く、全体の50%くらいで、白マスクが30%くらいで、薄い青緑の不織布マスクが20%という感じでした。

毎日テレビなどでアンティファの暴れている映像を見ているから、黒い服装や黒マスクは、不気味な印象を受けますね。

マスクをして炎天下を歩くのは、快適ではないですね。炎天下でも快適につけられるマスクがあったら、売れると思います。

昨年流行った、携帯用の扇風機と組み合わせるのが出てくるかな?

中華街では、マスクがかなり売られていました。ほとんどが布マスクでいろいろなデザインがあり、1枚10バーツくらいから20バーツくらいでした。






フェースガードは、安いのは7個で100バーツで売っていました。


消毒用アルコールもいっぱい。テレビでは、ニセモノや危険なものもあると言っていたけどどうなんだろう。


プレート大移動の話

日本は地震が多い国で、どうして地震が起きるかと、いろいろな研究が進んできています。

そうした中、プレートテクトニクスとマントル対流が、地震や大陸の移動に大きく関係しているのではないかといわれているわけです。

パンゲア大陸は、ペルム紀から三畳紀にかけて存在した超大陸で、地球上の唯一の巨大な大陸だったといわれています。

そのパンゲア大陸が、テチス海を挟んでローラシア大陸ゴンドワナ大陸が生成されました。

ローラシア大陸は、その後、さらに分裂していき、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸が形成されました。

ゴンドワナ大陸の方は、その後、アフリカ大陸、南アメリカ大陸、インド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸や、アラビア半島、マダガスカル島に分かれていきました。

すごいですよね。インドがユーラシアとぶつかって出来た巨大なシワが、ヒマラヤ山脈だそうです。

基本的に、プレートには、大陸プレートと海洋プレートがあって、海洋プレートは大陸プレートよりも強固で密度が高いため、2つがぶつかると海洋プレートは大陸プレートの下に沈んでいくことになるそうです。

また、地下のマグマの上昇によりプレートに亀裂ができ、連続してマグマが上昇し続けると、その後プレートが分断されて両側に分かれることになるそうです。

噴火で火山が生まれたり、海の中に島が生まれたりします。

で、日本列島なんですが、最初は、ユーラシア大陸の沿岸地方にあったんだそうです。

それが、プレートの移動とプレートの潜り込みで、日本の西で切り裂かれて、日本海が生まれ、日本がドンドン東に移動したたそうですが、当時は、まだひとつの列島ではなくて、二つに分かれていたそうです。

北の部分は、地質調査の結果、ロシアのハバロフスクあたりとつながっていたそうです。

南の部分は、今の朝鮮半島と一緒だったようです。

その二つの日本が、今度は、南からフィリピンプレートに乗って近付いてきたたくさんの島とぶつかって、一つにつながったという話です。

これから先もプレートは動き続けるわけで、将来は、また日本列島が、ユーラシアとくっつくときが来るという話もあるそうです。

人間は、太古の昔から、温暖で川や海があるところで暮らしていたと思われます。

4大文明といわれるところには、だいたい大きな河がありますよね。

明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰さんが、冗談じゃない、日本文明は、世界で一番古いんだといっています。

彼の話によると、ユーラシア大陸の沿岸部にいた人たちが、我々日本人の先祖で、大陸から切り離されて日本列島で暮らしはじめ、世界最古の磨製石器は、日本で見付かっているそうです。

縄文土器も世界最古級だそうで、当時は、日本の文明を中国が学んでいたんだそうです。

その後、日本が中国などから文明を学んだ時代もあったけど、明治維新から、再び、中国なども日本からいろいろと学んできているとのことでした。

詳しくは、虎ノ門ニュースの竹田塾で。


失敗でした

引きこもりですから、普段から外出しない方ですが、中国の武漢から世界に広がった新型コロナウィルスの蔓延で、家に留まろうとみんなが言い出したので、ますます外出しない日々が続いていました。

タイも、徐々に規制が解かれてきていて、みんな外出しはじめているというので、久しぶりにあんまり人がいそうもない時間を選んで月曜日のお昼前から、午後2時ごろまでを外出時間としてみました。

地下鉄で中華街にある駅までいって、そこから、久しぶりに、バンコクの秋葉原といわれたこともある、電気部品を売っている店が多いバンモーという地域に行ってみました。

バンコクも、ドンドン近代化して、古い街並みとか、アヤシイところがなくなってきているから、写真に収めておこうと思ったわけです。

ところが、なんか、さびしいバンモーでした。



ちなみに5年前に撮影したときはこんな感じでした。


こちらも

なんか寂しいなあと思ったら、今日は月曜日で、歩道や車道での屋台が禁止される日でした。

だから、テサキットといわれる職員が、チェックで歩き回っていました。

 この上のお店は、ナタポンという有名な電気部品店で、ランシットにも店がありましたが、電気工作なんかをするときには、役にたつお店です。
液晶の修理がまあまあ流行っているようでした。

なんか空振りでしたので、早めに中華街に戻って、サンペーンレーンを歩いて、ワット・モンコーン駅に戻って、地下鉄に乗って帰宅しました。

トータルで、1万歩ちょっと歩きました。



観光客が来ない

北半球の多くの国々では、新型コロナの感染者数が、もうピークを越えたと、今までのいろいろな規制を解除する方向に歩み出しています。

ブラジルをはじめ、南半球が、これから冬になって、感染者がどのようになっていくのかも注目されています。

国内に関しては、規制がドンドン解かれていますが、海外からの入国をどうするのかは、どこの国も頭を痛めているポイントのようです。

タイを見ても、国内の感染者は、もう20日間ゼロなのに、海外で働いていたりしていた人が帰国している中に感染者が時々見付かっています。

鎖国状態であるのなら、新しい生活基準などもあんまり関係ないと思われますが、やはり、海外からの人は、どこからどこを通ってきているかもわからないわけで、感染者である可能性は高いです。

日本もタイも、まず、ビジネスマンをお互いに受け入れることを考えているようですが、無条件ではなくて、事前のPCRテストや抗体検査は必要になるだろうし、タイの場合には、海外旅行保険に加入も義務づけられています。

到着後も、14日間は、隔離されるようですし、実際は、まだまだ不自由だと思います。

観光客が、行き来できるようになるのは、早くても8月過ぎでしょうし、もしも秋以降感染者が増え始めたら、今年は無理かもしれません。

観光客相手に商売をしている業種は多いですから、航空会社もホテルもレストランもお土産屋さんも、みんな大変なわけですが、個人のレベルでも、観光バスの運転手さんとかタクシーとかガイドさんとか、いろいろです。

この間、笑っちゃったニュースは、イタリアであったデモで、なんと、スリの団体が、観光客が来ないので、商売あがったりで、生活できないという主張でした。

パリでもローマでもスリといえば、ジプシーの子供や女性というイメージです。

ジプシーは根無し草のように、定住しないで移動して生きてきた人びとのことで、ロマといわれる人たちが多いそうです。

スリだけでなく、アラっぽいひったくりなども多いので、非常に危険ですし、彼らはプロですから、今誰の財布の中にお金があるのか知っています。

昔は日本人でしたが、今は中国人だそうです。日本人や他のアジア人たちが被害に遇うのは、中国人と間違われてのことらしいです。

でも、確かに、観光客狙いの犯罪者も困っていることでしょうね。

タイだと、宝石屋とかオーダーメイドの洋服屋とか、トランプ詐欺とか、日本円見せてください詐欺とか、いろいろあります。

夜の商売も影響あるでしょうね。

観光客が来ないと、夜の商売の女性も男性もLGBTも収入がなくなっているのではないかと思います。

夜の商売に入る人の多くは、よほどの事情があってのことでしょうし、お金に困っている人も多いでしょうから、本当に苦しいと思います。

だって、もしも、来年以降も観光客が戻ってこないとしたら、他の職業を探すしかないわけで、手軽に出来るのは、まあ、非合法な仕事になってしまうかもしれないです。


2020年6月14日日曜日

バイデン大統領候補

アメリカ・民主党の大統領候補ジョセフ・ロビネット・“ジョー”・バイデン・ジュニア(Joseph Robinette "Joe" Biden, Jr.)はアイルランド系アメリカ人だそうです。

アイルランド系アメリカ人には、政治家も多く、多くの大統領を輩出してきています。

ジョージ・クリントン:第4代アメリカ合衆国副大統領
ジョン・F・ケネディ:第35代アメリカ合衆国大統領
ロナルド・レーガン:第40代アメリカ合衆国大統領
ビル・クリントン:第42代アメリカ合衆国大統領
バラク・オバマ:第44代アメリカ合衆国大統領。母方の先祖がアイルランド人。

イギリスでテロ活動をするIRAでも知られているように、アイルランドには、カソリック教徒が多いです。

デラウェア州の生まれだそうで、こんな州があったんだとはじめて知りましたが、アメリカインディアンの部族の名前だそうです。

今、世界中で、先住民族と移民との争いも問題になってきていますが、移民は、あっという間に増えて、時には先住民族が滅ぼされたり、少数民族になってしまいますから、日本も、外国人労働者に関しては、しっかり考えた方がいいですね。

さて、大統領候補のバイデンさんですが、高齢なので、健康の心配もあるわけですが、特に、最近は、ボケはじめているのでは?といった声も出ているそうです。

映像では、言葉が思い出せないのか、言葉に詰まるバイデンさんが時々紹介されています。

まあ、もっと若くても、物忘れはあるわけで、地名とか人名を忘れることは誰にもあると思いますが、大統領候補としてはマイナスでしょうね。

黒人に対する発言で、誤解を与えたと謝罪していたりもしますから、もしも大統領になったとしたら、こうした失言問題が起きそうです。

そして、最近ネットにいろいろと写真や映像までではじめていますが、女性の体に触れるのがお好きなようです。

悪意があるのかないのかはわからないまでも、とにかく、身体に触っている写真はたくさんあるようで、もっと問題なのが、子供の身体に触るのも好きなようで、ハグだけでなく、頭を撫でたり、頬ずりを繰り返したり、見ていて、大丈夫かと思うくらいです。

まあ、孫とかひ孫のような子供が可愛いのでしょうけど、映像を見るとスキャンダルになる可能性が高いと思いますね。

政治家や芸能人は、女性問題には気をつけないと、命取りです。


奴隷貿易とガンジー

アメリカでもヨーロッパでも、突然、歴史上の人物の銅像が倒されたり、クビを切り落とされたり、ペンキをかけられたり、時には海に捨てられたりしています。

過去に奴隷貿易をしていたとか、米国の南北戦争で奴隷制度に否定的だったとか、まあ、怒っている人たちにとっては、それなりの理由はあるようです。

今の時代の価値観では、奴隷などとんでもないわけですが、大航海時代とか、日本の戦国時代などでは、奴隷とか捕虜とか、まあ、ひどい扱いだったようです。

南北アメリカもアジアも、ヨーロッパの人びとからひどいことをされてきた歴史があります。

イギリスは、インドを植民地にして、インドでケシの栽培をしてアヘンを作り、それをアジアに売りさばいていたわけですが、麻薬に中毒したら、麻薬を得るためには、なんでもするわけで、まあ奴隷ですね。

欲深い中国などは、見事に麻薬中毒になったのですが、日本は麻薬が蔓延しませんでした。まじめに働く国民性のおかげでしょうか。

ただ、麻薬商人には騙されなくても、武器商人には騙されたようで、幕末の内乱は起きました。

新型コロナでも話題になっている鎖国ですが、鎖国をするには理由があります。

国民を敵から守るわけで、今は、ウィルスですが、昔は、毛唐でした。

宣教師の隠れ蓑で、日本人を騙して奴隷として外国に連れて行ったので、外国人の入国を規制し、キリスト教の布教を禁止しました。

今回の新型コロナでよくわかってきましたが、欧米人の民度や教養の低さや差別主義や暴力は昔からでした。

あと、衛生観念の低さですね。

イギリスの植民地経営のうまいところは、必ず、インド人や中国人の番頭を上手に見つけて手懐けることです。

今、ガンジーの銅像にもいろいろな落書きがされたりしていて、一部の人には理解できないようですが、ガンジーは、無抵抗主義とか平和主義とか、いいイメージで日本人は教えられてきていますが、アフリカの人たちにとっては、そうでもないみたいです。

私も驚いて、いろいろと調べちゃいました

ご主人様イギリスの傘の下で、威張っている人がいたんでしょうね。

今でも、欧米の手先になっている人たちや、中国や北朝鮮の手下たちがいますよね。

直接手を下さないから恨まれることが減ります。

アジアの麻薬貿易でも、中国人ギャングを上手に使っているので、今でも、そんなに恨まれていません。

日本は、そのアジアの諸国がイギリスなどに麻薬漬けにされていると彼らとその手下と戦ったわけです。

中国人を虐殺したとかいわれていますが、一般の庶民ではなく、麻薬商人たちが多かったわけです。

歴史には、いろいろな秘密とか嘘があるので、自分でいろいろと調べるしかないです。

調べても、個人の力では、わからないことも多いですけどね。

外国の手先となって、外国の利益のために活動している人たちに騙されないようにしないとね。


米国大統領選挙とテーザー銃

今年の11月3日には米国の大統領選挙があるので、選挙を睨んで、トランプ大統領の共和党と再選を阻もうとする民主党との争いがかなり激しくなってきているようです。

トランプ大統領も74歳と高齢ですが、民主党の大統領候補のバイデン氏も77歳と高齢で、高齢者同士の戦いです。

トランプ大統領はアメリカ第一主義ですから、敵も多いわけで、特に中国との関係が強いと言われる民主党は、あらゆる手を使ってでも、再選させないようにと必死のようです。

そんな中、ミネソタ州ミネアポリスで警察官の過剰な暴行で命を落としたとされるジョージ・フロイドさんの事件が起き、その時の様子を撮影したビデオがネットに拡散され、黒人に対する差別だと騒ぎが大きくなりました。

ジョージ・フロイドさんの前科とか、その日の検死書とか、いろいろな疑惑はあるものの、黒人差別はアメリカでは、よくある話ですから、米国全土に抗議集会やデモが広がり、それを利用して、暴れたり、略奪をしたりする人たちも現れました。

その裏にはANTIFAといわれる無政府主義者たちやBLM(Black Lives Matter)の人たち、そして、中国やソロスが資金援助をしているといった話まであります。

激しい抗議運動が起きている州は、民主党の支持者が多く、知事も民主党の人だったりするから、いろいろな疑惑も沸いてきます。

西海岸のワシントン州のシアトルでは、解放区が出来たりして、もう革命ごっこみたいです。

アメリカだけでなく、ヨーロッパでも、いろいろな国でデモや暴動が起きています。

中国との関係が強い国ほど暴動になるという人もいます。

アメリカは、奴隷制度の国でしたし、1960年代までは、黒人には公民権も与えられていませんでしたので、公民権運動を始め、黒人の権利を求める運動は、ずっと続いてきています。

米国の歴史を知らないと、今起きていることもなかなか理解できません。

差別とか貧困問題は、歴史的な問題とか、社会制度の問題とか、家庭問題とか、個人の問題とか、いろいろな問題から生まれる問題で、なかなか難しいわけです。

世の中には、怠惰な人間もいるし、勉強が嫌いな人間もいます。規則や法律を守れない人もいるし、人を平気で騙す人たちもいます。

貧困層のすべてが正しいわけもなく、社会制度に問題があれば、改めていく必要はありますが、どちらも極端に走れば、対立が激化して、新たな問題が生まれます。

米ジョージア州アトランタで12日夜、停車中の車の中で寝ていた黒人男性が警察の拘束に抵抗し、警官に撃たれて死亡した。ボトムス市長は市警察署長が辞任すると発表した。

こうしたことが日常、いろいろなところで起きているわけで、一方的に警察官が悪いわけでもないと思いますが、今の世の中では、そんなことを言ったら集中的に非難を浴びるわけです。

事なかれに走れば、一部の人たちの思惑通りに、犯罪を取り締まりにくくなってしまい、社会が混乱します。誰が得をするのかは、考えればわかることです。

この記事の中で、防犯カメラの映像には、警官のテーザー銃を手にしたとみられるブルックさんが車数台分の距離を走った後、振り返って警官に銃口を向ける場面が映っていると書かれています。

テーザー銃ってなんだ?

ネットで検索をしたら、スタンガンのような高圧電流で相手に電気ショックを与えるピストル形態の武器だとわかりました。

こちらの映像を見ると、どんなものかがよくわかります。


2020年6月13日土曜日

大使館からのメール 規制緩和

・6月12日,新型コロナウイルス感染症関連措置の追加緩和措置に関する詳細等(決定事項第10号)が官報に掲載されました。本決定事項は6月15日から適用されます。
・当館による,同官報主要部分の日本語仮訳は以下のとおりです。
・今後の発表等により,変更の可能性等もありますので,引き続き当館ホームページやタイ政府の発表等からの最新の情報収集に努めてください。

○ポイント
・夜間外出禁止令について,6月15日以降の解除が決定されましたが,6月13日23時から翌14日03時までは適用されますので,ご注意願います。
・6月15日以降,日常生活に関わるほぼ全ての施設や活動が,各種感染予防措置を実施するとの条件下で,再開を認められます。
・非常事態宣言は6月30日まで継続されており,タイ政府は各種感染予防措置の遵守を繰り返し呼びかけていますので,ご留意願います。

【主要部分の日本語仮訳】
「仏暦2548年非常事態における統治に関する勅令」(非常事態令)第9条に基づく決定事項(第10号)

3月26日付のタイ王国全土を対象とした非常事態宣言の発令,および6月1日から6月30日まで同宣言の適用を延長した件に関し,非常事態令第9条および仏暦2534年国家行政規則法第11条に基づき,首相は一般的な決定事項,および全ての当局職員の行動規則として,次のとおり発表する。

第1項 外出禁止の解除
国民の日常生活への影響を緩和するため,新型コロナウィルス感染症(COVID-19)を理由としたタイ王国全土における外出禁止の措置を,6月14日23時以降,解除する。

第2項 学校及び教育機関の施設使用の緩和
仏暦2563年(西暦2020年)教育年度の始業準備のために5月29日付の決定事項第9号において許可した教育,試験,もしくは研修についての学校及び教育機関の施設使用の緩和に加え,インターナショナル・スクール,外国の教育課程の大学,私立学校に関する法律に基づく非公式学校,国境警備警察が運営する学校,および生徒数が120名を超えない学校に関しても,学習,授業や研修のための施設使用を認める。
ただし,学校および教育機関,もしくは職員の業務に責任を持つ者は,感染の危険性を認識し,生徒の安全を重視し,当局が定めた感染予防措置,様々な規則や制度の実施について,当局からの勧告も含めて,厳格に履行しなければならない。
上記で定めた学校,教育施設,大学等の運営について,状況に応じ,教育省,高等教育省および文化省等の関係当局に然るべく従うものとする。

第3項 一部活動の実施を可能にする緩和
5月1日付決定事項第6号,5月15日付決定事項第7号,5月29日付決定事項第9号で定めた,人々の利便性向上と一部の活動を促進するため,当局が規定した様々な規則や制度を含む感染予防対策を実施の下,バンコク都知事および各県知事が仏暦2558年感染症法と仏暦2563年5月1日付決定事項第5項に基づき一時的に閉鎖ないし中止してきた施設ないし活動について,タイ王国全土において,以下の一部の施設の営業および活動の実施を,任意でかつ準備が整っている場合に限り追加的に認める。

(1)経済的・生活上の活動
(ア)会議,研修,セミナー,展覧会,商品の展示,宴会,式典,公演,芸術,演奏,コンサート,もしくはホテル,劇場,会議室,会議場,商品展示場,映画館,ないしはその他の施設で行われる活動について,その実施を認める。

(イ)食堂,フードセンター,ホテル,レストラン,もしくは法律によりアルコールの提供が認められた場所における,関係法令で定められた営業時間内でのアルコール,もしくはアルコールを含む飲料の消費を認める。ただし,消費を喚起するような活動は許容されない。
レクリエーション施設および類似のサービスを提供する施設,パブ,バー,カラオケについては,活動を未だ認めない。

(ウ)託児所,保育所,幼稚園,幼児用教育施設,高齢者施設,介護施設,高齢者用宿泊施設,もしくは幼児ないし高齢者向け福祉施設については,デイケアに限り,活動の再開を認める。これらの活動の再開は,感染症の危険性が高い活動であり,あくまで例外的措置である。

(エ)教育向け科学施設,科学公園,科学および文化センター

(オ)テレビ番組,映画・映像の撮影については,出演者,撮影関係者の合計人数が150名を超えない範囲で,また,50名までの観客の入場を含め,これを認める。

(2)運動や健康増進,レクリエーションに関する活動
(ア)健康増進施設内での,サウナ,薬草サウナ,公共的サウナ,もしくはフェイシャル・マッサージの実施,スパ,もしくはタイ古式マッサージの施設について,営業を認める。

(イ)公園,集会場,公共の活動場所,もしくは屋外のスポーツ競技場における集団での運動について,これを認める。

(ウ)ウォーターパーク,児童公園,遊技場の営業を認める。ただし,ボール・ハウスやエアー遊具等,一時的に設置された遊具,もしくは肌が多く触れる遊具は児童への感染の危険性があるため除外する。

(エ)競技,もしくはあらゆる種目のスポーツの指導のための競技場,もしくは運動用の施設を認める。ただし,闘牛,闘鶏,闘魚,もしくは類似する競技施設は,活動を未だ認めない。
これらの活動や施設は,競争の実施およびテレビないしはその他の各種メディアでの中継を認める。ただし,競技主催者は,競技場内に観客を入れてはならない他,当局が定める手続きおよび方法に従わなければならない。

(オ)デパート,ショッピングセンター,コミュニティモール内の,法令によって許可されたゲーム機やコインゲームについて,営業を認める。

第4項 県境を越えた公共交通機関
県境を越えた移動の制限が緩和されたことに伴い,あらゆる種類(移動経路が固定された車両,エアコン付車両,バン,鉄道,もしくは航空機)の公共交通機関において,待合場所の整備,距離をおいた座席,および乗客数の制限等が当局が定める感染症予防の措置に適合的になるよう,当局者は事業者を指導する。

第5項 感染症予防と規律維持
上記第2項および第3項の施設の責任者,所有者もしくは管理者は,バンコク都知事,各県知事ないしは当局の定めた勧告,条件,時間を含む感染症防止基準に基づく諸措置について責任を負う。
第2項の施設の利用及び第3項の施設の責任者,所有者もしくは管理者の実施について監督権限を有する当局者や職員は,当局が定めた規律や制度の履行を含む感染防止措置を遵守するための調査を行う権限を付与する。仮に感染拡大のリスクがある行為が判明すれば,右当局者や職員は,勧告,警告,制止,もしくは管理義務を有する事業者に責任をとらせるための期間を定め,施設の責任者,所有者もしくは管理者による感染拡大防止措置を改善させる権限を付与する。また,仏暦2558年感染症法に基づいて権限を有する者に対し,右当局者や職員が所掌する場所における一時的な施設の閉鎖について提案する権限を付与する。

第6項 特定の施設や活動が本決定事項に定められた項目に含まれているか否かに疑義が生じる場合,新型コロナウィルス感染症(COVID-19)問題解決センターの中央調整部門の責任者であるタイ国家安全保障会議事務局長官を委員長とするCOVID-19感染拡大防止措置緩和検討特別委員会に協議せしめる。

以上の内容は,仏暦2563年(西暦2020年)6月15日以降適用される。

仏暦2563年6月12日 
プラユット・チャンオーチャー 陸軍大将 首相

・官報原文(タイ語)
https://media.thaigov.go.th/uploads/public_img/source/10.pdf


○外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
○在タイ日本国大使館ホームページ
https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○タイ保健省 疾病管理局(Department of Disease Control)
https://ddc.moph.go.th/viralpneumonia/eng/index.php
○厚生労働省ホームページ 
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○厚生労働省(日本における水際対策の抜本的強化に関するQ&A)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
○厚生労働省新型コロナウイルスに関するQ&A 
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
○厚生労働省感染症対策の基本 
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

2020年6月12日金曜日

Morning Has Broken

70年代に流行った曲にCat Stevensが歌う「Morning Has Broken」がありました。

心安らぐ曲で好きな曲のひとつですが、詳しいことは全く知りませんでした。

ふとしたことから、Cat Stevensをwikiで調べたら、意外なことがわかりました。

「Morning Has Broken」という曲は、もともと1931年に発表されたキリスト教の賛美歌のひとつなんだそうです。

「夜が明けました最初の朝が来たように」からはじまる歌ですから、キリスト教っぽいですよね。

Cat Stevensのwikiにヒット曲「Morning Has Broken」についての記載が無いのがおかしいなと思ってよく読んだら、Cat Stevensは、栄光の頂点にあった1977年に、イスラム教に改宗したんだそうです。

その翌年に自らの名前をユスフ・イスラムに改めた彼は、ムスリム共同体の教育問題や慈善活動に身を捧げるために音楽業界を離れたそうです。

ギリシャ系キプロス人の父とスウェーデン人の母の間に生まれたそうで、イスラム教との接点はなかったと思うのですが、1968年に重い結核を患って、人生についていろいろと考えたんでしょう。

世界平和を訴える活動によってこれまでにいくつかの賞を受賞して活躍しているそうで、2006年にポピュラー・ミュージック界に復帰したそうです。


若い頃には、カーリー・サイモンとの交際も噂されたそうです。


2020年6月11日木曜日

今週のタイのニュースから

タイは、新コロナウィルス対策をかなり厳しくしているので、国内の感染者は、ほとんど出ていません。

ただ、海外から帰国してきたタイ人には感染者が時々出ています。

まだ深夜の外出禁止令もあるし、接客を伴うバーやカラオケなどやソープランドなどは、まだ営業禁止です。

県をまたぐ移動に監視、外国人がバスに乗ることが禁止されているそうです。鉄道ならOKだそうです。

バンコクを見る限り、ほとんどのタイ人はマスクやフェースガードをしています。

建物やお店に入るときには体温検査もされるし、真剣に感染防止に取り組んでいるので感心します。

そんなバンコクですが、猛暑の毎日に加え、雨季に入っているから時々スコールも来ます。

このところ、テレビやネットニュースで、ダウンタウンの浜田のような顔をよく見るので、誰なんだろうかと思っていたところ、なんでも、反政府運動の活動家で、ラオスやカンボジアに逃げている人のようです。

タイでは、政治家でも一般の人でも、犯罪を犯したり、指名手配をされると、国外に逃げる人がかなりいます。

タクシンと妹のインラックが有名ですが、他にも、スケベ坊主とか、金持ちのどら息子とか、反政府の活動家とかいろいろです。

お金がある人は、ドバイとか香港とか欧米に逃げているようですが、お金がない人だと、隣国のラオスとかカンボジアに逃げることもあるようです。

今回話題になっているWanchalearm Satsaksitさんですが、タクシン派の反政府運動の活動家だそうで、不敬罪の容疑がかけられているのでラオスに2015年に逃げたようです。

今回話題になっているのは、今月4日の夕方5時ごろに、カンボジアの彼が借りているコンドミニアム近くの屋台で食事中、ちょうど家族に電話していたところ、彼が、「痛い、息が出来ない。」と言って電話が切れたんだそうです。

その後、消息がわからなくなっているので、もしかしたら誘拐されたのかもと心配されているそうです。

中には、もう殺されているのではといった話もネットでは流れているようです。

ここまで書いて気が付いたのですが、ん?、George Floydさんのケースと似ているんじゃ? それに、日本の渋谷警察前のクルド人にも。

なんか、同じようなシナリオで、反政府の人たちが、動いているの?とか考えちゃいますが、タイの場合には、マジ、恐ろしいことが起きることがあるから、なんとも言えません。

この件では、反軍政で反王制で有名なアンドリューくんが、危険な話をフェースブックに書いているようですが、私は、平和を愛する小心者ですからノーコメントです。

そして、今日は、タイの有名なサランユーの話題がニュースを賑わせています。

サランユーで検索すると、アイス・サランユーがでてきますが、ニュースになっているサランユーは、80年代の二枚目俳優Sarunyoo Wongkrachangで、肝臓ガンで亡くなったという悲しいニュースです。

40代以上のタイ人なら誰もが知っている俳優ですが、その後、映画や演劇の監督などでも有名でした。

もっと有名なのは、2006年と2008年に彼が、反タクシン派の集会でステージに立って、演説をしたことです。

彼は、タイでもっとも有名なチュラロンコーン大学の卒業生で、1973年10月14日の民主化運動や1992年の暗黒の5月事件に興味を持って育ったそうですが、タクシンの政治には納得できなかったようです。

それでPAD(民主市民連合)のデモや集会に参加し、タイ人を驚かせ、その後、多くの芸能人などが、政治的な発言をするようになっています。

そんな有名な人の突然の死に、みんな驚き、反タクシン派の有名人たちから、いろいろなコメントも出ています。

タイは、タクシン派と反タクシン派に国が二分されているという人もいるように、政治家だけでなく、軍人も警察官も役人も学者も、芸能人や文化人も別れています。

世界中で、アンティファの動きが露骨になっていますから、タイが、もし、新型コロナの規制を外したときには、集会やデモがはじめるかもしれません。

みんな仲良く平和が一番です。


2020年6月9日火曜日

出口が見付からない その3

精神科の先生からは、ストレスの原因は、バンコクにあるわけで、バンコクに戻ることはお薦めしないとのことでした。

でも、ここで日本に戻って生活するのは、なんか負け犬のような気がするので、バンコクに戻って、この不安にうち勝ちたいとか、生意気なことをいいました。

先生からは、まあ、そこまでいうのなら泊めることはしないけどと、多めにお薬を出してくれました。

日本にいたのは1ヶ月弱でした。

それで、不安はありましたが、バンコクに戻りました。

一人暮らしですから、不安になることは当然あるわけで、そういった時には、お薬が頼みの綱でした。

子供の頃から、注射は嫌いだけど、お薬は大好きな人間です。

徐々に普通の生活に戻っても、やはり、不安は消えないわけで、このままでは、薬もなくなってしまうし、とにかく、薬を飲むことを出来るだけ減らそうと努力しました。

一日3回を2回にしたり、一日おきにしてみたり、眠剤をやめてみるとか、まあ、いろいろなパターンを試しながら暮らしていました。

今から考えて、自分では、よかったなあと思うのは、家にこもらず外出をしたことだと思います。

それも、夜の街に繰り出して、クラブのオネエサンと話をしたり、車の運転をしたりしたことは、いいストレスの解消になりました。

車の運転は、最初は、閉ざされた空間だし、つい、事故をするのではないかみたいにマイナスのことを考えてしまいがちなのですが、運転をしていると、運転に集中するからよけいなことを考えなかったです。

鬱状態の時には、性欲なんかあろうはずもなく、女性に興味も無かったのですが、やっぱり、女性は魅力的だし、なんとか仲良しになりたいと思うわけで、元気もでてきます。

性欲は、生命力だと思いました。

自分が苦しいときにまわりの人はどうだったのかというのもよく見えるわけで、優しい人もいれば、冷たい人もいるわけです。

最近、ネットの誹謗中傷とかの話題も多いですし、いろいろな人たちが自殺する話も聞きます。

他人にとっては、なんともないことでも、本人にとっては、とてつもない大きな悩みだったりもするし、迷路に入り込んでしまうと、本当に出口がわからなくなってしまいます。

いろいろな本には、悩んでいる人に対して、「頑張れ」はダメだというのがあります。

私も、過剰な応援が負担になることになる場合もあると思いますし、応援をもらって元気になる人もいると思います。

でも、一番大切なことは、専門医に相談してみることだと思います。

それと、家族でも友人でも、いろいろなNGOなどでもいいから、自分の話を聞いてもらうべきだと思います。

意見とかアドバイスをしたい人は避けて、黙って話を聞いてくれる人を探してみた方がいいと思います。

話をすると、心が軽くなります。

運動もいいと思う。

悩みを抱えている人には、心優しい人が多いように思います。優しいから、人を傷つけるよりも自分を責める方向に行くのではないかと思います。

世の中には、悪党もいっぱいいるし、思い通りにならないことも多々あるわけですが、どっちみちいつかは死んじゃうわけですし、楽しいことを見つけて、他人に迷惑をかけない範囲で、人生を楽しんだ方がいいと思います。

もちろん非合法はNG。


出口が見付からない その2

日本に帰るといっても、仕事もあるし、そう簡単に帰ったわけでもなかったですが、とにかく、日本に帰りました。

実家で父に突然、精神病院に行きたいと伝えたわけですが、父も母もさぞかし驚いたことだったでしょう。

でも、一言も詳細も聞かずに、私が調べた病院に車で連れて行ってくれました。

そして、私が診察を終えるまで車の中で父はじっと待っていてくれました。

精神科の先生は、私のくどい説明を黙って聞いてくれました。私としては、少しでも詳しい説明をと、まあ、必死だったわけです。

たまに相槌を入れるくらいで、本当に大丈夫かと思うくらい私の話を聞いているだけでした。

あとから思ったのですが、精神科の先生の仕事は、患者のくどい話をじっと我慢して聞くことなのかもしれないし、先生自身も、相当なストレスを感じながら仕事をしているんだろうなあと、もう大尊敬でした。

それで、診察の終わりに医師から、とりあえず、不安神経症だと思われるから、医大の図書館に行って「森田療法」の本を買って、読んでみなさいと言われました。

診察を終えて、父に医大に行きたいと伝え、連れて行ってもらいました。

医大の本屋さんを探して、そこで医師から言われた本を購入して帰宅しました。

実家では、買った本を読んで、予約した日に診察を受けることを繰り返し、その中で、もしも心臓が心配なら、心臓の専門医に診てもらった方がいいといわれました。

また父に頼んで総合病院の専門医に診てもらいました。

トレッドミルという傾斜のあるベルトコンベアーの上で歩きながら心電図をとる検査を受けましたが、途中から、医大の学生なのか研修医なのか5~6名が入ってきて、心電図を見ながら、これが何かわかるかとか医師が質問をしていました。

それで、検査のあと、医師から説明を聞いたわけですが、やはりRBBBというのがあるとのことで、その詳しい説明を受けました。

医師曰く、「死ぬような異常ではないから、別に気にすることはない。」といわれても、不安なわけで、でも、普通の人よりも寿命は短いのではないかとか聞いてみました。

すると、「人間は、生まれてきたからには何時か死ぬわけで、異常があろうがなかろうが、死ぬときには死ぬし、それが、明日なのか10年後なのかは、誰にもわからない。」とのことでした。

これは、私には、ピタリとはまり、なんか、部屋が急に明るくなった気がしました。

精神科の医師からは、精神安定剤と抗うつ剤と睡眠導入剤の処方を受けていましたし、なんといっても、生まれ育った実家での暮らしで、徐々に、食べるものも美味しく感じられるようになり、みるみる元気になっていきました。

「森田療法」の本も、両方自体は、いい加減な私には向かないような気がして、実践はしませんでしたが、ただ、本に書かれている体験談には救われました。

迷路の中を彷徨っている時には、つい、どうして自分だけがこんな苦しみを背負うのだろうかとか考えてしまうわけですが、本の中には、自分と同じような悩みを持っている人の体験談がたくさん載っているわけです。

自分とは違う症状でも、何となく、共通点が見付かるわけで、世の中には同じ悩みで苦しんでいる人たちがけっこういるんだとわかりました。

それが、2つ目の出口だったような気がします。


出口が見付からない その1

人生で一番つらかったのは、不安で不安でその不安に押し潰されそうになっていたことでした。

今から思えば、きっかけらしいこともあったと思うのですが、その時は、徐々に迷路に誘い込まれていく感じで、気がついた時には迷路の中でした。

迷路に入り込むと、なかなか出口も明かりも見えなくなってしまいます。

私の場合には、いろいろなストレスからの体調不良とか不眠症があったんですが、海外で暮らしていると、自分では気が付かないストレスもあるわけです。

今と違って、30年くらい前の日本でもタイでも神経症とかパニック障害とか、そんなことを知っている人はいなかったわけです。

当時、JALの片桐機長の逆噴射事故のあとから、心身症という言葉は、徐々に広まっていたと記憶します。

ですから、当時は心の病に関しては、すべて精神病という感じで、精神病といえば、ノイローゼとかキチガイといった陰口を囁かれる時代でした。

実際には、自分のいる迷路の意味がわかるまでには時間がかかり、いろいろと検査を受けて悩み、苦しかったわけですが。

突然の目まいとか息苦しさとか心臓の高鳴りを感じたら、びっくりするわけで、病院に行って検査を受けます。

検査を受けて異常なしといわれたら、一安心するわけですが、また、寝ているときに、そんなことになったら、今度こそ、死ぬんじゃないかと不安になって、救急車を呼んでしまうわけです。

それで病院に到着すると、急に正常に戻って落ち着くわけですが、一応検査を受けます。

救急車を呼んだのは一度でしたが、不安になって、病院に行ったのは、何度もありました。

精密検査を受けても異常なしといわれるから、それは何かの間違いに違いないと自分で勝手に判断をして別の病院に行って検査を受けるといった風に、迷路に入り込んでいくわけです。

そんな時に、心電図で、RBBBという先天的な異常が見付かったと医者からいわれたわけですが、なんといっても異国ですし、英語でのやりとりで、医者の説明をすべて理解できたわけでもありませんでした。

今ならネットで簡単に検索出来るし、不安もある程度は解消できたことでしょうけど、当時は、心臓に異常というのがもう心配で心配で、よけいに不安になったわけです。

まわりにも迷惑をかけてしまいましたので、それも気になるし、自分が情けなくなって、自分を責めたりもするわけです。

夜眠られない、食事が美味しくない、昼間、ウツラウツラしてしまうなどなどが症状といえば症状でした。

閉ざされた空間に入ると息苦しくなってしまうとか、ビルの高いところでは窓に近づけなくなるとか、包丁が怖くなるとか、とにかく、自分を傷つけたり、自殺してしまうのではないかと不安になっていました。

今から思えば、死ぬのが怖くて、その不安から逃げ出したくて死ぬのではないかという、おかしな心理状態だったわけです。

そんな中、日本語を話す医師から、もしかすると心の病かもしれないから、思い切って日本に帰って、日本の専門医に診てもらった方がいいと思うとアドバイスをいただきました。

これが、最初の出口だったと思います。


2020年6月7日日曜日

外国語の話

外国語にはとても興味があります。

子供の頃から英語に興味があって、英語の雑誌とか買って読んだり、ラジオでFENを聴いたり、NHKの英会話講座を見たりしていました。

ビートルズやボブ・ディランのレコードを聴きながら、歌詞を書き取ることなどにも挑戦していました。

自分では、かなり聞き取り能力がある方だと思っています。

海外に行って初めて現地の言葉を聞いたのは、今のロシア、当時のソビエト連邦でしたが、スパシーボくらいしかロシア語は知らないです。

次に行ったフィンランドでは、かなりのフィンランド語を覚えました。

よくいわれる話として、外国語を覚えるのなら、外国の異性と付き合えばいいといわれます。

なんとかして自分の気持ちとか考えていることを伝えようとするわけで、かなり上達すると思います。

日本人だけではないのですが、外国語を覚えるときに、まずスラングを覚えることもよくある話だと思います。

私も若かりし日々は、俗語とか卑猥な言葉が大好きで、いろいろと教えてもらったものです。

相手を罵倒する言葉というのは、どこの国にもあって、フィンランド語だと、記憶が正しければ、「サータナ・ペルケレ・ヴォイ・ヴィットゥ」なんて、かなりひどい言葉のようです。

北ヨーロッパでは、「satan」など悪魔をよく使うようです。あと、女性の性器もいろいろな言葉にでてきます。

フィンランド語だとvittu「ヴィットゥ」がスウェーデン語だとfittaだそうです。

「ヤブラッ・フィッタ」なんかかなり危険な言葉です。

「Fyfan」もよく聞く言葉です。

「knulla」なんて言葉も覚えました。

あと、ドイツ語で有名な「シャイゼ」のような大便も、いろいろな国で罵倒に使われます。

フランスだと「メルド」だそうです。

アジアは中国の影響が強いからか、「お前の母ちゃんでべそ」的な、もっと汚い、「お前の母ちゃんの臭いあそこ」とか「お前のババアやっちゃうぞ」とか、まあ下品です。

日本語は、罵倒する言葉が少ないですが、アジアの言葉には、まあ、驚いちゃうほどの汚い言葉もあります。

私は、運がいいので、お付き合いする女性が、みんな、汚い言葉を話さない方がいいと教えてくれました。

理解しているつもりでも、言葉の意味をすべて理解しているわけではないですから、誤解されて、喧嘩になったりすることもあり得ます。

下ネタは、万国共通だし、親しくなれば、多少の俗語も笑いのネタになります。

俗語も、言葉の調味料で、上手に使えば、会話も美味しくなりますが、嫌いな人もいることを忘れてはいけません。

どんな外国語でも、礼儀正しい言葉を話すような習慣を身につけた方がいいと思います。

相手から評価されるときには、やはり言葉も重要で、乱暴な言葉とか卑猥な言葉ばかり話していたら人格を疑われてしまいます。

時代はドンドン変わっているので、昔は、ダメだといわれていた言葉も、平気で使われているわけですが、でも、自分が外国人の立場であったら、言葉はやはり礼儀正しい方が有利だと思います。

われわれ日本人でも、外国人が礼儀正しい日本語を話した方が嬉しいですよね。汚い言葉遣いをしている人とは、お近付きになりたくないです。

昔は、ローリングストーンズの「Let's Spend the Night Together」という曲が米国で放送禁止になったと話題でしたが、「夜を一緒に過ごそうぜ」だなんて、今なら、全く問題ないのではないかと思います。

当時は歌詞を変えて歌わないとテレビでは歌えなかったそうです。

ジョン・レノンの曲なんかも歌詞カードに単語が伏せられていたりしましたが、当時は、Fからはじまる4文字は、タブーで、老婦人なんかは、卒倒したとかいわれていました。

今は、アメリカを中心に日常会話にも出てくるようですが、人の嫌がる言葉はあんまり使わない方がいいように思います。

日本でもデモなどの時にいきがってプラカードにアヤシゲな俗語を書いている人もいますが、母国語を話す人たちからしたら、軽蔑の対象でしょうね。


"We got your Six" ってなあに

あの黒人ジョージ・フロイド(George Floyd)さんが亡くなってから、アメリカを中心にいろいろな抗議運動が広がっています。

最初は「アンティファ」という人たちが抗議活動に紛れて、破壊活動を強いるのではないかとの疑惑で、トランプ大統領によってテロリストに認定されるという話まで出ています。

もしも、テロリスト認定されると、アンティファに関連すると認定された人物は、米国に入国できないとか、いろいろな制約もあるらしいです。

日本をはじめ、いろいろなところで、ANTIFAの旗を振ったりANTIFAのTシャツを着たりする活動家や政治家もいるわけで、深く考えもしないで、ファッション感覚でいきがっていた人たちが青ざめているという話もあるそうです。

でも、中には、ANTIFAは、最初の頃は平和的な活動をしていたけど、最近では、過激な行動をしているとわかり、ANTIFAではなく「Black Lives Matter」のプラカードを掲げることが増えているようです。

ANTIFAは "anti-fascist" の略称で1930年代のドイツではじまったファシストに反対する運動だったわけです。

ANTIFAは、アンティファとかアンティーファと日本語では表記されますが、アンチファシストという人もいます。

アンティファの旗が意味するものは、赤い旗が共産主義で黒い旗は無政府主義ですから、まあ過激な反政府運動をするわけです。

しかし、差別に抗議する人たちが、黒人の命だけを問題にしているのも矛盾しているわけで、それに気が付いた人はオール・ライヴズ・マター(All Lives Matter)を使っているようです。

差別をされているのは黒人だけでなく、アジア人も、アラブ人も女性も男性もLGBTなどもいるわけです。

左翼はダブルスタンダードが得意ワザですから、いくらでも矛盾を見つけ出すことが出来ます。

警察官の人権を守ろうという運動もあって、こちらは、ブルー・ライヴズ・マター(Blue Lives Matter)というそうです。

そんな中、また新しい言葉を発見しちゃいました。実際には、以前から使われていた言葉で、わたしが知らなかっただけなんですが、それは、"We got your Six" という言葉です。

"I got your Six" でもいいわけですが、あなたの背後を守っているという軍隊用語なんだそうです。

軍隊用語では、方角を時計の針で指し示すわけで、12時は前方ですし、3時は右90度、6時が後方、9時が左90度です。

軍隊でもいろいろな作戦でも後方支援は重要なわけで、われわれに後方は任せて安心しろということです。

この運動は、当初からホームレスの退役軍人の生活再構築と自信の再構築を支援することを目的とした非営利団体からなんだそうです。

ホームレスの退役軍人たちが立ち直り、しっかりとした安定した有意義な生活を送るのを助けるために活動しているそうです。

軍人や警察官など、危険と隣り合わせで任務を行っている人たちの中には、精神を病んでしまう人もいるし、現実から逃避したくなる人もいるわけでしょうね。

今は、いろいろな反体制運動もあるし、正しい行いをしても、アラを探されたり、イチャモンを付けられたりもします。

今回のアメリカなどで起きている暴動でも、警察官がボコボコにされている映像もたくさんあります。

不当な差別はいけないことですが、時に差別を受ける側にも原因があることももあります。

差別を受けるようなことをしておきながら、差別をされたとか、差別があるから無罪にすべきだというのは間違いですね。

犯罪や違法行為は、犯罪だし違法行為で、差別とは別問題です。

抗議集会や抗議デモは法律で認められた範囲で行うべきで、暴動や略奪などは、違法行為で重罪です。

右でも左でも過激派には注意が必要ですね。


2020年6月5日金曜日

ジョージ・フロイドの死について

ジョージ・フロイド(George Floyd)は、2020年5月25日にミネアポリス近郊で警察官に殺害されたアフリカ系アメリカ人の黒人男性ですが、アメリカでは、多くの州で、この死に抗議する運動が広がり、中には暴動や略奪までが起きています。

ヨーロッパでも抗議運動は起きているようです。

この事件では、白人警察官による差別的な扱いで命を落とした黒人というとらえ方をしている人が多いと思いますが、いろいろな情報もあるわけで、問題は複雑です。

まず、死因に関しても、警察官が膝で頸部を押さえつけたことによる窒息死というニュースが広まったわけですが、検死の結果は、そうではないというものもあるようです。

・新型コロナ陽性
・既往症として重度の多巣性動脈硬化性心疾患と高血圧性心疾患
・直接生命に関わる外傷は無し
・麻薬指定である強オピオイド・フェンタニルとメタンフェタミン(覚醒剤)が、血中より検出

麻薬常習犯で前科6犯だという情報もあるようです。

徐々にもっと詳しくて正しい情報も出てくるでしょうから、取りあえずは、いろいろな情報があるということだけ知っておく程度でしょうね。

そもそもの事件の発端は、容疑者が、20ドルの偽ドル紙幣を使った容疑です。

店からの通報で警察官が駆けつけて、容疑者を確保したわけですが、いろいろな映像証拠も残っているし、警察官の過剰な押さえつけがあったことに間違いは無いと思います。

この間の、渋谷警察署に対するクルド人の抗議でもありましたが、警察官が拘束するには、理由があるわけで、容疑者の側に都合のいい映像や言い分だけが正しいとは限りません。

警察官をはめようとする過激なアンティファのような人たちもいるわけです。

法治国家アメリカですから、過剰な行為があった容疑の警察官には、第3級殺人罪からさらに重い第2級殺人罪に切り替え、保釈金を50万ドルから100万ドルに引き上げたそうです。

このすでに懲戒免職された警察官デレク・ショーヴィン容疑者ですが、奥さんは、ラオス生まれのモン族で幼いときに米国に渡ってきたアジア系アメリカ人だそうです。

ですから、容疑者が、ひどい人種差別主義者でもないような気もします。

奥さんは、事件後、すぐに弁護士と相談して離婚手続きをはじめているそうです。

全米で有名になってしまった容疑者の苗字を使うことに抵抗があるようです。

この事件に便乗して過激な抗議をする人たち、特に暴動や略奪をする人びとは許されません。

そうした人たちの裏にはアンティファといわれる左翼や中国がいると噂されていますが、日本でも、何かといえば差別問題にすり替えて抗議をする人たちも同じ手法ではないかと思いますね。

差別は差別ですが、犯罪は犯罪ですし、違法行為は違法行為ですよね。

右でも左でも、過激な行動はいけません。平和が一番。


大使館からのメール 集会

・6月5日(金),首都バンコクのバンコク芸術文化センター前スカイウォークにおいて,タイ全国学生連盟の呼びかけによる政治集会が実施される予定です。
・政治集会が行われている現場周辺には,できる限り近づかないようにするなど,ご自身の身の安全を確保してください。

インターネット上の情報によれば,6月4日,カンボジアのプノンペンにおいて,不敬罪容疑で亡命中であったタイ人の運動家が,治安当局者等とも思われるグループにより拉致されたとする事案が判明したことを受け,以下の日時・場所において,タイ全国学生連盟が抗議をするため,政治集会を呼びかけています。
                          
日時:6月5日(金)17時頃から18時頃まで
場所:バンコク芸術文化センター(Bangkok Art and Culture Centre)前スカイウォーク
 
つきましては,在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めるとともに,不要不急の現場周辺への立ち寄りを避けるなど,お出かけの際につきましても安全確保には十分注意を払って下さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

2020年6月4日木曜日

タイと香港

香港といえば1997年の7月1日にイギリスから中華人民共和国への返還・譲渡(主権移譲)が行われました。

イギリスの植民地だった香港が1997年に返還される際、中国は少なくとも50年間は大陸とは異なる制度を維持する「一国二制度」を承諾し、外交と防衛以外の高度な自治を認めました。

香港の憲法にあたる香港基本法は、言論やデモの自由を認めていますが、香港政府が国家安全法を制定することも定めています。

中国の全国人民代表大会で、香港に「国家安全法」を整備する決定が採択されました。

これから、6月にも立法作業を終え、遅くとも8月には施行される見通しですが、どんな決まりが出来るのか注目です。

専門家によると、「国家分裂」「テロ活動」「政権転覆」「外国の干渉」などを禁じる内容になるとみられているそうです。

民主化運動やそのためのネット上のやりとりなども規制されるのではないかと恐れられているそうです。

イギリスは、50年間「一国二制度」を約束したのに、約束違反だとお怒りです。

もしも、中国政府が、香港の人たちを弾圧するのであれば、イギリス政府は、「英海外市民パスポート(BNO)」保持者が約35万人おり、他に約250万人が申請資格を持つ人びともいるので、彼らに市民権を与えることも考えると発言しています。

アメリカも「香港へのビザや関税の優遇措置見直し」「中国や香港当局者への制裁」「脅威となる中国人の入国禁止」などで中国を牽制しています。

こうしたことへの反発もあるので、今アメリカで起きている暴動の裏には、中国の手引きもあるのではないかといった陰謀論もあるようです。

噂のアンティファのバックには、ソロスと中国という、例の陰謀論です。

米中の間には、いろいろな問題があって、これから、世界中がそれに巻き込まれていくのかもしれません。

中国の一帯一路に関係する大型プロジェクトも、問題が出始めているという話もあるそうで、予定通りに運んでいないインドネシアの新幹線も、日本に協力要請が来たとか。

で、話を1997年に戻しますが、香港が中国に返還になった翌日の7月2日にタイはバーツとドルのペッグ制に終わりを告げ変動相場制に移行し、例のアジア通貨危機が始まりました。

タイの経済はメチャクチャになって、IMFの指導の下に、チュワン政権が必死で立て直しをしたわけです。

その時の金融引き締めで、国民の不満がたまっていたときに、ポピュリズムを引き下げてタクシンが登場しました。

今また、新コロナの影響もある、タイの景気はかなり悪いようで、国民の不満がたまってきています。

まだ、非常事態宣言が完全に解除になっていないので、政治集会などが出来ない状態ですし、表だった動きは、与党内の勢力争いだけにも見えますが、裏では、いろいろと蠢きはじめているといった見方もあるようです。

タクシンの息子パントンテーの裁判が、予想に反して、上告されず尻切れトンボ状態になり、巷の噂では、巨額のお金が動いたのではと囁かれているそうです。

そして、政府与党とタクシンの元妻のポチャマン夫人が急接近といった話もあるそうです。

それで、もしやタクシンの政党プアタイが、与党と連立を組むのではないかというわけです。

事実は、小説よりも奇なりと言われるように、もしも、香港にある外国の資金が香港からシンガポールや台湾やバンコクに移動するようなことがあれば、また、タイの政治も大きく揺れはじまるのかもしれません。

また血なまぐさい事件やバンコクが燃やされるようなことがないようにと祈るばかりです。


2020年6月1日月曜日

警官によるクルド人男性への暴力事件

5月30日に「警官によるクルド人男性に対する理由不明の脅迫、暴力に抗議するデモが行われました。」というツイートをみて、なんかおかしいと感じました。

世界には、いろいろな警察官がいますが、日本の警察官の倫理観や正義感は高い方だと思いますし、なんの理由もなく、暴力など振るわないはずと思いました。

それで、いろいろと調べてみたら、なんか、おかしいなと思う点がいくつかありました。

5月22日13時ごろ、広尾付近の明治通りで、渋谷警察署の警察官にクルド人男性が威圧行為を受けたとされる動画が30日に拡散されました。

まず、警察官が職務質問をした時に逃げようとしたので身柄を拘束しようとしたようですが、普通逃げませんよね。

歯医者に遅れるから逃げたでは、理由になっていませんね。

友人が、その様子をしっかり撮影。準備がいいです。

そして、渋谷署前で200人抗議デモが行われたそうです。

この件で、中心的にニュースを拡散させたのが、樫田秀樹さんで外国人問題ではかなり有名な人のようです。

それで、ネットでは、いろいろな調査が行われて、アメリカのジョージ・フロイドさん事件の真似をして、首を絞められたとか、息が出来ないとか言った嘘を流したりして、問題を大きくしているとか、このデモに現れたのが、立憲民主党の石川大我代議士で、どうやら、このクルド人とはお知り合いだとか、話が、ドンドン広がっていきました。

デモの時に、C.R.A.C.(対レイシスト行動集団)の代表・野間易通氏がいたとか、あの有名なアンティファの旗を振る人やTシャツを着ている人がいたとか、まあ、何となく背景がわかるような情報も飛び交っていました。

昔なら、大手メディアの流す情報だけしかなかったわけですが、今は、本当にいろいろな情報が飛び交って、何が本当か何がデマかわからないこともあります。

でも、ビーガンとか環境保護とか何となくうさん臭く感じるようになってきていますよね。

グレタさんのバックには、中国とかアンティファがいるんじゃないかとかいった話もあります。

難民問題や差別問題や環境問題はお金が絡んでいるといった説もあります。

大声で平和を訴える人ほど攻撃的
大声で差別反対を訴える人ほど差別的
大声で誹謗中傷を責める人ほど発言が下品で過激

なんてことをいう人もいるそうですが、過激な行動をとるには、それなりの理由もあるのでしょうね。本当に正しいことなら、大声を出さずに、暴れないで、普通に訴えればいいことだと思います。


ブラック・ライヴズ・マター

世の中には、知らないことがたくさんあるわけですが、今回のアメリカのジョージ・フロイドさんの死に関して、ブラック・ライヴズ・マターという言葉を知りました。

ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter、通称「BLM」)とは、黒人に対する暴力や形式的な人種差別の撤廃を訴える社会運動なんだそうです。

BLMへのカウンターとしてオール・ライヴズ・マター(英: All Lives Matter)とか、警官の人権を主張するブルー・ライヴズ・マター(英: Blue Lives Matter)などもあるようです。

新型コロナでアジア人への差別もひどくなったそうだから、イエロー・ライブズ・マター運動も起きるかもね。

とにかく、今や、どちら側から物事を見るのかで、ものの見え方も180度違います。

黒人にも、いろいろな考え方をする人がいるわけですし、白人で同じです。

それで、国を分断させようとする輩もいるわけです。

国力を削ぐには、国内が乱れることが一番だというのは歴史が証明しているわけです。

こんな動画をあげている人がいます。

スターバックスの壁にスプレーでBLMと落書きをしている女性ですが、この撮影している女性は、落書きしているのはBLMとは無関係な女性たちだと抗議をしています。

タイの集会やデモでも、よくこういったことが起きます。過激な行動をして挑発する輩ですが、騒ぎを大きくしたい人たちでしょうね。

警察官は、犯罪者を取り締まる義務がありますから、犯罪者や容疑者に対しては、行動を起こす必要があります。

だから、挑発しておいて、いや、挑発などしていない、警察官が過剰な行動をしたというわけです。怪我をしたり、死人が出たりしたら、大問題です。

これもすでに定石となった戦法です。

メディアにも、いろいろなところがあって、いろいろな見方をするし、レポーターも同じです。

今や世界中に日本人がいて、そうした日本人も、個人的にSNSで発信できる時代です。

その人が、どんな環境で生活し、どんなメディアを見ているかで、その人の意見も違ってきます。

米国で暮らしている日本人には、アメリカの民主党支持者が多いような気がします。

美味しいものはカラダに悪いという説があります。楽ちんな暮らしもカラダに悪いと言われます。

そして、耳障りのいい言葉は、健全な思考をマヒさせるということではないかと思いますね。

自由・平等・人権・平和。みんな素晴らしいけど、そういった言葉を多用する人たちには要注意のような気もします。


ジョージ・フロイドさんの死

米ミネソタ州で警察官に頸部を膝で押さえつけられたときに死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんの件で、人種差別とか警察官の横暴とか、問題が大きくなっていて、アメリカの多くの地区で抗議運動や時には暴動が起きています。

アメリカには、依然として黒人差別が残っているわけで、時々、こうした警察官が黒人に対して不当な扱いをしたといった事件が起きています。

アメリカの警察官は、日本と違って、すぐに銃を撃ったりするので、警察車両には録画カメラが付いていて、過剰な行為がなかったかどうかをあとからチェックできるようにはなっているようです。

今回の件は、偽ドル紙幣を使っているという容疑で、店から連絡を受けた警官が駆けつけ、容疑者であるジョージ・フロイドさんを拘束したわけですが、拡散されている映像を見る限りでは、警察官に対しての抵抗は無かったように見えます。

法治国家では、こうした場合には、事件として裁判になるわけですし、当事者には、職務停止とか、時には懲戒とかもあるわけです。

でも、今年は大統領選の年で、アメリカでは、共和党と民主党が争っているわけです。

今回、ジョージ・フロイドさん事件から抗議デモや暴動が起きている都市や州の多くが、民主党の支持者たちが多い地区ともいわれています。

黒人差別問題から、反政府運動になっているといった見方もあります。

その裏には、昨年から世界の至るところで話題になってきているAntifaの存在なんだそうです。

アンティファとはアンチファシスト(anti-facist)の略称で、人種差別や性差別などに反対する団体なんだそうです。

私も、以前Antifaについて書いています

この団体は、かなり過激な行動をするようですし、民主党との関係とか、中国との関係とかも疑われているようです。

タイで暮らしていると、政治的なデモとか、反政府運動とか、暴動とかも、かなり身近なわけで、過去には、何度もそういった映像を見てきています。

平和な集会や平和なデモ行進もありますが、中には、警察官を挑発して、なんとか、警察官からの過剰な行動を引き出したいと、計画する輩もいるわけです。

一般的に、平和な集会やデモでは、政府はひっくり返りません。

警官隊や軍に過剰防衛をさせることで、武器の使用をさせたら、国内だけでなく、国際世論に訴えることが出来るわけです。

ニューヨークで、抗議する市民に対して警察車両がぶつかっていく映像が拡散されていますが、あれなど、その典型で、最初は、警察車両の進行を妨害したり、ものを投げつけたりしている市民側が悪いのですが、いったん、警察車両によって市民が怪我をさせられたら、もう、警察官が悪者なわけです。

こうしたやり方は、中国共産党とか、ロシアのKGBとかが、得意としていそうですよね。

日本人なんか、まじめだから、すぐに騙されます。

そして、反政府運動や暴動になると、もう野次馬とか火事場泥棒も出てきますから、有名店からものが盗まれたりもするわけです。

今は、情報戦争の時代で、ネット上には、いろいろな話が飛び交います。

タイでは、当たり前の話ですが、集会やデモの参加者には、主催者側からお金が支払われているとか。その証拠写真とかまで出てきます。

それも、本当だったり、フェイクだったりしますから、ややこしいです。

でも、落ち着いて考えればわかりますが、ひとつの集会やデモをオーガナイズするには、それなりの組織力が必要です。

そして、組織を動かすには参謀などの人材も資金も必要です。

今回の件でも、ジョージ・フロイドさん事件に抗議するのは、市民として当たり前でしょう。

でも、だからといってものを投げつけたり、建物を燃やしたり、略奪するのは、大きな犯罪です。そのへんをしっかり見極めないと、騙されちゃいます。

普段、平等とか人権とか平和とか言っている団体が、実は、過激な行動をとることはよくあることです。

米国大統領のトランプさんは、Twitterで「ANTIFA(アンティーファ)を国内テロ組織に指定する」と表明した。

このサイトに出ている写真でANTIFAが掲げる組織の旗をよく覚えていてください。日本でも、いろいろな場面で登場してくれでしょうから。

なんといっても、彼らの究極の目的が、暴力革命による権力奪取だったりしますからね。