2022年5月27日金曜日

6月1日以降の日本入国時の水際措置の見直し

 5月26日、本年6月1日以降の日本入国時の水際措置の見直しに関する詳細が公表されました。タイから日本に入国する際の水際措置の概要は以下のとおりです。詳細は、以下のリンク先をご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C048.html


1. タイから日本に入国する際の水際措置の変更

 タイは「青」区分の国に分類されています。6月1日以降のタイから日本入国時の水際措置は、以下のとおりになります。ただし、日本入国日前14日以内に、「赤」又は「黄」区分の国・地域に滞在がないことが前提となりますので、ご注意ください。


(1)入国後の待機期間等

 タイから日本に入国する場合、ワクチン接種の有無を問わず、入国時検査および入国後の自宅等待機はありません。

(2)入国に際する必要書類等

 入国に際する必要書類等は、以下のリンク先をご確認ください。搭乗前72時間以内の検査証明書は引き続き取得が必要ですので、ご注意ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html#minaosi

(3)ファストトラックの利用

 ファストトラック(入国必要書類の事前登録制度)は引き続き利用可能です。詳細は、以下のリンク先をご確認ください。

 https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/


2. 今回の措置についての問い合わせ先は、以下のとおりす。

+81-(0)50-1751-2158

+81-(0)50-1741-8558

受付時間:日本時間9時から21時まで(土日祝日含む)

○在タイ日本国大使館領事部 

電話:(66-2)207-8500、696-3000 

FAX:(66-2)207-8511 

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330 

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年5月20日金曜日

チェンマイ県における詐欺事案の検挙について

 ○チェンマイ県警が詐欺グループ24名を検挙。

○日本人を標的にしていたと思料されるが、被害実態は不明。


 先般、チェンマイ県警がチェンマイ県ファーン郡において、中国人とタイ人からなる詐欺グループ24名を検挙しました。

 手口としては、フェイスブックやライン等のSNSに女性のプロフィールを掲載し、アクセスしてきた人物に対し、チャットやメール等で人間関係を構築した後、言葉巧みに架空の投資話を持ちかけるというもの(恋愛感情を利用した、いわゆるロマンス詐欺)です。

 被疑者の供述によれば、日本人も標的にしていたとのことですが、現在のところ、被害人数・被害額等の被害実態は明らかになっていません。

 このようなSNSを使用した詐欺事案には十分注意し、「甘い話には乗らない」ことを心がけてください。

 また、「これは詐欺被害ではないか」と疑われるケースに心当たりがあれば、当館まで連絡をお願いします。


(問い合わせ先)

○在チェンマイ日本国総領事館

電話:+66-52-012500

Fax: +66-52-012515


2022年5月19日木曜日

【注意喚起】郵便関係者や警察官などを名乗る者による詐欺事案の発生

 最近、タイにおいて郵便関係者や警察官などを名乗る者による詐欺事案が発生し、在留邦人が金銭をだまし取られる事例が報告されています。心当たりのない電話やメール、手紙等を受け取った場合には、これを鵜呑みにせず、安易に個人情報を教えたり、メール等を送ったりせず、詐欺の可能性を疑って対応されるよう、十分ご留意ください。


1.最近タイ国内で報告された詐欺事案の概要は以下のとおりです。

(1)5月上旬、タイ在留邦人の携帯電話に見知らぬ番号から着信があり、応答すると、自動音声に切り替わり「タイ郵便です。あなたの名義で発送された郵便物がスリン県で見つかり、郵送が禁止されている内容物(複数人の旅券、銀行通帳など)が含まれていたため、マネーロンダリングに関与した疑いがある。関与を否定したい場合にはこちらの指示に従うこと。」という内容がタイ語でアナウンスされた。

(2)その後指定された番号に連絡すると、「関与を否定するためには警察に対する申し立てが必要であり、本来スリン県まで来て手続きする必要があるが、コロナ禍であるため遠隔での手続きが可能。なお、捜査は内密に行われているものであり、あなたが口外した場合にただちに逮捕される。」などと言い、その後はLINEでの連絡を求められた。

(3)その後警察官を名乗る者とのビデオ通話(相手はタイ警察の制服を着装)を経て、「あなたの身の潔白を証明するために、まずはあなたが持つすべての財産を指定の口座に一度移す必要がある。」として、指定のタイ国内の個人名義の銀行口座に入金を求められた。

(4)また、やりとりの中で旅券及び通帳の写真を求められたほか、クレジットカードのキャッシング機能でも多額の金額の引き出しを要求された。


2.その他、物流会社や関税局の関係者を名乗り、同様の手口で入金を要求する詐欺が横行しているとの情報もあります。


○外務省「海外安全 虎の巻2022~海外旅行のトラブル回避マニュアル~」

https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf 


(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年5月16日月曜日

タイの医療大麻について

 2019年2月にタイでは、医療大麻が解禁となりました。

西洋医学が入ってくるまでは、印方とか漢方のように、植物とか鉱物などを使った民間療法が多くの国に存在していたわけです。

他には、宗教とか黒魔術のような民間療法もありました。

西洋医学でも、食物などから抽出した化学物質を使った薬が多く、麻薬と紙一重のものもあります。

北部タイでは、昔から山岳民族の間にはアヘンを医療に使ってきた歴史があって、怪我をしたときとか腹痛とかの痛み止めなどに使われていたそうです。

アヘンはケシの花の茎に傷をつけてにじみ出てくる樹液を集めて乾燥させたものだそうです。

その有効成分を抽出して生成したものがヘロインだそうですし、手術の時の麻酔薬だったりモルヒネだったりするのだそうです。

タイの全域に麻は自生していて、麻も繊維を使うだけでなく、種類によっては、食欲増進や睡眠を促す医療用に使われてきたそうで、300年前のアユタヤ時代には、その効果を記した書物があるそうです。

日本でも戦後になってアメリカが、大麻を違法な薬物扱いをしてしまいましたが、タイも同じなんだそうです。

疑ってかかれば、西洋の薬やアルコール飲料などを売るためじゃないかとか思っちゃいます。

とにかく、タイで大麻が合法化され、いろいろな商品が出ているとか、料理もあるとか、医療大麻を使っている病院もあるとか、いろいろなニュースが話題になっているわけです。

最近も、「タイの世帯に100万株の大麻を無料配布、2022年6月9日以降に実施へ」といったニュースが話題になりました。

こうしたニュースが出ると、欧米の一部のように、嗜好品としての大麻がタイでもOKになったのではないかと誤解する人がいます。

嗜好用の大麻はタイでも違法ですので注意が必要です。

麻には大きく分けて、ヘンプと大麻(マリファナ)があって、タイ語では、ヘンプの方はガンチョンといわれ、大麻の方はガンチャーといわれます。

タイで話題になっている医療大麻のほとんどがヘンプであって、大麻(マリファナ)ではないので、タイで売られている大麻入りといわれる商品や食事には、俗に言われているラリる効果はないそうです。

ヘンプでも大麻でも含まれている成分は、大きく分けてCBDとTHCなんだそうで、そのCBDとTHCの含有量が違うんだそうです。

THC(テトラヒドロカンナビノール)という成分が0.3%以下の品種が「ヘンプ」、そしてTHC含有量が0.3%以上の品種が「大麻(マリファナ)」と呼ばれるそうです。

CBDの効果としては、個人差もあるし、含有量にもよるようですが、心身のリラックスや 、不安や心配を取り除くこと、ストレス緩和、不眠の緩和などもあるとかないとか。

一般的に言われる大麻を吸うとラリるというのは、THCの効果の痛みの緩和、吐き気を抑える、けいれんを抑える、食欲増進や精神の高揚感などもあるようです。

こちらTHCを0.3%以上含むものは、日本では違法だそうです。

タイで大麻ビジネスを始めた人がいるそうですので、一読の価値はあると思います。

この人も書いていますが、日本人の多くが、飲み物や食べ物に書かれている大麻の葉っぱを見て、ラリるのではないかと思うようですが、実際に有効なものが多く含まれてはいないそうで、有効なのは葉ではなく花なんだそうです。

むかしから、マリファナを吸うと、咳き込むとか、白目が充血するとか、のどが渇いて甘いものを飲んだり食べたりしたくなるとか言われていましたが、現在タイで売られている大麻とうたっている商品にはそんなことはないようです。

2022年5月3日火曜日

大使館からのメール  海外に居住される国民年金第3号被保険者の方に対する大事なお知らせ

 1.すでに所属勤務先等から案内がなされていると思いますが、令和2年4月1日に施行された医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律(令和元年法律第9号)により、国民年金第3号被保険者(健康保険や共済組合員の被扶養者として認定されている配偶者)の要件として国内居住等の要件が追加されました。


2.これにより、海外赴任に同行する国民年金第3号被保険者は、特例要件(※)に該当する旨を勤務先事業所に届け出る必要があります。


※ 特例要件

(1)海外において留学をする学生

(2)外国に赴任する被保険者に同行する者

(3)観光、保養又はボランティア活動その他就労以外の目的で一時的に海外に渡航する者

(4)被保険者が外国に赴任している間に当該被保険者との身分関係が生じた者であって、(2)と同等と認められる者

(5)(1)~(4)のほか、渡航目的その他の事情を考慮して日本国内に生活の基盤があると認められる者


3.本件は、所管している厚生労働省によりますと、日本年金機構において、住民基本台帳の個人番号情報に基づいて、令和2年4月以降に国外転出した方を確認する事務処理を開始しており、この結果、海外居住が確認された国民年金第3号被保険者について、特例要件に該当する旨の届出(第3号被保険者関係届)の提出がない場合には、個別に周知されることなく資格喪失処理手続が行われることとなります。つきましては、該当される方であって、上記届出がお済みでない場合は、勤務先事業所の担当部署にご相談の上、お手続きをお進めくださいますようご連絡いたします。


※ 手続きの詳細はこちらからも確認いただけます。

日本年金機構HP

https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/tekiyo/hihokensha1/kyojuyoken.html


○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年5月2日月曜日

思い込みは恐ろしい

 中学・高校のころは、同世代の人たちと同じようにビートルズやローリングストーンズをよく聴いていました。

高校の英語の教師も、ビートルズの曲を聴いているといい勉強になるといっていました。だけど、ローリングストーンズの英語はダメだとも言っていました。

ローリングストーンズの”Let's spend the night together"が、イギリスでは放送禁止になったとか聞いて、「夜を一緒に過ごそうぜって、あれをしようぜって意味だよな」とか、当時の友人たちと話していたことを思い出します。

そんなころ、ビートルズもローリングストーンズも大麻などで捕まった話もニュースになっていて、ローリングストーンズのミックとキーズが拘置所に入った後、出所した後に出した曲"We love you"も話題になり、レコードを買いました。

拘置所の鉄の扉が閉まる音や廊下を歩く靴の音などが効果的に使われていたし、ビートルズのジョンとポールも録音に参加していると話題になりました。

そのB面に入っていたのが、"dandelion"でした。シンプルな歌詞でとても印象に残りました。

Dandelionがタンポポだと辞書を引いてわかりましたが、ダンディーなライオンのたてがみが風にたなびくようなイメージでタンポポなんだと勝手に思い込んでしまいました。

それが、今日、ドイツ語でタンポポのことをLöwenzahnということを知り、ライオンの歯からきていることを初めて知りました。

英語でもほかのヨーロッパの言語と同じように、同じ意味なんだそうです。

一度思い込んでしまうと、それを疑うこともなく、調べようともせず、そのままになってしまうなんだなあと再認識です。

それにしても、若いころは記憶力もいいし、好奇心もいっぱいだし、もっと勉強しておけばよかったと後悔ばかりです。