2018年2月28日水曜日

露出計

昔のフィルムカメラに限った事でもないのですが、写真を撮るときには、被写体に当たっている光の強さを知る必要があります。

フィルムカメラの時代からカメラに露出計が内蔵されているのが主流ですが、古いカメラには、露出計がついていないカメラもあります。

プロのカメラマンの撮影風景とか見ると、被写体のところの明るさを計っています。そういったプロが使うような露出計は、数十万円もするようです。

昔のライカとかオリンパスペンとか露出計がついていないモデルもあり、単体の露出計を持っている方が便利でした。

露出計でシャッター速度と露出を決めて撮影するのが基本ですが、露出計がないと、ヤマカンですね。

ASA(ISO)100の場合
シャッタースピード250分の1秒のとき、絞りは快晴でF11、晴れでF8、明るい曇りでF5.6、曇りや日陰でF4てな感じかな。

ISO感度は、そのまま、値が2倍で1段明るくする感じ。

ジャンクで、昔の露出計をゲットして、分解してみました。

Zeissの露出計で、壊れているのが残念です。

 革のケースもかっこいいです。

 裏蓋を開けたところ

 この部分がセレンで、光で電気が発生

 こちらは、表側のダイヤルを外したところ

 細い針が光によって振れ、そこに赤い針を合わせる

赤い針の先のダイヤルの数字を読み取る

この露出計の場合には、セレンは、生きていているのですが、細い針が動きません。セレンからの電気で、電磁石がまわりの永久磁石に反発して触れる仕組みだと思いますが、断線なのか、ピクリともしません。

細い針の上にある小さな穴が、小さなボールベアリングを乗せるところで、カメラのレンズの絞りでもそうですが、コリコリと数字ごとにしっかり止まるような仕組みです。

これを落とすと、ほとんど見付かりません。

ジャンクの露出計も10個以上あるのですが、動くモノは、ほとんどないです。

セコニックの露出計が、精度はわからないけど動くので、一度テストしてみるつもりです。セレンではなく、CdS受光体ですから、電池が必要です。

2018年2月27日火曜日

バルナックⅢ型+summitar f=5cm 1:2 試写

冷蔵庫に保存している古いフィルムで試写しました。

白黒でASAは100です。

露出は、ヤマカンです。





太陽光が十分であれば、ピントも合うし、初めてのライカとしては悪くないと思います。


大食いと激辛

テレビ番組で、大食いを競ったり、激辛を競ったりする番組がありますが、世の中には、すごい人たちもいるものだと感心します。

大食漢とか辛い物好きというのは、子供の頃からわかるし、どちらも、日々の訓練というか、習慣で、ますます大食漢になったり、辛いものに強くなったりもします。

お酒なんかでもそうだと思うのですが、毎日飲んでいれば強くなる傾向はあると思います。

自動車なんかですと、アメ車と日本車のような対比があって、でかいし、ものすごい馬力だけど、ガソリンを食うアメ車に対して、日本車は、燃費もいいし車体もコンパクトという感じで、日本の伝統文化の上にあるような感じです。

日本人は、小さくするとか、質素にするとかに才能を発揮してきました。茶道とか日本庭園とか懐石料理とか、素晴らしいし、世界の人からも評価されています。

大食いとか激辛というのは、どことなく米国的、大陸的な文化という感じで、粋ではないし、日本には、似つかわしくないように思いますね。

生きていくために最小限の食事をすればいいわけで、そのために、調理方法や盛り付けにこだわる方が、必要以上に食べて、肥満するよりもオシャレです。

香辛料なんかも、冷凍や冷蔵技術の無かった時代の保存のためではあっても、今の時代いっぱい使えばいいってモノじゃないでしょう。

大食いも激辛も、行きすぎたり、恒常化すれば身体をこわします。

戦前生まれの人たちに比べて、戦後生まれの人たちが、最近、けっこう早死にしているのは、いろいろな理由もあるでしょうけど、やはり、おいしいモノの食べ過ぎや、刺激物の取り過ぎも関係があるのではと個人的に思いますね。

もちろんストレスや運動不足も大きいと思うけど、テレビでの、グルメ番組など見ると、まあ、健康に悪そうな料理もあるわけです。

高脂肪・高カロリーで、柔らかくて、糖度が高いものばかり食べていていいわけないと思います。

おいしいモノ、楽なことは、健康にはよくないことが多いですね。

飲食業も金儲けですから、儲けるためには、量を売る必要もあるのでしょうが、物事には、ちょうどいい加減というのもあるはずですよね。

お酒なんかでも、コップいっぱいで、ほろ酔い気分の方が、ボトル1本飲まないと満足できない人よりも、燃費がよくて高性能ですよね。

大量生産・大量消費は、資本主義かもしれませんが、食に関しては、不健康だと思います。

アメリカ人とか南米の人たちを見ると、日常生活も大変そうなくらいチョー肥満でかわいそうでしたが、最近の日本にも、肥満の人たちが多くなっていて、びっくりです。

お笑いタレントには、いつの時代でも肥満していることで笑いをとる人たちがいますが、最近は、徐々にダイエットする人も目立ちますね。やはり、命は大切だと気が付くからでしょうね。

辛いものをすすめるような風潮とか、食欲を刺激する番組などは、ほどほどにと自制すべきだと思います。

日本人は、長い時間をかけて培ってきた自分たちの価値観をもう一度再認識した方がいいと思います。



2018年2月26日月曜日

ストリートビューで物色空き巣グループ逮捕

いつか問題になるだろうと思っていました。

お薬でも車でも、便利なモノには、危険もあるということですね。

ストリートビューを見れば、門構えとか駐車している車の種類とか、窓の位置、まわりの様子などが、だいたいわかります。

写っている人など、かなり前の様子のところもありますが、犯罪者たちには便利なツールでしょうね。

どこから侵入して、犯行後どう逃げるかなど、事前に検討し、実地検分をすればいいわけです。

こうした事件が起きてくれば、うちの様子はストリートビューに載せないでくれといった訴えも出てきそうですね。

個人的には、ストリートビューでも、航空写真でも、自分の家は、載せて欲しくないです。

門構えとか窓なんかを加工できるアプリがあればいいかもね。止まっている車は、本当は、日本車だけど、ベンツにしちゃうとか、その逆とか。でもやっぱりモザイクやぼかしがデフォかな。

わざと、見回っている自転車に乗ったお巡りさんを街角に載せるとかも効果があるかも。

日本は、高齢化社会で、お年寄りが1人で暮らす家もあるし、空き屋も多いし、空き巣は、これからも増えるでしょうね。

監視社会だと反対する人たちもいますが、防犯カメラは、もっと必要だと思います。ストリートビュー用のダミーの防犯カメラなんかもいいと思いますね。




2018年2月24日土曜日

ニコン F2 フォトミック

ニコン Fとかニコン F2 フォトミック なんか、よほどカメラが好きで、お金に余裕がないと買えないカメラでした。

Fの場合、60年前で67,000円(5cm F2 付)、F2フォトミックは、50年前で、なんと96,700円(50mm F2付)だったようです。

1960年の大学卒初任給=13,100円で、1970年で39,900円だったようです。

Fは、知り合いの方からプレゼントしていただきましたので、今回、ニコン F2 フォトミック を落札しました。



レンズの上の方にあるNikonと書かれている部分が、露出計付きのファインダーでフォトミックと呼ばれているようです。

中古で売られているものには、この露出計が動かないモノが多いそうで、わたしのゲットしたF2も露出計が動きませんでした。

2枚目の写真の白い部分の下に小さな窓があって、そこに針があるのですが、電池を入れて、テストのボタンを押しても動きません。

電池室のマイナス端子と、フォトミックを外したところにある端子のマイナス側は、断線されていませんでしたが、プラス側が、どうも断線しているような感じです。

分解するには、ちょっと高いカメラで、ためらってしまいます。わたしにとっては高いという意味ですが。


もう少しお勉強して、心の準備が整ったら、分解も考えますが、今のところは、露出がわからなくても、写真は撮れるわけですし、このずっしりと重いカメラを楽しもうかと思います。

ニコンのFT2もタイでは人気だそうですが、ずっしりとした重さがないので、好きではないです。


実際に持ち歩くのなら、軽い方がいいですけどね。

2018年2月23日金曜日

ニセモノいろいろ

タイで暮らしていると、日常的に、いろいろなニセモノを目にします。

一時は、ニセモノのブランド時計とかブランドバッグ、Tシャツから、スポーツシューズなどなど、夜店などで売っていました。

タイ政府も取り締まっているけど、イタチごっこです。

中国や韓国からのものが多いそうですが、かなり精巧に作られているモノもあるそうです。

最近では、中国製のバイクなんかも、タイで時々見ます。車とかバイクは、もともと、日本だって、ドイツやイギリスのモノを真似したわけで、全く同じではないにしても、ニセモノ扱いをされた時代もありました。

中国の人たちのニセモノに対する情熱と、名前をつける才能には驚かされますし、笑っちゃう名前も多いですよね。

薬なんかも、ジェネリックといわれる薬は、ニセモノといえないこともないですね。

著作権があるモノは、うるさいです。バッグとかニセモノでもほとんど同じくらいの品質だったら、本物は売れません。

農産物でも、ニセモノはあります。

車やバイクでもそうだそうですが、とにかく、名車を解体し、どのように作られているかを学び、真似してみて、そこから、自分らしさを作り出していくようです。

さて、カメラといえば、ドイツのライカですが、ライカも、世界中で真似されてきました。

日本のメーカーも、ライカを真似て、いいカメラを作れるようになりました。

ヤフオクで、おもしろそうな偽ライカがあったので落札しました。







写真では、うまく真鍮の光り輝く美しさがわからないですが、肉眼で見ると、それなりに素晴らしいカメラです。

ネットで調べてみると、このカメラは、旧ソビエト時代に作られた偽ライカだそうです。

わたしが、チェックしたところ、シャッターは、切れるし、シャッター速度も変化するし、しぼりも開閉できます。

底蓋を外せば、スプールにちゃんと入っています。

なのに、カメラについている、偽エルマーのレンズが、焦点距離を合わせ機構がついていないという残念なレンズでした。

スクリューマウントに、ホンモノのライカ用のレンズをねじ込んでみましたが、サイズが違うようで入りませんでした。

要するに、カメラとしての機能が整っていないニセモノで、単なる置物でした。

置物としては、なかなか魅力的ですけどね。


2018年2月22日木曜日

Yashica Electro35 CC

2年ほど前にヤフオクでゲットしたジャンクのYashica Electro35 CCですが、電池を入れたら、一応フィルムカウンターの窓にLEDの明かりがつきましたが、シャッターは切れません。



下蓋とか上蓋を開けるのは、セミプロ級ですが、正しいセミプロになれないのは、注意不足だからと自覚しています。


今回は、シャッターボタンのところに使われているバネがどこかに行っちゃいました。しっかり薬箱に入れておかないとなくしそうだと思ったのですが、電通確認の赤いボタンが落ちてきたので、それに気をとられた瞬間にどこかに消えました。

錠剤とかネジとかコインなどは、落としたら最後、なかなか見付からないことが多いですが、バネなんかも転がるんですね。

扇風機をつけての作業は、ダメですね。バネが転がって、どこかに落ちていったようで、いくら探しても、見付かりませんでした。


バネ類は、多少、今までストックして置いたモノがあるのですが、残念ながら、同じサイズのモノはありませんでした。

たったひとつのネジやバネがなければ、修理は失敗です。潔く蓋を閉めて、今日の作業は終わりました。


作業台には、謎のパーツが2つ残ってしまいました。

次回は、レンズを外して、なぜシャッターが切れないのか、シャッターのお勉強をするつもりです。

電子シャッターですから、たぶん、断線の可能性もあるのではないかと思います。



2018年2月21日水曜日

クワイ河マーチとヒットラー

徹子の部屋で伊東ゆかりさんが「クワイ河マーチ」を歌っているのを聴いて、ちょっと、クワイ河マーチについて調べてみました。

原曲は、第一次世界大戦の頃のイギリスの「ボビー大佐」という曲らしく、それを映画「戦場にかける橋」のテーマ曲として、世界中でヒットしたようです。

クワイ河というのは、タイのミャンマー国境近くを流れる河で、日本軍は、インパール作戦の一環として、鉄道をタイからミャンマーに敷こうとして非常に困難な建設工事を行ったわけで、その時に、イギリスやオーストラリアの捕虜やマレーシア人やタイ人に厳しい労働を強いたと、戦後問題になっています。


現在でも、南部回廊とか東西回廊とか言われる大プロジェクトは、ミャンマーからタイ・カンボジア・ベトナムと人と物の流通を考えて、すすめられているわけですが、中国やイギリスやインドなどもからんで、ホットな地域が、ミャンマーですね。

未開な地域には、猛獣がいたり、伝染病が流行っていたりで、厳しい環境なので、開発が遅れているわけです。マラリアたアメーバー赤痢で亡くなられた日本兵たちも多かったそうです。

タイには、日本軍が埋めた秘密の財宝という都市伝説があって、そのうちの一つが、クワイ河の近くのカンチャナブリだと信じている人たちもいて、時々、調査隊が、調べているようです。ゼッタイに探し当てるとテレビで宣言していた有名な政治家もいました。

他に有名なのは、バンコクから東北東に100キロほどいったところにある、ナコーンナヨックといわれています。旧日本軍の将校さんが、探しに来たといった話もあるとか。

インドやパキスタンやバングラデシュは、イギリスの植民地でしたし、ミャンマーも同じです。日本は、資源確保もありましたが、イギリスやオランダなどをアジアから追い出そうとしていた面もあって、イギリス兵には、犠牲者たちも多く、恨まれていたようです。


クワイ河マーチですが、伊藤ゆかりさんのバージョンには、日本語の歌詞がありますが、オリジナルには、歌詞がないものが多いです。

ところが、このクワイ河マーチには、イギリス人なら、誰もが知っている替え歌があるんだそうです。

Hitler has only got one ball,

Göring has two but very small,

Himmler is rather sim'lar,

But poor old Goebbels, has no balls, at all.

この替え歌をイギリス兵たちは、第2次世界大戦当時、よく口ずさんでいたそうです。

ヒットラーには、たまたまが1つしかなかったという話があるそうで、そういったことをからかった替え歌のようです。

詳しくは、wikiで


余談ですが、タイでは、クワイ河のクワイという言葉とよく似た罵倒する言葉があり、そんな言葉で、殴り合い殺し合いになる可能性もあるそうです。

バナナをさすタイ語も、男性のあれと発音が似ているので、タイ語ではなく英語で買うようにしています。


オリンパス ペンFT 分解の続き

ネットからの情報によると、オリンパスペンFTのトラブルは、フィルム巻き上げ、ミラーアップ、シャッター、レンズのしぼりなどが多いのだそうです。

それから、軍艦部のファインダーまわりのモルトの腐食と、それに伴う、プリズムやレンズやミラーの汚れも多いそうです。

そこで、まだ分解していなかったファインダーまわりを外しました。




モルトの汚れはそんなに目立ちませんし、レンズもファインダーもきれいです。




こちらは、露出を計る機構のようです。


この機種は、ハーフミラーの汚れも多いそうですが、このカメラは、かなりきれいです。


ですから、別のカメラで汚れているファインダーがあれば、こちらから部品を取り替えることも可能だと思います。

それから、このカメラについているレンズも分解しました。







分解は簡単でしたが、再び組み立てるのは、簡単ではなく、最後の写真にある、部品の組み立てで、早くも躓きました。ヘリコイドという、レンズの焦点距離を調節する螺旋のネジが、うまくはまりません。

YouTubeで似たようなレンズの分解と組み立ての動画を探し、勉強中です。


2018年2月20日火曜日

オリンパス ペンFとFT

最近リバイバルというか、デジタルカメラとして復活しているそうですが、フィルムカメラがオリジナルです。



ハーフサイズの1眼レフカメラで、今でも人気だそうですが、とにかく、コンパクトなボディーに高機能のメカなので、故障も多いのだそうです。

そんなこと知らないですから、以前、欲しくなって、いくつかゲットしましたが、安物買いの常として、やっぱり故障しているモノがあります。

フィルムを巻くレバーが、ビクともしません。当然シャッターは切れません。

男は度胸ですから、後先を考えずにどんどん分解です。上の部分軍艦部のカバーを外すと、内部が見えます。

ファインダーの仕組みも見えます。プリズムも見えます。



シャッタースピードのつまみのところも外します。ちょっと不安ですが、イケイケです。


マウント部分と一緒にシャッター機構の部分も外しました。


ボディー側には、シャッター速度の機構が残っています。この部分も外します。


 ボディー側に残っているのは、フィルムを巻く部分だけですが、そこまでにしても、レバーは動かすことが出来ません。ですから、外してゆくしかないです。


どんどん外していくと、恐ろしいことに、いろいろな歯車やバネが落ちてきます。さて、どうやって組み立て直すのでしょうか?


かなり見えにくいですが、右にある二つの輪っかの中には、極小なボールベアリングが入っていて、それが、なんと外れてこぼれ落ちました。全部回収できたかどうかは不明ですし、この時点で、組み立て直しは、たぶん無理だと悟りました。


やってしまったのですから、最後まで分解します。


 分解し終わってから、ネットで、マニュアルを探し、部品表を見つけプリントアウトしましたが、字が細かいし、さっぱりわかりません。

 でも、2台目を分解するときの役には立つのではないかと思いますし、外した部品はあるわけで、いつか役に立つこともあるかもしれません。

疲れました。