2018年1月11日木曜日

時間のお話

今から25年くらい前に、「ゾウの時間 ネズミの時間」という本がでて、かなり注目されました。

生物の時間は、その大きさによって、速さが違っているということだったと記憶します。ネズミの時間は、象に比べるとかなり速く進むということです。

感覚的には、動きの速いネズミとゆっくりした動きの象さんというのは、わかりやすいです。

背の低い人と背の高い人とでは、時間の流れるスピードが違っているようです。確かに、人間でも、背の大きな人はのんびりしたイメージはありますよね。

もっと興味深かったのは、哺乳類の心臓は一生の間に15億回打つと終わりを迎えるという話で、心臓だけに注目するのなら、マラソン選手のように心拍数が60回以下の人は、わたしのように、心拍数が80回くらいある人間に比べると、長生きするらしいです。

心拍数から計算すると、人間の寿命は、26.3年と出てくるそうです。もちろん、心拍数には、個人差があります。

でも、実際には、もっと長生きしているし、100歳を超える人もいますよね。

縄文人の寿命は31年だったという推測値があるそうです。食事事情とか病気とか怪我とか、外敵に襲われるとかもあったでしょうから、まあ、今よりは、かなり短かったはずです。

ベルクマンの法則というのがあって、恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息するんだそうです。

確かに、北欧の人たちは、背が高いですし、クマなんかも、寒い地方にいるクマの方が大きいですよね。

アレンの法則ってのもあって、寒いところで暮らす動物は、外気に触れる部分が小さくなるんだそうです。

瞼については、氷河期に強いのは、一重まぶたとか言われてきましたが、寒いところでは、耳とか手足は、短い方が、体温の放熱も少ないし、凍傷になる可能性も低くなるそうです。

手足の短い日本人は、寒さに強いわけですね。耳が小さい人も、寒いところに先祖が暮らしていたのかも。

鼻は、熱帯に暮らす人の方が低いですよね。寒いところの人は、寒気を温めてから肺に送るため、鼻が高いとか。

話が、横道にズレてきましたが、身体の大きい人、のんびりしている人の方が、身体が小さくてセカセカしている人よりも、流れている時間が遅い分、長生きできるかもしれません。

まあ、寿命となると、生きている環境とか、食事、運動、ストレス、病気、怪我など、いろいろな要因もあるから、複雑です。親からもらったDNAも大きいです。

タイなんかは、環境に問題があり、大気汚染や、食の安全、交通事故や、犯罪など、まあ、ハイリスクです。

昔から考えるのですが、わたしは、子供の頃から、睡眠時間が短くて、昼寝も苦手です。

子供の頃から睡眠時間は6~7時間で、歳をとってきたので、もう5時間くらいです。

ですから、睡眠時間の長い人に比べると、同じ年齢まで生きても、起きていた時間には、かなり差があると思います。

睡眠時間が短いと、脳の老化が早まるという研究もあるそうです。

地球は球体ですから、赤道付近では、円周が約4万キロ、北欧などは、北緯60度くらいで、およそ円周は約2万キロと半分です。

その距離を1日かけて1周するわけですから、当然。1時間あたりに移動する距離やスピードが違います。何もしないでも、疲れ方が違うのかな? 老化には?

最近の体重計は、どこで使うかによっての誤差修正装置がついていますよね。地球上では、場所によって重力も違っていて興味深いです。

老化が進むと、1年が速く過ぎ去ることの理由はなんでしょうね。

ジャネーの法則は、あるかもね。

今年も、自分の無知をさらけ出しながら、好奇心を持って、いろいろなことを調べていきたいです。