2018年1月6日土曜日

過呼吸や憑依について

大晦日の紅白歌合戦では、「欅坂46」のメンバーが、過呼吸と思われる症状で倒れたことも話題になりました。

NHKの生中継でのことで、その時を見ていた人もたくさんいたはずで、わたしも、びっくりでしたが、紅白歌合戦は、何事もなかったように、進められていました。

カメラが司会者に切り替わったとき、後ろの審査員席にいた吉岡里帆さんが、心配そうにステージを見ている姿はありましたけどね。

過呼吸になる原因には、いろいろなことがありそうですが、睡眠不足とか、ストレスや緊張、そして激しい運動などもあったのではないかと思います。

過呼吸と言えば、AKB48の前田敦子と大島優子が、ステージ裏で、過呼吸になっている様子が、ドキュメンタリー番組で放映され、YouTubeにアップされていました。

年頃の女の子たちが、集団で、極限状態に近いところまで歌ったり踊ったりすると、ある種の集団ヒステリー状態のようになるのかもしれません。

過呼吸になったら、紙袋などで口と鼻を包み込み、ゆっくりと深呼吸をすればいいと言われていましたが、酸素不足になる恐れもあるので、途中で普通に呼吸させるなども必要なんだそうです。

欅坂はほかのAKBグループと違い、暗い曲が多いし、センターの平手さんは“憑依体質”で、曲の世界観にどっぷり入り込んでしまうという話もあるそうです。

憑依(ひょうい)というと、日本には、狐憑き、神宿り、憑き物などの言葉もあるように、古くからあることですね。

ある種の催眠状態というか、トランスらしいのですが、宗教なんかにも登場してきます。

カルト宗教の洗脳などでもテレビなどで語られましたが、心身を極限状態に追い込んだ状態では、理性が失われて、洗脳されやすいのだそうです。

日本では、民間信仰の教祖さまとか、修験道などに、神宿りは見られることがあります。

わたしは、小学生だった頃、御嶽山に祖母と登ったときに、こうした先達さまと一緒でしたので、行く先々で、先達さまが神がかりになって、ワケのわからない言葉を発し、それをお付きの人が、普通の言葉に翻訳していましたが、小学生のわたしは、信じませんでした。

ただ、わたし自身が、憑依体質かもしれないです。まあ、多くの人が、第6カンとか、胸騒ぎとか、経験あるはずですよね。

タイでも、こうした民間信仰は多くて、あやしい黒魔術とかは有名ですし、昨日のテレビでは、ヒンズー教的な踊る宗教とかやっていました。

信じて、お金をいっぱい寄付する人たちもいるようで、驚きます。まあ、信仰は自由だと思いますし、そうした信仰で救われる人もいるわけで、詐欺まがいや反社会的でなければ、いいんじゃないかと思います。

西洋では、精神的な病や女性に多いヒステリーからくる特異な状態や奇妙な行動に魔女という概念を結びつけ、長い間魔女狩りも行われてきました。まあ、ある種の集団的なイジメなわけですが、いじめる側こそが、集団ヒステリー状態で、理性を失っていたと思います。

ドイツにいたときに、古いお城を見学に行って、そこにこじんまりとした拷問博物館があったので驚きました。

魔女を拷問したり敵を拷問したりしたのでしょうけど、金属で出来た拷問の装置は、ドイツの精密工業の礎ではないかと思いました。

撮影禁止だったかどうかも思い出せませんが、写真に収めておけばよかったと後悔しています。