2018年8月27日月曜日

フィーチャーフォン

物事には、表と裏があり、メリットだけでなく、デメリットもあるわけです。

便利なものや美味しいものは身体によくないということもあるわけです。

次から次へと更新されるTwitterや友人のSNSの投稿、友人から届くLINEのメッセージなど、最初は楽しくても、徐々に重荷になったり、うざく感じたりすることもあるわけです。

スマホを使っているつもりが、いつの間にかスマホに縛りつけられているかんじです。

多くの人間は、ちょうどいいところでやめることが苦手で、ついやり過ぎてしまいます。一種の中毒症状ですね。

イギリスでは「ダムフォン(dumb phone:スマートじゃないフォン)」、いわゆるフィーチャーフォンの販売成長率がスマートフォンの実績を上回ったことが報じられています。

dumbというのは、おバカとかダサいとかいった意味で、スマートというのは、賢いとかかっこいい意味です。

日本では、ガラケーといわれている機種のことですが、フィーチャーフォンと聞くと、少し新しい感じもします。

日本人は、フューチャーフォーン(future phone)と間違えて呼びそうですが、featureは、特定のとか主なとかいった意味です。

必要最小限の機能だけの携帯電話ということで、アプリを入れればいくらでも機能が増えていくスマホに比べると欲張りではないということでしょうね。

欲をかきすぎると疲れてしまうから、欲はほどほどにというのは、人生のいろいろな場面で感じることです。

食べ過ぎない、贅沢をしすぎない、遊びすぎないなどですね。

日本でも、LINEなどは、もう若者はそんなにしなくて、やっているのは、中年とか高齢者だそうです。

危機管理が理解できない人もいるから、個人情報が漏れて、あとから泣く人も出そうです。老いらくの恋のメッセージやイケナイ写真や動画など。

やり過ぎると、面倒なことが増えてくるのでしょうね。既読など、便利なようで、何か、行動を見張られているような感じを受ける人もいるようです。

メッセージに返信が無いとか、無視されているとか、ストレスになることもあるようです。

インスタでも、必ず飽きるときが来るだろうし、インスタ映えを撮るチャンスにも限界があるでしょうね。

ですから、アプリを作る側としても、次から次へと目先を変えて新しいものを出してきます。

今はTik Tok (ティックトック)だそうですが、早くも若者たちからは、ウザイと言われはじめているとか。

よく考えれば、自己顕示欲を発散する場ですから、本人は喜んでいても、見る側や見せられる側にとっては、迷惑な場合もあるんでしょう。

誰かのためになるとか、誰かに喜んでもらえるというのは、そんなに簡単ではないと思います。

今までのイメージからすれば、ガラケーは年寄りで、若者はスマホでしたが、これからは、もしかすると、若者がガラケーで、年寄りがスマホの時代になっていくのかもね。