2018年10月18日木曜日

カナダが大麻を合法化

カナダは17日、嗜好品としてのマリファナ(大麻)の所持・使用・栽培を一定の条件のもとで合法化した。

先日のサッカー日本代表が、戦った相手の国ウルグアイに続いての解禁といわれています。大麻を解禁したウルグアイですが、FIFAのランキングでは世界第5位です。

アメリカでも1部の州では、医療用だけでなく嗜好品としての大麻も合法となっていますし、オランダなどは、もう数十年前から大麻を吸える国として有名でした。

日本では、栽培や所持や売買は禁止ですが、例えば、知人から勧められて、試しに一服みたいな場合は、罪に問われないようです。言い訳として、すすめられてちょっと吸ってみただけで、買ってもいないし、所持もしていませんと言えますからね。

そのへんもおかしいといえばおかしいです。

ただし、日本国外でも、日本の法律が適用されると、在カナダの日本大使館が注意を出しているようです。

実際に逮捕される確率がどのくらいなのかは、自己責任ですね。

日本では、小鳥の餌用の麻のタネは、違法ではないけど、発芽させると違法です。七味唐辛子に入っている麻の実も同じです。業者が、発芽できない処理をして販売しているそうです。

嗜好品としての大麻が合法化されている国はまだ少ないですが、医療用大麻は、合法化する国やアメリカの州が増えてきています。

オーストリア、イスラエル、スペイン、フィンランド、ベルギー、イギリス、ドイツ、オーストラリア、コロンビア、ジャマイカ、韓国などで認められている。

大麻には鎮痛作用、沈静作用、催眠作用、食欲増進作用、抗癌作用、眼圧の緩和、嘔吐の抑制などがあり、アメリカ合衆国では慢性痛患者の8.9%が自己治療で大麻を使用している。

タイでも日本と同じように大麻の所持・栽培・売買は禁止されていますが、医療用大麻の研究は合法となっています。

タイは、大麻の産地として昔から有名で、ブッダ・スティックといわれる竹串に乾燥大麻を巻き付けた葉巻状のものが道路脇で1本5バーツとか10バーツで売られていた時代もありました。

田舎の方では、自生している大麻を見る事は、そんなに難しいことでもなく、軍隊が、時々、伐採して燃やしているニュースが流れていました。

今では、かなり取り締まりも厳しく、ラオスやミャンマーなどから密輸されているとニュースで言っていましたが、タイでも栽培しているところはあるのではないかと思います。

タネをまけば、ほとんどなんでも育つのが、土壌豊かなタイですから。

大麻は、嵩張りますし、値段もそんなに高くはないから、商売としてのうま味は、ヘロインとか覚醒剤には勝てないようです。

日本でも、神事に使うしめ縄など、大麻からとった麻は、昔から、使われてきています。

大麻草にもいろいろな種類があるそうで、俗にいうラリる大麻とそうでもない大麻とがあるそうで、日本の大麻は、そんなにラリらないとか。

大麻草でラリる成分は、葉っぱではなくて、雌株にあるのだそうですし、樹液にも含まれるそうで、樹液を固めたのが、アフガニスタンなどで有名なハッシッシなんだそうです。

タイでは、乾燥させた雌株を細かく切って、ボンといわれる竹で作った独特の水パイプで吸うのが王道なんだそうで、北部タイで実際に見たことがあります。

写真を撮っておけばよかった。

欧米などでは、細かく切った乾燥大麻とたばこを混ぜて、巻きたばこにして吸うことが多いそうですが、健康に悪そうです。

個人差はあるのでしょうけど、鎮痛作用は、がんなどで痛みに苦しむ人には嬉しいでしょうし、沈静作用も更年期症状などで興奮しやすい人には効果があるかもしれませんし、催眠作用は不眠症の人、食欲増進作用は食が細くて元気が出ない人にはいいでしょうし、抗癌作用は研究調査をしてみないとなんとも言えないけど、眼圧の緩和は緑内障に有効というレポートもあるそうです。

世界中で研究が始まっているのですから、高齢化社会で、医療費がかさんでいる日本としては、研究をしないのは、愚かすぎると思いますね。

カナダなどが合法化に踏み切ったのは、規制しても、若者の間に大麻が広まっていて、非合法であるから、闇組織が密売をして、彼らに資金が流れているというのが現実で、合法化して、流通経路を規制するというのが目的みたいです。

賭博なんかと同じで、非合法でもやる人はやるわけで、いっそ、合法にして、政府や自治体の収入にした方がいいというのは、悪くないと思います。

嗜好品としては、もっと時間をかけてみないとわからないことが多いけど、興奮させる覚醒剤やアルコールと違って、大麻で、暴れるとか、喧嘩するとか、ニュースで聞いたことがないです。

大麻を取り締まるのはいいですが、覚醒剤の取り締まりをもっと厳しくやってもらいたいし、アルコールも、販売する場所や販売時間を規制すべきだと思いますね。

大麻は吸引するだけでなく、料理に使ったりもするそうですが、吸引では、肺がんとの関係を調べるべきですし、副作用も当然あるでしょうから、そのへんも専門家に調べて欲しいです。

大麻経験者の話では、喉が渇き、甘いものが欲しくなるから、ジュースやコーラやスイーツで太りやすくなるとか。ダイエットしたい人や糖尿病の人には向かないようです。