2019年1月31日木曜日

バンコクの大気汚染とその対策

今日のバンコクも大気汚染がひどいわけですが、特にひどいのがチャオプラヤ川の西岸地域だそうです。

バンコクの空は、こんなに曇っています。

バンコクの西側には、工場も多いですし、バンコクに入ってくる道路もありますが、私の考えとしては、この時期の貿易風(東風)の影響もあるのではないかと思います。

バンコクの大気汚染は、世界レベルでも第9位になっているそうで、タイでは、チェンマイも14位なんだそうです。

今日は、バンコクのほとんどの学校が休校になっています。どこの国でも、子供は国の宝ですから、大切に守る必要があります。

バンコクのAQIレベルは、151-200で健康に良くないレベルが続いています。

*「心疾患や肺疾患を持つ人、高齢者、子供は、長時間または激しい活動を中止する必要がある。それ以外の人でも、長時間または激しい活動を減らす必要がある。」

対策としては、根本的な対策と、今できる対策とがあると思いますが、根本的な対策として、ディーゼル車などの規制が考えられます。

乗り入れの制限として、ナンバーの奇数と偶数で規制する方法や、乗っている人の数で規制する方法が考えられているそうです。

地下鉄や高架鉄道を無料にするというのも考えられますが、ものすごい混雑で、実際には難しいでしょうね。

わたし的には、こうした頭の痛い問題を抱えているバンコクとかインドの都市に、日本の専門家を派遣して、対策に協力することが、友好関係のためにも必要だと思います

それから、日本は、自動車産業の恩恵を受けている国ですから、自動車関連企業も、自分たちに出来る範囲で、有償・無償での排気フィルターの提供も考え実行した方がいいと思う。

こうした大気汚染の問題が続けば、必ず、自動車メーカーを批判する人たちも出てくるわけで、先手を打つべきです。

政府や企業にツテのある人は、是非そのへんを訴えて欲しいです。

今日できることとして、このところ、高層ビルの屋上からの散水とか、道路や街路樹への散水、今日は、農業用のドローンに真水を入れて、空中からの散水も試みています。

どれほどの効果があるのか、効果があっても区域がかなり限定されると思いますが、まあ、デモンストレーションをこめてやっているのでしょうね。

他には、煤煙を出す工場への時間制限などの協力要請とか、野焼きの禁止とか、考えられる対策はしているとの説明です。

マスクの着用とうがい、目もむず痒いから、目薬も必要ですね。

窓を思いっきり開けて、こんな青空を見たいなあ