2019年3月20日水曜日

アルコールの話

イスラム教の国では、原則アルコールが禁止になっています。アメリカも、一時期、禁酒法がありました。

アルコールには、中毒性もあるし、飲み方によって、体質によっては、カラダに害をもたらすし、他人迷惑な行為をすることもあります。

時には、性犯罪や家庭内暴力にも関係があるといわれています。

そんなアルコールが、なぜ合法かといえば、まず、酒税というのが大きいようです。

アルコールは、自分で勝手に作ることが禁止されているし、すべての販売されているアルコール類には、課税されています。

大酒飲みほど、税金を払っているわけです。

タバコもほとんど税金だと言われますが、アルコールに比べると、批判されて、叩かれますね。

私は、体質的にお酒に弱いし、ほとんど飲みませんし、タバコも吸いませんから、お金も使いませんし、その分の税金も払っていません。

ちょっと好奇心のある人ですと、お酒は、自分でも簡単に造れます。

デンプン質とか果物が発酵すれば、アルコールになるわけで、発酵に必要なカビは、空気中に舞っているし、麴菌などは、普通に売っています。

味噌や醤油造りには、麴菌が使われますし、甘酒も、基本違法ではないです。違法になるのは、アルコールを1%以上含むお酒です。

この間話題になりましたが、韓国のお醤油メーカーの人が、なんとかして、日本の醤油を作りたいと、工場見学をしたとき、胸一杯深呼吸をして、室内に漂っている麴菌を吸い込み、部屋に帰って、鼻をかんで、それを持ち帰り、培養して、美味しい醤油を作ることが出来たんだそうです。

自然界には、自然に出来た発酵酒があるわけで、猿酒と言われるお酒もあります。

東南アジアには、椰子酒と言われる、椰子のジュースを発酵させて作るお酒があります。

40年ほど前にミャンマーのパガン(今はバガンというそうです)に行ったときに、村人が日本人を珍しがってか、飲め飲めと椰子酒を薦められ、飲んだことがありましたが、かなり強いお酒で、すぐに顔が真っ赤になって、大笑いされました。

タイでは、バンコクからアユタヤに行く道路脇で、昔は、よく、地鶏の丸焼きやどぶろくや搾りたての牛乳を売っていたものでした。

売っていたどぶろくは、瓶に入った白いものとピンク色のものがありました。ピンク色のは赤米から作られたものです。タイ人は、甘いのが好きだからか、甘酒のように甘かった。

今は、インターネットで、いろいろな情報がゲットできるので、甘酒造りなんか、簡単です。

米麹がなくても、パン作りのイースト菌でも出来ちゃいます。

インターネットは、便利ですが、危険な情報もあるから、気をつけないと危険です。

まあ、昔から、好奇心の強い中学生など、自分で黒色火薬を作って、暴発させて、失明してしまったり、指を失ったりする事故が、毎年、数件起きていました。

今は、IT時代らしく、ウィルスなんか作ったりして、逮捕される少年たちもいますが、そういった子たちには才能があることが多いので、うまく育てるシステムも必要でしょうね。

それと、麻薬に関する法律なんか、善悪だけではなくて、国に税金が入るかどうかもあるわけで、タバコでも、大麻でも、みんなが自分で栽培して吸ったら、税金が入りませんし、アルコールでも、みんなが勝手に密造酒を造って飲んだら、国は、ますます財政赤字になってしまいます。