2019年3月28日木曜日

タイでのロングステイビザ

一時期、海外で暮らそうみたいなブームもあったようですし、退職者などを対象にしたロングステイビジネスもあるようです。

以前のタイは、外国人に甘いところがあって、規則はあっても、そんなに取り締まりもなく、ビザなしでタイに入国し、期限が来たら、隣国にでて、また入り直すなどで長期間滞在する人たちもいました。

観光ビザをとっても、同じようにビザが切れる直前に隣国などにでて、そこの大使館や領事館で観光ビザを取得して再入国という感じのようです。

仕事をしなければ、そういった手でも、ほとんど取り締まりもなく、長期間の滞在が出来たそうですが、最近は、いろいろと規則が厳しくなり、多くの日本人が、帰国したといった話も聞きます。

タイで仕事をするには、労働許可証も必要で、その取得も、簡単ではありませんし、納税義務が生じます。

50歳以上の人に出るロングステイビザ(ノンイミグラントOビザ、リタイヤメントビザ)の場合には、条件さえそろえば、意外と簡単に1年ビザが下りるので、利用者も多いです。

そのロングステイのビザの条件が変わったそうです。

ビザ費用とか、ビザの取得条件は、高くなるし、難しくなるのが普通ですね。

タイは、一年を通して、季候もいいですし、日本と変わらない生活が出来ると、人気ですが、物価は、徐々に上がっていて、決して安いものばかりではないですし、最近は、大気汚染がひどいところも多いです。

以前は、素朴な人たちで物価も安いと人気だった北部のチェンマイなどは、世界一大気汚染がひどいと言われはじめています。

事故に遭ったとき、病気になった時も大変です。医療費は、決して安くはないですし、言葉の問題もあります。もっと極端にいえば、命の値段が違います。

食品に含まれる有害物質とかの衛生基準にも違いがあるし、不安になる要素は多いです。

適性もあるし、好みもあるし、運も大きいでしょうし、人それぞれだと思いますが、私は、タイは、長期間暮らすよりもたまに旅行するところではないかと思います。

以前は、日本人といえば、お金持ちで、働き者で倫理観も高いと尊敬されていましたが、日本人の評価も変わっているような気もしますし、とにかく、中国人が激増しています。

もともと中国系のタイ人が多いですから、日本と中国との関係が悪化したら、戦争中のタイでもあったような日本人排斥もあるかもしれません。

今回の選挙でも、ほとんどの候補者が、最低賃金を上げるとか、ばらまき政策ばかりで、もしも本当に実行されたら、財政は厳しくなるし、物価は上がるといわれています。

それに、高齢化もかなり進んできているし、隣国からの労働者たちも多いので、これから先、いろいろな問題も出てくるでしょうし、いつ、外国人に対する風当たりが強まるのかの不安もあります。

以前は、タイ人は、お年寄りや女性や子供に親切といわれていましたが、最近は、すっかり変わってきているようです。

歳をとって寝たきりになったり、ボケたりしたときに、何をされ、何を食べさせてもらえるかなど考えると、長生きはしない方がいいだろうなと思っちゃいます。