2019年6月21日金曜日

34th ASEAN Summit

「34th ASEAN Summit」が6月22日– 23日に行われるわけですが、アセアンサミットといえば、2009年の4月にパヤタで行われた第14回を嫌でも思い出します。

タイのパタヤ(Pattaya)で11日午後、東南アジア諸国連合プラス3(日中韓)首脳会談などのASEAN関連会合がアピシット・ウェチャチワ首相の辞任を求める抗議デモによって中止されたことを受け、各国首脳はヘリコプターで現地から避難した。

ロイヤルクリフホテルの会議場に、赤シャツの暴徒たちが乱入して、大混乱が起き、タイの国際的な信用は失墜しました。

だから、今回も、混乱が起きないようにと、政府は、神経質になっているようです。

すべては、この国際会議を無事に終えることが最重要と考えられているようです。

新しい首相として、プラユット首相が国王の信認をすでに受けていますが、新内閣もまだ正式に発足していないし、国王の承認も受けていませんので、この会議が終わるまでは、今までの内閣がアセアン会議を仕切るようです。

タクシン派としても、まだ軍政が仕切っていると、デモや集会もやりにくいのでしょうね。

大使館からのメールでは、反政府集会が、29日に予定されているとか。

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インターネット上の情報によれば,6月29日(土)16時頃から22時頃にかけて,首都バンコクにおいて,民主活動家が政治集会を開催する予定です。
場所は,王宮から約1kmの距離に所在するラチャダムヌン通り(Rajdamnoen klang)の民主記念塔近くの10月14日事件記念塔(14 OCTOBER 73 MEMORIAL)とのことです。

つきましては,在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めるとともに,可能な限り会場及びその周辺には近づかない等,安全確保に十分注意を払って下さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
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香港の200万人デモもあったし、タクシン派としても、何か計画があるのかもしれませんが、混乱は、もうウンザリです。

香港の平和的なデモと違って、タクシン派には、警察官や軍人もいるし、便衣兵まがいの兵法で、市民に紛れて、過激なことをするから困ります。

とにかく、来週には、新しい内閣も発足するでしょうし、徐々に、新未来党の党首の問題なども、動きがでる可能性はあると思います。