2019年6月22日土曜日

魔法のカード

タイ人が引っかかる詐欺も多いのですが、ネズミ講はどこの国でもなくなりませんね。人間の欲の深さの証明でしょうね。

幸運が向こうからやっていることはほとんどないわけで、儲かる話があるとか言われたら、その話を持ってきた人が儲かる話と考えて間違いないです。

でも、カルト宗教とか詐欺は、需要があるから、なくなりません。実際に救われる人もいるし、儲かる人もいるようです。

まあ、「めざしの頭」でも信じれば、救われる人もいるし、小麦粉から作った薬でも、信じて飲めば効果があったりもするそうです。

で、このところ話題になっているのが、Kartu Saktiという、クレジットカードのような「魔法のカード」なんだそうです。

「Kartu Sakti」ってのはインドネシア語だそうで、なんでも、このカードを買って、配電盤の所におけば、電気代が節約になり、車に置いておけば、燃費がよくなるそうです。

もっとすごいのが、コップの水につけておくだけで、その水が魔法の水となって、がんや糖尿病に効くそうですし、身体の痛いところにはっておくだけで、痛みが消えてしまうんだそうです。

こんなカードだそうです。

Untuk Bahan、Bakar、Listrik、Kesehatanとか書かれているものもあるとか。

赤と青緑の2種類があって、青緑色がより強力であると村人が小声で教えてくれたそうです。

タイでは、1000バーツから1500バーツほどで売られているそうで、歯の痛みが消えたとか、ニキビが治ったとか、まあ、いろいろな効能もあるとかないとか。

一応政府機関が調べてみたところ、このカードからは、化学薬品と微弱な放射線が検出されたそうです。

ですから、身体に触れるようなことがあると、最悪がんになる可能性もあるし、身体に有害であるおそれがあるので、このカードをつけた水を飲んだり、身体に貼り付けるなどはしないようにと注意を呼びかけているそうです。

困っている人とか弱っている人を騙すのが詐欺の常道のようですが、悪い奴らですね。

欲をかいて損をするのは、まあ、自業自得の部分もあると思うけど、無知な人とか、何かにすがりたい人を騙してはいけません。