2019年8月21日水曜日

皇位継承問題について

アメリカという国を見ていると、まあとにかく内政干渉がお好きな国だと思うわけです。

民主主義を守るためとか人権を守るためとか、錦の御旗を掲げ、他の国に攻め入ったりしているわけですし、いろいろな圧力をかけます。

日本は、米国の側に立っているから、本音は別としても、アメリカの応援をするしかないわけです。

日本は戦争に負けたわけで、当時の連合国、米国・イギリス・フランス・中華民国・ソ連に対して、無条件降伏をしたのですが、実際に、日本を占領し統治したのはアメリカです。

ソ連でなかったのは、幸運だったと思うわけですが、それでも、米国の占領政策には、いろいろな仕掛けもあったのではないかと思います。

アメリカが、一番恐れたのは、日本軍や日本国民の天皇制の下ひとつにまとまって、命を投げ出してまで戦う姿だったようで、占領軍は、とにかく、日本を二度とアメリカに逆らうようなことのない国にすることを第一に考えていたようです。

そのためには、天皇制はない方がいいけど、すぐに天皇制を廃止した場合、国内が混乱し、その混乱を共産主義者たちに利用されるということを恐れて、とりあえず、天皇陛下を戦争犯罪人とすることは止めたようです。

そして、民主国家として、命を捨ててまで戦うようなことのないように、民主主義や人権を教育で教えていくことになったようです。

訴訟社会になって、足の引っ張り合いが増えて、ひとつにまとまらない日本になってきています。

天皇制に関しては、時限爆弾のような仕組みを考えて、時間はかかるけど、天皇制が継続できないような仕組みを考えたフシもあるわけです。

ようするに、皇族が限られた場合に、当然ながら、男系どころか子孫が絶える可能性があるわけで、今まで天皇家や皇族との結婚が許されていた華族を廃止し、11宮家51名の元皇族を皇籍離脱させたわけです。

こうしたことは、日本の国民の意思ではなくて、占領軍が決めたことでした。

そして、皇位継承問題が、何度も出てきているわけです。今のままでは、悠仁親王殿下のあとが心配だということです。

小泉内閣の時に一度盛り上がった愛子天皇待望論が、今年になって、再びでてきています。

その大きな原因は、眞子さまと小室さんとの結婚問題で、小室家のゴタゴタから、それが、秋篠宮家にまで広がって、秋篠宮家の教育では、悠仁天皇には不安があるとか言っている人たちがいるわけです。

皇位継承問題を考えると、女性天皇はひとつの選択肢ではありますが、女性天皇を認めるためには皇室典範の改正が必要になります。

そして、女性天皇が誕生すると、次に待っているのは、ご成婚問題で、お相手は見付かるのか、お相手の資格というか国民から受け入れられる人物か問題もあるし、無事ご成婚なさっても、じゃあ、お子様が出来なかったときにはどうするのか、男のお子様が生まれなかったときにはどうするのかとか、男の子さまが生まれた場合に、女系天皇を認めるのかと、問題はいっぱいあるわけです。

女性天皇を認めた場合には、眞子さまや佳子さまにも皇位継承権は生まれるわけで、そうなったら、小室さんが、女性天皇の夫になる日が来る可能性もあるわけです。

そのすべてに関して、皇室典範の改正が必要になりますよね。

一方、男系天皇にこだわる人たちは、皇籍離脱された男系元皇族と現皇族との結婚や養子縁組などで、男系を保つという案に関しては、女性・女系天皇派から、そのためには皇室典範の改正が必要だとか、国民から受け入れられる人物かとか、自分たちも抱えている問題で批判したりしていて、おもしろいです。

女性・女系天皇を認めても、問題解決にはならないわけで、問題は増えます。一方、皇籍離脱された男系元皇族と現皇族との結婚や養子縁組などでは、選択肢も広がり、皇位継承が長く続く可能性は高くなると思います。

皇籍離脱された男系元皇族には、現在の時点で、15歳以下の男子が5人、20代前半の男子が2人いらっしゃるようです。

雅子皇后陛下や愛子内親王に対する猛烈な支持が、なんか、裏がありそうだし、彼らの秋篠宮家に対するバッシングも行き過ぎに感じられて、気持ちが悪いです。