2019年8月22日木曜日

海外に滞在する話

日本は、外国人に甘い国で、外国人の主義主張に耳を傾け、宗教の自由を認め、人権を重んじます。

朝鮮学校に国の税金を使うべきだとか、日本の小中学校に外国語を話す教師を置くべきだとか、なかなか信じがたい話です。

騙されて連れてこられたとかほとんどが嘘で、みんな自分の意思で日本で暮らしているわけです。

最近でこそ、いろいろな意見も出ていますが、それでも、私の目からすれば、かなり外国人に甘いです。

でも、世界中の国が日本と同じではありません。欧米でも、外国人には厳しくなってきているし、イスラム教の国では、宗教の自由は制限されます。

タイで暮らしていますが、タイで日本人が暮らすには、短期間の観光を除き、滞在ビザが必要です。仕事をするには、労働許可証が必要です。

労働許可証を申請するために、仕事に就けるビザが必要といった二度手間です。

ビザなしで入国した人が、ビザを取るのでしたら、一度国外にでて、そこにある大使館や領事館でビザを申請します。

よく日本で話題になる、日本に不法滞在をしている外国人が日本人と結婚をして、子供が出来て、その子供が学校に行くようになったのに、不法滞在がばれて、法務省の施設に長期収容されているとかの問題があります。

子供は日本語しか話せないとか、日本に家族がいるのに母国には帰れないとか、いろいろなことを言って、特別に滞在を許可して欲しいなどというわけで、そんな外国人をサポートする組織などもあるようです。

不法滞在をする人たちは、まあ、いろいろな事情もあるだろうし、いいわけもあるでしょうけど、どこの国でも原則として、国外退去ですし、数年間の入国禁止です。

日本人が、タイで合法的に暮らすことは、容易ではないです。みんな、いろいろな書類を揃えて、何度も公官庁に通って、自分でいろいろと勉強したり、先輩の話を聞いたり、業者にお願いしたりして、やっと、合法的にタイで暮らせるわけです。

私の場合ですが、最初に労働許可証を申請したときにも、永住権を申請したときにも、両手のすべての指の指紋を採られています。今と違って、すべての指にインクを塗って、紙に写し取られました。

当然ですよね。犯罪を犯したときとか、殺されたときなどに、身分証明になります。

パスポートなど、偽造がいっぱいです。

今は、入国時や出国時に顔写真を撮られるし、指紋の採取もはじまったようです。

合法的に暮らすということは、当然ですが、消費税だけでなく、必要な税金も支払います。

でも、当然ながら、タイ人が受けられる社会保障のすべてを受けられるわけでもないわけです。

ですから、そうした海外で外国人で暮らすことの苦労を知っているものからしたら、日本で、言いたい放題言っている外国人に、ふざけるなといいたくもなるわけです。

国際結婚だって、書類も大変ですし、本当に同居しているのかのチェックもありますし、近所の人たちへのインタビューまであります。

バンコクには、日本人の子供のための日本人学校もありますが、そこに通わせるには、お金もかなりかかります。英語教育の学校もお金がかかります。

タイの公立学校に通わせたら、当然ですが、日本語を話す教師は、まずいません。

今年になって話題になっているのが、タイに長期ビザで滞在している外国人は、90日ごとにイミグレーションにレポートを出すだけでなく、住んでいるところの大家さんからの書類をもらって、TM30という書類を提出する義務が出来たようです。

そればかりか、海外に出たり、バンコクから離れて地方に行ったときにも、バンコクに戻ってきたら決められた期日内にTM30を再提出だとかで、違反すれば、ビザの更新に問題が出るといった話まであるそうです。

なぜ、そんな面倒な決まりがあるのかといえば、外国人の中には、テロリストなど危険な人たちもいて、居場所を政府が知っておく必要があるんだそうです。

日本だって同じで、もうすでに、いろいろなスパイとか、テロリスト予備軍も入り込んでいる可能性はあるわけです。

なのに、不法滞在は多いし、そんな人たちを助ける人たちもいるわけです。もし何か起きたときは、当然そんな人たちも共犯者でしょうね。

日本の場合には、もっと日本人を守るべきだと思いますね。日本の国益にならないような人たちには、滞在許可をだすべきではないと思うし、政治家や公務員の場合には、もっと出自をはっきりさせるべきだと思います。

祖父母の代までの戸籍を提出させた方がいいと思います。

それは、人権とか差別とかとは関係ない、日本と日本人を守るために必要なことで、外国の人たちに質問したら、多くの人が、当たり前じゃんというと思います。