2019年11月18日月曜日

沢尻エリカ容疑者の件

昨日のテレビでは、沢尻容疑者の件がいろいろと取り上げられていましたが、その中で、「サンデージャポン」に出演した杉村太蔵氏が、爆笑・太田の「更生してまた女優に」といった発言に対し「一発アウトだって事をきちっと示さないとダメ」と発言し、ネットでは支持されているようです。

確かに、杉村氏の発言にも一理はありますが、あえて、言わせていただくなら、日本は法治国家であり、違法行為は取り締まられて、裁判にかけられ、刑罰を受けるわけですが、でも、一度、無罪と決まれば無罪だし、執行猶予がついたとしてもつかなかったとしても有罪なら有罪です。

そして、ここが重要なんですが、刑を受けて更生したのならば、社会は受け入れるべきだと思います。

人間、生まれてから死ぬまで、全く嘘を吐かない人は少ないでしょうし、何らかの罪を犯す人も少なくないと思う。

過ちを犯してしまった人に対して、社会はどうすべきかを考えるべきです。

それにしても、10年以上前から大麻やMDMA、LSD、コカインを使用していたと供述しているそうで、以前から疑惑の女優として名前もあがっていたようですが、あまりにも逮捕が遅すぎるような気もします。

もちろん、疑われている側としては、尻尾を出さないような努力もしているだろうし、万が一、逮捕しても証拠が出てこなかったりすれば、警察も大変でしょうけどね。

性犯罪や麻薬の場合には再犯も多いといわれますから、そういった場合には、観察することは必要だと思うけど、芸能人から芸能界で働くことまで奪ってもいいのだろうかと思うわけです。

もちろん、テレビなど、公衆の場で活躍することにはいろいろな意見があると思うけど、太田氏がいっていた小劇場などでの活動なら、許されてもいいと思う。

もう一つ、今のネット社会で、よく問題になる、コピー製品やエロ動画ですが、一般的には、商売を目的とせず、個人で楽しむ範囲なら許されるのが、世界的な傾向だと思います。

麻薬でも、個人の使用と販売とでは罪の重さも違いますが、実際に、売っている人たちが捕まるニュースをあまり耳にしません。

密輸や販売を取り締まるのが、麻薬の蔓延を防ぐ基本だと思いますね。

一口に麻薬と言っても、いろいろな種類もあるようですし、合法なアルコールのようなモノもあります。

大麻などは、世界的に合法化に向かっているようです。

今のネット社会は、私を含めて、全員が評論家気取りですし、人を批判したり、叩いたりして、喜ぶこともありますが、やっぱり、常に被害者の側に立って、物事を考えることも必要だと思います。

ただし、彼女の逮捕で迷惑をうける人たちも大勢いるわけで、そういったことは、本人と所属している会社が、しっかり責任をとるべきです。

テレビ会社も、事前に尿検査をし、契約書に麻薬事項もしっかり書いておくべきでしょうね。

社会的な影響力を持つ人の反社との関係とか、麻薬問題などは、確かに、一般人のそれとは違うと思いますし、社会的な制裁も受けて当然だとは思いますが、少なくとも、そうしたことを頭ごなしに決めつけるのではなく、みんなで考えてみる姿勢は大切だと思います。