2019年12月4日水曜日

日本不買運動

昔、日本人が海外旅行をするようになったとき、いろいろなところから、日本人は日本の航空会社に乗って行き、現地では日系のホテルに宿泊し、日本レストランで食事をしていると批判されました。

ようするに、現地に金が落ちないのではないかということです。

まあ、そういったことは、日本人だけに限った事でもないわけですが、当時の日本人は目立ったわけです。

今なら、中国人なわけで、タイでも、中国人で儲けているのは中国人ではないかと批判されています。

タイを例にとれば、ガイドになれるのは、タイ国籍を持っていないとなれませんし、歴史などの知識を持っている証明がないとライセンスがおりません。

ホテルとかレストランでも、観光客を受け入れる旅行社でも現地法人としてタイ人との合弁にしなければ経営できません。

でも、中国人でも韓国人でも、闇のガイドがいるそうで、時々捕まっているニュースがテレビに出ます。

お土産屋さんとかレストランでも、実際には、中国人経営の所もあるわけです。

昨年問題になったのは、プーケットなどで無許可でボート会社を経営しているとか、バス会社を経営しているとか、大きなニュースとなりました。

日本でも、ここ数年来、空港に中国人の白タクというか、無許可のタクシーやバスが多くなっているそうです。

観光客の方でも中国語が話せる方が便利ですし、料金も安いのでしょうね。

そして、無許可の旅行社とか、無許可の民宿とか、無許可のお土産屋とか、全部、中国人が利益を持っていくシステムもあるようです。

日本と韓国の間にいろいろな問題があって、韓国では、日本不買運動が盛んなんだそうです。

日本の食品は買わないとか、日本には旅行に行かないとか、まあ、大変なわけですが、日本は、特殊な事情もあって、国内に韓国や北朝鮮籍の人たちもいるし、帰化した元韓国・朝鮮人も多いわけです。

そうした人たちの中には、日本と韓国との貿易を商売としている人たちもいれば、日本や韓国で、旅行業をやったり、ガイドをやったり、観光客相手の土産屋さんや食堂をやっていたりもするわけです。

そういった人たちが、韓国の日本不買運動で大変だそうです。韓国の観光客が日本に来ないから、商売あがったりなんだそうです。

もちろん、一般の日本人でも韓国との商売はやっているわけですが、でも、割合からすれば、やはり、韓国人や韓国系の日本人が多いそうです。

日本を苦しめるためにとやっているのに、実は、仲間を苦しめているわけで、非常に皮肉な話ですね。

中国なんかも、どんどん日本国内で中国人が中国人相手の商売をやっているから、中国人が日本に来なくなったら、彼らが困るでしょうね。