2020年8月13日木曜日

日本とタイ

世界中どこの国でも独裁国家でない限り、与党と野党とがあり、政治について語ることは違法ではありません。

日本は、メチャクチャ自由の国で、安倍首相でも政府与党でもぼろくそに言っている人たちもいます。

皇室批判も最近はかなり過激になってきているような気がします。

ネットを見ていても、右も左も、自分たちの主張を自由に発信しています。

でも、都合が悪くなれば、誹謗中傷は法に訴えると言い出す人もいます。もちろん、行きすぎた発言はイケナイと思いますが、あんまり規制しすぎるのも危険だと思いますね。

一般論として日本では還暦以上が左翼思想に染まっている人たちが多く、若い世代は、そのアンチという構図ではないかと思います。

外国人の政治的な発言はどこまで許されるのかといった問題もあります。

観光客と長期に住んでいる外国人とでは立場は違うでしょうけど、原則、外国人は、政治的な発言や行動は慎んだ方がいいという意見が多いようです。

内政干渉はダメというのが、世界のルールです。

日本ですと永住許可を持っている人たちが、政治に参加させろと要求していますよね。

海外にいる日本人も、最近のネットの普及で、日本の政治に関心を持つ人たちが多くなってきています。

海外に出ると、日本の良さがよくわかるという人たちが多いと思うけど、暮らしているところと比べると日本には問題が多いと批判する人もいます。

その人が暮らす地域や友人関係にも影響されることもあって、アメリカですと、LAやNYでは、民主党の支持者が多いからか、反トランプの日本人も多いような気がします。

LAには多くの外国人が暮らしているわけで、アジア人も多く、日本人も中国人も韓国人もタイ人も多いそうです。

ちなみに、ロサンゼルスのタイ・タウンはアメリカ合衆国で唯一タイ系人の近隣住区として指定されている地区なんだそうで、約8万人のタイ人が暮らしているといわれているそうですが、実際には、10万人以上いるのではないかと思いますね。

タイ料理店とかタイ雑貨店とかタイのお寺とか、タイ人が何不自由なく暮らせるようです。

EU諸国にもタイ人は多く、国際結婚や出稼ぎが多いと聞きます。

タイでも、日本人が暮らす環境によって、タクシン派かノンポリかに別れたりもします。

タイの場合には、以前は、北部と東北部がタクシン派で、南部が反タクシン派といわれ、バンコクは、半々というか拮抗しているようなイメージです。

どちらかと言えば、郊外にタクシン派が多いかも。バンコクに地方からやってきて、一生懸命に働いて郊外に家を買った人たちというイメージです。

タイでは、ベトナム戦争が身近なこともあって、高齢者層には、反共産主義が多いイメージですが、当時から共産主義一筋といった高齢の強者たちもいるようです。

タイの若い世代は、共産主義者ではないでしょうけど、反政府ですね。このところ反王制も表に出てきています。

日本でもタイでも、世代間の対立はありますが、日本では高齢者に多い左翼が、タイでは若者世代に多いのが興味深いです。日本が異常でしょうね。

日本の場合、高齢者が元気ですし、お金を持っているし、口が達者で権利の主張と批判ばかりだし、ちょっと世代間に経済格差もあるようです。

タイの若者の中では、以前にも書きましたが、ペンギンくんが有名ですし、10日の集会で注目されたPanusaya Sithijirawattanakulさんも政府から目をつけられていると言っています。

まあ、逮捕されるのを覚悟でやっているわけで、腹をくくらない人たちは、学者たちのように口だけ達者で表には出てきません。

先日の王室改革案10箇条に関しては、タイ国内の学者など100名以上が賛同していると意見書を出したようです。

今までは、軍と民主主義という対立でしたが、これからは、軍+王制と民主主義の対立となりそうです。でも学生たちのほとんどは、王制に関しては、一部の学者たちや共産主義者たちに利用されているような気もします。

若い頃は、正義感に燃えているし、世の中の不正が許せないですから、反政府になるのは理解できます。それを利用して自分たちの利益のために国を分断させるのはいかがなものでしょうね。

私怨を晴らそうとしているとしか思えないスッポンのようなスコットランド人もいるし、外国も虎視眈々とタイの利権を狙っているような気もします。

人権とか民主主義とか言いながら正義の味方のように振る舞う欧米人には注意が必要だと思っています。