2020年8月11日火曜日

毎日のように集会が続いているようです

先月からタイ全土で行われている政治集会ですが、今月に入ってからますます集会が増えているような印象を受けます。

集会の多くは、学生たちによる、言論の自由や憲法改正や国会の解散を求めるものですが、中には、王室を批判するようなプラカードやスピーチもあって、問題になっているようです。

だから、学生たちのカウンターとして、王室・王制を守る集会も開かれているそうです。

明日は、ちょうど、シリキット王太后誕生日なので、一年のほとんどをドイツで過ごされているラマ10世も、帰国して母親を訪問されるのではないかと注目され、それにあわせての抗議などが行われないようにと心配されているそうです。

シリキット王太后が入院をされているチュラロンコーン病院では、駐車場の閉鎖など、いろいろな警備が行われる予定だそうです。

タイの大学では、昔から反政府集会などを開くのはタマサート大学が多かったです。

警備側も、万が一不手際があったりしたら大変ですし、学生たちの行きすぎた発言や行為を無視するわけにも行かないから、いろいろと難しそうです。

昨日は、タマサート大学で行われた集会に、ドイツ大使館から外交官がやってきたと報道されていましたが、最近は、ドイツ国内でも、ドイツに滞在するラマ10世に対する抗議集会なども開かれるようになってきているようです。

学生の多くは、ただ純粋に軍部の独裁や政治家の腐敗に抗議し、そして憲法の民主化などを求めているわけですが、そのバックにいる政治家や学者は、もっと大きな野望を持って学生たちを利用しているといった見方をする人もいます。

タイの場合には、反政府運動が起きると、その対抗勢力が出てきて、その間でいろいろな過激なトラブルが発生し、最終的に軍隊が出てきて、また振り出しに戻るという感じできているから、そういったことにならないように、過激な行動は慎んで欲しいです。

学生運動とは別に、反タクシン運動をはじめたソンティ・リムトーングンが久しぶりにメディアに登場して、「もしもアメリカ軍がタイ国内にミサイル基地を作るようなことがあるのなら、もう一度抗議運動をする」といったとか。

米中の対立もタイの政治に絡んできたら、ますますややこしくなってしまうから、これから先の経済も、明るくない予想ですし、とにかく、平和でいて欲しいです。

どこまで上がるかと思っていたゴールドも、1オンス2000ドルを割ってしまったようで、この先、上がるのか下がるのか興味は尽きません。


どんな不景気になったとしても、インスタントラーメンとバナナさえあれば生き抜けると思います。