2020年10月31日土曜日

移動の自由

 日本のような自由な国に生まれ育つと、日本の常識が世界の常識だと勘違いしてしまうこともあるわけですが、日本とは全く違った世界もあるわけです。

日本は自由の認められている国で以下のような自由があります。

思想・良心の自由

信教の自由

学問の自由

表現の自由

集会の自由

結社の自由

職業選択の自由

居住移転の自由

海外渡航の自由

他にもあると思いますが、でも、いくら自由だからといって無条件に自由ではないわけです。

自由は日本国憲法第13条の「公共の福祉」による制約を受けることは重要で、そのへんの解釈で、いろいろな問題も起きます。

新型コロナの流行で、いろいろな自由が制約を受けていますが、海外渡航の自由が奪われています。

海外に行くわけで、行こうとしている国の都合もあるわけで、いくら行きたくても、入国を拒否されることもあります。

今までは飛行機の予約が出来ればいつでも簡単に行けた国でも、今年は、なかなかいけないわけで、観光なら、行かなくても困りませんが、仕事だったり、家族や恋人が別の国にいる人などは、困っているでしょうね。

外国人相手の商売なども非常に苦しいそうです。

外国に長期滞在をしていた人が、日本帰国中にフライトがなくなってしまって、自分の住居に帰れないケースもあるわけです。

部屋を借りていれば部屋代がかかりますし、長期間留守にしていれば、泥棒に入られるかもしれません。

住んでもいない部屋代を半年とか払い続けるのは、大変だと思います。

部屋を外国人に貸している人も収入を充てにしてローンを支払っていたりすれば、死活問題でしょう。

日本にいる自分と海外にいる家族の両方の生活費を大変でしょうね。

留守にしている時間が長くなったりすれば、恋人が不倫するとか、いなくなってしまうことだってあるかもしれません。

ペットをペットホテルとか知人に預けて帰国した人も、不安でしょうね。

移動の自由が奪われるのは、刑務所に入れられるとか、北朝鮮のような国に生まれた人でしょうけど、自由に移動が出来ないというのは、なかなか不便なものです。