2020年12月15日火曜日

コーヒーの話

中学の社会科の先生が、メチャクチャ凶暴で、スリッパの裏でビンタをして、ビンタされた生徒が口から出血したこともありました。

50年以上昔は、とにかく殴る先生が多かったので、授業中は、緊張していました。

そんな凶暴な社会科の先生が、世界地図の話をしたとき、フィリピンという国名について、彼の持論を話したわけです。

フイリピンではなく、正確には【ヒリピン】だ。フイルムではなく【ヒルム】。

今から思えば、日本人の当時の発音がおかしいという指摘は間違ってはいないと思うけど、まあ、印象に残った話でした。

タイに来た人の多くが、タイでは「コーヒー」とウエイトレスさんに言ってはいけない、【カフェー】と言いなさいと言われたことがあるのではないでしょうか。

タイでは、「コー」はくださいで、「ヒー」は女性のあそこを指す俗語だというわけです。

前置きが長くなりましたが、我が家は、コーヒーより紅茶派だったので、子供の頃から、コーヒーを飲むことはほぼなかったです。

紅茶にブランディーとかウイスキーを1滴2滴たらすと、まあ、子供でもいい香りだと大好きでした。

たぶん、はじめてコーヒーを飲んだのは、はじめて入った喫茶店だったと思いますが、コーヒーを飲んだら、何か目がまわるような感じがして、便意を催したことを覚えていて、身体に合わないと思いました。

でも、60年代後半からは、喫茶店に入ることがファッションだった時期もあって、コーヒーを飲むことが増えましたが、好きだったのは、ホットカルピスでした。

当時は、ホットカルビスにはチェリーが入っていて、チェリーの茎の部分を口の中で結ぶことが出来ると、キスが上手になるとか言われて、一生懸命に練習したモノでした。

それはさておき、当時のコーヒーは、サイフォンを使った店がけっこうあって、普通のドリップ式のコーヒーよりも私には美味しく感じられました。

タイでは、手軽だからと、朝食はバターを塗ったトーストと牛乳いっぱいのコーヒーが基本です。

インスタントのコーヒーだった時代が長かったですが、いつの頃から、コーヒーメーカーを使ってきました。


左の電動ミルでコーヒー豆をひいて、それを右のコーヒーメーカーに水を入れてセットしてスイッチを入れれば、勝手にコーヒーをいれてくれる便利なモノです。

ネスカフェのバリスタも試しましたが、コーヒーメーカーの方が好きです。

高校生だった頃、友人の家で、彼のお兄さんがサイフォンを使ってコーヒーをいれているところに遭遇し、サイフォンの使い方を教えてもらい、何度か試したことがありました。

その後、サイフォンを買おうと思ったことは何度もありましたが、なんか、手入れが面倒そうだし、ガラスを割りそうな不安もあって、買わないで来ましたが、もう、人生も残り少なくなってきているので、サイホンをオンラインで買いました。

残念ながら中国製。1500バーツ也。

ただ、アルコールランプに入れるアルコールがないので、使えないでいましたが、ふと、ジャンクカメラで遊んでいたときに、いろいろなアルコール類など、さびや汚れをきれいにするための道具を買っていたことを思いだし、アルコールらしきモノを見つけ、とりあえず、ティッシュにアルコールを少しだけ濡らして点火したところ、問題なく火が付きました。

それで、アルコールランプに注入して、万が一のことを考えて、台所のシンクに置いてテストをしました。

問題なかったので、サイフォンのテストをしました。まあまあ美味しかった。

その後、ネットで、色々とサイフォンの使い方も調べました。

アルコールの純度に問題があるようで、フラスコの底に少しススが付いていました。


ガラス器の洗浄とか、ネルの手入れとか、面倒なこともありますが、時間があるときには、楽しめることが再確認できました。

ネルに関しては、ドリップで使う紙のフィルターをうまく切って、使えるかどうかを試そうと思っています。それが可能であれば、ネルの手入れからは解放されます。