2020年12月31日木曜日

全か無か

 生物の授業で「全か無かの法則all-or-none law」を習うわけですが、確かに、身体の反応は、反応するかしないかの前か無です。

デジタルの「0か1」かも「全か無」ですよね。

人間は、全か無が大好きだと思います。

陰か陽か、生か死か、嘘か真実か、右か左か、敵か味方かなどなど。

好きか嫌いかなどは、曖昧な部分もありますよね。

世の中には、曖昧な部分もあるわけで、デジタルではなくアナログがいいと考える人もいるわけです。

よく間違えちゃうのが、医者とか弁護士とか政治家への過剰な期待ですよね。

でもよく考えれば、専門的なことには優れていても、すべてに優れているわけではないのですから、勉強は出来ても運動はダメな優等生のように、弁護士であっても、詩的なことではすぐに騙される人もいれば、政治家であっても、犯罪を犯す人はかなりいます。

尊敬されるのは立場ではなくて、やっていることに対しての尊敬ですから、いくら高学歴で、人の上に立つ仕事をしていても、軽蔑されるべき人はいますよね。

テレビなどで偉そうなことを言っている人たちは、すごいなあと思います。あの自信や上から目線について、自分がイヤになったりはしないのかと思うのですが、そんなこと思うような人はテレビに出まくったりしないのでしょうね。

お金のためなら国を売ったり、嘘を吐いたり、友人を裏切ったりする人もいます。

政治家でも企業家でも芸能人でも長所もあれば短所もあるし、いろいろな部分を持っているわけですから、勝手に期待して裏切られたとかはおかしいです。

どんな美女でも排泄するし、異性を好きになれば、想像したくないようなこともするわけです。

なんでも行き過ぎた期待はよくないと思います。

日本の価値観は、中庸でちょうどいい具合というか、原色ではなくワビ・サビでしょうし、激辛ではなくうま味でしょうね。

フィルムカメラのボケをデジタルでどうボケさせるかと努力してきているわけです。

最近は、外国の原色文化や激辛文化が日本に入ってきて、おかしくなっていますよね。

そんなの下品だし、過激すぎます。