2022年8月16日火曜日

タイの話 その4

 タイに短期・長期滞在する人が、タイの何が好きかは、もちろん個人差のあることですが、男性の場合には、ゴルフとかマッサージとか夜の街とかがあるのではないかと思います。

食事も、屋台から高級レストランまで、本当にいろいろとあるし、おいしいものもいっぱいですし、素晴らしいホテルもあるし、ビーチリゾートや地方都市の自然の素晴らしさもあります。

マリンスポーツが好きな人も多いようですし、本当に魅力いっぱいの国だと思います。

今回はゴルフのお話をしようかと思っています。

私の場合には、生まれて初めてゴルフクラブを握ってゴルフボールを打ったのは、1973年ロンドンの打ちっぱなしでした。

ゴルフが好きだという親しい友人が誘ってくれました。初めての人はまずボールにクラブが当たらないことが多いといわれましたが、何とかボテボテでしたがボールを打つことができました。

その次にゴルフボールを打ったのは、なんとシンガポールのセントーサゴルフ場で、練習もしていないのに、無茶苦茶で、まわりに迷惑をかける愚行なんですが、1977年当時は平日であったこともあり、ゴルフコースに人がほとんどいなくて、一緒に回った人とキャディーさん以外にはほとんど迷惑をかけなかったのではないかと思っています。

最初はイン・アウトともに70前後を叩いたと記憶しています。

タイに滞在してからの何年かは、よくゴルフに行きました。

当時は、とにかくどこでもグリーンフィーも安かったですし、一番近い、今のチャトゥチャック公園のところにあった鉄道省のゴルフ場は、グリーンフィーが100バーツくらいだったと記憶します。

ただ、手入れが悪くて、フェアウェーがデコボコで、雨の後など、ぬかるんでいるところもあって、大変でした。

バンコク近郊には、多くのゴルフ場があって、陸軍のゴルフ場とか空軍のゴルフ場とかもあり、一般人でもプレイが可能でした。

でも、市内は朝から交通渋滞で30キロ以内でも1時間以上かかることもしばしばでした。

空軍のゴルフ場の一つは、ドンムアン空港の一角にあり、コースを横切って飛行機が通るときには、プレイを中止して飛行機が通り去るのを待ちました。

よく行ったのは、当時としては一番有名だったナワタニゴルフ場やフアマークスポーツクラブ、ローズガーデンなどでした。

バンコク近郊のゴルフ場は、とにかくフラットで、アップダウンがないから、変化はバンカーと池という感じで、木々もそんなに茂ってはいませんでした。

だから飛距離が出る上手な人はいいスコアが出るので、お気に入りのようでしたが、私は、基本ができていないし、体が硬いし、馬鹿力のみでしたので、はっきり言ってへたくそで、なかなか100を切れませんでした。

ゴルフは、少額の賭けをする人が多いのですが、私は、毎回負けるし、かけ事が嫌いなので、ほとんどかけをしないゴルフで、まわりからは嫌われました。

結局、ほとんどが100前後でしたが、一度だけ、まぐれで41・43の84が出たことがあって、それが生涯ベストスコアです。

その後、暑いし、一日つぶれるし、一緒に回っていた人たちは、どんどん上手になっていくしで、ゴルフはやめてしまいました。

ゴルフをやってわかったことの一つが、普段は冷静な人がカッカしたり、信じられないようなインチキを平気でする人がいたり、他人の迷惑を考えずにマイペースでのんびりとプレイをする人とか、ほんと、隠れている性格が出ることも多いと思います。

常夏の国のゴルフは暑いですし、時々、スコールもやってきます。水分補給をしながらでないと、倒れる人が出るくらいです。

当時は、池の中に人がいて、池ポチャを待っているのがおかしかったです。落ちたボールを拾ってくれ、チップをあげるだけでボールが戻ってきます。

シンガポールとかタイとか、南国には、池の周りでワニを見た伝説があります。毒蛇は実際にいるようですし、水トカゲもいるそうですが、ワニは、嘘じゃないかと思っています。アメリカでは、実際にワニが出たところもあるとか。

毒蛇は木の上から落ちてくるそうで、怖いですよね。

私は、ビールは苦手なのでゴルフの後のスイカジュースとかココナッツジュースは、おいしかったです。

そして、ゴルフの後のタイ式マッサージやサウナは、極楽の気分でした。

お酒の好きな人は、そのあとのカラオケや日本人クラブというのもコースになっていたようです。