2022年8月23日火曜日

魚釣りの話 その2

 子供のころは近所の小川とか池でフナとかコイを釣っていましたが、自転車に乗れるころになるともっと遠出をして魚釣りができたわけです。

一級河川でのボラの子供のオボコやイナとかウグイとか手長エビとか釣りましたが、海釣りは、父に連れて行ってもらう以外はしませんでした。

やっぱり海づりは見るだけでも楽しかったし、釣り船に乗っての釣りも楽しかったです。

それに川魚は、においがきつくて苦手でした。

臭い魚のランキングもありますが、やはりほとんどが川魚のようです。私の経験で、触っただけで臭かったのは、ダツでした。

このダツは、口がとがっていてとても危険で、刺されて亡くなった方もいるそうです。

砂浜からの投げ釣りでは、父は、イシモチとかキスとかクサフグを釣っていましたし、釣り船からの釣りでは、私も、それまで見たことのなかったカレイとかコチとかカワハギとかベラとか、珍しい魚をたくさん釣りました。

エサは、最初はミミズでしたが、海釣りにはゴカイとかジャムシとかイソメとか袋ムシなどを使いました。サンマの切り身なども使った記憶があります。

日本での思い出としては、少し離れた漁港でのサビキでアジやサバの小さいのを釣ったのは楽しかったです。

漁船が戻ってくると、1回で何匹も釣れましたが、漁師さん達から邪魔だ邪魔だと追い払われました。

日本では小物ばかり釣っていましたが、タイに来てからは、小物ばかりではなく大物も釣りました。

タイでは、漁船をチャーターしての海釣りで、めちゃくちゃ暑かったけど、楽しかった。

数を釣るのなら、近海でのイトヨリとかハタなどが、入れ食いで面白いように連れました。

もう少し大物を狙うときには、船で沖に1時間以上出て、イカとか小魚を針につけての泳がせ釣りでサワラとかオニガマスとかレインボウを狙います。

男の夢としてトローリングをしたいのに、漁師の船長さんは、燃料代の無駄だといって、すぐにやめてしまいます。

トローリングのために、いろいろとルアーなどもそろえていたのに、漁師さんのおすすめは、地味なタコベイトなんですよね。

バンコクの近くの海は、シャム湾なので、どちらかといえば波が穏やかで水深も浅い海です。といっても突然のスコールの時には、沈没の危険もあります。

一方プーケットの方の海は、インド洋なので、ちょっと沖に出ると水深も深く、海が荒れたら恐ろしいほどの波がたちます。

ですから、アメリカとかオーストラリアのトローリングで巨大なブルーマリーンを吊り上げるのを夢見るのなら、シャム湾よりもプーケットに行った方が可能性はあります。

シャム湾でも、セイルフィッシュは釣れるし、2メートルを超えるようなサメも多いです。

プーケットの近くのインド洋では、セイルを釣り上げたのを見たことはあります。

その時は、初めて見たのですが、海でのフライフィッシングで、ティーザーという針のついていないカツオのハラミを船から流す人が、セイルに食いつかせて、食いついてきたタイミングで、思いっきりエサを引き抜くと、魚は、どうしたんだと、興奮状態になって、またエサを探し、食いついてきます。

それを数回くり返し、エサをひっこ抜いたタイミングで、フライを投げる人が、魚の前方にフライを投げ込むわけです。そのコンビ間の息が合わないといけないのでむつかしいわけです。

魚も、カッカすると猪突猛進で必死です。フライにヒットすると海面に飛び跳ねるので、かっこがいいです。

それで、いかに細いラインで獲物を釣り上げるかの競技となります。

こちらの人の映像を見れば、だいたいの感じは理解できると思います。

お金があって、時間もある、大物釣りが好きな人たちは、世界中飛び回っているようです。