2022年8月31日水曜日

プレートテクトニクスの話 その2

私が子供のころは、石炭は、地上の森林が地下に埋もれてできたもので、石油は、地上にいた恐竜が地下に埋もれてできたものだと教えられた記憶があります。記憶違いなのかもしれませんが、ネットで検索すると、同じようなことが出てきます。

でも、現在では、いろいろな説があって、主流は、どちらもプランクトンなどが堆積し、いろいろな環境の変化で、個体が石炭、液体が石油、気体が天然ガスといった風に、大まかに分けられているようです。



プレートテクトニクスの考えで見ると、プレートに載った大陸も、長い時間をかけて、 移動し、大陸の下に潜り込んだり、海の底に沈んでいったりしてきたわけです。

そうした移動の中、ものすごい圧力がかかったり、地球内部の熱が加わったりして、いろいろな変化を起こして、最終的に、今の石炭や石油や天然ガスができたと考えられているようです。

お鍋の中に入れた水を加熱すると熱による対流が起きるように、地球のプレートも、移動し、いつかは海の底深く沈みこんでいって、内部のマントルに溶け込んでいきます。

海底にある海嶺で、海洋プレートが両側に引っ張られるために生じた地表の割れ目が直下のマントル(固体)が上昇することによってうめられ、マントルの断熱上昇のために部分融解が起こりマグマが発生し、火山活動が起こり、新しいプレートと海洋地殻が生成されることが繰り返されます。


普通、日本列島のまわりにある4つのプレートがぶつかり、潜り込んでいる状況は大地震の後などに話に出てきますが、地中にもぐりこんでいった後、どうなっていくことは、あまり説明されてこなかったと思います。


そして、新旧のプレートが移動することで大きなエネルギーが発生するので、世界のいろいろなところで地震が起きてきています。




日本列島の誕生から、世界の大陸の誕生など、まだまだ分かっていないこともたくさんあります。

まして宇宙の誕生となると、もう凡人には想像だにできない領域です。

若い世代には、時間をかけてでも、もっと解明していただきたいです。