2022年10月29日土曜日

野生の恐ろしさの話

インドネシアで50代の女性が7メートルの巨大ニシキヘビに飲み込まれているのが見つかったそうですが、タイでは、4~5メートルのニシキヘビは、時々ニュースになります。

田舎だけでなく大都市バンコクにも時々出没し、家に侵入することだってあります。

タイでは、食べられるのは、子犬とか猫とか鶏ですが、ニシキヘビだって、大きくなっちゃって、おなかがすいたら、たくさん食べざるを得ないでしょうね。 

インドネシアには、有名なコモドドラゴンがいて、やはり危険です。もう恐竜といっていい大きさと容姿?ですよね。

タイには、大ミズトカゲがいますし、ワニもいます。

ワニも大きなものになると、人間さえも食べてしまうそうですが、巨大な生物は、原則大食漢?です。

太古の時代恐竜が陸の王者でしたが、巨大隕石が地球に衝突したことで自然環境が一変して絶滅したという説があるように、大きな生き物は環境の変化、特に食糧不足には弱いです。

その時に生き残ったのが、ネズミの仲間の小型生物で、それが我々のご先祖様だという説もありますが、小さな生き物は環境の変化に強かったりもします。

車なんかでも大型車は馬力はあるけど、燃費がよくないですし小回りが利きません。日本人は、小型化するのが得意ですから、環境に優しいものを作ります。

人間も同じで、欧米人とか中国・朝鮮人には、背の高い人たちも多く、日本人には背の低い人も多いです。

痩せの大食いという言葉はありますが、もしも背が小さくて痩せている人が小食なら、食糧不足の世の中になっても生き残るかもしれませんよね。

とにかく、大自然の中には危険がいっぱいで、人間だって、時には野生動物に襲われて食べられてしまうわけです。

最近は環境破壊などで野生動物の食べるものが減ってきているそうで、山から下りて人里を荒らすことも増えているそうです。

イノシシだって、人間に襲い掛かったら危険ですし、ヒグマなんか、もうどうしようもないでしょうね。

タイでは、普段おとなしいゾウさんが、突然暴れる事故もありまして、特に食糧を求めての大移動の途中に、人家を襲うこともあるそうです。

あんな大きな動物が暴れたら、人間はもう神様仏様に祈るしかありません。

想像力を働かせて、ほんの数百年前のことを考えてみるだけでも、当時は、電気もないわけで、夜はどこまでも暗く、夏は暑く、冬は寒かったわけです。

そんな中、食料だって常に足りていなかっただろうし、病気やケガも多く、生まれた子供が大人になる前に死んでしまうことも当たり前だったと思います。

そういった飢餓の歴史を生き抜いてきた我々が、飽食で食べ過ぎるから糖尿病になってしまいます。

世界中に姥捨て山のような話もあって、老人から先に飢え死にしていく時代もあったわけで、今の老人が天国のような暮らしができるのは、当時の人からしたら信じられないでしょうね。

夜の暗闇が怖いから、いろいろな怪談や民間信仰も生まれたんでしょうね。

春夏秋冬、真っ暗闇の中でも誰からも襲われることなく、空腹を感じることもなく、温かいお布団にくるまって安眠できるのは、とんでもなく幸せなことだと思います。