2022年11月1日火曜日

梨泰院(イテウォン)150人圧死事故の話

痛ましい事故が起きてしまったわけで、犠牲者の冥福を祈ります。

人間が死ぬ理由はいろいろとありますが、昔なら、野獣や人間との戦いによるケガとか、病気、飢えとかでしょうね。

最近だと、やはり病気と事故かな。

20世紀だと、ガンが恐れられていましたが、最近は、抗がん剤に代わる分子標的治療も進んでいて注目され、ガンは死ぬ病気ではない時代へと進んでいるそうです。

新型コロナでは、感染して重症化すると肺炎になって呼吸不全で死亡するといわれています。

呼吸は脊椎動物のほとんどにおいて基本中の基本で、呼吸できなくなったら死んでしまいます。

最近では、病院に行くと、呼吸器系の病気でなくても、血中酸素濃度を測ら器具を指につけられますよね。

95以下になったら要注意とか言われています。

呼吸が苦しくなったら、酸素吸入で、もっとひどくなれば人工呼吸器ですが、新型コロナのおかげで、小さな酸素ボンベが簡単にネットで買える時代です。

運動したり、重いものを動かしたりして、ちょっと息苦しい時など、酸素を吸入すると、すぐに楽になります。

今回のイテウォンの事故の様子をビデオクリップで見ましたが、大きな男性に挟まれた体の小さな女性は、身動きも取れず、倒れる前に呼吸困難で失神したのではないかと思います。

将棋倒しになった時には、どうしたらいいかをテレビやネットで紹介していますが、地面に横たわる前に死んでしまうときには、意味がないですね。

確かに上に人が数人載っかかってきたときには、体をエビのように丸めて、頭と肋骨を守る方法もありでしょうけど、身動きが取れなかったら、何もできません。

じゃあ、どうすればいいのかと考えるに、NO WAYだと思います。

身動きが取れなくなるような混雑にならないように、その場所その場所で制限人数を事前に決めておいて、人数制限をする以外にないと思います。

一定時間ごとに、人がその場所に侵入するのを止めて、人数を調整するわけです。

つり橋とか、エレベーターなどには、人数制限があるはずです。

個人で何ができるかを考えると、まず、危険なところには近寄らない。

危険なところに行くときには、中世ヨーロッパの鎧兜のような防具を付けていくしかないでしょうね。

現代は、強度が重要ですが、軽量化されたものもあるでしょう。ちょうど、仮装やコスプレのお祭りだから、違和感はないと思います。

酸素ボンベ付きだと、呼吸できない人の救助も可能でしょう。