2017年8月31日木曜日

2017年世界柔道選手権大会

ハンガリーのブダペストで行われている2017年世界柔道選手権大会ですが、日本選手が活躍しています。

柔道も外国選手が多く、理事たちもいろいろで、柔道のルールもおかしなものになってしまっていましたが、最近になって、しっかり組み合って、本来の柔道としての投げによる勝敗を重視しているので、見ていてもおもしろいです。

組み手が重要なので、組み手争いが長引くと、つまらないですが、組み手をしっかりとったあとのワザの掛け合いは、本当におもしろいです。

国内でも若手が育っているので、海外の大会に出場するのも大変で、どんなスポーツでも同じですが、大きな怪我が最大の敵です。

世界選手権66キロ級に登場しチャンピオンになった阿部一二三選手は、顔立ちも端正ですし、まだ20歳なのに態度も堂々としているし、とにかく、ワザの切れ味がすごいです。

妹さんが、高校生で注目されている阿部詩選手です。兄妹で東京オリンピックのゴールドメダリストになれると思うので、怪我をしないように鍛錬を続けて欲しいです。

阿部詩選手に勝ったことなどで世界選手権に出場した志々目愛選手が、52キロ級で同門の角田夏実選手に勝って世界チャンピオンになっていますが、準決勝では、リオのオリンピック。ゴールドメダリストのコソボのマイリンダ・ケルメンディに9分30秒に及ぶ激闘の末勝利したのはすごいですし、対外国人選手に対する34連勝もすごいです。

角田夏実選手は、ちょっと変わった選手で、得意技は関節技です。大学で、サンボや柔術の試合にも出ていた卒業生の練習を見て興味を持ち、サンボや柔術の練習も取り入れたことで、寝技からの関節技が得意になって、試合で勝てるようになったそうです。

プロの格闘技を見てもわかりますが、殴る蹴るよりも、勝つためには、寝技からの関節技が、かなり有効です。

阿部詩選手も、角田夏美選手に何度か関節技で負けています。

女子57キロ級の芳田司選手は、決勝で、モンゴルのドルジスレンと対戦し13分近い激闘の末、負けちゃいましたが、相手の怪力としつこさに軍配を認めざるを得ませんでした。

男子73キロ級の橋本壮市選手は、一瞬の隙を見逃さないすごさで世界チャンピオンでした。

あんまり日本が勝ちすぎると、また、日本叩きのルール変更につながるから、困っちゃいますね。