2017年9月28日木曜日

タイでの暮らし

タイで暮らしはじめたのは、1977年でしたから、タイ滞在は、およそ40年になります。

ずっと仕事をしていましたが、昨年からは、無職です。収入は、日本から送金されてくる年金が、月に4万円弱で、それ以外に多少の収入があります。

仕事をしていたとき、日系の会社ではなかったので、厚生年金には加入しておらず、父から日本人としての義務だから国民年金は、しっかり払うようにと言われ、いやいや受け取りの権利が発生する25年間支払い続けました。

ちょうど円高の時期が長く、メチャクチャ苦しかったのですが、海外で得た収入を日本に帰国したときに自分の口座に入金しておき、そこから自動引き落としで国民年金を支払ってきました。

海外に滞在している期間は、支払免除もあって、支払わない期間も支払った期間に含まれるそうですが、当然、受け取る金額は、その支払っていなかった分だけ少なくなるそうです。

今年から、25年が10年に短縮されたそうです。この辺の詳しいことは、こちらに書かれています。

老後を海外でといったブームもあったそうですが、日本でしっかり国民年金や厚生年金を支払ってきた人たちなら、経済的には、物価の安い国に住むことはメリットがあると思います。

ただし、人生は経済的なことだけではありませんし、いざ病気になった時など、問題もあります。

わたしは、海外で寝たきりになったり、障害者になったりしたら、どうなるのだろうかという不安を常に持っています。

日本はいい国ですから、日本人が世界中どこに行っても、ほとんど嫌な思いをすることは少ないでしょうけど、でも、差別とかトラブルが皆無ともいえませんし、為替問題に象徴されるように、将来どうなっていくのかは誰にもわかりません。

治安の問題や食の安全問題、大気汚染などもあります。

日常生活では、言葉の問題、食の問題、人間関係や、習慣の違いなどもあるでしょうし、時には、宗教問題もあるかもしれません。滞在ビザなど、法律の変更もあるでしょうね。

寒いのが嫌だから暖かいところで暮らしたいとか、ゴルフや魚釣りなど趣味を楽しめる環境だからとか、語学の勉強のためとか、求めるものはそれぞれでしょうから、自分にとってのメリットが多ければ、老後を海外で過ごすのもいいかもしれません。

海外で暮らすときに、まず、衣食住のうち、住むところが問題になります。住居にかかる費用は、まちまちで、タイの場合には、安いところなら、それこそ月に1万円くらいからありますし、高級マンションなら、日本よりは広いと思うけど、日本と同じくらいの家賃の所もあります。

住居に20万円以上かけたら、いくら共済年金をもらっていても、夫婦で公務員だったとかのケース以外では、それほど余裕はないかもしれません。

私の場合には、国際結婚をしているので、かみさん名義の住居は、基本ただです。これが大きいです。

必要なのは、食費と電気代が大きく、あとは、通信費くらいです。酒もタバコもたしなまないし、外食も遊興もほとんどなしですから、お金は使わないです。

でも、わたしのような人は少なく、もっと人生を謳歌している人が多いでしょうから、もっとお金は掛かると思います。

わたしは、暑がりで、クーラーは、ほぼつけっぱなしですから、電気代は、毎月1万5千円前後かかります。

食事は、自炊とか、かみさんが買ってきてくれるものを食べていますが、食費としては2万円強くらいかな。

タイでは、今のところ固定資産税もないですし、市町村税もないですし、無職の場合、消費税以外に税金はなしです。

仕事をしていたときには、当然所得税を支払いましたし、社会保険も支払っていました。今は任意ですが、タイの社会保険に加入して支払っているので、指定の病院での診察や薬代は、基本無料です。70歳までは加入し続けられるそうです。

タイ人であれば年金制度もありますが、外国人がどうなのか、今調べてもらおうかと思っています。といっても、月額2000円ほどだそうですが。

タイの場合、外国人でも地下鉄などは、60歳以上の人ならパスポートを提示すると、半額のプリペイドカードが買えるそうです。

わたしは、タイの永住権をもらっているので、滞在ビザにかかる費用も要りません。以前は、ビザを取得したり更新したり、仕事をするには労働許可証も必要でした。

タイには、多くの日本人が住んでいるそうですが、最近の傾向としては、減りはじめているようです。

理想と現実というか、実際に暮らしてみると問題も多いとか、個人的な適応能力というか、やはり、歳をとってからの外国暮らしでは、言葉とか習慣とか食生活とか、いろいろと適応できな人もいるのではないかと思います。

あと、日本人でも日本人を騙す人もいますし、信用の出来る人がいないと、何かの時には、不安だと思います。

私の場合には、経済的には豊かではないですが、日々困るようなことはほとんどないです。不安は、先にも書いたように、これから病気をしたり、怪我をして、寝たきりになったり、障害を持ったりしたときのことだけです。

引きこもりの暮らしのどこが楽しいのかと思う方もいらっしゃるでしょうけど、若い頃にいろいろな体験をしていると、だんだんとやりたいことも少なくなるし、その時その時で、自転車に凝ったり、カメラに凝ったり、ポケモンにこったり、まあまあ楽しみも見つけられるものです。

今は、ブログですね。ココでやっとアドセンスもとれたし、これからは、なんとかアクセス数を増やせるようなブログにするため、努力です。

。。。。。

タイの高齢者特権について、役所に聞いてもらったところ、例え永住権を持っていても、外国人には、適応されないそうです。

タイは、外国人に対しては、いろいろと厳しいようです。