2018年2月23日金曜日

ニセモノいろいろ

タイで暮らしていると、日常的に、いろいろなニセモノを目にします。

一時は、ニセモノのブランド時計とかブランドバッグ、Tシャツから、スポーツシューズなどなど、夜店などで売っていました。

タイ政府も取り締まっているけど、イタチごっこです。

中国や韓国からのものが多いそうですが、かなり精巧に作られているモノもあるそうです。

最近では、中国製のバイクなんかも、タイで時々見ます。車とかバイクは、もともと、日本だって、ドイツやイギリスのモノを真似したわけで、全く同じではないにしても、ニセモノ扱いをされた時代もありました。

中国の人たちのニセモノに対する情熱と、名前をつける才能には驚かされますし、笑っちゃう名前も多いですよね。

薬なんかも、ジェネリックといわれる薬は、ニセモノといえないこともないですね。

著作権があるモノは、うるさいです。バッグとかニセモノでもほとんど同じくらいの品質だったら、本物は売れません。

農産物でも、ニセモノはあります。

車やバイクでもそうだそうですが、とにかく、名車を解体し、どのように作られているかを学び、真似してみて、そこから、自分らしさを作り出していくようです。

さて、カメラといえば、ドイツのライカですが、ライカも、世界中で真似されてきました。

日本のメーカーも、ライカを真似て、いいカメラを作れるようになりました。

ヤフオクで、おもしろそうな偽ライカがあったので落札しました。







写真では、うまく真鍮の光り輝く美しさがわからないですが、肉眼で見ると、それなりに素晴らしいカメラです。

ネットで調べてみると、このカメラは、旧ソビエト時代に作られた偽ライカだそうです。

わたしが、チェックしたところ、シャッターは、切れるし、シャッター速度も変化するし、しぼりも開閉できます。

底蓋を外せば、スプールにちゃんと入っています。

なのに、カメラについている、偽エルマーのレンズが、焦点距離を合わせ機構がついていないという残念なレンズでした。

スクリューマウントに、ホンモノのライカ用のレンズをねじ込んでみましたが、サイズが違うようで入りませんでした。

要するに、カメラとしての機能が整っていないニセモノで、単なる置物でした。

置物としては、なかなか魅力的ですけどね。