2018年4月3日火曜日

わたしの三種の神器

海外生活の基本にビザの問題があります。

日本のパスポートは、非常に素晴らしく、ビザなしで180カ国に渡航可能なんだそうです。

世界の国々には、日本と違って、外国に行くにはビザが必要な国もあるわけです。

便利な日本のパスポートでも、観光で行くにはビザなしでの短期滞在が可能ですが、いざ、長期滞在とか留学とか仕事での滞在となると、特別な滞在ビザが必要になります。

いろいろな書類も必要ですし、何度も大使館に通うこともあります。

タイの場合には、普通の観光であれば、日本人はノービザで1ヶ月間滞在できますが、それ以上の滞在になると、観光ビザが原則必要となります。

仕事ですと、ノンイミグラントビザというのが必要になります。仕事の場合には、必要な書類も多くなるし、ビザ以外に、労働許可証も取得する必要があります。

細かなビザの種類については、こちらにあります

タイは、海外からの退職者たちを優遇していて、長期滞在ビザ制度も充実しているようです。一定の年齢と条件を満たしていると、意外と簡単に1年ビザが下りるそうです。

老後を海外でというのが一時流行って、マレーシアのペナンとかタイのチェンマイとかオーストラリアとか、かなりの日本人が暮らしているそうですが、問題がないわけではないから、頭打ちという話も聞いています。

海外での暮らしとなると、とにかく健康でないと、いろいろと大変です。日本と同じ医療水準ではないですし、言葉の問題などもあります。

日本人同士でも、騙したりするし、日本人は、どこに行っても悪党たちから狙われやすいようです。

なんにもしないでも日本人であることで狙われますから、派手な生活をしたり、欲をかけば、詐欺師たちもまわりによってくるようです。

私の場合には、タイの永住権を持っています。ですから、一応、滞在するためにすることは、5年に一度永住権の更新をすることと、10年に1度、日本のパスポートを新しくすることくらいです。

でも、普段から、パスポートだけでなく、永住権も持ち歩く必要があります。普段はコピーでもいい場合が多いですが、特にタイを離れるときには、3つを持ち歩きます。


真ん中の茶色が、永住権の小冊で、これを5年に1度更新です。更新するには、届け出ている最寄りの警察署で、費用は、800バーツかかります。手続きは簡単で、すぐに終わります。

右側が、タイの出入国のスタンプを押すための小冊です。タイを出る時には、イミグレーションにいって、再入国ビザを申請し取得します。1回有効と数字有効とがありますが、どちらも、有効期限は1年間です。

それとは別に、エンドースメントということをしないと、持っている永住権が消滅します。有効期限は1年間ですから、1年以内にタイに戻らないと、永住権は消滅です。

永住権というのは、小冊を消失しても、権利を失うそうですし、1年以上、タイを離れていても、消失だそうです。

そうなると、またはじめから永住権の申請のやり直しだそうですから、大変なことで、常に、気を遣います。

ビザ更新の煩わしさがないといっても、1年が5年になっているだけで、メリットもほとんどないといわれる永住権です。

永住権を取得して5年以上だと、タイの国籍を申請できるそうですが、わたしは、そのつもりはないです。

タイを出る時も、再入国する時も、日本のパスポートには、スタンプは押されません。日本も、最近は出入国時にスタンプを押しませんよね。

日本でも出国税の導入が来年から始まる話ですが、タイでは、わたしが、タイに住み始めた頃から、ずっとあります。タイでは、Airport Taxとか空港使用料とか言われています。

タイの現在の出港税は700バーツだそうですが、航空運賃に含まれていることも多いです。昔は、40バーツだったのに、高くなりました。

昔は、仕事をしている人ですと、出国の度に、タックズクリアランス(納税証明書)という書類の提示も必要でした。

タイは、出国時の外貨持ち出し制限チェックもかなり厳しいそうですし、入国時の関税チェックも厳しいです。アルコール類やたばこを制限量以上持っていて、とんでもない金額の罰金を取られるケースもあるそうです。

空港での両替でも、故意の疑惑のある計算間違いとか、空港からのタクシーのターボ付き料金メーターとか、風俗街やお土産屋とか観光地でのボッタクリとか、とにかく、タイで暮らすには、それなりの知識と覚悟が必要です。

大気汚染や食の安全問題、治安の不安などもあるけど、よほど運が悪くなければ、まあまあいい国だと思います。