2018年5月27日日曜日

ドリアンのお話

生まれて初めて食べたドリアンは、ものすごく臭くて、まるで腐ったタマネギと排泄物を混ぜたようなニオイでした。場所はシンガポール。1976年の12月でした。

息を止めれば、甘くて生クリームのようではあったモノの、もう一度食べたいとは思いませんでした。

その後、タイで暮らし始めて、いろいろなドリアンがある事を知り、ニオイが強烈でないものもあると知りました。

好みがあるでしょうけど、わたしは、外側は、コリコリというか、触ってもてにベトベトとつかない感じで、中は、クリーミーというのがいいです。

そういったまだ完熟前というモノだと、ニオイはそんなに強くないようです。

 匂いが強くないといっても、ニオイの王様ドリアンですから、冷蔵庫に保管するには、気密性のよいタッパーです。完熟前ですと、ちょっと白みがかった黄色という感じです。

ドリアンの実を切ると、三日月型をした果肉が、4つ入っている事が多いようで、その三日月型をした果肉は、3つに分かれています。これは、3つのうちの一つですが、 これだけでも、かなりの量です。高さと底辺が7センチくらいかな。

 これは、果肉を囓ったところですが、イメージ的には、シークリームの皮とクリームという感じかな。中に大きなタネが入っています。

これで果肉の部分を全部食べ終わったところで、左側の部分は、味もしないし、食べません。

今年は、中国からの引き合いが多くて、いいものは中国に輸出されているそうです。中国人は、ドリアンが大好きで、女房を質に入れてでも、旬のドリアンを食べたいという人が多いそうですが、現実的ではないですね。

中国の男性の多くは中国の女性を恐れていて、尻にひかれているようです。

シンガポール人も、タイが好きな理由は、ドリアンを安く食べられる事と、エラワンの四面仏を拝む事が出来るからだそうです。