2018年6月27日水曜日

まだ救出されていないようです

タイ北部チェンライで、サッカーチームの少年12名とコーチ1名が23日から洞窟に入たものの、豪雨により洞窟が浸水し、後戻りできなくなって内部に閉じ込められていますが、27日午前11時現在、まだ、救出されていません。

救助チームは、浸水して通路をふさいでいる部分の水を排水する事をしていますが、降り続く雨もあって、なかなか思うようにはいっていないようです。

もう一つの方法として、洞窟に通じる縦穴を探していますが、こちらも、雨が降るジャングルの中での調査で、なかなかうまくいかないようです。

わたしは、子供の頃、小さな川での水遊びでヒルに血を吸われた経験がありますが、森の中にもヒルがいるんですよね。それも木の上に。

以前カオヤイ国立公園のジャングルを通って、滝を見に行ったとき、頭の上からヒルがポタポタ落ちてきて、首筋に吸い付くのでびっくりしました。

取り払おうと思っても、しっかりと噛みついていてとれません。無理に引っ張ってもらうと、頭がちぎれてしまいます。

一番いいのは、たばこの火で焼く事だそうです。

それで、ジャングルに入るときには、帽子をかぶって、首にはタオルを巻いて、長袖長ズボンで行く事を学びました。

靴とズボンの隙間からもヒルが襲いかかるので、しっかりと輪ゴムやヒモで隙間がないようにします。

ヒルは、麻酔成分や血液の凝固を抑える成分を持つので、薬品としても利用されるようです。

洞窟の中は湿気もあるし、72時間(すでに90時間を過ぎています)たってしまっているし、サッカー少年たちは、体脂肪も少なそうだし、生存する可能性は、どんどん少なくなっていきそうですが、それでも、懸命に救助作業は続いているし、少年たちの家族は、藁にもすがる思いで、神様に祈りを捧げる儀式を行っているそうです。


72時間の壁は有名で、72時間を過ぎると生存率が急激に下がるようですが、水なしでは3日間、食糧なしでは3週間という話もあり、洞窟の中には下痢する危険はあっても、とりあえず水はありますが、体温を保てているかどうかが心配ですね。

全員が元気に救出されますように。