2018年7月28日土曜日

ワールドカップが終わって

サッカーワールドカップも終わっていますが、サッカー賭博などで、損をした人、儲かった人など、いろいろな物語もあったことでしょう。

今、タイで話題になっているのは、テレビで有名なスポーツコメンテーターの発言から、彼が、テレビ局から追放されています。

タイ人はサッカーが大好きで、国内のタイリーグも応援していますが、でも、プレミアリーグなどヨーロッパのサッカーチームを応援している人が多く、ワールドカップでは、イングランドやドイツやスペインやポルトガルを応援している人たちが多いです。

テレビのスポーツニュースなどでは、コメンテーターが、自分の応援する国のユニフォームを着ていたりもします。特にイングランドとドイツが多かったように思います。

でも、ドイツが、グループリーグ敗退と、全世界が驚くと同時にガッカリしたわけです。

タイ人の中にも、悔しがった人が少なくないと思います。

ドイツが、なぜ勝ち上がれなかったのかという話も語られていて、チームワークがとか、エジルがとか、いろいろといわれています。

ドイツ代表チームにはポーランド(クローゼ、ポドルスキ)、ガーナ(イェロメ・ボアテンク)、チュニジア(ケディラ)、アルバニア(ムスタフィ)などもいるし、フランスでもスイスでもベルギーでも、他の国にルーツを持つ選手はいるわけです。

でも、まさかの敗退で、戦犯捜しが行われるわけです。

ドイツが負けた原因のひとつが、トルコの大統領だという人もいて、トルコの大統領選挙前の5月にエジルとギュンドアンがエルドアン大統領と写真を撮っていたことが、ドイツ国内で問題となり、なぜか、エジルだけがチーム内で浮いていたというのです。

ワールドカップの時にも、エジルは期待を裏切る動きだったこともあるようです。

この辺は、世界中で話題になっているわけですが、タイのコメンテーターが、よほどドイツが負けたことにガッカリしたのか、裏で賭けていて負けたのか知りませんが、発言がエスカレートして、エルドアン大統領は14年間も独裁者で、自分のために法律を作り言論の自由を認めないとか、国民を抑圧しているとか言ってしまったのだそうです。

その発言を聞いていたイスラム教徒のグループが、テレビ局に抗議して、テレビ局は、タイにあるトルコ大使館に謝罪をして、コメンテーターを局から追放しました。

一般の個人の発言と違って、影響力を持つ人がテレビで発言したことは、いろいろな責任も生じますね。