2018年7月28日土曜日

台風12号

普通の台風は、南太平洋上で発生したあと、徐々に北上し、日本列島に接近するわけで、九州から四国に上陸することが多く、時に紀伊半島から東海地方に上陸し、その後弱まって日本海に抜けるというのが常識でした。

でも、最近では、平成28年の台風10号のように東北地方に上陸したり、昨年の台風18号は、北海道に再上陸しています。

大陸からの高気圧に阻まれて、日本海に抜けられず、日本列島を南から北へと縦断するタイプも増えているようです。

今回の台風12号は、今までの台風のコースとは全く違って、日本列島に接近するのは南から北上ですが、日本列島付近で徐々に西にコースを変えて、日本列島を東から右へと進むのではないかといわれています。

こんな事は観測史上なかったことで、どんな被害がでるかなど、予測が難しいようです。気象庁などは、喜んではいないまでも研究者の立場からすれば、興味深く観測しているのではないかと思います。

台風の接近と風

今回の台風12号では、やはり、中国地方や四国などで、すでに被災しているところが心配です。

常に最悪の事態も考えて、早めの行動が必要でしょうね。大きな被害がでないことを祈るばかりです。