2018年7月6日金曜日

山のあとは海

北部タイの洞窟に閉じ込められているサッカー少年たちは、まだ、救助されていない状況ですが、今度は、南タイにある世界的なビーチリゾートのプーケットで海難事故発生です。

海軍は、北の洞窟でもプーケットの海でも大活躍です。

4日から、モンスーンの影響で、海が荒れていたそうですが、「女心と秋の空」とか昔から言われますが、海が荒れるときは、そんな甘いものではなく、まあ、火病の人のように突然です。

さっきまで快晴で、海面も鏡のように波ひとつ無かったのに、突然、冷たい風が吹いてきて、空に真っ黒な雲が現れ、波が荒くなります。

嵐が来たら、もう、小舟など、谷川に落ちた枯れ葉の如く、ひとたまりも無いわけですが、大型船でも、危険です。

バンコクポストに沈没したフェニックス号の写真がありますが、なかなかりっぱです。定員は120名だそうです。

この船に乗っていたのは、観光客93名とクルー12名の95人だったそうです。

48名が救助されているそうですが、まだ、行方不明の人もかなりいるそうです。お昼過ぎのテレビニュースでは、まだ40名が、見付かっていないそうです。

今、タイに来る観光客の多くが、中国からで、プーケットも中国人が溢れているそうで、今回の海難事故でも、乗客のほとんどが中国人観光客だそうです。

船は、海面から40メートルくらい下に沈んでいるそうで、キャビンの出入り口が後ろ側だけなので、中に閉じ込められている人たちがいると言われています。

プーケットは、「インド洋の真珠」というキャッチフレーズのように、インド洋側にあるので、シャム湾側とは違って、完全に外洋で、海が荒れたら大変です。

注意の警報は出ていたそうですが、観光客にとっても、業者にとっても、出来れば舟を出したいわけで、無事に戻った人たちもいるわけですし、目的の島(Koh Racha)にとどまったままの船もあるそうです。

わたしは、魚釣りが好きなので、シャム湾でもインド洋でも、荒れた海を経験したことがありますが、まあ、歌の文句じゃないけれど、(海は怖いな、大きいな)です。

沈没するだけでなくて、漂流しちゃうことだってあります。

行方不明の人たちが、無事に救出されますように。

このところ、タイでは、不幸な話が多いので、国を挙げて、お祓いを受けた方がいいかもね。