2018年7月30日月曜日

アインシュタインの脳

アインシュタインは、ドイツ生まれのアシュケナージ系ユダヤ人ですね。

髪の毛がボサボサで、舌を出してお茶目な顔をしているおじいさんとして有名ですが、実際は、天才物理学者で、特殊相対性理論を発表したことなどで有名です。

特に有名なのが、E = mc2で、エネルギーは、質量に光速の2乗をかけたものに等しいということらしいです。

原子力エネルギーの基本の考え方だとか。

NHKスペシャルで、アインシュタインが亡くなったあと、スイス人の医師が、家族の許可を得て、アインシュタインの脳を取り出して、研究のために、分割して保存したという話をやっていました。

天才の脳を研究すれば、いろいろなことがわかるはずだということですが、医師も歳をとり、いろいろな専門家に脳のサンプルを托したんだそうです。

脳のブロックは、全部で240に分割されて番号が振られ、特殊な樹脂で固められて保存されているようでした。

アインシュタインが亡くなるまで暮らしていたアメリカの都市にいる匿名の医師が、127ブロックの脳のサンプルを保存しているのですが、残り113のブロックが、いろいろなところにあるようで、それを追跡する番組でした。

アメリカ以外に、カナダやヨーロッパや南米、日本にもあるようでした。

ハワイの医師は、手元にあったサンプルのひとつをDNA抽出のために、破壊してしまって後悔している話もありました。

今回のNHKの取材で確認できたのが、134サンプル、所在情報がわかったのが、14サンプルで、いぜん行方不明のサンプルが、92サンプルだそうです。

番組の中でも南米に住む医師が告白していましたが、どうしても、自分の手元に宝物として置いておきたくなる気持ちは理解できるとのことでした。

いろいろと新しい分析技術も生まれてきて、過去には出来なかった分析がこれから出来る可能性もあり、アインシュタインのような天才の脳は、どこが一般の人と違うのかなど、わかるはずで、そのためには、すべてのサンプルが必要だとのことでした。

時間もお金もかけた、NHKらしい、なかなかすごい番組で、追跡調査をした人たちに頭が下がります。

アインシュタインといえば、ドイツ語でひとつの石という意味ですが、石頭の持ち主には得てして天才といわれる人もいるのかもね。

個人的には、アインシュタインを知ったのは中学の時で、当時、学年で一番頭のいいといわれていた山岡くんから教えてもらいました。

光も重力の影響で曲がるんだとか、その時は、何を言っているのかよくわかりませんでしたが、山岡くんが物知りであることだけはわかりました。

山岡くん、懐かしいなあ。

左が山岡くん