2018年10月7日日曜日

海外旅行の話

私の場合には、生まれて初めて日本を出たのは、船旅でしたが、一般的には、飛行機ですよね。

飛行機に乗る前には、チェックインがあって、パスポートチェックがあり、目的地でも、パスポートチェックと荷物検査があります。

ヨーロッパなんかですと鉄道や車で国境を越えることもあるわけで、その際にも、パスポートや荷物を調べられることもあります。

調べられないこともあるわけで、北欧なんかは、ほとんどノーチェックでした。

自分で言ったらおしまいですが、どちらかといえば、人相がいい方で、空港などで、調べられることはほとんどないのですが、一度、スイスのチューリッヒから鉄道でフランスにパリに行ったとき、フランスの国境で、別室に連れて行かれて、荷物を調べられました。

あの時は、全くのひとり旅でしたし、フランス語は、全く出来ないですし、かなり緊張しました。

もちろん、アヤシイものは持っていないですし、やましいことをしているわけでもないから、すぐに自由になりましたが、めったに出来ない経験でした。

タイは、何十回も出入りしていますが、簡単な荷物チェック以外は、問題なしです。

1970年代の東南アジアといえば、巷の噂として、空港では、パスポートに5ドル紙幣をはさんでおかないと入国させてもらえないなどといわれるほどでした。

インドネシアとかフィリピンとかほどではないけど、タイでも、現金を請求されたと言っている人がいたとか。

先日来、タイの空港で、係員から暴力を振るわれたとSNSでその時の映像を拡散させた中国人が話題になっています。

話では、中国人は、タイのビザが必要なんだそうで、その男は、タイのビザを持っておらず、入国時に空港で到着時の入国ビザを申請するつもりあったそうです。

それで、入国時のビザ代2000バーツを支払って、手続きが終わったら、あと300バーツを請求されたそうで、それは、係官が便宜を払って、Fast Trackという待ち時間なしでビザをもらえる特別サービスの料金だったそうで、その領収書を出せ、出さないでもめたそうです。

タイには、いろいろな事情もあって、係官にも影のビジネスがあるんですよね。そうした、今まで出来ていたことが、SNSの普及などもあって、だんだんとやりにくくなっているのが現状です。

本当は、待ちたくない人も得るモノはあるわけですし、win-winのビジネスだと思うのですが、賄賂だといえば賄賂でもあるわけで、難しいですね。

タイの魅力のひとつは、灰色が存在することでしたけど、もう、白か黒かの時代のようです。

私の経験でも、以前、知り合いの知り合いの軍人さんから、シンガポールに行くんだったら、向こうのこれこれという店で、無線機を買ってきてくれないかと頼まれました。

タイでは、無線機は、禁制品ですから、それは、空港で捕まっちゃうから出来ないと断ったら、いや、空港の仲間で迎えに行くから大丈夫といわれ、心配でしたが、頼まれたものを買って、バンコクの空港に戻ったら、なんと、イミグレーションの手前で、その軍人さんが待っていてくれ、イミグレーションとは別の部屋に案内されて、そこで、入国スタン部をパスポートに押され、荷物検査もなく、サッサと空港から出られました。

そういったことは、昔からあるようで、ついこの間も、ある税関の担当官の親戚の女性が、大好きな韓流スターに会いたいと、税関員の制服を着て、空港内に入り込み、普通なら許されない、飛行機の蛇腹まで行って、韓流スタートのツーショット写真を撮ったまではよかったのですが、ちょっとぬけた女性だったようで、その写真を自慢げにSNSにアップして、悪事がばれました。

その結果、制服を貸して中に案内した人は、すぐに停職で左遷でした。黙っていられない人もいます。

世界中どこにもVIP待遇というのはあって、特別なサービスを得ることが出来ます。

VIPではない人がそうしたサービスを受けると、時としては、問題になります。

バンコクでも、一時、FastTrackクーポンを売っている人がいました。イミグレーションで1時間とか待つことなく、特別なサービスとうたっていましたが、どうなったかな?