2018年10月7日日曜日

在りし日のサパーンレック

バンコクで電脳街といえば、パンティッププラザでしたが、パソコンブームの前には、ゲームブームがあって、そのゲームに関しても、パンティッププラザは有名でした。

どちらかといえば、ゲームから、パソコンゲームへと進んでいったとも言えるかもしれません。

東南アジアでゲームソフトとかパソコンソフトといえば、海賊版ですが、海賊版のゲームといえば、マーブンクローンセンター (MBK)であり、中華街のハズレ、ワンブラパーの交差点近くにあるどぶ川の上にあったサパーンレック市場でしょう。

場所的には、中華街とインド人街の境目という感じです。

プレイステーションなどのゲーム機では、海賊版コピーゲームソフトを読むこむことが出来ないから、ゲーム機を改造してもらうわけで、その改造が出来ることで有名なのがサパーンレック市場でした。

もちろん海賊版のゲームソフトを売る店も多かったし。他にも、カメラとかフィギュアとかモデルガンなどのショップが、所狭しと並んでいて、中は、まさに迷路でした。

タイの魅力のひとつは、アヤシげな裏通りを歩くことですが、そういった意味で、中華街やインド人街は、楽しいです。

体力があれば、バンコク中央駅から、中華街を通って、ワンブラパーの交差点を直進して、The Old Siamのビルを通り抜け、タイの秋葉原ともいわれる、バンモーを楽しみ、さらに、運河沿いから、国防省裏あたりの路上にゴザをひいてワケのわからないものを売っている人たちを見て、王宮前広場から、タマサート大学近くまで、とにかく、楽しい発見があります。

今回は、まだサパーンレック市場が撤去される前の3年前に撮った映像を紹介します。

最初に写るのが、サパーンレック市場から移転した店が入っているメガプラザです。

古いフィルムカメラとか、日本のフィギュアとか、一時流行ったカードとか、いろいろな店が入っていますが、インド人街に近いこともあって、布を売っている店も多いです。

こういったショッピングモールの中には、必ずといっていいほど、フードコートがあって、散歩の途中に冷房の効いたところで屋台メシなどを楽しむことが出来ます。

ワンブラパーの交差点の歩道橋を下りたところから、すでにサパーンレック市場は、始まっている感じでした。

サパーンレック市場から、少しいったところにあった、ギターなどの楽器を扱う一角も、すでに立ち退いていて、楽しそうな場所が減っています。

一時は泥棒市場ともいわれていたクロントムも歩道上の売店は立ち退いています。残るは、クロントムセンターくらいか。

サンペーンアレイは、アクセサリーやオモチャなど、興味ある人には楽しい小道です。