2019年1月27日日曜日

大相撲初場所

大相撲初場所は、関脇玉鷲の優勝で幕を閉じました。

今場所は、稀勢の里が引退したし、鶴竜も白鵬も栃ノ心も休場して、大変な場所でした。

大関の高安も豪栄道も、二桁に届かず、期待を裏切りました。

最近、よく話題になっているのが、怪我をおしての出場のことや、年間6場所プラス地方巡業の過密なスケジュールのことです。

力士が大型化して、怪我も多くなっているのに、怪我で休めば、番付がどんどん下がってしまうから、力士は、どうしても無理して土俵に上がるようです。

そして、ますます怪我を悪化させて、最期には、引退に追い込まれる場合もあるわけです。

大関で、もうすぐ横綱間違いなしといわれていた照ノ富士は、膝の怪我を悪化させ、十両から幕下に落ち、まだ休場が続いています。

一説では、あの日馬富士事件の夜に、膝が悪いのに正座させられて、膝を悪化させたという話もあるそうです。

小さいカラダから、軽業師のような技を繰り出すことで人気だった宇良も、怪我のため、幕下まで下がっていて、今場所、やっと復帰したと思ったのに、朝青龍の甥っ子との取り組みで、また怪我を悪化させて、来場所以降が心配です。

稀勢の里なんかは、怪我が完治しなくても、日本人横綱として期待されているのに、休場して場所をしらけさせてはいけないと、無理して土俵に上がってきたようで、それが、間違いだったと思いますね。

稀勢の里の場合には、育ててもらった親方元(横綱・隆の里)が、急逝してしまい、その後、親方になった元幕内・隆の鶴との関係もいろいろとあったような話もあります。本来なら、親方が、休ませるべきだったと思います。

白鵬なんかは、もう自分の記録と、一日でも長く横綱でいることしか考えていないようで、ちょっとした怪我でも、無理をせず、サッサと休場します。

みんながそれをしたら、今場所以上に休場力士が増えるでしょうね。

今場所の休場力士の多さに、驚いちゃいます。

鶴竜も同じで、その結果、今までは、横綱の優勝がほとんどだったのに、昨年から、横綱や大関以外の優勝者も増えてきています。

それはそれで、おもしろいですけどね。

今場所も、優勝は関脇の玉鷲でしたが、彼は、多くのモンゴル力士とは、ちょっと違った経歴の持ち主のようです。

多くのモンゴル力士たちは、中学卒業後、日本の高校に留学して、相撲部屋に入るチャンスを待っているようですが、玉鷲は、モンゴルで大学にまで行ったそうで、お姉さんが、東大に留学していたこともあって、来日し、運良く、相撲部屋に入ることが出来たんだそうです。

ですから、ちょっと他のモンゴル力士たちとは考え方や行動が違っていて、白鵬を中心とした飲み会などには参加しないそうです。

例の鳥取の夜にも白鵬から誘われたそうですが、自分は、綾瀬はるかさんのドラマを見たいからと、誘いを断ったことで、日馬富士のトラブルに巻き込まれることもなかったそうです。

趣味は、お菓子作りと小物だそうで、優しい性格をうかがうことが出来ます。

九州で、被災地を訪れて、被災者たちを励ますこともやっているそうです。今日の優勝インタビューでも、そのことに少しふれていました。

優勝した日に、モンゴル人の奥さんが、第二子である男の子を出産したそうで、本当におめでたい話です。

モンゴルから来日し、優勝した玉鷲に、国技館の観客たちから、ものすごい声援が送られていました。

私は、今の八角理事長以下執行部の貴乃花に対する扱いに、納得できないから、最近は、テレビ中継もほとんど見ていませんが、今日は、玉鷲が優勝しても、貴景勝が優勝しても、どちらでも、見たいと思ったので、後半から見ていました。

そろそろ、大相撲人気にも、翳りがでるのではないかと個人的には考えています。