2019年2月22日金曜日

タイの地震について

タイには、大きな地震がほとんどないといわれていますが、地震がないかといえば、そうでもないようです。

ほとんどの地震は、M5以下で、日本人にとっては、大きな揺れは起きないですが、でも、タイの建造物が、基本、耐震設計になっていないですから、わずかな揺れでも、建物にヒビが入ったり、落下物があったりします。

2月20日の夜、タイ北部、ランパーンでM4.9の地震があり、その前後に20回を超える余震があったそうです。

昨日も6回ほど、わずかに揺れたそうです。

ランパンを中心に、地震の前には、かなり大きな音が聞こえ、それから揺れが来たそうで、仏舎利塔(パゴダ)の上の部分が曲がったり、壁にヒビが入ったり、陳列棚から商品が落下したりしたようです。

ランパーンといえば、バンコクから陸路チェンマイに行く時に、そろそろチェンマイも近いという感じで通り過ぎるところです。

バンコクからアユタヤ・ナコンサワン・カンペーンペット・ターク・ランパーン・ランプーン・そしてチェンマイといった感じの約650キロです。

1970年代の終わり、はじめて、自分で車を運転してチェンマイまで行った時には、途中、何カ所かに検問所があって、けっこうドキドキしました。

山道にさしかかると、曲がって所には、小さな祠があって、そこを通り過ぎる時には、車のクラクションを鳴らすのが慣習のようでした。

あとから知ったのですが、かって事故があって、そこには亡くなった方の霊が彷徨っているんだそうで、その霊に対して、今から通りますので許してねとサインを送るのだとか。

バンコクでも、よく事故の起きるところの街路樹なんかには、色とりどりの布が巻き付けられていて、いろいろなお供え物もあります。

タイにも温泉があり、北から、メーホンソン、チェンマイ、カンチャナブリ、ラノン、クラビなどにあるそうです。

大きな動きとしては、インドネシアからマレー半島、そしてミャンマーへは、海底火山も走っているし、南からのプレートが北上しているところです。

ミャンマーとの国境付近を中心にタイにも活断層はあるわけで、地震が起きます。

バンコクでも、身体に感じる規模の地震が数年に1回程度起きてきています。高層ビルにいる人たちは、もっと感じるようです。

今年は、世界的に、地殻変動の多い年のようですから、とても心配ですが、大きな被害が出ないことを祈ることしか出来ません。

タイは、例年以上の猛暑が予想されていて、40度を超えるところが多く、そちらも心配です。

シャム湾の海水が熱せられたら、豪雨がやってくる可能性も高まるでしょう。

猛暑は、エアコンでなんとかなりますが、洪水は、困ります。


まだ、全く手が入っていなかった頃の天然の温泉です。