2019年2月25日月曜日

子供の躾や体罰について

わたし自身は、どうしようもない悪ガキでしたし、家庭でも学校でも、親や先生の言うことを守れない子供でした。中学に行くまでは。

とにかく勉強が嫌いで、遊んでばかりでした。

家庭でも学校でも殴られたことはなかったですが、父からは、柱や庭の木に縛られたことはあったし、土蔵に閉じ込められたこともありました。

縛られたり、閉じ込められたりしたのは、モノを投げたり壊したりして、暴れたからです。

幼い頃から扁桃腺をよく腫らしていて、風邪をひけば、すぐに高熱を出し、近所のお医者様に連れて行かれて、お尻に、図太いペニシリン注射をされ、その時の痛みから、注射嫌いになり、注射をされると思うと、暴れました。

学校では、暴れませんでしたが、予防注射の時は、怖いから脱走をしました。

宿題もしないし、授業中は、無駄話ばかり、本当によく𠮟られました。

小学校低学年では、チョークを投げつけられました。高学年になると、教室に備え付けられた青竹で頭を軽く叩かれる度に、書き取りを10ページ放課後にさせられました。

普通の子供が悪ガキになって、過激なことをはじめる中学では、すでに、勉強の出来る子になっていたので、暴力的な体罰とはほとんど無縁でした。

小学校高学年になって、担任が厳しくて、書き取りをやらされたり、学校から追い出されたり、冗談が通じないので、まじめにならざるを得ませんでしたし、中学に進む前には、英数の学習塾に行かされ、勉強も楽しくなったので、運がよかったです。

学習塾では、お尻へのムチとか、けっこう厳しかったです。

中学では、ビンタは普通で、先生が履いているスリッパでビンタするとか、横一列に整列させておいて、連続してビンタをするとか、見ているだけで、ビビっちゃう体罰もありました。

私が体験したのは、普通に床の上での正座とか、職員室の先生の机の上での正座くらいでした。

まあ、中学生になる頃には、みんな身体も大きくなっているし、悪さも、犯罪に近いわけで、体罰を受けて当然という感じでした。

話して、わかってくれる子供なら、体罰は必要ないでしょうけど、話しても理解できないとか、態度を改めない子供もいるわけで、私は、体罰、肯定派です。

暴行肯定派ではないです。同じ体罰でも、感情的な体罰や自分の快楽のための体罰などは、問題外です。幼児に対する体罰も、ダメだと思います。

日本に体罰が入ってきたのは、性悪説を採るキリスト教が入ってきてからだそうです。それまでの日本には、体罰はなく、説教だったようです。

体罰が厳しくなったのは、日本が軍国主義になってからだそうで、それが、今も続いているというのは通説のようです。

日本は、世界的に見て、治安はいいですし、犯罪も少ないですし、国民の倫理観は高い国だと思います。それには、子供の頃からの家庭教育や学校教育が大きいと思いますし、体罰を含む躾があるからだと思います。

最近、痛ましい事故というか、犯罪も起きていて、子供に対する躾の名を借りた暴行の話題も増えています。

命にかかわったり、大怪我をするような体罰は、許せるわけもないのですが、いかなる体罰もダメだというのは、何かの陰謀ではないかと思うくらい、ナンセンスだと思います。

ネットを見ると、*日本は後進国です… 広げよう「体罰によらない育児」*とか、なかなか扇動的です。

世界には子供への体罰を禁止している国が54カ国あるのだそうですが、ちょっと調べてみると、北欧とヨーロッパの小さな国とか、アフリカや南米国の国とか、先進国ではないような気がするのに、「日本は後進国」とか、なんか、怖いイメージ作りのように思えますね。

子供への体罰 禁止国(カッコの中は、法律が出来た年)

スウェーデン(1979年)(1983年改正)
フィンランド(1983年)
ノルウェー(1987年)
オーストリア(1989年)
キプロス(1994年)
デンマーク(1997年)
クロアチア(1998年)
ラトビア(1998年)
ドイツ(2000年)
ブルガリア(2000年)
イスラエル(2000年)
アイスランド(2003年)
ルーマニア(2004年)
ウクライナ(2004年)
ハンガリー(2005年)
ギリシア(2006年)
オランダ(2007年)
ニュージーランド(2007年)
ポルトガル(2007年)
ウルグアイ(2007年)
ベネズエラ(2007年)
スペイン(2007年)
トーゴ(2007年)
コスタリカ(2008年)
モルドバ(2008年)
ルクセンブルグ(2008年)
リヒテンシュタイン(2008年)
ポーランド(2010年)
チュニジア(2010年)
ケニア(2010年)
コンゴ民主共和国(2010年)
南スーダン(2011年)
アルバニア(2011年)
ホンジュラス(2013年)
マケドニア(2013年)
トルクメニスタン(2014年)
マルタ(2014年)
ブラジル(2014年)
ボリビア(2014年)
カーボヴェルデ(2014年)
アルゼンチン(2014年)
サンマリノ(2014年)
エストニア(2014年)
ニカラグア(2014年)
アンドラ(2014年)
ベナン(2015年)
アイルランド(2015年)
ペルー(2015年)
モンゴル(2016年)
パラグアイ(2016年)
スロベニア(2016年)
モンテネグロ(2016年)
リトアニア(2017年)
ネパール(2018年)

日本が、すぐにお手本としたがる、米国もイギリスもフランスも入っていませんね。

話してわかる人間ばかりなら、警察も要らないですし、軍隊も要りません。

最近の韓国とか中国などを見ているだけで、話してわかる人間だけではないことは理解できるはずです。

人間でも国でも、なめられたら、危険です。そして、約束事は守るべきだと、人にも国にも教えるべきだと思いますね。

そして、守れない時には、体罰や制裁でしょうね。決められた約束を守らないと、割りに合わないと教えてあげるべきです。

一部の人たちの考え方に騙されないようにしないとね。

父から、やっぱりサルとおバカさんは
高いところが好きなんだなあといわれた
幼稚園の時の写真