2019年3月16日土曜日

ニュージーランドも銃社会だった

一般的に日本人のイメージするニュージーランドは、自然が豊かな酪農国で、人びとは素朴でフレンドリーといった感じではないでしょうか。

ラグビー強国というのも忘れてはいけませんよね。他には、キーウィ(kiwi)かな。

人口は470万人ほどです。ヨーロッパ系74.0%、先住民族マオリ人14.9%、アジア系11.8%でアジア系が増えているようです。

オーストラリアといえば、イギリスの流刑地だった歴史がありますが、ニュージーランドには、そういった歴史はないそうです。

でも、いろいろと共通点も多く、外国人差別は、かなり有名みたいです。もちろん、そういった人たちは少数なんでしょうけどね。

で、今日の話題は、ニュージーランドの銃規制の話ですが、調べてみると、びっくりでした。

銃の所有許可証を取れる年齢は16歳で、軍用のセミ自動小銃を持つことが出来る年齢は、な、なんと18歳だそうです。

もちろん、許可証申請には、いろいろな条件があって、精神的な病歴や犯罪歴も調べられるそうですが、銃を所持する適性ありと警察が認めると、一度許可証を持てば、終身有効で、数量の制限もないそうです。

これは、知りませんでしたし、恐ろしいですね。

酪農をしているところでは、飼っているヒツジなどが襲われることがあるのかな?

2016年の調査では、市民が所持する銃器の数は、120万丁で、4人に1丁になるそうです。

犯人の1人オーストラリア国籍の Brenton Tarrantは、銃の所持許可証を持ち、5つの銃を所持していたようです。

このテロ事件で、銃に関する法律は、改正になる可能性があるようです。

もう一つは、ニュージーランドが、死刑制度を持たないことです。

これだけの被害者が出ても、死刑がないから、終身刑の可能性が高いです。

そして、以前から話題になっていたそうですが、ニュージーランドの刑務所が、また、居心地がよさそうなんだそうです。

オタゴ刑務所は、「ミルトン・ヒルトン」と呼ばれるほどの快適さで、 囚人が究極の贅沢でリラックスできるそうです。

Brenton Tarrantは、世界中を旅するのが好きだったようで、ヨーロッパやアジアを旅していて、中国や北朝鮮にも行っていたようですし、日本旅行もしていたようです。

そうした中、ヨーロッパで起きたイスラム教徒によるテロに、復讐心が芽生えたようです。

特に、2017年に起きたストックホルムテロで亡くなった11歳の少女Ebba Akerlundに同情していたようです。