2019年4月10日水曜日

寄生虫の話

日本も、数十年前までは、多くの人が、体内に寄生虫を飼っていました。

別に、好きで飼っていたわけではなく、衛生事情ですね。昔は、農業に、人間の排泄物を肥料として使っていたので、作物に寄生虫の卵がついていることもあったそうです。

日本の寄生虫には、ギョウ虫とか回虫とかサナダムシなどがいて、小学校などでは、カイニンソウと言われた生薬を子供たちに飲ませていた時代もありました。

最近では、寄生虫を飼っている日本人は、ほとんどいないでしょうけど、タイなどには、寄生虫を体内に持っている人もいますし、中には、体内を動き回って、内臓や脳を食べるという、恐ろしい寄生虫もいるそうです。

ついこの間も、生の豚肉を食べて、足が腐り始め、切断したタイ人がいたとニュースでやっていました。あれは、人食いバクテリアかな?

生肉や半生は、本当に危険だそうです。淡水魚などにも寄生虫がいるし、海の魚であっても、寄生虫がいます。

だから、カツオなどは、表面を焼いてから食べます。身と皮との間にいることが多いそうです。

毎年、魚にいるアニサキスによる食中毒も話題になりますよね。

さて、今日の話題は、寄生虫によって、ダイエットという話です。

以前、寄生虫が腸内にいることで、アレルギーが治るという話もありました。

日本人は、世界でもかなり衛生観念の優れた民族で、とにかく、不潔なことを嫌います。抗菌製品が多いですよね。

ところが、人間にとって、役に立つ菌や寄生虫もいるという考え方もあり、いいものは利用しようとします。

一時、尿を飲む人もいましたし、腸内細菌を整えるために、他人の便を自分の腸に注入する人もいます。

もちろん、害のないような方法でないといけませんが、人間、健康と美のためなら、かなりがんばっちゃいます。

高額かつ恐ろしい美容整形にも耐えちゃいますからね。

考えてみれば、確かに、昔は、肥満児もアトピーもほとんどいなかったです。人間と寄生虫が共存共栄だったのかも。もちろん、人間にとって害がない(少ない)ような関係でないといけませんけどね。

とかいいながら、私は、年に1度は、虫下しを飲んでいます。生野菜も食べるし、ネコも飼っているし、気休めです。

1回1錠でOKというのをタイでは売っています。