2019年5月23日木曜日

バンファイの事故

タイは、大きく分けると、北部、東北部、中央部、南部になります。

北部は、ビルマの影響を強く受けているし、東北部は、ラオスやクメールの影響を受けているし、南部は、マレーシアの影響を受けています。

じゃあ、中央部は?といえば、タイですね。中国からの移民も多いから、中国の影響もありますね。

タイは、外交上手で、いろいろな国と上手に付き合ってきていますが、最近は、中国との関係を強めています。なんといっても、中国系タイ人が多いですから、いざとなったら、中国と手を組んでもおかしくないですね。

かって、日本軍は、東南アジアの中国系の人たちの抗日運動に苦しめられています。

さて、東北タイの北部の方は、ラオスと接しているし、人種的にも言語的にもラオスとは、兄弟みたいなモノらしいです。

東北タイの南部の方は、カンボジアに接しているから、クメールの言葉に近いスウェイという方言を話す人びともいるそうです。

そんなタイ東北部には、有名なブン・バンファイ(ロケットフェスティバル)が、あります。

手作りによるバンファイはふつう様々な得度式で行われます。

ブン・ファイファイ祭りは毎年陰暦6月、豊穣をもたらす豊かな雨を乞う儀式として開催されます。

毎年50~60本のロケットが打ち上げられます。ロケットが空高く上がれば、雨に恵まれ五穀豊穣と言われています。

なんといっても、手作りですから、上手に作る人もいれば、下手くそもいるわけで、時には、作っている途中で暴発する事故なんかも起きます。

そして、無事に打ち上がっても、飛んでいく先は、誰にもわからないわけで、時には、まるでロケット砲のように近所の家とか人を狙って飛ぶことだってあります。

上空は、航空機も飛行禁止になるし、かなりリスクのあるお祭りですが、規制もされずに続いています。

水に恵まれて豊穣の年が続くといいですね。