2019年5月20日月曜日

タイの政治について

タイの永住権を持って5年以上経つと、タイの国籍を申請できる権利が生まれるそうです。

日本の国籍法では、他の国の国籍を取得した場合には、日本の国籍は消滅するそうで、二重国籍は出生時からの二重国籍以外は原則認められていないのだそうです。

ダカラでもないのですが、タイの国籍を取得するつもりはなく、日本国籍を有したままタイで暮らしています。

当然、タイ人としての権利はないわけで、いくら人生の半分以上をタイで暮らしていても、選挙権もなければ、土地を所有する権利もないです。

でも、タイで暮らしているから、タイの政治には興味があるわけで、特に、タクシン派対反タクシン派の対立に関して、日本のメディアがかなり偏っていると思っているので、へそ曲がりというか、天の邪鬼な性格もあって、彼らとは違った視線で物事を見ようとしています。

今回の選挙で、新未来党が、第3党に躍り出たことは、ものすごく新鮮で、かなりの可能性を感じていますが、悲しいことに、新未来党がタクシンの傀儡政党のひとつといわれているし、タナトーンが嘘つきに見えるし、党内には、共産主義者や社会主義者が多すぎます。

もしも、ヒモ付きではない、若者たちに支持される政党だったなら、応援すると思います。

そこで思うのは、民主党ですが、アピシットが党を出て、民主党としては、国民国家の力党との連立を組むのが、治安維持のためにはいいのではないかと思います。

そのあと、党を割って、アピシットの甥っ子あたりを中心にした、新民主党を設立して、それで、次の選挙に向け、準備をすべきではないかと思います。

新民主党は、新未来党から多くを学び、女性候補者を増やし、LGBTの候補者たちも取り込み、地方の進歩派も取り込み、ネットの専門家を雇って、ネット戦略を立てて戦うべきだと思いますね。

タクシン派ではない、タクシン派や反タクシン派にウンザリしている層や若者たちにアピールする新しい政党こそが、軍政に対抗できると信じます。

そして、自分たちの利権を得るために選挙のためのバラマキではなく、真の意味での地方発展や教育の充実など、守るべき伝統は守りつつ、暴力闘争を否定し、真のリベラルによる新しい制度を作っていって欲しいと思います。