2019年9月4日水曜日

空き屋と空き工場(こうば)について

日本の少子高齢化から来る問題はいろいろとありますが、そのひとつが空き屋の問題だそうです。

空き屋が日本全国増えているそうです。800万戸が空き家になっているという数字もあるそうで、これからも増え続けるそうです。

日本は中小企業の国で、日本企業の99.7%、国内雇用76.8%を占めているのが中小企業なんだそうです。

ところが、その中小企業にも高齢化の影響が出ていて、現在、中小企業の社長の平均年齢が、60歳を超えてきているそうです。

そして、後継者の決まっていない中小企業が、毎年増えてきているそうで、中には、外国人労働者から後継者をと考えている会社もあるようです。

空き屋の問題でも、中小企業の後継者の問題でも、頼りの綱は、外国人やほかの都道府県からの移住者に頼るところが増えているようです。

日本の物作りを支えてきた「町工場」と「職人のワザ」が、危機だそうで、町工場の7割が赤字で、どんどん廃業に追い込まれているそうです。

そこで、そういった町工場をなんとかM&Aで合併させて、効率化を図ろうとする動きもあるようです。

地方自治体なんかでもそうですが、人口減で税収が減れば、インフラの整備に回す予算が足りなくなります。

それで市町村の合併などもやっていますが、住民の住むところを集約させないかぎり、インフラの老朽化は止まらないと思います。

海外からの移民に頼るのは、将来に大きな問題を残すことになるし、現実問題として出来ることは、なんとしてでも仕事を増やすことと、公務員の数を減らし、無駄を省き、生活レベルを下げることではないかと思います。

AIには出来ない仕事のための各種学校なども必要だと思います。東洋医学とか、マッサージ学校とか、高齢化社会には必要でしょう。

移住のススメとか、観光振興とか、どこの自治体も必死でやっていますから、その一歩先を考えないと、差別化は難しいし、効果も出てこないでしょう。

日本人の土地に対する愛着はそう簡単には変わらないかも知れませんが、若い世代を中心に、自然災害に強い土地に税などの優遇を設けて集まってもらうしかないでしょうね。

町工場が廃業しても、別の新しい町工場が生まれて育っていけばいいわけで、おもしろそうなアイディアには、クラウドファンドの使い方指導や自治体からの援助など、いろいろな方法でサポートしていくべきでしょうね。

今やっていることを続けるのではなくて、今ある家や工場を使って、新しいことをすることが大切だと思います。

例えば、古い家を解体してどこかに運んで、集めた古い家で昭和の町を作り、そこをテレビドラマや映画のロケ地にするとか、過疎化した山間部の町全体を自由学校にするとか、ホームレスの人たちに空き屋にただで住んでもらって、ボランティア活動に参加してもらうとか、みんなで知恵を絞れば、いろいろなアイディアも生まれると思います。

すでに、やっているでしょうけど、二番煎じでもいいから、どんどんアイディアを出すことが大切です。