2019年9月27日金曜日

貴ノ富士の話題

貴乃花部屋に所属していた時に、付け人にカッとなって暴力を振るって、問題を起こした当時の貴公俊ですが、貴乃花部屋が閉まり、千賀ノ浦部屋に移籍後、名前を貴ノ富士として、十両に上がったのですが、9月場所前に、付け人に対して、暴力を振るったり、暴言を吐いたりしたことが表面化して9月場所を出場自粛していました。

貴ノ富士は、旧貴乃花部屋から千賀ノ浦部屋に移籍のとき「暴力やいじめをしない」「違反した場合は引退する」という誓約書を千賀ノ浦に提出しているそうです。

相撲協会は、「理事会では引退止むなしという意見だった。だが、まだ22歳と若く、今後の人生も長い。自主引退を促するというのは理事会の温情とも言える。」と、本人が、自主引退をすることを求めているのに対し、本人と弁護人は、協会のコンプライアンス委員会や師匠の千賀ノ浦から引退を勧告されているとし、24日には同協会に寛大な処分を求める要望書を提出しているという。

「処分を受けるのは覚悟しているが、少なくとも引退勧告や懲戒解雇は行き過ぎ」と代理人弁護士は述べている。

そして、今日27日午後、貴ノ富士は協会の決定を不服として文部科学省で代理人弁護士を伴って記者会見を行った。

付き人に手を出したことに対し、「口で毎日言っても良くならない。手を出さないで良くなる方法を教えてもらっていない」と協会の指導に不満を述べていました。

ここからは、私の妄想ですが、貴乃花は、この子をとてもかわいがっていたようですし、将来に期待をしていたようなので、もしかしたら、貴ノ富士が、貴乃花に相談をして、貴乃花のアドバイスから、弁護士をつけた可能性もあるのではないかと思います。

貴乃花部屋で育てられた力士たちと、千賀ノ浦部屋で育った力士との間には、たぶん、目に見えない、溝もあるのではないかと思う。

千賀ノ浦親方は、いかにも優しそうだし、弟子の育て方も、貴乃花部屋とは違っている可能性もあり、貴乃花部屋出身者の方が、番付も上で、強いので、どうしても千賀ノ浦部屋育ちの力士を見下す傾向はあるのかも。

貴ノ富士の双子の弟の貴源治も新弟子たちにパワハラをしていたと、けん責の懲戒処分をうけています。

それにしても、貴源氏の件では、新弟子4人の失態・挨拶をしなかったことに対して「腕立て伏せ、罰金、外出禁止のどれかを選べ」などと命じ、新弟子の誰かが失敗すると連帯責任として4人全員に罰を与えていたそうで、そのくらいいいじゃんと思いますけど、今は、それもダメなんでしょう。

7月場所中に他の力士がいる前で1人に片腕を頭上に挙げる格好をさせて「自分は頭が悪いです」と言うよう命じ、その様子をスマートフォンで録画する動作もしたことが判明したことも問題になっていますが、なんでもすぐに言いつけるのは、まるで小学生ですね。

厳しい勝負の世界ですから、個人的には、体罰はありだと思います。もちろん、怪我をさせたりはだめですが、愛のムチは必要だと思うけどなあ。

今は、なんでも暴力、パワハラですから、子育てでも、運動でも、なかなか指導は難しいでしょうね。